Rebellion Fight of traitors   作:A.K

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俺は……俺であることを求める……

それが……既に人間としての体でなくても……俺は俺だ。




俺は……織斑一夏だ



プロローグ3

あれから時が流れ四年後、少年少女たちは幻想郷に馴染んでいる。幻想郷の地底には『旧都』と呼ばれる地獄の跡地が存在している。 そこには様々な古強者が集まり、誰もが『家族』として受け入れているとても暖かい場所だった。そんな旧都の首都でもある大きな建物がある。

その名は『地霊殿』、覚妖怪姉妹が住んでいる場所であるが今では多くの人間や妖怪も移り住んでいる。その地霊殿の食堂からトントン…………っと、料理をしている音が聞こえてくる。其処にいたのは大体高校生くらいの少年と、黄色と薄い水色のグラデーションの長く美しい髪を持つ女性だった。

 

 

???

「ニアさん、そろそろ皆を起こしますか?」

 

???

「うん、そろそろ朝ですから起こしましょうイチカ」

 

 

片方は四年前の大怪我を負ったく少年である。少年の名は織斑一夏、もう一人は螺旋の姫ニア・テッペリンである。

 

 

「その必要はないぜニア、イチカ。皆を起こしておいたからな。」

 

一夏

「おはようございます、シモンさん」

 

ワープして食堂に現れたのは、とある世界で宇宙と愛する者を守るために異次元へと飛んだ《超銀河大グレン団》のリーダーのシモンだ。

 

ニア

「おはようシモン!」

 

シモン

「おはようニア!」

 

二人の指には緑のクリスタルをつけた指輪がある。それはかつての戦いで、二人の絆を繋ぎ続けた証である結婚指輪がつけられていた。すなわち、この二人は夫婦だ。

その始まりは幻想郷と極東支部の全員が既に知っている。銀河の端の小さな青い星の小さな男の大きい物語、語れば夜も明けるがそれでもまだまだ長い。螺旋の男と螺旋の姫の始まりと終わりの物語で、極東支部では小説として売られている。

 

 

???

「おーおー朝から熱いね〜!」

 

一夏

「な、な、な、何やってるんですか勇儀さん!?」

 

次に来たのは鬼の四天王の一人『星熊勇儀』、目印としては頭の赤い一本角と体操服のような服である。

地底では『姐さん』と呼ばれており、豪快な性格である。

 

勇儀

「ん〜?どうしたんだ一夏?」

 

一夏

「ちゃんと服整えてくださいよ、色々と直視できません!」

 

一夏がこの四年で学んだ事で理解したのは、幻想郷の住民はとてもスタイルが良く、とてもだらしないというより私生活が雑であることだ。それ以外除けば外の世界だったら全員万能なグラビアトップモデルだろうと一夏は内心思う。現在の勇儀は起きたばっかなのか、とても服がずれまくっており思春期の一夏には色々ときつかった。

 

 

勇儀

「ふふ♪ならどうするんだ、何をしてもいいんだぞ?」

 

ブチン・・・そんな音が一夏から聞こえた。それと共に勇儀は背筋が凍る様な感覚に陥った。

 

勇儀

(あれ?これ墓穴ほったか?)

 

一夏

「なら《O☆H☆N☆A☆S☆I》しましょうか?」

 

テレッテーテレッテーテレッテーテーレッテーテーレッテッテッテーテーテレレレーっと、突然地霊殿の食堂中に音楽が流れ始めた。

 

勇儀

「ごめんなさい、本当に反省しております。だからその一撃必殺と処刑用BGMと、某世紀末劇画モードは止めてくれー!」

 

今の一夏の姿は某世紀末救世主そのものだった。

 

その姿を見て、勇儀は涙目で謝った。何故鬼である勇儀が涙目になりながらも誤ったのか、それは過去に一度だけ一夏を切れさせた事が原因である。一夏自身は覚えてはいないが、切れた時の一夏の戦闘力はとある数人以外の奴等を片手で葬ることが出来るほどである。その一夏をキレさせた時に勇儀も一夏にボコボコにされたので、こうして勇儀は全力で誤っている。

 

因みに一夏を怒らせた人物はもれなく切れ痔になる。

 

そんな勇儀を見た一夏某世紀末救世主モードを解いたあと、ため息を一つ吐き、未だに涙目状態の勇儀に向かって言う。

 

 

一夏

「全く……そんなにサラリーマン顔負けな綺麗な土下座をするなら、ちょっと来てください」

 

 

一夏にそう言われた勇儀は、全身をビクッとしながらも恐る恐る一夏に訪ねた。

 

 

勇儀

「な、何をするんだ?」

 

一夏

「洗面台ですよ、勇儀さんのことだから顔洗ってないですよね?」

それを聞いた勇儀は恥ずかしさのあまり、顔を真っ赤になり俯いた。

 

勇儀

「う〜返す言葉もない」

 

一夏

「そうゆうことなんで少し失礼しますよ、あと束さんとお空も、起こさないといけないので。」

 

ニア

「ええ、こっちは任せてね」

 

一夏

「では失礼します」

 

勇儀

「また後でな〜!」

 

 

一夏は勇儀を引きずりながら食堂から連れ出した。その後ろ姿を見た二人はどこか懐かしむように見ていた。

 

 

ニア

「変わったわね、イチカ」

 

シモン

「ああ、四年前のあの時からすごい変わったよ」

 

 

四年前の時と今を比べると一夏はすっかり変わった。

常に怯えていた一夏は、今では自信をつけて立派な一人の少年に変わっていった。能力も判明し《構造を変化させる程度の能力》がある事を知った後は、勇儀や幽香等の大妖怪に稽古を受けて、綿月姉妹と渡り合えるレベルになり、既に悟空やブロリーと渡り合えるレベルに成長した。

今はコウマやソーマなどといった極東支部の最上位の精鋭と一体一の訓練を受け、メディスン・メランコリーの毒や料理が下手な奴らの料理を食べて毒に対する免疫の底上げを開始している。

しかしいい事だけではなかった。一夏の後に幻想郷で見つかった凰鈴音と数馬、それに五反田弾と蘭は既に見つかった時には一緒に幻想入りしたIS乗り達に惨殺された後で、既に手遅れだった。

現在は四人とも白玉楼で働いており平穏な生活を過ごしている。因みにIS乗り達は、クロウ・ブルースト、セツコ・オハラの二人の愛機《リ・ブラスタR》と《バルゴラ・グローリー》よって機能を停止されたあとオールドキングに処分された。

ふと、誰か来たのだろうか入口から声が聞こえてきた。そうして入って来たのは、青髪と黄色と黒の髪をした男達だった。

 

 

???

「ありゃ、イチカはどこ行った?」

 

???

「また勇儀とお空と束の嬢ちゃんの相手をしてるんだろ?」

 

ニア

「アニキさんにキタンさん、おはようございます」

 

シモン

「キタンの言うとうりだぜアニキ」

 

 

食堂に入ってきたのは、カミナとガンメン《キングキタン》のパイロットのキタン・バチカであった。キタンの背中にはこの《地霊殿》の主の妹古明地こいしが乗っかっている。

 

キタン

「そう言えばよ、なんでこいしは最近俺の近くにいるんだ?」

 

こいし

「えーと、前にヨーコお姉ちゃんが言っていた『人生経験』をやろうかなぁ〜とゆう事でやってみたんだよ」

 

 

こいしは笑顔でそう言って親指を立てていた。それを聞いたキタンは顔を赤くして……

 

 

キタン

「け、経験!?」

 

こいし

「お兄ちゃんどうかしたの?」

 

キタン

「な、何でもねえぜ!」

 

???

「『最近の奴らはとんでもない発言が多い』ですかキタンさん?」

 

キタン

「お、さとりじゃねえか!起きたばっかか?」

 

さとり

「そうですね」

 

まだ若干眠たそうにしているのは、この地霊殿の主である古明地さとりであった。古明地さとりは、相手の心を読むさとり妖怪なので、彼女の周りには『第三の目(サードアイ)』と呼ばれる第三の目がある。昔では忌み嫌われ続けたこの力も、シモン達のおかげで今では地底世界中で暖かく迎えられている。

 

 

???

