Rebellion Fight of traitors   作:A.K

10 / 30
竜馬(真)「ん、今回は俺なのか?」

吹雪「竜馬さん、お願いします!」

竜馬(真)「じゃあやってみるか」

~前回のあらすじ~

カミナたちが来る前にシモンたちが襲われて撃退+サングラスで威嚇した

ブロリーたちの行動を見せて笑いを取ろうとしたが効果なし……カウンセリング機能の施設のなさに呆れる

そんなわけで次の授業の担当であり担任の織斑千冬がいないので新しい人を呼ぶ事にした

竜馬(真)「こんなのでいいだろ?」

吹雪「・・・あれ?そういえば弁慶さんと隼人さんは何処に?」

竜馬「あいつら?あそこにいるだろ」

弁慶「おい、雲龍。寝癖が残ってるぞ……って龍驤もか・・・二人共こっち来い。特殊型航空機も渡すからな」

龍驤「わかったでー!特殊型航空機ってなんや?」

弁慶「所謂『異世界』の戦闘機型兵器のことだ……まあ先に寝癖を治すから来てくれ」

雲龍「わかった……早く……早く……!」

弁慶「わかってるよ!」

隼人「おい弁慶、天龍と龍田を見なかったか?」

弁慶「どうした隼人・・・ってなんで大鯨連れてるんだ?」

大鯨「私はこれから買い物に出るところだった時に隼人さんとちょうど合流したんです」

隼人「俺はあいつらに頼まれていた武器の点検を終えたから暇になってな、ちょうど買い物に出ようとしてた大鯨を見つけたからついて行くことにしたんだ。竜馬達も来ないか?」

竜馬(真)「・・・っへ、じゃあ俺達も一緒に行くか?」

吹雪「っはい!……と、それではchapter5始まります!」

今回は一夏視点です


隼人「そういえば竜馬……大和がいなくなったぞ」

吹雪「大和さんが!?」

隼人「なんでも『やっぱり待てません!もう出番を取りに来ます!』とかなんとか……」

竜馬「……まじかよ」


chapter5「はるか彼方からの訪問者、その名は『反螺旋』」

やあこんにちは、夜の人はこんばんわ……朝の人はおはよう。織斑一夏です

 

 IS武装学。ISの武装についての授業だったのだが担当している織斑千冬が国際IS委員会に更迭された為に、現在担当の教師が誰一人としていない。尚、これは一年生のIS武装学の担当教師のことなので、他学年のIS武装学の担当教員はいる。

 

 その代理の教師を全員の前で発表するとの学園長の指示によって何故かほかの学年の教師と生徒も来ていた。

 

 因みに他の学年の教師は大体がシモンさん達を襲いにかかったメンバーだったので本来の数には程遠い……その為、悟空さんが指示を出しているのだがいうことを聞かない生徒が多い為四苦八苦している様だ。

 

 

その光景を見て、シモンがふと呟いた

 

 

「たしかこの時間ってIS武装学だったけ?」

 

「ああ……確かにそうだが担当の教師がいないから代理の教師の説明にでも来たんだろな」

 

「・・・なあ、一つ言っていいか?」

 

「なんだヴィラル?」

 

 

白い毛並みの不死の獣人である公務王ヴィラルさんが溜息を吐いて言った

 

 

「女子だらけだな」

 

「今頃ですか、ヴィラルさん!?」

 

 

たしかに一組を除けば皆女子だけだ。目線な数も桁違いに多い・・・それに……

 

 

「ちょっと話しかけなさいよ!」

 

「ええ……恥ずかしいよぉ」

 

「甘いわね……ここは先生が行くわ」

 

「あら?なら私が……」

 

 

廊下から聞こえるその話し声を聞いて凱は疑問ができたようで……

 

 

「なんか顔を赤くして会話してるけど、どうしたんだあの人達は?」

 

 

と俺に聞いてきた

 

 

「凱さん、ISパイロットの都市伝説って知ってますか」

 

「ISパイロットの都市伝説ぅ?なんなんだそれは……」

 

「ISパイロットは恋愛がしにくいって奴です」

 

「意味がわからないぞ!?それよりなんでISパイロットだからって・・・あっ、なるほどそういう訳だな」

 

 

