宇宙~KITA--~   作:蒼乃翼

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あの人やあいつらまで、出せそうな人物はほとんど出しました


風・欲・王・姫

 ホロスコープス

 ゾディアーツスイッチの最終形態ラストワンを超越した黄道十二星座の力を宿した一団。

 我望光明=サジタリウスと立神孔=レオは消滅し、速水公平=リブラはダークネビュラの衝撃波に巻き込まれ死亡、江本州輝=ヴァルゴも死亡。その亡骸は月面に埋葬された

 生存しているホロスコープスは8人

 園田紗理奈=スコーピオンは一度はダークネビュラ、実際にはM-BUSだが、に送られるが戦いが全て終わった後に地球に帰還。その後は姿を眩ませてしまった。

 鬼島夏児=キャンサー、杉浦雄太=タウラスは地球に戻ってきてからは元の学生生活に戻っている。杉浦は罪滅ぼしの意味で精力的に生徒会活動を行っている。鬼島は極力弦太郎達と顔を会わせないように避けているが、学校には来ている。

 山田竜守=アリエスは昏睡状態が続いていたが戦いの後意識が戻った。ただ、記憶が曖昧にしか覚えておらず、五藤東次郎=カプリコーン、エリーヌ・須田=アクエリアスの2人も、ホロスコープスとしての記憶を消されているで、何事もなかったように過ごしている

一度はゾディアーツとなってしまった、城島ユウキ=ジェミニと黒木蘭=ピスケスはライダー部として活動している

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「園田沙理奈の行方はわからないが、こちらには7人もの被検体がいるからね。こちらを優先させてもらったよ」

 フェニックスゾディアーツから人間の姿に戻ったジャキカンナギはタブレット端末を操作しながら得意げな口調で弦太郎と賢吾に語りかける

「賢吾、ユウキ達は?」

弦太郎は小声で賢吾に訊く

「黒木以外は全員校舎内だ」

「だったら、こいつらを絶対に校舎に入れちゃならねぇな」

弦太郎はフォーゼドライバーを構えた

「やれやれ、いい加減諦めてほしいね。ゾディアーツスイッチのデータさえ差し出せばいいというのに。あぁ、このデータというのには、城島ユウキ、黒木蘭、鬼島夏児、杉浦雄太、山田竜守、五藤東次郎、エリーヌ・須田も含まれているがね」

「ざけんな、あいつらには手はださせねぇ!」

弦太郎はドライバーを装着した

「よせ、それ以上はフォーゼドライバー以前にお前の身体が、」

賢吾の制止も聞かずに弦太郎は

 

3、2、1・・・

 

「変身!!!!」

 

再び変身し、一足飛びでコズミックステイツへとなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風都

 街のいたるところに風車があるエコの街。数年前までは闇ルートで流通していたガイアメモリによる怪人事件が横行し、ドーパントと呼ばれる怪人が街を跋扈し人々を哀しませていた。

 その事件をスマートに捜査解決しドーパントを倒していった左右二色と赤き機甲の戦士がいた

 その名を

仮面ライダーW

仮面ライダーアクセル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隼はパワーダイザーで風都に乗り込んだ。流石に街中を走行するわけにもいかないでの、町外れの工場跡地に隠した。ダイザーから降りた隼は大学に行くカジュアルな服装の上から自身の勝負服でもあるスタジャンを着ていた

「よし、目的地は鳴海探偵事務所。そこにいる左翔太郎という人に協力を仰ぐ。美羽の計画を完璧に遂行するぞ、何故なら、俺は大文字隼だから」

キュピーンッ!

