Rebellion Fight of traitors 作:A.K
コウマ
「こいつをどう思う?」(KIKU)
幽香
「とても……大きいです///」
コウマ「☆YA☆RA☆NA☆I☆KA☆」
幽香「\アッー/」
ズガン・ズガン・ズガン・ズガン・ズガン・ズガン・ズガン・ズガン・ズガン!!!
幻想郷唯一無二の医療機関《永遠亭》
トウマ
「てゐどうした……って、ボロボロじゃないか!?」
中からピンク色の服を着た妖怪兎《因幡てゐ》がボロボロの姿で出てきた。外見は子供だが実は幻想郷でも超が付くほどの古参妖怪で、古い日本神話にも関わってる兎で幻想郷1の健康オタクでもある。しかし、よくイタズラをする。
てゐ
「どうもこうも何も……、あの機械のうさ耳つけた人が暴れるから色々と大変なんだよ!理由としては、あの男の子を守るのに必死になってるとしか…………」
幽香
「一番衰弱してた子だったわよね?」
コウマ
「合ってるぜ」
妹紅
「輝夜は?」
てゐ
「姫様ならうどんげと主任と一緒に、例の男の子の手術をやってるよ」
てゐのその言葉を聞いて、妹紅が驚きの声を上げた。
妹紅
「か、か、輝夜が手術ゥゥゥ!?」
妹紅が驚いたのは無理もない。妹紅は輝夜が普段自宅警備員である事を知っている。なので、輝夜が手術のような高度な技術を得ていると言うことは知らなかったのだ。
コウマ
「アスピナ機関の奴らに教わってたから大丈夫だろ、結構良い腕してるからな」
てゐ
「あ、アスピナ機関!?フラジールを作ったところだけど大丈夫なの!?」
幽香
「それはフラジールの時だけよ、ジョシュアも居たんだから大丈夫よ」
ここで説明しよう。アスピナ機関とは、アーマードコア4でジョシュア・オブライエンが所属していた《コロニー・アスピナ》が発展した組織で、高い技術力を得ているグループの一つである。
しかしながらジョシュア・オブライエンが消えたあとのアスピナ機関はとんでもない変態機体を生み出してしまった。それこそが『穴』と呼ばれる、速さのみを求めたパイロット殺しのネクスト《フラジール》を生み出した。
コウマ
「輝夜が手術とは……能力が必要になるほどの傷だったのか……」
妹紅
「たしか…………心臓がひどく損傷してたな。能力で傷の修復速度を上げるんだろ」
コウマ、幽香
「「OK把握」」
=永遠亭材料室=
一方輝夜は、匠で縛り上げてこの材料室に監禁しておいたパルパレーパとディアボロのところに来ていた。
な、何をする気だ輝夜!?匠をこんなに配置して私をどうする気だ!
貴方のRGストーンを使わせてもらうだけよパルパレーパ
じゃあ、俺はなんで捕まってるんだ?
ディアボロは生き返るから臓器をかなり分けてもらいたいのよ
オレのそばに近寄るなーーー!!
今日のボスとパルパレーパの死因
手術に使われて死亡
コウマ、幽香「「聞かなかったことにしよう」」
てゐ
「それよりもうさ耳の奴を止めて欲しいんだけど」
コウマ
「それなら………………召喚符《緑色の空飛ぶ黒飴》」
ポッケから取り出したのは企業連が開発した召喚符の一つだ。
呼ばれてきたのは…………うん言わない方がいいだろう
ビューン
<<ギャアアアアアアア!!
てゐ
「ねぇ、今のソル──」
コウマ
「振動を極力減らす方法だ。あっ、そう言えば永琳は?」
てゐ
「抑えていたから恐らく一緒に…………「それなら心配ない」その声はルルー…………シュ?」
てゐの目の前に現れたのは、全身の骨が折れて大変な姿になっていたルルーシュだった。
幽香
「………………どうしたらこうなるの?」
永琳
「る、ルルーシュ!また無茶を…………!」
ルルーシュ・ランペルージのおかげで永琳は黒飴の直撃を喰らわなかったものの、全身複雑骨折(浦安鉄筋家族の春巻龍の複雑骨折の画像と全く同じ)になってしまった。
とゆうかこの男、こんな姿でも平然としてるけど妖怪や月人もビビるレベルの不死身っぷりである。
いや、もうびっくり人間だ。
ルルーシュ
「大丈夫だ仙豆を食べ──」
骨折した腕を操りポッケを探ったが…………仙豆は粉々になっていた。
ルルーシュ
「…………」
色々と落ち込んでいるルルーシュに近寄った幽香は、しゃがんでルルーシュに話し掛けた。
幽香
「植物で固定する?」
ルルーシュ
「YesYesYes」
複雑骨折修復中
コウマ
「で?この人が騒ぎを起こしてた奴か、さしずめ不思議の国のアリスだな。しかもこの人が……」
???