凱さんは直ぐに理解したようだ。

この御時世・・・女尊男卑社会においてもまともな人は結構いるのだが、ISパイロットはその風潮を利用した馬鹿野郎が騒ぎをよく起こすので……

 

 

 

ISパイロット=極度の女尊男卑主義者

 

 

という耳も蓋も無い都市伝説が生まれてしまいその風評被害が全ISパイロットに受けてしまったわけである。

 

 

「俺には命がいるんだから気にしなくていいってことだな!」と、満面の笑みで答えた

 

 

理解してなかったシモンさん達にも言ったところ……

 

 

「俺はニアや雛にさとりや皆がいるから関係ないと思うけど、本当にそうなるかわからないから俺は友達としても関わっていきたいんだ」

 

「俺には今では連絡を取れるようになったが、多元宇宙迷宮に妻と娘がいるんだ……それに弟子である椛だっているのに気にすることはない。まあシモンの考えにも一理あるがな」

 

「魔理沙ぁとフランがいるから気にしなーいですが、友達は増やしたいです」

 

「今では離れ離れだが、ブルマやパンツ……そしてここには咲夜、幻想郷にはレミリアだっているんだ……気がぶれるわけ無いだろ?まぁ、仲良くやっては行きたいがな」

 

「早苗一筋だが、本当に苦しんでいる奴がいたら助けてやりてぇと思うぜ」

 

「俺は……チェーンやベルトーチカがいるから、これ以上は無理だな。だけど仲良くやっていきたいよ」

 

「俺は……今はマリーダさんやロニさん、オードリーもいますけど……皆とは仲良くしたいです」

 

 

上の順番から、シモン、ヴィラル、ブロリー、ベジータ、ターレス、アムロ、バナージの順番で答えてもらったが・・・やっぱり皆考えることは同じなんだな〜と思った……あれ?あの人はどこいったんだ?

 

 

あの人───神威コウマ───がどこいいるのか知ってそうな人は……義妹である、博麗霊夢か大妖怪である風見幽香しかいないので二人に聞いてみたが……

 

 

「兄さん?さぁ、休み時間に『ちょっと後から来るから心配するな』とか言ってたわよ」

 

「なんでも 『新しい教師連れてくる……あとお燐も連れてくから』・・・って話してたわ」

 

 

やっぱりだ。多分学園長まで一枚関わってるようだ……と考えた所で悟空さんが戻ってきた。

 

 

「いや〜やっと大人しくしてくれたぞぉ!!」

 

「悟空さん?何やってたんですか……ってまさか変なことしてませんよね!?」

 

「いいっ!?一夏〜オラがそんなことする奴に見えるか?」

 

「料理を作ってたらつまみ食いを繰り返したり、お腹がすいたからって天界の桃を取りに行ったりする人に見える」

 

 

過去に何回かあったのだ、前者は悟空の妻であるチチさんから料理を学んでる最中に……。後者は食べるものがその場になかった時に……危うく天界の桃と月の桃が無くなる所だったのは懐かしい話だ。まあとある『グラップラー』から学んだゴキブリダッシュを使ってお仕置きをしたが。

 

 

「なんで手こずってたんですか?」

 

「実はよぉ……」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

オッス!オラ悟空!オラはIS学園の先生の一人として皆を並ばせてるんだけど一人だけ並ばない奴がいるんだ。

 生徒名簿にのっていたが3年1組のネール・イネルフェルトっちゅう奴で、アメリカ合衆国っ て国から来ている代表候補生なんだってさ!

 

  見た目はなんか篠ノ之箒に似ているけど、髪を金髪にしてより胸がでかくなって、目が赤くなったと思ってくれればいいぞ。それよりもだ……

 

 

「・・・なぁ何でそんな目で見るんだ?」

 

「男に指図されたくないから」

 

「・・・えぇ〜!?」

 

「むしろ何であんなに焦げた奴がいるのよ」

 

 

 これは想像以上だな……女尊男卑とやらはよく分からねえけど、オラが男だからって理由で話もなかなか聞いてくれねぇぞ!