「あら、キタンも起きてたのね」

 

カミナ

「おいおい、俺を忘れるなよヨーコ!」

 

さとりと一緒に来たのは、赤い長髪を箸でポニーテールに纏めた女性──大グレン団初期メンバーの1人であるヨーコ・リットナーである。彼女の遠距離射撃の腕は、トップクラスの腕だ。

 

 

ヨーコ

「ごめんごめん!そう言えばイチカは?」

 

シモン

「イチカならお空を起こしに行ったよ」

 

キタン

「やっぱりか…………リア充の大爆発起きちまえ」ボソ

 

ヨーコ

「キタン?……キターン」

 

さとり

「放っておいて良いかと思いますよ」

 

 

さとりは心が読めるので、キタンの謎の行動の原因が何なのかということが直ぐにわかる。なので、彼女は今のような言葉を言ったのであった。

 

 

ヨーコ

「それならいいわ…………朝ごはんにしましょうか」

 

 

その直後にキタンが「っは!?俺は今何を……」と言ってるがヨーコはスルーした。

 

 

カミナ

「今日は誰だ?」

 

 

カミナのその言葉を聞いたニアが元気良く手を挙げた。

 

 

ニア

「私です!」

 

 

ニアのその声を聞いた瞬間、シモンとカミナ以外のメンバーに戦慄が走った。ニアの料理は分類学上《暗黒物質》に分類されており兎に角ヤバイ。どれくらいヤバいかと言うと、綿月シスターズとツクヨミが腹を壊して三日三晩転げ回った果てに記憶喪失になるほどである。

しかし、そんな彼女の料理を食べきれる人物がここにはいる。それは……

 

 

シモン

「よっしゃ!」

 

カミナ

「朝から豪華じゃねえか!」

 

この二人であった。この二人は──いや、二人の出身地のジーハ村の人間が恐ろしいほどの悪食なのか、お妙の《可哀想な卵》も美味しく食べた上にニアの料理を完食したが何の変化も見せていなかったのだ。

そのことを聞いた元ネオジオン総帥のシャア・アズナブルは「ええい、ジーハ村の人間は化物か!?」っと言っていた。もちろんシャア・アズナブルも過去に一度だけ餌食になっている。

 

そんなニアの料理がこの2人には……此処にはいない一匹を加えたら3人は大好物にしているの。(コウマは普通の反応で直ぐに食べたが旨いと言っていた。)それを聞いたとあるリンクスが「まじかよ、夢なら覚め──ピ-ピ-ピ-ボボボボ」っと叫んだ後にカラサワが直撃した。

因みに、この時キタン、ヨーコ、さとり、こいしはニアが料理を作ったと聞いた時心の中でこう言った。

 

((((もうダメだ…おしまいだぁ…))))

 

 

見事なシンクロ率である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、幻想郷の一角にある紅魔館では……

 

 

ベジータ

「ハックシュン!!」

 

咲夜

「風邪でも引いたのですか?」

 

ベジータ

「誰かが昔の俺を真似た気がした」

 

咲夜

「そ、そうですか・・・」

 

ベジータ

「それよりも、お前は風邪を引いてるから安静にしてろよ、仕事は俺がやっておくからな」

 

咲夜

「す、すみませんベジータさん。」

 

 

こんなことがあったとか……

 

 

 

 

 

再び地霊殿に戻り、先ほどの四人が心の中でおしまいだ発言をしていた同時刻、一夏はお空を起こしに行った。

 

 

一夏

「確かここら辺だった……あったな」

 

この地霊殿はとても……否、非常に部屋が多い。個人の部屋を覚えていないと、目的の人物を探すのにも一苦労なのだ。そうして一夏と勇儀の二人がとある人物の部屋にたどり着いた。

 

《お⑨の部屋》

 

 

 

勇儀

「…………なぁにこれぇ?」

 

一夏

「大方文字を忘れてたんでしょう…………お空、朝だぞ!」

 

 

一夏はそう言って《お⑨の部屋》というプレートが貼られている部屋のドアを開けた。

 

 

???

「すぅ…すぅ…すぅ…すぅ…」

 

部屋の中には、大量の本に埋まっている大きく黒い《羽》があった。その羽は少しだがゆっくりと呼吸をするように一定のリズムで動いていた。一夏と勇儀はこの光景を見て言った。

 

勇儀

「これ・・・寝てるよな」

 

一夏

「・・・・・・とりあえず起こしましょう」

 

そう呆れながらも一夏は大量の本を整理しながら、埋まっていたモノ……否目的の人物をを掘り出した。

 

一夏

「お空、朝だぞ。もうご飯できてるよ」

 

???

「うにゅ?」

 

埋まっていたのは、地霊殿の住民で八咫烏の霊烏路空だった。通称お⑨(理由は幻想郷でもトップクラスの⑨というバカ)。能力は《核融合を操る程度の能力》名前の通りの能力で、とてつもなく強力だが狂チートや魔改造スペックの変態共や、鬼改造された人里の住民のパワーレベルでは、極度のパワーインフレを起こしているので、能力が霞んで見える。

 

 

因みに、現在の幻想郷の状態はと言うと……

 

例1:鬼が子供にジャイアントスイングされてたり、一部の子供がサイヤ人みたいになったり、老人でもフリーザ級のパワーを持っている。魔法の森の毒素などが効かなくなった。というより一般人が最低でも、私の戦闘力は53万ですよぉぉ!!という状態である。

 

例2:起きた事件

ルールも何も関係ねぇ!と言わんばかりに色んな所から人がやってきたりかなりゆるーいが、ただし時空管理局てめーはだめだ。魔界のゆるゆるな神様の神崎がゲーム大会で最強を決めようとして集まったら最強さんが現れて地獄の鬼ごっこが始まったり(全治1ヶ月の骨折を負った)、PODにどこまで人が入れるか遊んだらブロリーに握りつぶされて、グモリー彗星に突入したジオン軍人達や、中の人大戦が勃発した。

 

リグルがスーパーイナズキックを覚えたり、宇宙クジラと宇宙怪獣が迷い込んだり、様々な世界や並行世界に主任がパルヴァライザーやナインボールを送り込んでいたり、ソウルジェムとか言う物体を媒体にした魔法少女達の戦いに乱入して世界を変えたりインキュベーターを駆逐したり、時空管理局から離反した人々を迎え入れたり、時空管理局と戦争勃発したり、聖ドラゴンと竜馬が殴り合いをしたり、皆で《☆YA☆RA☆NA☆I☆KA☆》踊ったり、その際にゲッター艦隊やバジュラ達が乱入したり、バサラとランカとシュリルと狂乱のバカ貴公子の桂やetc……による悪魔の歌《稲荷寿司の歌》《カツラップ》が合唱され大惨事になった。

 

その影響で破壊機関車ブーマスや、シロッコリー等が現れたり、バスターマシン七号である『ノノ』がなんやかんやで幻想郷にかつてのバスターマシン達とパイロット達と共にやってきたりした。これを、人造人間であるセルとチャージマン研(泉研)はこう話した。

 

 

セル

「なんか、色々と方向性が可笑しくなってるのには気がついてたけど・・・だがこれも悪くないと思う」

 

「頭でも狂ったのじゃないか!?と思う時もありましたけど、今では慣れると楽しいよ」

 

とのことであった。取り敢えず閑話終了。

 

 

一夏

「とりあえず、顔は洗った?うがいは終えた?手は洗った?」

 

 

お空は少し考えて、何故か何かを思い出したのかとも言えるいい笑顔で答えた。

 

 

 

お空

「・・・・・・まだ!」

 

 

それを聞いた一夏と勇儀は、お笑い芸人よろしく見事なズッコケをやって見せた。そして、二人はずっこけ状態から立ち直ってから言う。

 

