もし、俺が提督だったら   作:単品っすね

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響だよ

 

 

 

夜中。片腕がなくなったため、仕事の効率が悪くなり、徹夜している。ダメだダルい。でもやらないとなぁ…。うん。気分転換にコンビニに行こう!てなわけで夜中、鎮守府を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも通りのある日のこと、俺は突然立ち上がり言った。今夜、コンビニに行こう!って感じでコンビニへ。さすが夜中なだけあって道は誰もいない。こうして見ると帝王になった気分で清々しさすら感じる。うわあ、俺小さあい。しかし暑いな…まだ夏だからな。そういえば艦娘達に夏休みあげないと。働き詰めはかわいそうだ。で、俺も夏休み取ろう。そのままフェードアウトするのも有りかもしれない。なんて考えながらコンビニに入る。すると、たまたま旅行雑誌が目に入った。

 

「………」

 

少し考えたものの、それを小脇に挟んでカップ麺を持ってレジへ。

 

「これと一番くじ1回で」

 

S賞のメタルスライム等身大フィギュアを持って鎮守府に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

メタルスライムをにやにやしながら眺めながら仕事をしてたらいつの間にか仕事が終わっていた。が、あと35分で朝5時。寝るか。少しくらい寝とかないと持たない。

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めると俺の上になんかいた。そいつは目を覚まして目をこしこしとこすると言った。

 

「響だよ」

 

「知ってるよ。てかなにしてんのお前」

 

「秘書艦だよ」

 

あぁそう…。

 

「司令官、響はなにをすればいいんだい?」

 

「なにもしなくていいよ。おとなしくしててくれれば」

 

「了解」

 

ふぅ、ピカチュウより聞き分け良くて助かる。と、思ったら膝の上に座っていた。

 

「響?」

 

「響だよ」

 

「いやそうじゃなくて。なんで膝の上?」

 

「これは中々いいものだ…」

 

おい、なんかこいつと話してると暗号解読してる気分だぞ。まぁ仕事の邪魔にならないならなんでもいいか。

 

「司令官。頭を撫でてくれるかい?」

 

全力で邪魔しに来てるな。

 

「はいはい」

 

言われるがまま頭を撫でる。まぁ仕事くれって喚かれるよりマシかな。

 

「グースカーピー」

 

「なに、滝壺?」

 

寝てるのかよ…。やべぇ…今までで一番疲れるぞこいつ。

 

「司令官ー!響いるー?」

 

バタんっと開くドア。暁型の皆さまだ。いや、相変わらず暁だけいない。

 

「いるよ」

 

「あー!なに頭撫でられて膝の上で寝てるのよ!ずるいわ!」

 

「そ、そうなのです!電も…」

 

「私も撫でて!」

 

「腕一本しかないから無理だ。ていうかピカチュウは秘書艦の時に撫でてやったろ」

 

「ずーるーいー!」

 

が、言っても聞かないのが駆逐艦だ。俺は妹を呼んで二人に強制脱出装置を発動した。

 

 

 


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