 

 焦げているのってどう見てもシモンとヴィラルだよなぁ、何かあったのは聞いていたけど服も結構焦げてるな……まあこいつの言う通りでもあるな。

 普通だったらあんなに酷いのに平然と参加するやつなんてこの世界にはいないだろうし・・・

 

 

「けどよぉ……学園長先生からの連絡で皆も来てるんだぞ?それにおめぇ寝不足だろ……ケータイだかスマホだかオラは知らないけど夜遅くまでやってたら目が疲れちまうぞ?」

 

「なんでそう言えるのよ……」

 

 

結構分かり易いからすぐに分かっちまう……正直に言った方がいいか

 

 

「おめぇのその目とその指の形だ……長時間スマホとかやってる奴は指の形が変わってるのを新聞で見たからわかる、あとその目……使いすぎの目だけじゃなくて泣いたから赤く晴れてるだろ?何があったのかオラに話してくれないか?」

 

「無理よ……今までだって・・・」

 

 

『裏切られて来た』・・・その言葉を続けて言う前に悟空が口に手を当てて遮る。

 

 

「大丈夫だ!」と悟空は胸をドンと叩きながら言った

 

 

「オラは約束を破らねぇし、話を聞く……安心しろ。オラはお前の味方だ!」

 

 

その言葉を聞いて彼女は話してくれた、簡単に説明すると……

 

1、射撃型の機体を使っていたがいきなり千冬派閥の教師から近接型の機体を使うことを強要された

 

2、拒否したら専用機を強制的に取り上げられた為に抗議しにいったら外出許可禁止令に

 

3、そのせいでもう2年ほど家族に会えない……産まれたばかりの弟の顔すら見れない状態になった

 

4、さらに最近では日本政府から機体に触れることを一切禁じられる事になった

 

5、メールや写真等の内から写真と映像での家族のやり取りが可能となるケータイが何故か使えなくされる……日本政府からの妨害行動と思われる

 

 

 人権無視もここまで来ると呆れてくる……が、悟空の顔には怒りがあった。悟空は家族を持っている。孫娘や息子達の事をいつも心配している……その為彼女の両親の思いは悟空にもわかる。

 

  しかも自分のやり方すらねじ曲げられかけ、努力の結晶である専用機を無理矢理奪われた時点で悟空の怒りの沸点の限界に当たりかけていた。

 

 

「そうか……わかった!オラがなんとかしてみる・・・だから、今だけでも皆の所に行ってくれねえか?」

 

 

 悟空のその言葉を聞いて、彼女の目にはうっすらと涙が滲んでいた。

 

 

「本当に・・・助けてくれるの?」

 

 

 彼女……ネールの心の叫びを知る悟空は、己の全てを収めてしまうような大きな手でネールの頭を撫でて言った。

 

 

「ああ・・・本当だ!だから今は並ぼうぜ?」

 

「・・・はい!」

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

「────で、やっと終わったんだ!」

 

「なんですかそれ?日本政府のIS学園への誓約ってどうなってるんだよ!?」

 

「IS発祥の地だからかなり有利にやってるんじゃないですかね」

 

 

 説明を終えて感じたのは、日本政府達による高圧的行動の数々に対する怒りだった。

 

 IS学園にはルールがある筈なのにと一夏が考えていたところ、早苗が意見を出す。

 

 

「日本はISが生まれた国だからそれに関する事もかなり有利じゃないかと思います。だってあの事件の時だってなんで『篠ノ之束のクローン』なんて表現もありましたし、国ぐるみで一夏さん達を殺そうとした件で何をした事のかと言う事は明らかですよ」

 

 

 この世界では原作とは違い幾つかの国々があまりISに対して積極的ではないので、基本的なルールとする《IS学園に対する干渉制限条約》が結ばれている……なのにこの始末と見た

 

 

それを考えると日本政府は一体何をしたんだ?待てよ・・・早苗の話でも思い出したが、数年前のあの時にそういえば篠ノ之束のクローンと言っていたが、なぜ《クローン》が出てきたのだろうか?なぜクローンと断定したんだ?オリジナルである束さんを手放して……まさかコアの作り方を───────

 

 

「ようやく理解したようだな織斑一夏」

 

 

 早苗との会話からしての答えを理解した瞬間、真上からまるで空間自体が響いたような声が聞こえた

 

 

「ちょっとー、離してくれよ『アドヴェント』!」

 

「この方が早く着くだろう?」

 