勇儀

「元気に答えることじゃないけどな・・・」

 

一夏

「とりあえず二人共手洗いうがいをやってくれよ」

 

 

「「はーい」」

 

 

ーー少女二人組顔洗顔中!!ーー

 

勇儀

「そう言えば、今日はコウマ達が外の世界について話があるそうだけど時間は大丈夫か?」

 

外の世界……神威コウマの教えてくれた話では自分(一夏)がいた世界はIS〈インフィニット・ストラトス〉と呼ばれており、話も何もかも完全に違っていた。実際に、外の世界のオリジナルの世界の知ってる人と話したが、最後にはオリジナルの《織斑一夏》と話し、色々な話をした。

 

どうやらオリジナルの世界は《原作》と呼ぼれているそうだ。因みに企業連の力でまた世界をつなげようとする計画が原作の篠ノ之束とこっちの束さん達によって続けられているらしい……否、実際に行われている。

こっちの世界の話をしたら、原作の鈴はこっちの自分や五反田食堂の人や知り合いたちが殺されているのを聞いて泣いてしまった。織斑千冬と篠ノ之束に至っては責任の重さを実感したようだ。

 

その時、織斑一夏と篠ノ之箒には、《力》を扱う覚悟を知ってもらった。こっちの世界のような地獄を繰り返させない様に・・・。最後分かれる前に何故かしら唯一のイレギュラーを原作の世界で確認したようで調べたら、太陽の中心には《黒歴史》木星には《伝説巨神》と《ザ・パワー》が眠りについてることが判明した。

 

この二体とエネルギーについては完全にオーバーテクノロジーなので、手を出さないように互いに話し合った。こっちの世界にもイデオンと∀ガンダムは存在するが、こっちの世界は戦争がないので、本来の力である《月光蝶》と《イデ》は覚醒してないが、原作世界はどうなるかわからないので、こっちの世界が調べることになって、原作世界の俺達は手出しはしないことを知らされた。

 

 

一夏

「今はまだ7時なのでまだ時間は余裕です」

 

お空

「そう言えば、まだごはん食べてないよ〜」

 

一夏

「そう言えばそうだな・・・そうだ二人共先に外に行っててくれ」

 

お空

「なんで?」

 

一夏

「地上で用事を思い出した、それの時間に間に合わせたいから弁当の用意と荷物を持っていくから」

 

勇儀

「わかった、先に行ってるよ」

 

 

ーー再び少年少女移動中!!ーー

 

 

一方そのころ食堂では……

 

 

「「「「・・・・・・」」」」チーン

 

シモン

「ごちそうさま」

 

カミナ

「ごちそうさまだな」

 

 

見事にシモンとカミナ以外の人物が意気消沈していた。

 

 

ニア

「ごちそうさまですね♪あら、イチカどうしたの?」

 

 

そうだった、ニアと自分は作るものが別々だった。取り敢えず、弁当箱に入れて直ぐに出発の準備をした。

 

 

一夏

「今日は地上で用事があるので、朝は弁当にして地上に行きます」

 

シモン

「用事?会議じゃなくてか?」

 

一夏

「はい、だから先に行ってますよ」

 

シモン

「ああ、行ってらっしゃい」

 

ニア

「後で博麗神社で合流しましょう」

 

一夏

「はい、じゃあ行ってきます!」

 

 

 

ーー少年移動中ーー

 

 

???

「一夏!」

 

 

地霊殿玄関前の扉から声がかけられた。それは火車の火焔猫燐だ。よく互いに仕事の手伝いをする中だ。皆からはお燐と呼ばれてる。

 

 

お燐

「お空を頼んだよ」

 

一夏

「ああ、俺を誰だと思っていやがる?」

 

お燐

「『フェンリル極東幻想郷支部・第一部隊隊長』だろ?」

一夏

「そうゆうことだ、行ってくる!」

 

 

一夏はそう言うと扉を開けて、地霊殿から出て行った。しかし、お燐は見ていた。一夏が地霊殿から出る一瞬の間、ほんの一瞬だけ悲しみに溢れる目をしていた事に……。だからこそお燐は扉の向かうに向けて、小さな声で言うのだった。

 

 

お燐

「無茶しないでよ、一夏・・・」

 

 

因みに、彼女は一夏に恋している女性達の中の一人である。

 

 

 

ーー地霊殿入口ーー

 

 

一夏

「お待たせ。勇儀さん、お空」

 

 

一夏がそう言うと勇儀は腕をゴキゴキと鳴らし、お空は背中の翼をバサバサっと大きく動かしていた。

 

 

お空

「早く行こう!」

 

勇儀

「落ち着けお空、今日は何で行くんだ?」

 

 

勇儀がそう言うと、一夏は少しメタリックな一枚の札を何処からともなく出した。

 

 

一夏

「これです『召喚符《VB─6ケーニッヒモンスター・カスタム》』」

 

一夏が一枚の式神符を地面に投げると、そこから茶色の巨大な可変式重攻航空爆撃機《ケーニッヒモンスター》が出てきた。ケーニッヒモンスターの搭乗口からロープが垂らされてきた。3人はロープにつかまりコックピットに入った。

このケーニッヒモンスターは、長距離移動用のキャンピングカーと同じ機能を搭載しているので中は五人は普通に入れる広さで様々な機能を搭載している。

 

例:ケーニッヒモンスターとしての運用システムとキャンピングカーとしての運用システム。

テレビ、ネット、衛生的健康管理システムetc……。更に運用のしやすさを求めて企業連の全戦力と財団の持つタワーの技術を利用して10mに小型化に成功した。武装面にもCIWSやマイクロミサイルなどの武装も充実している。

因みに開発に参加したのは、企業連とS.M.SとソレスタルビーイングとNERVとリーロンと河童たちと束とアナハイムエレクトロニクスと鷹の爪団とJである。

 

 

ーー当時の記録ーー

 

 

ゲンドウ

「このケーニッヒモンスターをより良く使う方法はキャンピングカーしかない!」

 

リーロン

「ならやっぱり普通に過ごせるようにしないとね♪」

 

イアン

「でもやっぱり本来の力も混ぜとかないとな」

 

財団

「ならこれはどうだい?」

 

ボビー

「あら?これは・・・「ISの量子変換システムを使えばより多くのものが載せれるよ」それはいいじゃねえか!」

 

「だけど電力が・・・「それなら私達と財団に任せて!」にとりちゃん?」

 

財団

「僕が持つタワーの中には過去の特殊機体・・・ナインボール・セラフのジュネレーターのデータがあったんだ。それを使えば・・・」

 

にとり

「ナインボール・セラフのジュネレーターは存在自体が希なんだよ、これをかなり強化出来れば良いけど、資材が足りないんだよ」

 

アルベルト

「それなら月のグラナダでテストをするから任せてくれ、既に叔母様にも話はつけてある」

 

「最後にジェイアークのJジェイルとジュネレイティングアーマーを装備すると防御も姿勢制御も重力圏での飛行も可能だ!これでケーニッヒモンスターは完璧だ!空は良い・・・空は良いぞ」

 

主任

「なら始めよう「だけどやることがあるだろ」なんだレオナルド博士」

 

レオナルド博士

「話し合いが終わったんだなら締めが必要だろうが!」

 

総統

「え〜皆さんのこれからの作業に幸運がありますことを誓って最後の締めに一発やりたいと思います」

 

財団

「・・・っふ、面白い」

 

リーロン

「じゃあみんやるわよ〜」

 

吉田

「やるぞおめーら!」

 

「「「「「「(「・∀・)「 たーかーのーつーめー」」」」」」

 

 

閑話終了…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

OS

『メインシステム起動。キャンピングカーシステム起動。目的地は太陽の畑、その後博麗神社、オートパイロットシステム起動』

 

 

その声と共にナインボール・セラフのジュネレーターと、Jジェイルなどを使ったエンジンのアイドリング音がどんどん高くなってゆく。

 

一夏

「二人とも、シートベルトを付けてくれ」

 

勇儀

「りょーかい」

 

お空

「つけたよー」

 

OS

『エンジン点火』

 

 

 

キュオオオオ・・・バシュウウウウウウウウッ!!!!!

