もし、俺が提督だったら   作:単品っすね

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実行

 

 

 

 

ヤンデレを調べた結果、それを実行することにした鳳翔。そんなわけで、提督を監禁したのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、鳳翔さん。何がしたいんですか?」

 

「これで私と提督は一生、一緒にいられま……」

 

「よっと」

 

俺は普通に立ち上がり、鎖をぶち破った。その瞬間、目が点になる鳳翔さん。

 

「ま、なんでもいいんですけど。俺、ゲームやってますからしばらくほっといてくださいね」

 

そのまま俺はどこだか分からないこの場所の天井をジャンプで突き破った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何だったんださっきの鳳翔さんは……。まぁなんでもいいか。どーせ俺には関係ない。さて、モンハンやるか。そう思って俺が自分の部屋に入った時だ。

 

「て、い、と、く♪」

 

「」

 

鳳翔さんがいて。てか、なんでいるんだこの人……。

 

「………なにしてんの」

 

「提督を待ってたんですよ。ご飯にします?お風呂にします?それとも……」

 

「ゲームにします。だから出て行って下さい」

 

「やー♪」

 

言いながら俺の腕に飛び付いて来る。な、なんだこの鳳翔さんは…少し気持ち悪い……。

 

「あの…ちょっと離れてもらえると……てかアレだ。トイレ行くんで離れてもらえます?」

 

「私も行きます♪」

 

「おい男子トイレに入るつもりか」

 

「外で待ってます」

 

「夜中にトイレ行けない子供じゃないんですけど」

 

「いいから行きますよ。あなた♪」

 

おい、音符付きすぎだろ台詞の後に。そのままトイレへ向かう。途中でバッタリ曙と会った。

 

「げっ」

 

「げ、げってなによクソ提督!」

 

「いやだってお前、すげぇ俺のこと嫌いじゃん」

 

「と、当然でしょ!クソなことしかしてないんだから!」

 

「いやうんこしかしない提督って何?トイレから出てこないの?」

 

「はぁ?何言ってんのこのクソ……」

 

そこで曙の台詞が止まる。なんだ?どうかしたのか?段々と涙目になり、その視線の先にはニコニコ笑顔の鳳翔さんがいる。

 

「? どうした?」

 

俺は曙に聞いたが、返事はない。ただ、震えで歯をカチカチと鳴らしていた。

 

「曙ちゃん?ちょっとお話しましょうか」

 

「…………」

 

何も言えない曙。なんだ?どうかしたのか?で、そのまま鳳翔さんは曙の肩を組んだ。

 

「提督に舐めた口聞いてると、射ますよ?」

 

なんて言ったが聞こえなかった。え、なにすごく気になるんだけど……と、思ったらピチャッと音がした。今日も昨日も雨降ってないし、俺は血も汗も涙もかいてない。てことは、俺以外の二人ってことになる。と、思った矢先、床に水溜りが形成されていた。曙の股の下が。

 

「…………」

 

見ていない。俺は何も見ていない。と、思ったら曙は逃げ出した。あ、おしっこ我慢してたのか……?

 

 

 

 

 

 


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