「そう言う事じゃないっての……スカートが見えるんだよ!」

 

『アドヴェント……流石に限度がある。それに一般人からしたらこの光景は見慣れないだろう。あと本当にスカートの中が見えかけてるから早くしろ』

 

『それもそうだけど今日から世話になるから挨拶しようよ!』

 

「では降りるか……アドヴェント、お燐を渡せ。一夏にひきわたすから」

 

「わかったよ……じゃあお先に」

 

 

その声と共に複数の人間(?)が空から降りてきた。

 

 一人は優しいそうな雰囲気を放つ如何にも爽やかなイケメンの男、一人はまるで牧師のような青い服装をしたヘルメットを被る少年、一人は明らかに人間ではない肩にミサイルコンテやキャノンを装備し手にライフル(?)を装備している赤いロボット……肩につけられる❾のエンブレムが以外にも似合う。

 

 そして入学してきた生徒の一人であるお燐を脇に抱えながら降りてくる黒き人のようなナニカ。顔はぼんやりと目と口のような部分のみ白くなっているので識別はできたが、声からして先程の声の主である事は誰もが理解する。

 

 その黒き人のようなナニカは何処からもなく取り出した(正確には『誕生させた』だが……)マイクを持って自己紹介をした。

 

  たったそれだけの行動にIS学園の人々は息を呑んだ……プレッシャーとも言うべき圧力が彼女達をそうさせたのである。

 

 

「はじめまして……IS学園の螺旋族よ。私の名は『アンチスパイラル』。君たちからしたら《宇宙人》か《神》と呼ぶ方が分かり易い存在だ」

 

「私はも言わせてもらうよ?私の名はアドヴェント……『喜びのアドヴェント』だ。因みにこれが本名だから気にしなくてもいいよ?因みに僕は『人から神になった存在』と捉えてね?」

 

『次は僕だね?僕はX……ロックマンX。僕は電子妖精(サイバーエルフ)と呼ばれている元ロボットだけどよろしくね!』

 

『私の名はハスラー・ワン……いや、隠すのはやめよう。本名はAI名『H─1』、及び『ナインボール』だ。色々と世話になるがよろしく頼む』

 

 

・・・まじかよ!?あの人達が新しい教師をやるのか……Xさんとアドヴェントは良いとして、アンチスパイラルだと虚無らせそうだしハスラー・ワン・・・ナインボールに至っては力加減で物を壊さないか心配なんだけどいいのか?

 

とりあえず一番やばいのはアンチスパイラル……その名の通り《反螺旋族》と呼ばれる彼は人の大きさで山脈ほどの大きさを持つスペースキングキタンを片手で握りつぶせるほど力が強いがはたして威力を調整できるのか?

 

「H─1だったかしら……質問してもよろしいかしら?」

 

 

質問をしたのは生徒会長である更識楯無──本名は更識刀奈──だったが……

 

 

ブンッ!ガシャン!

 

 

『目上の者には謙譲語か敬語を使え……就職活動の時に酷い目に遭うぞ!よく覚えとけよ・・・謙譲語と敬語はテストでも小論文でも大切なことだぞ。世の中そう甘くはないからな。あとナインボールかハスラー・ワンのどちらかで呼べ、H─1では言いにくいだろ?』

 

 

言葉遣いが気に入らなかったのか、説教しながらバックパックの左側に収められたWC─GN230グレネードキャノンと左腕に内蔵されたLS─2001レーザーブレードを向けられていた。

 

因みにナインボールのLS─2001は初代アーマードコアの初期ブレなのだが、初期ブレの皮をかぶった魔改造品なので甘く見ないように!