 

 

一夏

「ぐっ……」

 

勇儀

「あわわわ!?」

 

お空

「!?!?!?!?!?」

 

 

結果、加速する時は必ずシートベルトを付けることが必須になってしまった。

 

 

 

=5分後=うー☆

 

 

 

一夏

「二人共、もうご飯食べれるよ」

 

 

一夏がそう言うと、お空と勇儀の二人はため息を1つ吐いた。

 

 

勇儀

「いててて、なんなんだいあの馬鹿にならない加速は!?」

 

一夏

「あれでもジェネレイティング・アーマーとかで軽減してるんですよ」

 

勇儀

「ジェネレイティング・アーマーって、Jアークに使われてるバリアだっけ?」

 

一夏

「はい、赤の星で開発されたGストーンの兄弟石である《Jジェイル》のエネルギーを使うもので、重力操作や様々な特殊なシステムを持つエネルギー装甲のことで…」

 

勇儀

「ゴメンな一夏、そうゆうの良く分からないんだけど」

 

お空

「む・・・むにゅう・・・」

 

 

 

勇儀は「お空もこの通りだからな」っと、そう言った。因なみに一夏にはこの時の二人の視線を見て、お腹もすいたし──そんな言葉を表した目線で小遣いをねだるリーマンに見えてきたので流石に辞めておくかと、一夏は考えた。

 

???『チジョウエノミチニタドリツイタ、アト30分デトウチャクスル』

 

OSの声が変わり空間ウィンドウが開いた、そこに写っていたのはオレンジ色の目玉のようなものだった。一夏はそれを見て驚愕の声を上げた。

 

 

一夏「と、トモロ0117!?」

 

 

そうその姿はJアークの人工知能である《トモロ0117》と同じだから、一夏が驚くも無理はない。

 

 

勇儀

「トモロ0117ってJアークの人工知能だよな?」

 

 

勇儀のその言葉に対して『0117トハチガウ』とトモロ?が答えた。

 

 

『ワタシハアカノホシノアベルニツクラレタサイゴノトロモ《トモロ0310》』

 

一夏

「トモロ0310だって!?」

 

お空

「うにゅ?それじゃあ人里にいるあのアベルはなんなの?」

 

勇儀

「そうだぞ、人里にいるアベルはそのオリジナルアベルじゃないのか一夏?」

 

 

確かに人里にはアベル達《ソール11遊星主》が生活している。しかしそのアベル達の事は地霊殿や地底のメンバーはあまり知らなかった(さとり妖怪であるさとりとこいしやお燐等のよく地上に地上に行くメンバーや情報を知ってる者は除く)。

 

 

一夏

「二人共《ソール11遊星主》は知ってるよな?」

 

勇儀

「知ってるよ、ピア・デケムやパルパレーパ達のことだろ?」

 

お空

「あと、ペイ…ピサ…なんだっけ?」

 

一夏「ペイ・ラ・カインだよ。ほらよく長谷川さんと銀さんと一緒にミスチーの店で飲んでるじゃん。あとピサ・ソールは月のグラナダで金属パーツの複製と錬金のバイトしてるじゃないか」

 

お空

「そいえばそうだったね!」

 

ピサ・ソールの持つ《パスQマシン》の物質複製能力は企業連とアナハイムの技術力で例えパスQマシンが破壊されても消滅しない本当のミラクルマシンになったので今はソール11遊星主の財源になっていた。

 

 

 

一夏

「そのソール11遊星主はピサ・ソール以外は《レプリジン》なんだよ」

 

 

一夏のその言葉に対して「レプリジン……まさか!?」っと勇儀が言ったので、一夏は言った。

 

 

一夏

「そう、ピサ・ソール以外はコピー人間なんだよ」

 

勇儀

「コピー人間……魂の創造なんて禁忌の技じゃないか」

 

トモロ

『しかし、完全な魂の創造はできなかった。ピサ・ソールが複製できるのはソール11遊星主や三重連太陽系だけだからだ』

 

但し今では、ガンダリウムやガンダニュウム等三重連太陽系外の物質も作れるようになった。

これを聞いた時、アストナージが大暴走しそうになったのはその時の笑い草だ。

 

お空

「いきなり流暢になったね」

 

トロモ『新しく日本語を習得したからだ。ちなみには私は作った本人に忘れ去られた…とゆうことでこの世界に来てレプリジンのアベル《パルス・アベル》によって埋め込まれたのだ』

 

勇儀

「そうだったのか…けどそのオリジナルアベルは?」

 

トロモ

『オリジナルアベルはソルダート№J‐001と共に行動している、しかしこのことはソルダート№J‐002…いやソルダートJには言わないでくれ。ソルダートJにとってはトラウマを呼び起こさせたくないからだ。あとこれからはよろしく頼む』

 

一夏

「ああ、約束するよ。これからは宜しくなトモロ0310」

 

お空

「よろしくねトモロ!」

 

勇儀

「よろしく頼むよトモロ」

 

トロモ

『こちらもよろしく頼む、それより後三分で太陽の畑に到着するぞ』

 

その言葉で3人は思い出した。

 

 

「「「まだご飯食べてない!」」」

 

 

一夏

「はい、弁当!急いで食べてくれ、もう時間がない!!」

 

お空

「い、急がなきゃ!!」

 

勇儀

「先に食べとけばよかったな!」

 

それから2分後、一夏達はほぼ食べ物を飲む込むような感じで食べ切った。

 

 

「「「ご、ご馳走様でした」」」

 

 

トモロ

『見えてきたぞ、近くの森に着陸するからシートベルトを付けるか、近くのものに捕まってくれ』

 

 

その言葉に従い3人は、これからくる衝撃に備え近くのものに捕まった。

 

 

トモロ

『ケーニッヒモンスター、モンスター形態へ移行する』

 

 

近くのテレビにケーニッヒモンスターの情報が変わり巡航形態から、砲撃形態であるモンスターの姿になった。

 

 

『ジェネレイティング・アーマー作動』

 

 

その声と共に落下速度が緩やかになり、衝撃は余りなく着地できた。

 

 

トモロ

『着地終了』

 

一夏

「じゃあ少し行ってくる」

 

お空

「行ってらっしゃーい!」

 

 

ー少年移動中ー

 

太陽の畑。そこは夏になると辺り一面に向日葵が咲き乱れる絶景エリアだが、今はまだ十一月なので周りはとても殺風景な姿になっている。そんな周りと変わって裏腹に、ぽつんと1件の洋風の家が建っていた。近くには竈(かまど)があり今も誰かがパンを焼いているのもわかる。

 

 

一夏

「幽香さーん、メディスン!」

 

 

その声が聞こえたのか、冬場でも汗ばんでいた顔を二人はこっちに向けてきた。

妖怪の毒人形のメディスン・メランコリーと、花の大妖怪の風見幽香だ。

 

 

メディスン

「いらっしゃい一夏!」

 

一夏

「久しぶりだねメディスン、元気にしてた?」

 

メディスン

「うん!」

 

幽香

「例のブツは?」

 

一夏

「ここに」

 

 

一夏がバックの中から取り出した袋には『デクの実』と書かれていた。

 

 

幽香

「これがデクの実?向日葵の種と変わらない大きさね」

 

 

メディスン

「幽香ー、これなんなの?」

 

幽香

「これはデクの実といって、天然の閃光玉よ」

 

 

デクの実とは幻想郷とは別の世界である《ハイラル》にあるモンスター植物の《デクババ》の種である。その種は弾丸代わりになり、実は閃光玉になるのだ。その光は実に危険である。

 

 

メディスン

「へえーそんなにすごい植物なんだね」

 

幽香

「私はこれを育ててみたかったのよ。でも幻想郷でも希少種の種だから滅多に見つからないのよね。けど一夏が見つけたから持ってきてもらったのよ」

 

 

それに対して一夏は「1ヶ月も探し回ったんだけどね」と言った。一方、苦笑しながら幽香は嬉しそうに種を見ていた。

 

 

一夏

「気を付けて下さい。能力で『地面に叩きつける時だけ』爆発させるようにしましたけど、構造上まだ不明なところが多いのから何が起きるかわからないので気を付けて下さい」

 

 

この時、一夏とメディスンは遮光ゴーグルを付けていた。何故なら幽香がデクの実を落としてしまったからだ。そして、デクの実が床に着いた瞬間。デクの実が割れて、中から強力な光が溢れ出て……

 

 

カッ!!

