オレ、Jokerになります。[凍結中]   作:fateplanet

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昨日は異様に頭痛くて書けませんでした。

今回は閑話です。本筋には全く関係ありません。




閑話 学園の奴ら

ん?いきなりなんだ!?

なんで急に俺視点になるんだ!?え?暇つぶしに違う人間の思考を見てみたいから、だって?

なんだよ、それは……ま、まぁいい。折角お呼びがかかったんだ。ここからはこの俺、伊達牧夫がナビゲートしていくぜ!

 

まず、俺は母ちゃんのけたたましい声で起こされる。美人幼馴染みが起こしに来てくれるなんてそんな幻想はない。というより俺の幼馴染み厳つい男だしなぁ。

んでもってモシャモシャと朝飯を食べながら朝のニュース番組を見る。当然お目当てはツインテイルズの黒いお姉さま、テイルジョーカーである。確かにレッドはたいへん愛らしいが、俺はロリコンではないので、Noタッチ派なのである。それにあの美乳なテイルジョーカーさんはいいモノであり、また勝気そうな眼がゴキブリなんかで怖がって俺に助けを求める妄想をするだけでかなり、昂ぶるのだ!ブルーにイエロー?イエローはともかくブルーはどうとも思わないな。だって、あんな野獣、誰が好きになるんだよ。

イエローはあれだ。あの重量感で脱ぐから、実は男性人気はかなり高かったりするのだ。皆、表には出さないが。いや、だって、流石にそこを出しちゃうと女子に嫌われてしまうし……彼女、欲しいのだ、俺だって。一番いいのはジョーカーさんの彼氏になることだが、まぁ流石にそれは無理そうなので、願望といったものだろう。願うだけならタダであるし。

さて、そうやってニュースを見ていると、ツインテイルズの映画化の発表があったのだが………レッドはない。あの女優はなさすぎる。いくらあの女優が有名であろうが、流石にレッドを演じるのは無理がありすぎるだろうと思う。

そんでもってジョーカー役の女優さんはかなり可愛かったが、やはりジョーカーさんそのものよりも劣るように感じた。やっぱりそこはジョーカーさんファンであるのだから本物のほうがいいと思うのは当然である。

ブルーに関してはノーコメントで。あってるとは思うが、ノーコメントでお願いします。

 

そのニュースが終わると今度は新人アイドルの紹介コーナーであった。また、そこに映った少女はたいへん可愛らしく、なかなかに目が出そうな娘だった。ふむ。かなりいい線いってそうだな。これは久々の当たりだろうか……ジョーカーさんには劣るがな!

 

そんな風に朝の風景が終わると、今度は陽月学園に向かう。そこで級友たちと会いながら、話す話題はツインテイルズのことについてだ。やれ、ジョーカーさんのここがいいだとか、レッドのここが愛らしいだとか、イエローの乳揺れシーンをまとめておいたぜ!羨ましいだろう!とかの自慢話をしながら学園に向かって歩いていく。そんな俺達の輪の中に入らない奴が1人いる。それは観束一樹だ。

別に友達がいないとか、いじめられているだとかはない。実際、俺だって友達ではあるのだから。しかしながらアイツはツインテイルズ関係のことになると途端に消極的になるのだ。アイツだって男なんだから興味がないはずはないのだけれどなぁ。(友人は知らないが当事者である彼が乗り気にならないことは当然のことであり、それよりも如何にして母親のコーヒーの味を越えられるのかを最近は考えることで恐怖と戦っているのだが、まぁ、彼らは知りもしないことだろう)

 

だがしかし!奴はそれ以上に俺達の嫉妬の的でもあるのだ。何を隠そう、奴は我らが生徒会長にしてクラスメイトにしてマスコット的人気を持つ神堂慧理那の彼氏であるのだから!