「いっくんは、いっくんはどこなんだよ!」
ルルーシュ
「まさか篠ノ之束博士だとはな」
そうこの人物こそ、外の世界の現在の最強の兵器《インフィニット・ストラトス》略して「IS」の開発者である、天災こと《篠ノ之束》だった。実は篠ノ之束に対しては極東支部でも興味対象として、色々と調べていたのだがまさか直接会えるとは思ってもいなかった。
コウマ
「束博士、織斑一夏は現在我々の者によって緊急手術をやっているから落ち着いてくれ」
篠ノ之束に対してのデータでは、極端に対人関係が少ないことがわかった。親しい仲には織斑一夏の家族である織斑千冬、織斑秋人、妹の篠ノ之箒ぐらいしか居なく織斑一夏は対象外だと報告されていた。更に独特のあだ名で呼ぶ事が知られており『いっくん』で織斑一夏とすぐに理解できた。
束
「私の…………私のせいで、いっくんが……いっくんがぁ!」
暴れ回る篠ノ之束に対して、植物で身体を固定し終わったルルーシュが近づいていった。
ルルーシュ
「落ち着いてくれM,束──(ボキメキバリメリ!)あ」
幾ら体を固定したと言っても植物で身体を固定しただけなので、少しの衝撃で崩れてしまう(ルルーシュの体が)。その為篠ノ之束の振り回していた手に当たったルルーシュは、また崩れてしまった。
それを見た篠ノ之束は、目に涙を貯めながら叫んだ。
束
「ぎぃにゃあああああ!?だだだ、大丈夫君ぃぃぃぃぃぃ!?」
ルルーシュ
「大丈夫、いつもの事だ。それより落ち着いたか?」
束
「う、うん。ごめんなさい」
コウマ
「とりあえず何故あなたと織斑一夏とあと誰だか知らない少女と少年を連れてたんだ?しかもあんな傷だらけになって…「手術終わったわよ〜」お、輝夜終わったか?」
部屋に入ってきたのはかぐや姫こと蓬莱山輝夜である。しかし、何故かその格好は白と黒の髪で長い黒いコートであった。
永琳
「あの〜姫様なんで○ラッ○ジャッ○なんですか?」
永琳は、自分の主君である輝夜に訪ねた。
輝夜
「こっちの方が気合が入るのよ、仕事でもテンションによって効率が上がるのと下がるのと同じ事よ」
永琳
「あ〜そう言えばそうですね」
束
「え……この人誰?」
輝夜
「あら自己紹介がまだだったわね、私は蓬莱山輝夜…………俗に言う輝夜姫よ」
束
「か、輝夜姫!?でもなんでブ○○ク○○○クなの?」
輝夜
「面白いからよ、あと私は漫画とかサブカルチャーが大好きなのよ?」
輝夜の言葉を聞いた束は、瞬時に理解した!
束
「あ、姫…………サブカルチャー…………自宅警備員だね」
そんな束の言葉を聞いたルルーシュが言った。
ルルーシュ
「遠まわしからNEET呼ばりか」
ジョシュア
「ふむ、惹かれるな」
ルルーシュ
「ジョシュア!?どこから湧いてきた」
輝夜
「まぁ…………ちょっと前まではそうだったから否定出来ないわね」
束
「………………」
コウマ
「輝夜、織斑一夏の現在のバイタルを教えてくれ」
輝夜
「いいわよ…………主任、用意できてる?」
主任
「アハハハ!!既に完了してるぜ」
束「な、何このロボット!?」
主任「あ〜やっぱり驚くか……俺は主任、今の姿は全領域活動可能万能換装可能人型兵器《アーマードコア》の俺の専用機《吊られた男(ハングドマン)》の姿さ、ほら名刺だ」ピッ
束「え?ど、どうも…………(な、なんなのこの人達!?明らかにアーマードコアというロボットは、ISより細かい技術を必要としてるし…………」
コウマ「途中から声出とるよ?」
束「あ……ご、ごめんなさい!」
主任「気になるのは精神が安定している何よりの証拠だから疑問が湧くのも仕方が無いから気にするな。まぁそれよりもまず現在のバイタルを説明させてもらう。まず全身に弾丸が埋め込まれていたが摘出完了、破損していた神経は一部を光ファイバーに組み替えることで改善した、更に心臓部を大きく裂いてるこの部分…………ここには超小型螺旋エンジンを組み込むことで心臓の補助をする他に、二つ目の《第二の心臓》として、機能させる」
