もし、俺が提督だったら   作:単品っすね

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ダイエット

 

 

 

 

完全に遊ぶ目の球磨が大井を痩せさせるためにトレーニングをすることになった。その球磨の後ろを北上と俺はついて行く。

 

「あの、俺ゲームやってたいんだけど」

 

「ダメクマ!」

 

「え、なにそういう熊でもいんの?」

 

「違うクマ!ていうか分かりにくいボケすんなクマ!」

 

ダメなのかよ…嫌だなぁ…働きたくないなぁ。

 

「だってお前、北上よりスタイル良かったのがあんな雪だるまだぜ?どうしようもないだろ」

 

「提督ーどういう意味ー?」

 

「いいから手伝えクマ!妹が困ってたら手を差し伸べるのが姉の仕事クマ!」

 

おぉ!なんか球磨がまともなこと言ってる!と、思ったが顔がにやけてるのでまったく感動出来ない。

 

「とにかく、大井を泣かすようなことすんなよ」

 

「もう一回泣かしてるから平気クマ」

 

それはどういうわけなんでしょうか。そのまま俺はフェードアウトしようとした。が、後ろからガッと肩を掴まれる。

 

「逃がさないって言ったクマ」

 

なんでだよ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

で、早速ダイエット開始。ジャージ姿の大井といつもの服装の球磨、北上。俺もいつも通り私服。

 

「よしっじゃあまずは走り込みクマ!とりあえず鎮守府海域を10週走るクマ!」

 

走るっていうか滑るだけどな。もちろんのこと、俺はスカイウォーク。だって水の上走るくらいなら最初から空中走ってた方が楽だし。

 

「提督ーおんぶしてー」

 

北上に言われるが面倒なので無視。だが、抓られて捻られて突つかれて雷撃されてこっちのがウザかったのでおぶることにした。

 

「くっ…私の北上さんが…」

 

「いいから大井は走るクマ!」

 

「ほぉーこれがスカイウォークかぁー。楽チンだねぇー」

 

「北上ってあれな。案外軽いのな。なんか感触も駆逐艦くらいだし」

 

「あのさ提督、私だって起こることくらいあるんだよ?」

 

そんな会話をしながらようやく走り終えたが、大井はすでに虫の息。そういえばトリコの虫の息って怖いよな。トミーが口から出した虫は氷点下の息を吐いてたし。

 

「次は絶食クマ。今日から三食おにぎり一個で生きろクマ」

 

「殺す気ですかっ!?」

 

「おい球磨。責めて味噌汁も付けないと鳳翔さんや間宮さんが怒る」

 

「それ大して変わってませんよ!?」

 

すると、大井の肩にポンっと手を置く球磨。

 

「これも大井のためクマ。少なくともオヤツなんて食った暁にはフルボッコにしてやるクマ」

 

「やってみなさいよ!私は雷巡なんですよ…」

 

「北上が精神的に」

 

「後少しの辛抱だわ!」

 

「ちなみに、提督にも手伝わせるクマ」

 

「は、はぁ!?あ、あのあのあの人は全然関係ないじゃない!」

 

「じゃ、頑張れクマー」

 

言うだけ言って球磨は地獄のフルコースを味合わせた結果、大井はなんとか元の体型に戻った。

 

 


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