休日に一緒に出掛け、昼休みには仲睦まじげに話しながら昼食を摂っているのだ!俺達はむさ苦しく男だけで食べているというのに!奴は美少女と食事をとっているのだ!これが悔しいわけがないであろう!!俺達だって女子となかよく話しながら食事をしてみたいわ!なのに女子は俺達の方に見向きもしないのだ!(理由:流石に男子生徒だらけの所に行く勇気もないし、会話の内容が下ネタすぎるのが原因だったりする)

そのうえ、去年の体育祭で活躍してるからなのか、女子人気も高く、告白まがいの事もされているのだ!神堂がいるから皆遠慮してるけどさ!まぁ、勉強はすごく出来るわけじゃないから、完璧超人というわけではないからな……そこが救いだが、その分神堂に勉強を教えてもらうというイベントに遭遇しているのだからふざけるな!という話である。

勉強位自分でやりやがれ!俺なんてなぁ、俺なんて、若干ホモの気のある年上の厳つい幼馴染みと2人きりという地獄のようなイベントが待ってたんだぞ!どんだけ自分の尻を気にしながら勉強したと思っているんだ!全くといっていいほど勉強に身が入らなかったわ!

 

と、まぁアイツに対しては不満がどんどん出てくるが、今日は珍しく1人ではなく更に3人と一緒になって登校していた。

確かあの赤毛の男子は、アイツの弟だったか。兄弟だけあってその顔はよく似ており、弟の方が若干中世的な印象を受ける。まぁ、ほんのちょっとではあるが。うん、あの子は幼馴染みのドストライクだな。あの子のためにも合わせないようにしよう。(この時この件の弟は背筋がかなり冷える何かを感じたそうであるが、まぁ気のせいであろうと思い、気にしないことにした。それよりも目の前でどつき漫才をしている2人を止めるようにする方が大事であると考えたようであった。

 

で、その目の前でどつき漫才をしているツッコみの方の女の子は今時珍しくないツインテールであるが、それはかなりの長さであるので前からやっていたのだろうことはなんとなく想像がついた。その子はかなりの美少女なのだが、残念ながら胸がこれっぽっちもなかった。顔が可愛いだけにそこが残念極まりない事だった。(この時邪念を感じた彼女はトゥアールがまた余計なことを考えたのだろうと考え更に攻撃を加えていった)

 

最後のボケの方はこの辺では見かけない銀髪の少女であり、胸も大きく攻撃を受けるたびに揺れてかなりの重量を現していることが目に映った。確か彼女は最近転校してきた天才少女らしい。なぜらしいかとというと彼女が現れた日に俺達男子生徒は婚姻届けショックに見舞われたのだから。

まさかあんな紙があれほどまで重くのしかかるものであったとは……。その時の俺達の様子を同情的に、いや、お前らもとうとう巻き込まれたのか、といったなんとも言えない目をしていた観束の目が印象的だった。後から聞いた話だと、会う度にあの非常勤体育教師メイドに手渡されていたそうなのである。その数ゆうに数十枚。数時間会わなかっただけで次の用紙を渡してくるその様は軽くホラーだったと、死んだような目で言っていたのが印象的だった。実際美人であるから羨ましがるところなのだろうが、あれほどまでに鬼気迫る表情で渡され続けていれば、恐ろしいものであろう。

実際、俺達も恐ろしかったし。その実感のたっぷり籠った話ぶりに数名の女子が悲鳴を上げ、カップルが成立してしまっているそうなのだから笑えない。

なぜ、俺のところには来ない!俺だってかなりウェルカムだってのに!

うちの学園女子のレベルがかなり高いから外れなんてないというのに!(理由:この思考が原因でモテないという所に持っていけないのだから、自業自得であると感じたのは私だけではないだろう)

 

実際、俺達は女子に優しくしている(下心あり)し、カッコいいはずなのだ!(鼻の下が伸びててそうは見えない)だからこそそんな俺達を見る目が無さすぎるのだ!(すっごい見る目がありすぎると思う)

だからこそ!彼女、カモ―――――――――――――ン!!!!!(きっとかなりの時間無理であろう)

 

 


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