もし、俺が提督だったら   作:単品っすね

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メタ発言とかダメな人は読まないで下さい。


番外編1

 

 

 

 

艦これ女子校。今日からその新任教師として俺は働くことになった。とりあえずいくつか言いたいことはあるんですが、とりあえず一つだけ。

 

「なんで教師側だぁぁぁぁぁっっ‼︎‼︎‼︎」

 

普通、番外編とかで学園モノにするって言ったら生徒じゃね!?それをなんで教師!?ルーキーズ的なアレなのか?まぁまだこの現時点でラブコメだなんだも決まってない状態であーだこーだ言うつもりはないが、19歳の教師は若すぎるだろ。卒業去年か一昨年だぞおい。

まぁ、始まっちまったもんは仕方ない。ただ認めて糧にすればいいって袖付き総帥も言ってた。とりあえず、自分のクラスの教室に入る。担当は二年B組。

まぁアレだ。緊張が半端ない。ダメだ。もし変な目で見られたらどうしよう。なんで女子校なんだよ。男子がいれば多少は気が楽なのによ。と、ドアの前で手を伸ばしては引っ込めるという動作を五回繰り返した所で腹をくくった。

 

「や、えっと…あれ、こんちは」

 

おい、なんだこの挨拶。全員怪訝な目をしてんぞ。いや大丈夫だ。3年Z組銀八先生読んだろ。あんな感じでいけ。

……それ参考図書のチョイスミスってね?

 

「えっと、まぁなんやかんやでこのクラスを担当することになった提督っす。学園都市第二位は関係ありませんが、まぁ…あれなんで、よ、よろしくお願いします」

 

「先生ー!質問がありまーす!」

 

「だが断る」

 

「えぇっ!?」

 

元気良く手を上げだ緑色の髪の毛の奴に手を挙げられたが断ち切る。だって質問とか嫌じゃん。疲れるし。

 

「えっと、じゃ自己紹介してください。俺はアレ、ジャンプ読んでるんで」

 

そう言いながら教卓に何故か着いてる椅子に座り、今朝買ったジャンプを読みふける。

 

「阿賀野でーす!よろしく!」

 

「秋雲です。美術部でーす」

 

「阿武隈です!よ、よろしくお願いします!」

 

と、あ行の人から自己紹介していく。あ、コラさん殺された。てか過去とかマジでどーでもいいからさっさとミンゴ倒せ。いやーやっぱ銀ちゃんカッコいいわ。なんで高杉に正面から切られて生きてんだよ。おかしいだろ。しかもその顔面パンチナイスだわ。

と、思ってたら俺の頭にパンチが来た。超痛い。頭を摩りながら上を見ると、副担任の加賀先生が鬼の形相で俺を睨んでいた。

 

「あなたは勤務中になにを読んでるんですか?」

 

「や、違うんですよ。机の上に気がついたらジャンプが置いてあって…そもそもジャンプってのは友情努力勝利を教えてくれる国数英よりも重要な教科書ですよ?それを教育者が読まないわけには…」

 

「没収!」

 

「いやっ!ちょっマジで!?」

 

ジャンプを強奪すると、そのまま廊下に出て行ってしまった。まるで山賊の所業だな。艦娘なのに。

そのままシーンっとする教室。あぁ、俺の一番好きな空気だ…あ、間違えた。一番嫌いな空気だ……。この自分のせいで白けるっていうのが嫌なんだよなぁ…。

 

「えっと…じゃ、自己紹介続けて下さい」

 

「終わりました」

 

早ぇーなおい。

 

「じゃあアレだ。好きなことしててください。まだ始業式まで時間あるんで」

 

今度は携帯を弄る。確か今日のゲリラ…メタゴルかよ。誰得?と、思ったら何人かの生徒に囲まれている。

 

「な、なんですか?」

 

「先生に問題!鈴谷の名前なーんだ!」

 

「中島?」

 

「今、鈴谷って言ったよ!」

 

「あっハイ。じゃ、席戻ってー」

 

「ていうか、先生ホントに教師?なんか全然それっぽくないんだけど…」

 

「あ、だよねー!先生若いし!」

 

「何歳?何歳?」

 

相変わらず女子高生ってのは教師という生物が好きらしい。

 

「まぁアレだ。とりあえず名前が分かんないから席に戻って」

 

「えぇ!?さっき自己紹介してたよ!?」

 

「ほら、ジャンプ読んでたり加賀に怒られてたりしてたじゃん」

 

加賀先生って影じゃ呼び捨てされてるんだな…まぁ学生は先生を呼び捨てしたりして悪っぽさをアピールしてたりするもんな。ってことは俺も影で提督って呼ばれる可能性もあるのか。あの、俺に常識は通用するからね?

 

「で、名前聞かないの?」

 

「え?あー名前は?」

 

「瑞ほ…」

 

「OKサンキュー」

 

「全然聞くつもりないじゃん!」

 

と、こんな感じで俺の学園生活は始まった。てかこれ学園生活なのか?

 

 

 

 

 

 




四本に一本くらいのペースか気まぐれでこの下らないの投下します。



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