 

 

幽香

「目がァ、目がぁぁ!!」

 

 

その爆発は大妖怪の視力も奪った。その光力に痺れる憧れたりはしないが、この光景を見たメディスンはデクの実に気をつけようと思った。その幽香の光景を見た一夏が、苦笑しながら言った。

 

 

一夏

「あーあ、言わんこっちゃない。とりあえずデクの実は取り扱いに気をつけてくださいね」

 

幽香

「わ、わかったわ…メディスンそろそろ焼けるから取り出して。貴方もわかってると思うけど、今だけ目が見えないから」

 

 

そう言いながらその辺をウロウロしている幽香を見たメディスンは、一度一夏の方を見てから幽香に返事をした。

 

 

メディスン

「はーい」

 

 

その後流石にメディスン一人に焼けたばかりのパンを取らせるのは危ないと思った一夏は、メディスンに「手伝うよ」っと言ってメディスンと共に焼けたばかりのパンを取り出した。因みに、まだ幽香はその辺をウロウロしている。そして……

 

 

一夏

「そろそろ神社に行かないといけないので失礼します」

 

メディスン

「じゃあね一夏!」

 

幽香

「ま、また後で…(ポロッ)あっ・・・」

 

~少年移動中~

 

ケーニッヒモンスターコックピット

 

トモロ

『一夏、用事は終わったか?』

 

一夏

「終わったよ「目が目がぁぁぁぁぁぁぁぁ」またか・・・とりあえず博麗神社に向かってくれ」

 

トモロ

『了解した』

 

 

~少年少女移動中~

 

 

 

トモロ

『最終目的地まであと3分』

 

勇儀

「一夏、そういえば何を渡したんだ?」

 

一夏

「デクの実ですよ、あれを探していたのを聞いていたなら採取した物を渡しました」

 

勇儀

「そうかぁ・・・」

 

 

そこからは誰も何も言わなかったので1、2分程エンジン音だけが響いていた

 

 

トモロ

『最終目的地《博麗神社》』

 

 

その声を聞いて一夏は、モニターから眼下に見える昔ながらの木の神社───幻想郷の最重要施設《博麗神社》──を見下ろした。あれから四年、一夏にとってすべてが始まった場所は未だに姿が変わらずいつもどおりであった。その場所の名、名を【博麗神社】と言う。そし、そこでは4つの決まり事がある。

 

 

それは……

1、来たら賽銭を入れる

2、喧嘩はするな

3、散らかしたら責任をもって片付ける

4、神主には酒を近づけるな(巫女は除く)とな具合である。

一夏は手馴れた手つきで、500円玉を賽銭箱に投げ入れ、続いて勇儀とお空も500円玉を賽銭箱に投げ入れた。

 

続いて3人は手を合わせ願い事を願った。

 

(いつまでも皆と楽しくやれますように)

(一夏と結婚できますように)

(皆と仲良くしながら一夏と末永く付き合えますように)

 

???

「・・・賽銭入れて願い事を願う、古き良き日本の風景じゃないか」

 

扉が開いて出てきたのは、外の世界にある軍服に近い服装を着ている青年だった。

 

一夏

「コウマさん、その服は?」

 

その服を着ている青年は、神威コウマ・・・博麗神社の神主でありながら、最強の神であり『GOD EATER』である幻想郷と世界と宇宙の守護神だ。

 

コウマ

「こいつはF式指揮官服、極東支部の指揮官の服装であり歴戦のベテランである指揮官か隊長格のみ着服を許されるものであり、俺が重要な作戦や話の時に着るものだから、お前らにはまだ見せたことなかったな」

 

???

「俺も一緒に着ていたんだ、今じゃ次はコウタが着る資格を得るかもしれないがな」

 

コウマ

「リンドウ、サクヤさんとレンはどうだった?」

 

???

「おう、サクヤもレンも元気だったよ」

 

勇儀

「リンドウ!?しばらく見なかったけど何処にいたんだい?」

 

コウマの後ろから現れた黒髪の男は雨宮リンドウ。今年で25歳のベテランの神機使いで妻と子供を持つリア充だ。使用神機は嘗(かつ)ては、第一世代神機《ブラッドサージ》、今ではアラガミ化した右腕と装備しているガントレッドコーティングの特殊神機二・五世代を使っている。

神機使いとしてはコウマより先輩である。極東支部で最初に一人でウロボロスを討伐した男でもある。

 

 

リンドウ

「少し野暮用で家に帰っていた後に、一夏の世界に束と一緒に行っていたんだ」

 

一夏

「!?」

 

 

一夏は束も起こしに行ったが既に居なかったから、既に出かけているのだろうと思ったがまさか外に居るとは・・・と思った。

 

 

お空

「い、一夏・・・」

 

 

一夏の動揺にお空は心配の声をあげた

 

 

リンドウ

「急な話で済まない、だが今回の行動はこれから進める『作戦』に関係がある話だからだ」

 

勇儀

「・・・戦いが始まるのか」

 

 

闘争本能を超えて、平穏を望んだからこそ戦いの愚かしさを理解した失念を含んだ声で言った

 

 

リンドウ

「最悪そうなるかもしれない、それくらいの作戦になる」

 

 

そのリンドウの言葉に「やはりか」と、静かに勇儀は呟いた。

 

 

コウマ

「全員中に入ってくれ、みんな集まり次第始める」

 

 

~会議準備中~

 

ここは博麗神社の中の大広間、大広間には複数の人々が座っている。その部屋の中央にいるのは神威コウマ。この世界の最高権力者共に最後の審判者兼最終兵器である。その神威コウマは、眉間にしわを寄せながらな茶をすすっている。

 

コウマ

「・・・ズズズ「やっぱり後悔してるの?」紫か・・・そうかもしれん」

 

コウマの後ろからスキマを使って現れたのは八雲紫であった。コウマは紫の言うように、正直後悔してる。

原作(オリジナル)の一夏も、ISに関わる前は平穏な生活を約束されていた、しかし関われば戦いの日々に放り込まれた。

しかし、この世界の一夏はオリジナルよりも早い絶望を味わい生きてきた。なので、コウマはこれ以上もう一夏には関わらせたくなかった。

しかし世界の修正力は一夏を戦いの日々に巻き込みたいようだ。

 

コウマ

「後悔してる、と言えばしてるな。だが俺は可能性を信じてみたいのだ、あいつら《太陽の世代》が見せる正しい《進化》をな」

 

例え絶望しかなくても、この数年間で一夏は完全に殻を破り幻想郷の一角に昇進し、フェンリル幻想郷支部第一部隊隊長まで上り詰めた。

これはアンチスパイラルの言っている正しい進化《太陽の世代》の目覚めだと確信している。

 

「一人でなんでも抱えないでよ、私や藍や橙に永琳に幽香に霊夢や皆がいるんだからね」

 

コウマ

「済まない・・・」

 

「風見幽香も来ました、準備完了です。」

 

「お待たせー!」と言っている幽香の声も聞こえている、細かいこともしっかりとチェックしてもらって藍達には感謝しきれないよ

 

コウマ

「そうか、報告ありがとな藍」

なんとなく頭を撫でてみた、さらさらした髪質にピコピコ動くキツネ耳も柔らかいね〜

 

「あ・・・//」

 

いつ見てもとても可愛いな、孫娘を相手にする老人もこんな気持なんだろうな・・・ん?