1人でいつもの気障なポーズを決め、隼は行動に移った

 

 

 数十分後。隼は道に迷っていた

「く、風車を目印にしようとしたがあちこちにありすぎてどれを目印にしたか分からなくなってしまった…。鳴海探偵事務所はどこだ!」

街行く人に聞こうとしたが、サンタクロースのコスプレをしてプレゼントを配っているサングラスのおっさんに、女子の写真を撮りまくっているアフロのなすび顔の男という不審者しか見かけず、聞けぬままだった

「にしても…、さっきからやけにパトカーが走っているな。何か事件でもあったのか?」

隼が風都に着いてからさほど時間は経っていないのに何台ものパトカーや警らの警官を見かける

 

「おい、そこのお前!」

 

 隼が振り返ると、冴えないスーツの男がしかし態度だけはやたらでかく、肩を怒らせながら近づいてきた。男はスーツから警察手帳を取り出すとどこかのご隠居の身分証明の印籠か、勝てば官軍の錦の御旗でも見せびらかすように隼の目の前に突き出した

 「風都署の真倉だぁ、お前、この街の人間じゃねぇな?何しに来たんだ?」

 「ここには人を訪ねに…」

 こんな所でこんな変な刑事に関わっている暇のない隼は適当に応えた

 「あやしいぃなぁ~、ちょっと署まで来てもらおうか」

 「は?いやちょっと待ってください」

 「ごちゃごちゃ言ってねぇでいいから来い!」

 冴えない真倉が隼の襟元を無理矢理掴んだ

「止めろっ!」

思わず隼は突き飛ばしてしまった。アメフトとパワーダイザーで鍛えられたパワーに真倉は情けなく吹っ飛ばされた。隼自身はそれほど力を込めたつもりはなかったが。

「あ…」

「てめぇこのやろうっ!公務執行妨害だ~~!!」

「くっ…」

隼は頭からゴミ箱をかぶって叫ぶ真倉に背を向けて走り出した。真倉も後を追うが、アメフトで鍛えた隼の俊足には追いつかず、あっという間に離されてしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁはぁ…」

真倉を振り切った隼はビルとビルの間の路地に隠れていた

「咄嗟のこととはいえ、警察相手にまずい事をしたな…。全部終わったら謝らないと」

 

 

「よぉ、兄ちゃん」

 

 

突如道路側から声をかけられた。見るとくたびれたスーツを着てツボ押し器を首に引っ掛けた中年がいた

「風都署の刃野ってんだ。さっきの若いの、俺の部下なんだ」

「…っ!」

「あぁ、慌てんなって。どうせあいつが偉そうに警察の威を借りて迫ってきたからちょっとどついたってとこだろ?」

「えぇまぁ…」

「数日前にこの街で盗みがあってな、それで今ちょっとピリピリしてんだ。もちろんお前さんがその犯人とは言わねぇが、ちょっと疑ってみても、それは警官としては当然ってのは、分かってくれるよな?ラガーメン」

「あの、俺アメフトなんですけど…」

隼は迷っていた。この警官はさっきの冴えない刑事よりは話が分かりそうだったが、それでも財団Xやフォーゼのことを話してそこから鳴海探偵事務所と左翔太郎について訊くには時間がかかり過ぎると

「あ、あんなところに秋葉原から会いに来たアイドルが2人も!」

「え、どこどこ?!」

神野は隼が指差したほうを振り向いた。そこには…

「って、クイーンとエリザベスかよっ!」

風都イレギュラーズのメンバー、クイーンとエリザベスだった

隼は神野の注意が反れた隙に逃げた

「あ、おい!」

刃野も後を追い始めた

 

 

 

 

入り組んだ路地を走った隼は、資材などが乱雑に置かれている所で後ろを振り返った

「追ってこないか…」

 

 

「誰が追ってこないって?」

 

 

 「えっ?」

 いつの間にか神野が脇の資材の影から出てきた

 「伊達にこの街で警察やってねぇよ。あの路地から咄嗟に逃げるとしたらここしかねぇから…、なっ!」

 神野は先の資材をツボ押し器で押した。一斗缶の山が崩れ、隼の唯一の奪取口を塞いでしまった

 「くっ…」

 隼は一瞬で判断し、神野の脇を無理矢理抜けて強行突破を図った。アメフトのダッシュと体捌きなら抜けると核心した。しかし…

 「ちょいっとな」

 「うわっ」

 神野の脇を抜けたと思ったらスタジャンの襟をツボ押し器に引っ掛けられ仰向けに転んでしまった

 「なぁ兄ちゃん、お前さん何でそこまで逃げる?」

神野は倒れた隼を覗き込んだ

「ダチのためだぁ~!」

隼は全身のバネを使い跳ね起きると同時に顔面にドロップキックを喰らわせた

 「ぐわっ!」

 神野は反対側に吹っ飛びそのままのびてしまった

「弦太郎…、待ってろよ」

隼は左腕を押さえながら歩き出した。先ほどの攻防で痛めたらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこの男、待て」