束「え…………じゃ、じゃあいっくんは!」
輝夜
「ええ、半ば強化人間に近い状態になったけどもう大丈夫。」
その言葉を聞いて束は目から涙を流していた。
コウマ
「しかし、なんでこんな事になってたんだ?」
その言葉を聞いた束は、下を向きながら……涙を流しがら言った。
束
「私が…………私がISをちゃんとした方法で発表しておけば!」
コウマ
「なぁ、一体何があったんだ?どうしてISでこんなことが起きたんだ?一人の技術者としても気になるんだ。」
それを聞いた束は、事の原因を話した。
~天災説明中~
幽香
「つまり世界各国から発射されたミサイルを第一世代IS《白騎士》による全機破壊を行うことによるISの宣伝…………マッチポンプをやった結果、本来の《宇宙活動用のパワードスーツ》ではなく《女性にしか使えない世界最強の兵器》になった」
ジョシュア
「その後《アラスカ条約》をやったが裏では軍隊用の機体の開発が続けられていた」
束
「アメリカの《銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)》とドイツの《シュバルツェア・ハーゲン》だよ」
永琳
「一方でスポーツとしての大会で《モンドグロッソ》が開催され白騎士のパイロットであり、親友の『織斑千冬』が優勝したことで《ブリュンヒルデ》と呼ばれるようになった…………」
輝夜
「問題はそこからね。織斑千冬がブリュンヒルデになった事で世間の評価は天才と名高い織斑千冬と織斑秋人には高い評価をしたけど、それに劣る織斑一夏君を差別的に見るようになった。貴方の妹の篠ノ之箒も含めて」
束
「前から差別がひどかったけど、私のせいで余計に酷くなっちゃったよ。町の奴らもいっくんだけリンチしてたよ!」
その時を思い出して怒りを顕にしてか、血が出るほど強く拳を握り締めた。
束
「だけど味方はいたよ。五反田食堂っていう食堂の人達だけどとても優しくしてたよ、あと数馬てゆう子と、あと凰鈴音ていう虐められてた娘だよ。だけど、私がここに来る直前にみんな殺された!町の奴らと箒ちゃんとちーちゃん達に!皆殺された!あの人たちは何もしてないのに、何も悪いことしてないのに!!」
ジョシュア
「巫山戯てる。本当に巫山戯てやがる!」
輝夜
「それが…………人間が、人間のやる事なの!?」
束
「五反田さん達からは弾君と蘭ちゃんが、あと私の娘でもあるクロエ…………クーちゃんが、わたし達と一緒にいっくんと逃げてきたんだけど……」
???
「その途中で境界線を超えて《幻想入り》したのね?」
突如天井から現れた謎の空間から逆さになって現れたのは、この幻想郷の賢者であり創設者の《八雲紫》ッ!!
???
「コンピューターの弾きましたデータによると間違いありません、うわへへwwwww」
そして手持ちのコンピューターを持ちながら現れたタコの様な人物は、《タコ科学者》だ。
束
「あ、あなたは?」
紫
「申し遅れましたわね、私は八雲紫。この幻想郷の賢者で《スキマ妖怪》です。」
タコ
「タコ科学者ですじゃ」
幽香
「どうしたの?」
紫
「さっきの話の五反田さん達と数馬君は調べてみたけど…………殺されてたわよ、《粛清》という名目で」
束は紫の言葉を聞いた瞬間、その場にしゃがみ込んだ。
束
「あ……ああ…………私の 、また、また私のせいで!皆……皆!」
コウマ
「…………糞が、久しぶりに涙が出やがる…………!」
紫
「あと、私が来たのはある人から頼まれたからよ」
ルルーシュ
「ある人から?それは一体…………」
???