 

コウマ

「おや、寝癖がついてるじゃないか」

 

よく見ると1箇所だけ跳ねてる所があった

 

「あ、治さないと・・・」

 

コウマ

「俺がやるよ、この串で解かせば・・・・・・ほらできたよ」

 

 

グルメ界で採取した植物を練りこんだこの串は髪質を良くする効果があるんだよ、今はあっちもいろいろ大変だから取りにいけないけどね。それだけではなく長い間一人で生きてきたから生活に必要な事もマスターしてるから何処をどうすればいいかも理解できる、あれ?俺専業主婦か?

 

 

「す、すみません」

 

コウマ

「なに、ジジイのお節介だと思ってくれて構わんよ。あと紫達もやって欲しいなら後でやってあげるからな」

 

 

俺の言葉で紫達がビクッとしたが、さっきからこっちへの視線が感じ取れるんだぜ?そうしていると「そろそろ、話をしてもらいたいのだが」と、ロンド・ベル司令のブライト・ノアが呟いた

 

 

コウマ

「そうだな、全員静粛に」

 

 

全員の表情が一気に引き締まった、これで始められるな

 

 

コウマ

「これより、外の世界における介入についてまず調査報告から始める、メルツェル、リンドウ、束頼む」

 

ORCAの智将、極東支部の影の最強の矛、希大の天災が調査資料を配布した

 

メルツェル

「まず軍事バランスからだ・・・現在世界各国はISを主力としているが戦力にもならないだろうな」

 

メルツェルは空間投影図を展開した、そこには現在の軍事バランスについてのデータが表示された

 

メルツェル

「まず、ISを運用するために歴戦のベテラン達は殆どが解雇されてしまった様だな。お陰で戦術レベルも低く連携も取れない上にこのご時世だ、IS派閥はやりたい放題しているよ」

 

ブライトが「何たることだ、可能性ある者達がこんな酷いことをされるとは・・・!」と怒気を顕にしていた

 

彼らは国の為に戦い、己を鍛えてきたのにそれを何もしない者達の我儘(わがまま)で足蹴にされ、無駄にされたのだ。だが、この後知らされた事がブライトの心を大きく傷つけた。

 

 

メルツェル

「中にはない罪を着せられ、投獄させられたり、強制除隊された挙句に財産を没収され、一家四散された者もいるそうだ」

 

 

ブライトはそれを聞いた瞬間、自分の中で何かが切れたような気がした

 

ブライト

「な、なんだよ、なんだよそれは・・・彼等が・・・彼らが何をしたんだ!?ええ!?彼らの事を考えようとしなかったのか!?彼らは全てを、『誇り』すら奪われたんだぞ!そこから更に何もかも奪うつもりなのか!?」

 

 

ブライトの悲痛な叫びは全員の心を痛ませた。

 

 

アムロ

「ブライト落ち着け!!」

 

ハサウェイ

「父さんしっかり!」

 

ブライト

「そこまで、そこまで、偉いのか!?ISなんてモノを操れるだけで偉いのか!?」

 

 

ブライトが泣き叫びながら暴れる姿はもう悲しみしか覚えられなかった

 

 

ジンネマン

「落ち着いてくれブライト司令!」

 

シャア

「済まない、少しブライトを落ち着けさせてくる」

 

 

アムロ達は外に出ていった。ブライトは軍の司令をしていたから、軍人の誇りや大切なものも長い軍歴から理解していた。それ故の叫びだったのだ。

 

 

リンドウ

「次は俺からだ。現在の社会情勢はまあ予想どうりなんだが、予想以上の社会の悪化だったわ」

 

 

リンドウのレポートも衝撃的に異様だった。公共での濡れ衣が当たり前、差別用語が当たり前、女性だけが罪が許され男はその全てを請け負う奴隷になってるいというショッキングな内容だったのだが、追い討ちをかけるようにイジメ問題が悪化し自殺者の数が急激に増加の傾向があるとのことだ。

これについて「だから、最近子供とかの死者の魂が多かったのか・・・!」と小町が呟いた

 

 

リンドウ

「電車を使おうにも、やれ「賄賂よこせ」やら「財布の中身を没収する」とか難癖付けられてたまらいぜ」

 

 

リンドウは更に「しまいには「首をつって死ぬか、質問したから警察に送られるかの二つから選べ」とか言われたなー」と笑いながら言っていたが、その顔は笑ってなかった。更にリンドウが言った言葉が衝撃的だった。なんと、どういう訳か織斑家と篠ノ之箒はかなりの……それも国家権力並みの権力を持っているというのだ。その言葉を聞いた篠ノ之束は驚いたように叫ぶ。

 

 

「え!?何それ初耳だよ!」

 

リンドウ

「俺が、アーク計画を調べるのに協力してもらったほかの支部の奴に力を借りたらできたんだ・・え?誰かって・・・・おおっとそれはトップシークレットだから教えねえからな!」

 

リンドウが調べた情報によると、篠ノ之箒はある時から急に織斑一家に隷属的になったそうだ──周りとの交友関係まで断ち切って。そこからはデータベースが別にあるのか、情報が得られなかった。

 

 

コウマ

「一夏、その篠ノ之箒とはどんな関係だったんだ?」

 

一夏

「剣道をする中のいい友達でした・・・だけど・・・」

 

コウマ

「済まない、もう言わなくていい」

 

「最初は中のいい友達関係だったんだけど・・・・・・いつからか憎悪をぶつけるようになったんだよ」

 

エヴァンジェ

「哀しいものだ、認め合う者が憎悪し合う事になるとは・・・!」

 

「強者が弱者を虐め、虐げるのはいつの時代でも変わらず、最も恐ろしいのは人間ですか・・・・・・」

 

 

聖のその発言に「それは違うぞ」とヒイロ・ユイが言ったあと、一言言った。

 

 

ヒイロ

「強者なんてどこにもいない、人類全てが弱者なんだ、俺もお前も弱者なんだ」

 

 

ヒイロの言葉は全員が理解した。誰もが心に迷いや恐怖を覚えている、それがあるから誰もが弱者である事からは逃れられない……それは全ての生物が持つ血の運命なのである。

 

 

リンドウ

「あと追加情報だが、これは嘘か誠かは解らないからよく考えてくれ・・・・・・あの時の事件は篠ノ之束のクローンの事件としては発表されている。もしかしたら外の世界には束の嬢ちゃんのクローンが刺客を送り込むかも知れないから気をつけてくれ」

 

 

やはりかと全員が思った事が起きてしまったようだ。犯人としては一番接触していた織斑千冬か、それか織斑秋人が有力だろう。

 

 

「最後に・・・・・・この話を元にして考えたプランがあります《プロジェクト・Break・ the・world》。歪んだ世界を破壊するためにはまず拠点を世界中に配置して、賛同者を集め戦力として迎ええる。そして世界を組み替える・・既に賛同者として『亡国企業』が行動を開始しているよ」

 

 

亡国企業。その存在は表の世界の第二次世界大戦時から存在していて、これまでの世界を裏から見届けて来た秘密結社。

 

 

コウマ

「とまぁ、こんな感じだ。今回の話はこっちの方にも影響力を持つからとても重要なミッションでもあるが、質問があるものは?」

 

 

その一言で、手を挙げた人は一人いた。

 

 

コウマ

「妖夢か、質問をどうぞ」

 

妖夢

「私は難しいことはよくわかりませんが、幻想郷に与える影響はなんですか?」

 

コウマ

「いい質問だ・・・例えばアーカーシャーの剣は知ってるよな?」

 

妖夢

「はい、ルルーシュさんの世界の『集合意識体』ですよね?」

 