三度、隼は呼び止められた

「…あんたも警察か…」

「俺に質問するなっ!」

赤いカスタムバイクから降りた赤い革ジャンを着た男は叫んだ

「お前、公務執行妨害で逮捕だ。大人しくしろ」

「そういうわけにもいかないんです!」

身体がぼろぼろで正直振り切るのは難しい状況。しかし隼はそれを承知で走り出した

「逃がさん!」

しかし赤い男は電柱に掴まり勢いをつけて自販機に足をかけ、そのまま壁面を走り隼の前に回りこんだ

「なっ…」

「ふっ」

赤い男の拳が隼の顔にヒットした。クリーンヒットのダメージとそれまでの疲労が一気に体中を駆け巡り、隼は意識が朦朧としてきた

「…すまん、美羽、俺は……、すまない、弦太郎っ…!」

 

 

ガシッ

 

地面に倒れそうになった隼の身体を誰かが抱きとめた

 

「…あんたは…」

 

「左翔太郎、探偵だ」

 

 

ソフト帽を被り白いスーツをハードボイルドに着込んだ若い男が隼に肩を貸した

「あんたが…」

「おまえ、如月弦太郎、仮面ライダーフォーゼの仲間か?」

「あぁ、ダチだ」

「そうか、おい照井、こいつは財団Xの手先じゃねぇよ。むしろ俺たちの味方だ」

「何だと、本当か左」

赤い革ジャンの男も近づいてきて隼に肩を貸した

「すまなかったな」

「いえ…、もしかして貴方も」

「あぁ、俺も仮面ライダー、アクセルだ」

「何か探偵事務所を探している風の男がいるって、サンタちゃんやウォッチャマンから聞いて、それで街を探していたらクイーンとエリザベスが神野さんが若い男を追ってたって話しを聞いてな」

「それでか」

「それより、何故この街で財団Xの名前が…」

「それは…」

「まぁ照井の口からは言い辛いから、俺から説明すると、この街の風都署に保管していたNEVER事件に関連した資料と細胞維持のための薬品が盗まれたんだ。で、そっちは俺に何の用だったんだ?」

「そ、そうだ、天高に財団Xが攻めてきて、弦太郎が1人で戦っているんです」

「何だとっ!」

「やべぇな、早くフィリップと連絡とらねぇと」

翔太郎がスタッグフォンを取り出すと同時に、パワーダイザーが3人の元に向かってきた

「な、何でダイザーが」

停車したダイザーから降りてきた人物を見て翔太郎と照井は驚いた

「フィリップ!」

「何だその巨大なマシンは」

「見たまえ翔太郎、照井竜。このマシンは素晴らしい!全長3m全幅2.31m全高1.51m最高時速は210km重量412kg馬力13600馬力!ぞくぞくするねぇ」

「あ~、フィリップ、それについては後でゆっくり聞くから。それよりも、財団Xだ。あいつ、如月弦太郎の学校に乗り込んできやがった」

「なんだって」

翔太郎はフィリップにヘルメットを渡し、愛車ハードボイルダーのエンジンをかけた。照井もヘルメットを被りディアブロッサに跨った。隼もダイザーに乗り込んだ

「そうや、まだ名前を聞いてなかったな」

「あぁ、俺は大文字隼。これは愛機パワーダイザー」

「うっし、行くぜ、隼」

「はい!」

4人は天高に向けて発進した

「美羽、俺はミッションをコンプリートしたぞ。お前のことだから、もう仮面ライダーオーズの映司さんと会っただろうな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鴻上ファウンデーション

夢見市にある巨大財団。かつてオーズがグリードとの戦いをしていた時には武器やセルメダルの援助をしていた。戦いが終わった今ではライドベンダー部隊も解散し、表向きの通常運営に戻っている。

そこの会長、名を鴻上光生。ガタいのいい身体とは裏腹にケーキ作りが趣味。いつも鼻歌交じりに作っているのだが、今日は……

 