 

「すすすすすす、すま、すみませんでした!!では改めまして・・・ハスラー・ワンさんは一体何のためにこの学園に来たのでしょうか?」

 

「それは俺が説明しよう」

 

「兄さん!?どこにいるの・・・」

 

 

 霊夢がそういった時、突然地面から何かを掘る音が聞こえてきた。そしてそのままアリーナの地面の一部が爆発して、爆煙の中から出てきたのはコウマとウサギのような黒いパーカーを被った薄紫色のロン毛の少女だった。

 

 その手にはボウガンが握られているが、矢の先にはダイナマイトを取り付けている訳のわからないものだった。

 

 よーく聞くと「やはりこの手に限りますね」とか言っているがお前は何処のコマンドーだよ!?っと、そんな考えを他所にコウマが出てきてからは地面をブロックで塞いで帰っていった。しかし、下から爆発音が響いていく

 

 一夏達は知らなかったがこの少女の名前は『結月 ゆかり』と呼ばれる ボーカロイド……略してボカロの一人でありながら、コマンドーである。

 やたらと黒曜石を好んで集めたり『やろう、ぶっころしてやる!』『この手に限る』『助けると言ったな・・・あれは嘘だ』等の口癖を持ち……森をマグマで焼き払ったり・・・壁を壊して部屋に入ったり……等かなりフリーダムな人物である。主に爆破系統の道具を好むようだ

 

まあそれは置いといて・・・・

 

 

「とりあえず説明だけはしておこう……まずあいつらはこの学園に必要不可欠な奴だ。まずナインボールは機械技師として職業訓練を教えるのとアリーナの管理に、整備班等の整備科の担当だ。アドヴェントは2~3年生に対する道徳の授業と学年主任、Xはカウンセラーの資格を持っているからカウンセリングの仕事とお手伝いだ。アンチスパイラルについては一年生の学年主任と一組担任、それと学園長代理に生徒会顧問を担当する。」

 

『これが資料だ、しっかりと目を通しておけ』

 

 

ナインボールが配るプリントには説明した内容の他にもこのようなことが書いてあった。

 

 

  生徒へのお知らせ

 

1 IS武装学については学ぶのは前期(四月から七月まで)とする、後期(九月から二月)はIS防災訓練とする。

 

2. アリーナにおいて本日より試験運用のために新型IF《IF─ver.AC・CR64『クレスト64式……略してテスト先生』》《IF─ver.GM79『グラパール』》《IF─X01『疾風(はやて)』》

《IF─ver.VF─11『サンダーボルト』》の体験運用を開始する。担当の係員の指示に従って使うこと。尚、新型ISスーツの試験運用も開始する

 

3. 学園においての日本国政府の不当な干渉については無視を許可する。

 

4.虐め、差別等の人権の尊重に関わる問題は厳罰とする

 

5.4における罰は放課後の奉仕活動と休日に募金活動を1週間行うとする

 

         ────────以上。 ❾印

 

この知らせにあちこちで驚きの声が上がった

 

「これ本当なの?」

 

「新型機のテスト体験!?放課後にやろうよ!」

 

「うん・・・けど私適正低いよ……」

 

「大丈夫、新型ISスーツは適性ランクを補助する機能があるし機体が君を助けてくれる。良かったら僕が手伝おう 」

 

「は、はい……ええっと「アドヴェントだ」ありがとうございますアドヴェント先生!」

 

「ターレスさん……これって?」

 

「ああ、ISは本来なら災害時にも対応できるはずだが使われないから……その為の訓練だろうな。俺達のIFも災害用だからな」

 

「それに疾風……これは!」

 

「早苗が考えた機体だ、よかったじゃねえか!」

 

 

賑やかになった……流石にこれだけの事があるから驚くだろうな

 

だけど俺は日本政府が何を考えて束さんを切り捨てたのか理解して嫌な気分だった

 

ISコアの開発方法……それを引き出した為にオリジナルの束さんがいらなくなったのだろう。そして今知られているのはクローン、あの二人によって何らかの手が加わってのは確かだ。

 

 

「織斑一夏……お前はどうする?」

 

「わかってます……クローンを殺す。そして国を壊してあいつらを殺します」

 

「そうか……ならそろそろ教室に戻るぞ」

 

「教師の皆さんには話がありますので少し残ってください……それでは解散!」

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

~一年一組~

 

 

「という訳で一年一組の担任になったアンチスパイラルだ」

 

 

 今のアンチスパイラルはピッチリとしたスーツを着て、出席簿を持っていた(お前……宇宙そのものだから何も見なくても相手のことわかるだろ!とか言わない……)

 

 

「アンチスパイラル先生ー!」

 

「どうしたお空?」

 

「宇宙そのもn──モガフガ」

 

(((((((腕が伸びた!?)))))))