コウマ

「そうだ、今は富士山の中に封印しているが封印より強い力が加えられてしまえばいつでもアーカーシャーの剣を扱えるだろう。アーカーシャーの剣に集まった意識体がまだ無意識なら大きさは建物一軒分の大きさだが家を建てるぐらいの力は扱える、もし意識を持ったまま集合意識体が爆発的に発生して誰かが使用したら?例えば『地球上の全ての男が最も安全な場所に逃れたい』若しくは『地球上の自分たちに従わない男達を逃げられない所に押し込めたい』としたら?」

 

妖夢

「まさか・・・『幻想入り』!?」

 

コウマ

「そうだ、この幻想郷でもエリアは限られているから時々拡張してるのは分かってるよな?現在は人口は妖怪も人もバランスが取れるが、その集合意識体が願いを受信したら強制的な幻想入りが発生する、その瞬間パワーバランスが崩れて・・・・・・ボンッ!!と平和は爆発四散してしまい、数で増えた外来人達は全てを破壊してしまうかもしれん、溜りに溜まった恨みを吐き出すためにな・・・だがこれはまだすぐに対応できるから安心してくれ、そうなったら俺一人でも鎮圧できるからな、他にも問題はあるが今は割愛させてもらう」

 

「次聞くわよ?外の世界の拠点はどうなるのかしら?」

 

「そこはご安心を!外には既に仙豆カンパニーを設立してるから!」

 

(((((((仙豆カンパニーて、なんだよそれ!?)))))))

 

「仙豆カンパニーはアルベルト君が、設立した企業で既に外の世界の大企業として数年前から設立してるから仙豆を主力としたアナハイムのパチもん会社だよ!」

 

アルベルト

「あの、パチもんは止めてくれませんか?まあ今の自分は社長としていますが今回の作戦開始から、社長を変えるつもりです・・・ピッコロさんお願いします」

 

ピッコロ

「今聞いたように、俺達が拠点とする仙豆カンパニーは作戦開始から新しい社長としてこの中から一人選抜する・・・とは言っても社長はコウマ、副社長は紫に決まっているがな」

 

「ええ!?」

 

ピッコロ

「さらに、有志志望者はIS学園に向かってもらう。」

 

一夏

「けど、IS持ってませんよ?」

 

「この束さんが作ればいいんだよ!心正しきものなら誰もが乗れる新しいIS──《IS-N》インフィニット・ストラトス・ネクストとしてね!」

 

コウマ

「俺は既に専用機を作っている」

 

霊夢

「専用機?」

 

コウマ

「国家代表候補や国家代表のみが持てる個人の機体だ。試験型が多いが性能は高いぞ」

 

主任

「アーマードコアには及ばないがな!」

 

「主任、怒るよその発言」

 

キャロル

「主任言い過ぎです」

 

主任

「ごめんごめん、けどどう発表するんだそのIS-N」

 

コウマ

「それはお楽しみだよ、楽しみをばらしたら楽しくないだろ?」

 

サーチェス

「それもそうだ!ぎゃはは!!」

 

コウマ

「これにて、会議を終了とする!決行は来年の3月とする。各自参加者は準備を開始するように以上!!・・・あ、一夏達はちょっと残って」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウマ

「待たせて済まないな・・・ちょっとした野暮用だ」

 

一夏

「なんでしょうか?」

 

コウマ

「織斑一夏太尉!」

 

一夏

「は、はい!」

 

コウマ

「太尉を仙豆カンパニー施設部隊『ザ・クラッシャー』隊長に任命する!」

 

一夏

「お、俺が隊長!?」

 

勇儀

「凄いじゃないか一夏!」

 

お空

「私は私は!?」

 

コウマ

「お空と勇儀は一夏の部下として狙撃兵少尉と装甲兵少尉として、一夏の補佐に回ってくれ。お燐も衛生兵少尉としてミッションに参加する・・・既にお燐には連絡済みだから心配しなくていいぞ 」

 

お空

「わかったよー!」

 

勇儀

「あたしが役に立てるならよろしく頼むよ」

 

一夏

「二人ともよろしく頼むよ・・・てお燐もか!?」

 

コウマ

「因みにメンバーを選抜したのは鈴と数馬と弾と蘭の四人だよ。俺もシエルとナナとギルとソーマとコウタとアリサと幽香と聖とエックスとゼロのメンバーで《ブラッド隊》として、参加する」

 

霊夢

「私はお留守番なのね・・・「お留守番じゃないぞ」(パアア!!)」

 

 

うお!?なんか霊夢の目が喜びで輝いて見える!?何故だ?

 

 

「私は藍達と一緒にカンパニーで働くわ」

 

コウマ

「最後に・・・これからお前達には『最後の烏』に鍛えてもらう」

 

 

コウマのその名前を聞いた瞬間一夏達は固まった。その名前は最強の一人の名前だからだ

 

 

霊夢

「に、逃げるんだぁ・・・」

 

コウマ

「駄☆目」

 

幽香

「殺される・・・皆殺される・・・!」

 

ブロリー

「逃げれると思っていたのか!」

 

 

既にブロリーが人数分の一人用のポッドを用意しているから、これから迎える運命が簡単に読めた。

 

 

パラガス

「逃げられると思っていたお前たちの姿はお笑いだったぜ☆ふぁ〜☆」

 

 

この時、一夏は遠い目をしながら一人思い老けていた。

 

 

一夏

「(俺は生き残れるのだろうか?)」

 

 

生きたいんですね。解ります。

 

 

勇儀

「ちょっと私用事ができちゃったんで・・・」

 

お空

「あ、悪魔たん・・・」

 

コウマ

「『最後の烏』はもう《無名の丘》に待ってるからな?」

 

ブロリー

「とゆうわけだから、とっとと行けッ!!」バキィィン!

 

霊夢

「door!?」

 

幽香

「あ〜う☆」

 

勇儀

「へっへっへっへっへ・・・」

 

お空

「うわぁぁぁぁぁ・・・」

 

パラガス

「いいぞぉ!・・・・・・ちょっと待てブロリーなんでこっちに来るのだ!?ま、まさかお約束だというのか!?」

 

 

パラガスのその言葉を聞いて、ブロリーは一瞬だけ超サイヤ人化を解いてから言う。

 

 

ブロリー

「はい・・・」バキィィン!

 

パラガス

「あ〜う☆(^qメ)」

 

 

ウィーンウィーンウィーンウィーンウィーンウィーン

 

 

 

パラガス

「これから全員仲良く八つ裂きにされる頭がとっても悪いパラガスでございます☆」

 

 

=10秒後=

 

 

一夏、勇儀、幽香、お空、霊夢、パラガス

「「「「「「ふぁ〜はっはっはっはっはっはっは〜あ〜う☆」」」」」」

 

 

その言葉の後、ブロリーがみんなが入ったポットを無名の丘に向けて蹴り上げた。さてはてこの先どうなることやら?

 

 

コウマ

「とりあえずお燐迎に行ってくるわ」

 

コウマはそう言って地面にギガドリルを使い土の中に消えていった。数分後この穴から一人用のポッドが飛び出してきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

世界の破壊の始まりまで

 

 

 

 

 

あと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4ヶ月

 




前書きNGシーン(とゆうか作品概念ぶっ壊し、完全茶番のおまけ)

俺はフェンリル極東支部幻想郷支部第一部「《幻想郷のオカン》の織斑一夏でございます」

一夏
「パラガスさん、何やってるんですか?」

パラガス
「シュワット!?これは霊夢たちに頼まれたからだぁ!」

一夏
「そうかそうか…………召喚符《伝説巨神》」


=5分後=イーデオーン(凸)


コスモ
「一夏、捕まえてきたぞー」

一夏
「ご苦労さまコスモ、お礼にこれ」

コスモ
「鮎とヤマメの塩焼きじゃないか、これどうしたんだ!?」

一夏
「妖怪の山で釣ってきた」

コスモ
「一夏らしいぜ、じゃあ後で遊ぼうぜ」

承太郎
「コスモも帰ったか・・・さて紫とお前ら全員何やってんだ?」


キュピン!!スタープラチナ!!オラオラオラオラオラオラァ!!