「それは私です」
隙間から現れたのは…………特徴的なZUN帽子をつけた緑髪の小さな女の子だがかなりの威厳を持っておりその手によく閻魔のイメージ画像で出てる棒を持っていた。
コウマ
「あ、四季様お久しぶりです」
束
「次から次へと来たけどこの人は?」
???→映姫
「初めまして、篠ノ之束。私は楽園の最高裁判長こと《四季映姫・ヤマザナドゥ》です。」
主任
「まぁ閻魔様ってことだな!」
映姫
「主任は黙ってて下さい「あ、すみません」さて篠ノ之束、貴女は世界をやたら滅多に変えてしまった。これはとても強い罪です。外の世界は男女平等になる寸前でしたが、女尊男卑が過激的に増長し貴女は間接的に多くの人間を殺しました。この世界にもそれによるトラウマを抱えた現人神もいますが、ここまではいいですか?」
束
「否定はしません、私は全ての罪を認めています。」
映姫
「なら話を続けます……しかし、貴女は彼らを守ろうとする意志を持ち守り通しました。後は世界を変えたのならまた変えなさい」
束
「え?」
映姫
「もう一度いいます、《あるべき世界に…………あなたの願う世界に変えなさい》彼らと共に…………」
そう言いながら映姫は退室しようとした。しかし、紫が映姫の耳元で囁いた。
紫
「貴方もすっかり変わったわね、コウマやヒイロ達のおかげかしら?」
映姫
「う、うるさいですよ八雲紫!私はブロリーと悟飯さんに勉強を教えに行くので失礼します。」
永琳
「あら貴女、仕事は?」
映姫
「ああ、仕事なら………………」
~地獄~
ヒイロ
「判決を下す、被告人インキューべーダーはゼロの予測(浄瑠璃の鏡)ではお前に天国はない。」
QB
「訳がわからないよ」
五飛
「決定した…………貴様が悪だ!」
QB
「もう何がなんだか…………」
ディオ
「小町、後少しで終わりだぞ〜」
小町
「あいよ〜」
「すみません、これどこに置けばいいんですか?」
カトル
「新人の死神さんですね?そこにおいといてくれないかな?」
トロワ
「カトル、資料の整理ができたぞ」
カトル
「ありがとうトロワ」
ゼクス
「ガンダムのパイロット、こっちも終わったぞ」
カトル
「ゼクスさん…………そろそろすぐに名前で呼んでくれませんか?」
ゼクス
「済まない、長年の癖でな」
閉口休話……完
四季
「まあヒイロ達のシフトなので今日は休日です。帰りにはブロリーとパラガスさんに、ジョナサンと一緒に鍋をやります。」
ジョシュア
「前までは考えられない休日ワロタwwwww」
四季
「ではブロリーと悟飯さんを待たせてるので失礼します…………」
ジョシュア
「帰りはスキマではないのか」
ガララ…………
えーき、早く続きを教えて下さいーです。
ふふふ……本当に熱心ですね
はい……
カカロットの息子も待っているから、行くYO☆
ビューン………………
束
「この世界…………幻想郷の人達は皆、女尊男卑じゃないんだね。妖怪も人も皆輝いて見えるよ」
紫
「まあコウマや極東支部の皆がいたからこそ、皆変わることができて、可能性を信じられるのよ」
コウマ
「嬉しいこと言ってくれるねぇ…………所で君はどう思うかな?織斑一夏君?」
ガララ…………っと扉が開けられ、一人の少年が一人の男に支えられて立っていた。
コウマ
「(脳内超絶螺旋超演算機の記録に反応、織斑一夏本人と断定)君が織斑一夏君だね?」
一夏
「あ、有り難うございます…………」
コウマ
「カミナ、一夏君の様子はどうだ?」
大グレン団初代リーダー『カミナ』に訪ねた。
カミナ
「ここまで酷い人生を送ってきた奴は初めてだ……!地霊殿に連れていった方が良いな。ずっと怯えていやがる、今のイチカには『心』だ!『技術』じゃない、『心』が必要なんだ!」
コウマ
「そうか…………」
一夏
「お、俺はどうなるんですか?」
怯えながら、一夏は言葉を繋ぐ
カミナ
「イチカ、お前は今から地霊殿って呼ばれる場所に行くんだ。そこにゃあお前の新しい家族が待っているぜ」
一夏はカミナの言葉を聞いて、表情を曇らせた。無理もない……今の一夏は全てに恐怖しているのだから。しかし、カミナは言う。
カミナ
「そんな顔するなよイチカ、いいか?お前が信じるお前でもない。俺が信じる俺でもない。お前が信じる俺を信じろ。この言葉を覚えとけ」
一夏はカミナの言葉を聞いて静かにその言葉を呟く。一夏の表情は、何か……とても大切なナニかを得た表情だった。
一夏
「お前が信じる俺を信じろ……!」
ルルーシュ
「さて、篠ノ之束博士達も行って貰おう、なに心配するな…………」
コウマ
「お前の目の前にいるのは」
全員が一夏のほうを向いて声を揃えて言った。
「「「宇宙一優しい戦士(バカ野郎)と穴掘り男さ」」」
その言葉は、一夏の傷ついた心に確かに焼き付いた。
誤字脱字よろしくお願いします!