 

「風城美羽君、次はこっちのクリームを泡立ててくれたまえ」

「はいはい」

仮面ライダー部会長の風城美羽がエプロンを着けて鴻上会長の指示でケーキを作っていた

「ちょっと、電動の泡だて器はないの?」

「はっはっは!そんな無粋なものは使わないよ。微妙なクリームの固さの調整は手作業でないとできないからね」

「本当にこのケーキを完成させるのを手伝えば火野映司さんに会わせてくれるんでしょうね?」

「もちろんだとも!私は約束とプレゼントの包装紙は破ったことがない!」

「…はぁ、何でこんなことになったのかしら…」

美羽はここに来た時のことを思い出した

 

 

 

「ようこそ、風城美羽君!」

「鴻上会長に名前を覚えて頂けているとは光栄です」

「銀河王との時に君たち仮面ライダー部には世話になったからね!そこのメンバーは全員把握しているよ!」

鴻上は無意味に大声で美羽に話し掛ける

「ところでっ、わざわざ私を名指しで訪ねて来たという事は、何か重要な用件なのかな?」

「単刀直入に言うわ。仮面ライダーオーズ、火野映司さんに会わせて欲しいの」

「ダメだね!」

鴻上は即答した

「Oops!どうして!?」

「彼は今我が鴻上ファウンデーションに関わる重要な案件に携わっているのだ。彼にしかできなことでね。おいそれと他人とコンタクトを取らせるわけには、いかないのだよ」

「こっちもどうしても彼がいないとダメなの!」

「ほぅ、お互い譲れないようだね」

「そうよ!」

「ならばこうしよう!今特別なケーキを作っているのだが、それを手伝ってはくれないか?完成したら火野君に会わせよう」

 

 

 

という流れで今現在美羽は鴻上ファウンデーションの会長室でケーキ作りをしていた

「くっ…、早く火野映司さんと会って天高まで来てもらわなきゃならないのに…」

美羽は弦太郎を早く助けたい一心で、クリームを掻き混ぜた

「ふんふんふふ~ん」

鴻上は青春のスイッチをオンしそうな曲を鼻歌で歌いながらそんな美羽を見て満足そうに頷いていた

 

 

 

それから…

「…完成よ…」

「素晴らしいっ!!」

丸いホールケーキを3個くっつけた巨大なケーキを前に美羽は意気消沈、鴻上は大満足していた

「さぁ、ケーキもできたし火野映司さんを…」

「では召し上がれ」

「は?」

「全部食べるまでがケーキ作りなのだよ」

鴻上は皿とフォークを美羽に差し出した

「いい加減にして!」

パシッ

美羽はそれを払った。会長室の床に皿とフォークが落ちた

「こっちは真剣にお願いしているの!それなのに貴方はケーキとか…、ふざけないで!!」

「…そんなものかね」

「何ですって?」

「君の望みはその程度だったのかね?何があろうとも!はだか開ろうとも!阻もうとも!どうしようもなくっ、欲するっ、望みはっ、この程度で諦めるものだったのかね?」

「…っ、」

美羽は鴻上から思わず目を反らしてしまった

「さぁ、お帰りはそちら」

「……わよ」

「何かな?」

「私の欲望、舐めんじゃないわよっ!!

美羽は床に落ちたフォークを拾うとケーキに差した

「私は天高クイーン、仮面ライダー部会長、風城美羽!こんなケーキくらい、食べ切ってやるわよ!」

その時、ケーキが金・ピンク・赤に輝き出した

 

 

「素晴らしいっっっ!!!」

 

 

鴻上の大声が会長室内に響いた

「それだよ、その欲望!実に素晴らしい!これで完成だよっ!!」

「Oops?」

美羽が困惑していると扉がノックされた

「入りたまえ」

扉が開くと二人の男が入って来た。エスニック調のひらひらした服に旅塵にまみれたマントを羽織り、長い棒にパンツをぶら下げた男と、対照的にスーツをきっちり着こなした男だ