「ヤッダーバァアァァァァアアアアア!!!!」

キリト
「承太郎さん、そこでスイッチです!」

承太郎
「ああ、スイッチだ花京院!」

花京院
「OK承太郎!」

幽香
「霊夢、私は紫がこのまま追撃されるのにデザートを賭けるわ」

霊夢
「じゃあ私はされない方に副菜を賭けるわよ」

花京院
「さあ、お仕置きの時間だよ、ベイビー ξ`•ω´• ) ψ✧ 」


「まさかの追撃!?」

花京院
「エメラルドスプラッシュ!!」


「ヒャッハー!逃げられ────」ピチューン!!

幽香
「まぁ、こうなるわね」

霊夢
「まぁね」

コウマ
「では俺は───」

ガシャン

コウマ
「毎度恒例のKIKUでとっついてあげよう、とゆうかゲイブン達が言うにはこれでやれば誰でも喜ぶそうだが、ほんとなのだろうか?とゆうわけでNIOHも使ったダブルとっつきだ」

最強2大とっつきの夢のクロスオーバーッ!!!!

一夏
「そうゆうものですかね?」

霊夢
「に、に、に、に、兄さんそれどこにぶち込むの?」

コウマ
「(なんで顔を赤くしてるのだ?)何処って●●●だけど・・・?」

幽香
「上等よ、好きなだけぶち込みなさい!」
カモーンと言うように、指で招いている。流石常連、とっつきに関しては幻想郷で一番理解している。


「まだだ…まだ終わらんよ!」

そこで、ギャグ補正で紫が復帰してきた。

コウマ
「なら紫もとっつきだよ?」


「OK牧場」

一夏
「なら俺はグラインドブレードで」ギュリリリリリリリリ!!!!

主任
「なら俺はマスブレードで」(ノーマルver.)

ベジータ
「なら俺は咲夜とレミリアだな」マスブレード(コンクリートver.)

咲夜
「あの〜なんで私も射程範囲に入っているのでしょうか?」

ルルーシュ
「五人組は知ってるよな?それと同じだ」

咲夜
「連帯責任と言うわけですね♪」

レミリア
「もう逃げられるなんて、その気になっていた私達はお笑いだったわね・・・うー☆」

降参の万歳をしていた(但し1名だけカリスマブレイク)

ベジータ
「安心しろ、優しくしてやるよ」

咲夜
「べ、ベジータさん//」

レミリア
「優しくしてよ//」


VAVA
「おーい、あいつら見てるもとなんか口の中が甘いんだけど」

姫路
「VAVAさん、それは砂糖です。」

VAVA
「戻ってたのか姫路、お前確か他の世界の自分を明久達と一緒に粛清とかしてたけど、どうだったんだ?」

姫路「そうですね、この世界の並行世界の所の私達で一番悪質な人を・・・とゆうか並行世界の私や島田さん達をフルボッコにしてましたね」

島田「しかしMULTIPLE PULSE(マルチプルパルス)は楽ね〜広範囲を一気に攻撃できるからFFF団とかが襲いかかって来てもまとめて吹き飛ばせるのがお得よね〜」

明久
「UNACは安心して背後を任せられるのもお得だね」

ブロリー
「とゆうか並行世界のお前達は何をしていたんだァ?」

須川
「そうだな・・・兎に角学校を荒らし回ったり人殺しに走ったり兎に角色々やってた」

ブロリー
「屑がぁ・・・」

この話には流石のブロリーも額に汗を一筋垂らした

雄二
「だけど一番過激だったのは」チラ

雄二が見た先には、軽く宇宙を一つ作った公式超弩級チート兼、宇宙そのものであるAS(アンチスパイラル)がいた。

AS
「私のどこが過激だと言うのだ?」

雄二
「隕石落としたり(アシュタンガ級の攻撃の一つ)」

島田
「ムガン全種類を差し向けたり(兵士級、兵士上級、クウムガン、キョムガン、クウキョムガン)」

姫路
「突撃機動艦隊送り込んだり(パタ級、ハスタグライ級、アシュタンガ級、ナンダ級、ヴァースキ級、デススパイラルマシーンetc……)」

明久
「終いにはグランゼボーマとアンチグレンラガンを送り込んだりしてるじゃないか」

コウタ
「うっわ・・・アンチスパイラル何やってるんだよ(汗)」
その証言を聞いて呆れたのは、フェンリル極東支部第一部隊隊長、藤木コウタだった。彼の幻想郷での強さは能力持ちでも単独で全滅させられるほどの強さだ。能力名は《弾丸を操る程度の能力》。文字通り弾を操るの能力だ。

コウタの頭の中ではASの持つ本当の無限の大軍《多次元進化確率生命体反螺旋突撃機動艦隊》がうじゃうじゃ蠢き爆撃祭りになる光景が広がっていた。


「災難ですね〜」

やんわりと今のを聞いて答えたのは、コウタの恋人である、超人の聖白蓮だった。

コウタ
「聖さん、今の話を聞いてどんな感じですか?この紙に書いてください」


「〜♪」

コウタ
「・・・・・・聖さん、戯れてるように書いてるけど、実際は爆撃祭りですからね?」

神子「タワムレェ!!」イタチ「タワムレェ!!」

・・・・・・今何処かで馬鹿が2人スパーキングしていたような気がした。


「そうなんですか〜?」

ルーミア
「そうなのかー?」

コウタ
「そうですよー。てゆうかルーミアいつの間に来てるんだよ」

ルーミア
「絵を書いてるあたりからなのだー」

ブロリー
「そうですかぁ・・・」

一夏
「それよりも、もうとっつきやっていいか?」


「男は黙ってゴー♂」

ジャック
「こいつを止めないといけないから早くしてくれ」

オールドキング
「よぉ、オールドキングだ。相棒(首輪付きけもの)が最後の一人を連れてきたぜ。」

エヴァンジェ
「だけど首輪付きしかいないじゃないか「ターゲットが逃げ出したから、私が捕まえに行ってたんだ」セレン・・・・・・霞スミカか」

セレン
「全く・・・お前も詰めが甘いぞ。あとエヴァンジェ、今の私は霞スミカではない。」

永琳
「むーむー!」
ロープで亀甲縛りにされ口をガムテで塞がれた永琳が連れてこられた。
その姿はナイスバディな永琳のスタイルをさらけ出していたのでちょっと刺激的だった。

エヴァンジェ
「・・・なんで亀甲縛りにしてるんだ、目のやり場に困るんだが」
呆れた声でエヴァンジェがセレンに言った。その顔は少し赤かった。

セレン
「面白そうだからとりあえずやってみた」
その場の気分でやったようだ

エヴァンジェ
「なら止めろよ!てゆうかおもしろ半分で亀甲縛りするな馬鹿!」

CUBE
「何時の間にかジャック・Oが増殖してるのですが、どうしますか?」

コウマ
「そっちはゲイブンのジャック・Oだから放っておく。それよりも・・・永琳」

コウマはガムテを素早く痛まないように剥がし、ロープを切断した後、永琳の顔に頭を近づけた

永琳
「!?!?!?」

その距離は既にキスができそうな距離だッ!!

コウマは耳元でそっと囁いた

コウマ
「痛かったら・・・ごめんね?」チャキ×2

永琳
「は・・・はい//////(ボン!!)」

コウマ
「うわ!?永琳大丈夫か、熱があるのか?風邪引いてるのか!?」

永琳
「だ、大丈夫よ・・・//」

一夏
「コウマさん、もうやらせて下さい」ギュリリリリリリリリ!!!!


「いっくん、流石にそれはこの束さんでも、この世の終わりを体現してる気分だよ」

鈴(幽霊)
「束さん、貴女はそんなものでは死なないでしょ?」

一夏
「あーもうめんどくさい!!」ズドオオオオオオオオオオ!!!!!!

\ギニャアアアアアッッアッー!/

この後幻想郷の事件の中で最もお馬鹿な事件として《凸突事件》として語り継がれたのであった。あと、今回こんなに長くてごめんなさーい!!

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