艦これ~とあるイージス艦の物語~   作:ダイダロス

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今回の内容は、邂逅以降のストーリーの概要というかワンシーンです。本編ではないです。
ネタは浮かんでも執筆は遅々として進まないのです…。
なお、予告と実際の本編の内容は異なる可能性もあります。
どうかご了承ください。



2016.3.19

この話を初めて読む方へ。予告の話は本作のネタバレに近いです。というか概略そのものです。ネタバレはいいや、という方は先へお進みください。






予告

「日本海軍の所属になってもらえないかしら」

「私は船であり兵器です。船の舳先(へさき)を決めるのも兵器をどう使うかも、全ては貴女達人間次第です」

目を覚まし、横須賀鎮守府の女性提督と今後について話し合うはぐろ。

 

 

 

「貴女とお話したくなったノデース」

「……できることなら、また、貴女と話したかった…」

自慢の紅茶を振る舞う金剛と、こんごうとの口約束を思い出して涙に暮れるはぐろ。

 

 

 

 

「貴女の能力を見させてちょうだい」

「「()ぇっ!!」」

演習海域で砲火を交えるはぐろと金剛。

 

 

 

 

「タンカーの護衛任務ですか?」

「ま、ちょっとした遠出と思ってくれればいいよ」

天龍や第6駆逐隊の駆逐艦娘達とともに遠征任務に赴くはぐろ。

 

 

「ソナーに感!潜水艦です!」

「雷、電!」

佐世保鎮守府の艦娘とタンカー護衛任務の交代後、潜水艦の襲撃に遭う。

 

 

 

 

 

「きゃぁあっ!?」

「蒼龍!」

南方で深海棲艦討伐に向かった佐世保鎮守府の主力を襲う対艦ミサイル。

 

 

「ヨクヤッタ、護衛棲鬼」

「…………………」

装甲空母姫と胸に176の番号が青く浮かんでいる異色な深海棲艦。

 

 

 

 

「何故邪魔ヲスル?我ガ同胞ヨ……」

「何故貴女がこんなことをするんですかっ!?」

ぶつかり合うはぐろと護衛棲鬼。

 

 

「私は…どうして………?」

「貴女は太陽の盾…そうでしょう?はぐろ様…」

己の存在理由について考え込むはぐろ。悩む彼女に諭す巫女の女性。

 

 

「貴女は怖くないんですか?もし彼女が深海棲艦に寝返ったりしたら…!」

「泣いたり悩んだりする人が…そんなことするはずないネ」

はぐろについて言い合う加賀と金剛。

 

 

「私の太陽…もう2度と忘れない」

お祭り騒ぎの鎮守府を眺めながら、はぐろは微笑を浮かべる。

 

 

 

 

 

「発射成功!」

「………?」

日本海へ向けて行われたソ連の短距離弾道ミサイル(SRBM)発射実験。

同時刻、日本海に潜む潜水艦ヨ級は、海中に落ちてきたSRBMの不発弾を見つける。

 

 

 

「なんだ、あれは……?」

「迎撃の許可を!!」

深海棲艦の攻撃で沈みつつある海上防衛軍所属駆逐艦の乗員達。彼らは海面を突き破り、噴煙を残しながら天高く上昇していく光を見ていた。

同じく、探知した目標の詳細を解析し、司令部に迎撃の許可を求めるはぐろ。

 

 

 

 

「深海棲艦が潜水艦発射型弾道ミサイルの技術を…?」

「このままだと最悪……世界が滅亡するわね」

深刻な顔で話し合う大淀と提督。

 

 

「新型の敵潜水艦を姫級と認定、これを潜水破壊姫とします。出撃する艦隊は対潜攻撃能力のある艦娘を中心に編成します」

「相手が深海棲艦である以上、これを討伐できるのは私達だけだ!世界の命運が諸君らの肩に掛かっている!全力を尽くせ!!」

作戦内容を説明する大淀。

居並ぶ横須賀鎮守府の艦娘達に訓戒する提督。

 

 

「万が一に備え、お前は後方に回す」

「私が第一にして、唯一の盾…」

潜水破壊姫の捜索と討伐に向かう艦娘とは違い、後方で待機するはぐろと護衛する艦娘達。

 

 

 

「水中聴音機に反応、潜水破壊姫です!」

「破壊……破壊スル………」

対峙しあう艦娘の艦隊と深海棲艦隊。

深海棲艦隊の奥の海中に潜む潜水破壊姫。

 

 

 

「弾道ミサイルを迎撃できるのは、はぐろさんだけ…」

「何としてでも護り抜いて見せマース」

「ホザキナサイ、艦娘…」

「護ルナンテ、…無理ヨ……」

突如現れた戦艦棲姫、空母棲姫と向かい合うのは、はぐろを護衛する加賀と金剛達。

 

 

 

「あれは、こんごう……さん?」

「振り返らないで!」

蜃気楼のように繋がる2つの世界。

はぐろ達の前に映し出されるのは弾道ミサイル迎撃直前の護衛艦隊。

 

 

 

「「SM-3、発射!」」

迫る弾道ミサイル。2つの世界でほぼ同時にイージス艦から打ち上げられる弾道弾迎撃ミサイル。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、とあるイージス艦の物語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どんな物語だっ!と、正直自分もツッコミ入れたくなる内容ですみません。

終わりまで話の流れ自体は決まっているんですが、いかんせん自分に文才がなく、なかなか執筆が進まないので、ネタを溜め込んで作者の頭がオーバーヒートしてしまう前に次話以降の流れをちょっとまとめてネットに晒しておこうかと思いました。


何でこんなストーリーになったかと言うと、舞台設定を1960年と設定したからですかねぇ。史実ではその頃既にソ連のスカッドA、アメリカのレッドストーンなど短距離弾道ミサイルがそれぞれに配備されており、イージス艦にせっかく弾道ミサイル迎撃の能力があるなら使わない手はないと思いました。
艦これのSSではあんまり見たことないと思いましたし、斬新でいいかなとも思いました。


この世界線では邂逅の序盤で述べた通り深海棲艦の登場でアメリカ海軍がこてんぱんにやられており、そのためもあって米ソの弾道ミサイルの開発・研究が史実より進んでいるという設定です。
ただ、潜水艦発射型弾道ミサイルの研究だけは進んでいません。
たぶんこの時代の米ソの潜水艦だと太平洋や大西洋に出たら深海棲艦にあっさりやられちゃうでしょうし。仮に使えるとしたら、北極海くらいでしょうか?


まぁ、この時期のBMDは今よりもっと未熟で、核弾頭の迎撃ミサイルで撃ち落とせば?というような無謀すぎるような案もあったらしいので、かなりご都合主義展開でいくと思います。その辺もご了承ください。


反省はしています、後悔はしていない(キリッ)。


今回の話でまぁ、色々ネタバレもありますけど、実はどれかは伏線だったりします。
あくまでワンシーンなので、もうちょっと壮大なお話(?)になると思います。
作者の妄想炸裂の話になるでしょうが、どうか長い目で見ていただきたい。


次回の更新ですが、個人的な都合でまだしばらく先になります。
どうかご了承ください。
では。

2016.1.9追記
はぐろの容姿について、この先長い間記述してなかったので、ここにも書いておきます。


はぐろ

見た目の年齢:17歳
髪色:黒
髪型:デコ出し。セミロング
瞳の色:茶色
体型:細身、隠れ巨乳
身長:霧島と同じくらい
顔の印象:優しい感じ。基本的に笑顔



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