「久し振りだね、火野君、後藤君」

「どうも」

「会長、お久し振りです」

鴻上は2人とがっちり握手を交わした

「会長、その子は?」

「あぁ、後藤君。仮面ライダーフォーゼ、如月弦太郎君のお仲間だよ」

かつて銀河王と戦った映司が美羽に気付いた

「弦太郎は元気?」

「い、いえそれが…」

「現在、財団Xがゾディアーツスイッチの研究成果を奪うために天の川学園に攻めてきているのだよ」

「なんだって!?」

「会長、それは本当ですか?」

「うむ。火野君をわざわざ地球の裏側から呼び戻し、君たち2人を招集したのはまさにそれと関係しているのだよ。先日、我が鴻上ファウンデーションで保管していたセルメダル2兆枚とノブナガに関する研究データが強奪されてしまったのだよ」

「何ですって?!」

まさに今の天高と似たような状況だった

「当初と予定は異なったが、君たち2人には天高に行き、財団Xが生み出したゾディアーツを倒してもらいたい。我が鴻上ファウンデーションの不手際で前途ある若人が蹂躙されるなど、あってはならないからね」

「でも会長、俺はコアメダルが全部…」

映司がオーズとして変身するのに必要なコアメダルは最終決戦の時、全てブラックホールに飲み込まれてしまったのだ

「ノープロブレムだよ、こちらの風城美羽嬢の協力で君の新たな力が誕生したよ」

「え…?」

美羽と映司は鴻上を見て首を傾げた

すると、ケーキから何かが飛び出し映司はそれを掴み取った

「これは…」

「私の友人のドクターが自分の研究の途中で偶然できたその名も“ブレイブコアメダル”だよ!」

映司が握った手を開くと、そこには金色のプテラメダル、ピンクのトリケラメダル、赤のティラノメダルがあった

「器は完成したのだが、そこに込めるブレイブな欲望、それが必要だったのだよ。それを見事風城美羽嬢は達成してくれたよ」

「じゃあさっきまでのケーキ作りは…」

「欲望を極限まで高め、それをブレイブに変換しインする。これは器は持っていても外へ放出できない火野君ではできない。後藤君では欲望のベクトルがやや異なる。そこに来たのが君なのだよ、風城美羽君!君のその高きプライド、七つの大罪にも数えられる欲望、プライド!それこそが必要だったのだよ!」

「それじゃあ、これで」

「あぁ、新たな恐竜コンボのオーズの誕生だよ!ハッッッピッ、バ~~~スデ~~~~~~!!!!!!!!!!!」

「それで会長、俺のバースは」

「もちろん、用意してあるよ」

パチンっ

鴻上が指を鳴らすと部屋の奥から秘書の女性がアタッシュケースを持ってきた

「里中」

「どうも後藤さん、整備は完璧です。ただセルメダルはわずかしか残ってないので、敵から奪って補充してください」

「ふ、厳しいこと言うな」

「無理ですか?」

「馬鹿な。俺はバースだ」

「ですよね」

「さぁ、役者と装備は揃った。火野君、後藤君、天の川学園に行ってくれるね?」

「当然です。弦太郎君には助けられたこともありますし、こうして手を伸ばして来てくれた仲間がいるんです」

「財団X、世界の平和を乱す奴らはこのバースが許さない!」

「待っていてね、弦太郎」

 

 

美羽、映司、後藤の3人は鴻上ファウンデーションから天の川学園に向かった

 

 

「隼は大丈夫かしら。友子は心配ないわね。すぐに流星君を連れてきてくれるわ」

 

 

 

 

 

 

次回予告

昴星に現れた財団X

「お前は・・・」

「財団Xが生み出した人造ゾディアーツ、オフィウクスゾディアーツ」

友子が掴んだ禁断の力…

「ダメだ、友子ちゃん!」

力果てるメテオ

「流星さ~ん!」

その前に現れた3人…

「流星」

「今の君には資格がある」

「この力で」

黒き渦をも超越し、流れ星は深く輝く

「俺の運命(さだめ)は、ブラックホールも飲み込むぜ」

 

 

第5話 処・女・流・星

 

 

 

赤い剣士と緑の戦士

「いざ参るっ!」

「出発進行っ!」

 

 




敵の設定、追加設定やりすぎた感が否めない次回の話

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