もし、俺が提督だったら   作:単品っすね

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忍者修行

 

 

 

忍者の修行という名のくノ一コスプレをさせられて終わりだった。

 

「な、なんで俺までくノ一なんだよぅ……」

 

「だって今女の子じゃん。可愛いよー提督」

 

「お前、いつかぶっ殺すからなぁ…」

 

なにが悲しくて女装…それもコスプレしなきゃいけねんだよ…。で、鎮守府に戻る。

 

「って戻ってどうすんだよ」

 

「いい?今から天井裏に入り、加賀さんのパンツを取って来なさい」

 

俺と大井はぶふぉっと吹き出す。

 

「はぁぁぁっっ!?なにそれ忍者まったく関係ねぇじゃん!」

 

「なっなっなにいってるんですか!?そ、そんなことしたら……!」

 

顔を赤くして講義する大井に冷静に川内は返した。

 

「分かってないね二人とも。バレたら終わり、このプレッシャーの中で気配を完全に消し、素早い判断でパンツを探し、誰にも気付かれることなく撤退する。よく見てなさい」

 

その言葉と共に川内はひゅっと天井裏へ。その後を俺と大井も渋々追った。で、一航戦の天井真上。うわー…よりにも寄って二航戦もいるよ…。だが、川内は見事というほどに気配を消し、誰にも気付かれることなく紐パンを盗ってきた。これ俺達殺されるな……。

 

「できる?あなた達」

 

「お、俺もやるの?」

 

「当然」

 

仕方ない。行って来るか……。

 

この後、メチャクチャ殺されかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、あれから一週間。俺は加賀さん、榛名、鳳翔さんを呼んで緊急会議。

 

「アレから一週間だな……」

 

「そうですね」

 

「どうかなさったんですか?」

 

「顔色が悪そうですが…」

 

机をバンッ!と叩く俺。

 

「なんで今だに男に戻んないの!?どんッッッだけ強力だったんだあの薬!」

 

言うと、三人は気まずげに目を逸らす。

 

「アレから恥ずかしかて自分の体が見れないので駆逐艦に身体洗ってもらったりしてたけどさ…もう女の裸体なんて慣れちゃったよ!」

 

その言葉になぜか三人はピクッと反応するが今の俺はそれどころじゃない。

 

「とにかく!なんとかして戻んないと『もし、俺が提督だったら』が『もし、あたし☆がてーとくだったら』になっちゃうから!なんとかしてくれこれ!」

 

「すいません提督。今のフレーズもう一回やってもらえますか?」

 

「やらないですよ加賀さん!てかオメー真面目に聞いてる?」

 

「頭にきました」

 

「ごめんなさい。じゃなくて!とりあえずなんとかしないと!このままじゃ本当に…」

 

「ですが提督」

 

と榛名が言った。

 

「夕張さんも元に戻す薬に関してはなにも知らないと言ってましたし、榛名達にはどうしようもないのでは?」

 

「それでもさ…じゃ、榛名が急に男になったらどうよ?」

 

「……最悪の気分になりました」

 

L?いや違うか。

 

「だよね?だから早く戻りたいわけであって…」

 

「分かりました。榛名、調べて来ます!」

 

「え?うん。あの、咬ませ犬にならないようにね」

 

「はい!失礼します!」

 

心配だわ……。

 

「それでも提督、薬を作った夕張さんにも分からなかったことは私達にはわかりませんよね?」

 

「そうなんだけどさ鳳翔さん…そもそもどんな薬作ったらこんな現象が……」

 

「とにかく、話は明日みんなでしましょう?今日はもう遅いので寝ましょう」

 

てなわけで、寝ることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、目が覚めると久々の感覚。前まであった平均並の胸はなくなっている。つまり、

 

「戻ったぁーっ!」

 

やったぜ!と、軽く小躍りしてると、横から「むー…」と、唸り声。

 

「うるさいわね……」

 

また誰か入って来たのか?と、思ったら常盤台中学のエースとキリトの嫁を足して二で割った感じの美少女が横で寝ていた。えーっと…なにこれ。これ、昨日までの俺じゃね?てかこれ……、

 

「分裂しました……」

 

 

 

 

 

 





段々、なにがしたいのか分からなくなって来ました。



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