 

「先生、花の世話をさせてください。そしてコウマを〇〇〇〇〇〇〇〇〇させて下さい」

 

「貴様は発情してないで黙ってろ風見」

 

「先生!内職していいですか?」

 

「・・・・霊夢、ここは学校だからやるな」

 

「( ˘•ω•˘ )」

 

「そんな顔をするな……あと勇儀もそれに近いこと考えてはいないだろうな?」

 

「Σ(・ω・;)なぜバレた!?」

 

「顔に出てる……お前達もそんなことはやらないようにしろよ?」

 

「「「「「「「「はーい」」」」」」」」

 

「はいは一回だ、さて……教科書を開けてくれ」

 

 

~キング・クリムゾン!!~

 

 

 アンチスパイラルの授業はとてもわかり易かった……伊達に何十億年も宇宙を支配していたわけではなかったな。

 

 その人の良いところを褒めて伸ばす……厳しくもわかり易く、最後まで付き合ってあげる・・・・このやり方はこの時代ではすでに見られないものだ。

 

 山田先生が泣いていた……どうやらこれほどまともな授業風景は初めてらしい。バナージのアシストが光った。

 

  そろそろ授業が終わるそんな時だった。 コウマさんが帰ってきた……がその後から来た人物が衝撃だった

 

  一人はかの暮桜を纏い……一人は特種な赤い和傘をさしたポニーテールの大和撫子の表現が似合う何か色々とおかしな高校の制服(?)を着てまるで戦艦のような装備を付けたグラマーな女性で、コウマさんはこの人に抱かれながら来た。

 

 

 霊夢たちはその姿に驚き……生徒たちは暮桜を纏った女性を見て恐怖を感じるどころか・・・いろいろと違う雰囲気に驚いた。俺は驚かない……知り合いだし会ったことあるし

 

 

そして 二人は名を挙げた

 

 

「並行世界のIS学園教師で日本代表の織斑千冬だ……チッピーと呼んでくれ!」

 

「大日本帝国海軍、大和型戦艦の大和と申します!ホテルじゃありませんよ!?」

 

 

  数刻の間を空けて思った事を叫ぶのだろうと思いコウマさんとアンチスパイラルと俺は耳栓をした。

 

 

「「「「「「「「「ええぇぇゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑ!!!!!?????」」」」」」」」」

 

 

 なぜだろうか?みんなの顔と声がパラガスになっている気がする……そして幽香さんと霊夢は何故か現れた大和さんに向かって突撃し、そして並行世界の織斑千冬……もといチッピーも俺に突撃してきたのでそれに対して勇儀も突撃してくる。

 

 

「兄さんを渡しなさいよ……このデカパイーーー!!!」

 

「そこを変わりなさいヤマットーーー!!!」

 

「提督は、渡しませーーーん!!それに、提督の初めては私がもらいます!」

 

「大和〜お前ら落ち着けよ〜その前に胸が当たって……俺の精神がヤバァい」

 

 

 大和さん……彼女はコウマさんが初めて一から作った人とは異なる人類《艦娘》の一人で嘗ての大戦艦大和その本人だ。

 

 

「一夏ー!!〇〇〇〇〇〇〇〇するぞー!!」

 

「やらせるかってんだよー!!」

 

 

チッピーは……うん、リミッターを超えたブラコンであり変態だ。最初に言ったように並行世界の織斑千冬その人。

 

もう砲撃やら爆発やらが飛び交い始めたその時である

 

ポーピー!

 

と、そんな音と共にブロリーの気弾が飛んできて爆発が教室を覆ったところで意識を失った……

 

 

ああ……学校ってこんな所だっけ?と考えて意識を手放した。

 

 

違いますよ?アナハイムも違ったし……

 

俺が知る学校はこんな所ではない……

 

俺もそう思うぞ……

 

あの、バナージとアムロさんに凱さん?なんで人の思考に入ってきてるの?




パラガス「パラガスでございます……次の話でございます」

何故かやってきたチッピーと出たくて我慢を辞めて作者の意思に関係なく来た大和!!

なんで来たの?どうやってきた!?そしてクラス代表どうするの?

次回chapter6

「お前ら少しは話聞け」

パラガス「さて、俺は衣玖さんとディナーの準備だぁ!!」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。