真剣で川神弟に恋しなさい!   作:ナマクラ

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第九話 「なら仕方ないってどんな基準なのさ」

 箱根旅行最終日に行なわれている大和とクリスによる川神戦役の初戦は俺の活躍で大和が勝利を収めた。

 その活躍を果たした俺はと言うと、クリスにやられた一撃、金的によるダメージがまだ残っていて起き上がれずにいた。いや仕方ないだろ。痛いんだし。

 そんな俺を半ば放置したまま、決闘は次の戦いに進むべくクリスによって種目を決めるくじが引かれた。

 

「二回戦は~……『ポエム対決』!」

「ポエム、だと……?」

 

 何故にポエムなのか。つかこの種目入れたのキャップなのか姉貴なのかどっちなのか気になる。どちらも入れそうにないけど、もし姉貴だったら爆笑物だ。

 

「……例としてまずは十夜に書いてもらおうか」

 

 と、ここでまさかの姉貴からのキラーパスがきた。……って、え?

 

「何故に俺?」

「今何故か急にそんな気分になったからだ」

「気分か……なら仕方ないな」

「なら仕方ないってどんな基準なのさ」

 

 逆らったらヤバイ気がしたんだ。しかしポエムと言ってもどう書けばいいのやら……

つか金的の痛みで俺の気分は右肩下がりだし、ポエムらしい陽気なものは書けないだろう。……そういえば別にポエムは陽気じゃないとダメっていう縛りはないわけだし、まあ思うがままに書いてみるか。

 …………何かダウナーな気分で書いてたらポエムの内容が暗くなって、それでさらに気持ちが下がってきた。そのせいでさらにポエムが暗くなって……負の循環に入った。つかこれ多分ポエムとしては受け入れられないだろうな。

 

「……ん、一応はできた」

 

 と、ここでまた姉貴から予想外な一言が飛んできた。

 

「よし、じゃあ読んでくれ」

「えっ? これ声に出して読むの?」

「読まないと例にならないだろう」

「でもそれは流石に恥ずかしいぜ」

「なら姉である私が代わりに読んでやろう」

「あ、俺にも見せろ!」

「あっ!」

 

 俺の手からポエム(仮)の書かれた紙が奪われた。

 

「「…………」」

 

 そして姉貴とキャップの二人はそれに目を通し、

 

「自由すぎてごめんなさい……」

「我が儘でごめんなさい……」

 

 木々の影で暗くなっているスペースに三角座りをして暗い声で詫び出した。

 

「何……だと……!?」

「何やってんだよ二人とも!?」

「ムムム……あのポエムから凄まじい陰気を感じる……」

「何そのオーラとかみたいな表現!? 陰気の使い方間違ってない、それ!?」

「つかキャップとモモ先輩が落ち込むってどんなポエムなんだよ!?」

 

 その二人の様子を見て他の皆も俺の作ったポエム(仮)を我先よと覗き込む。

 

『…………』

 

 その結果……

 

「卑怯でごめんなさい……」

「融通が利かなくてごめんなさい……」

「女にがっつきすぎてごめんなさい……」

「友達いなくてごめんなさい……」

「おバカでごめんなさい……」

「地味でごめんなさい……」

 

 一部を除いた全員が、先の二人と同じく森の影で三角座りをしてしまった。全く持って謎である。

 

「どうしてこうなった……!?」

「多分十夜のネガティブさがポエムという形になる事で感染力を得たんだと思う。これはもう封印指定だね」

 

 何だその超理論は。ネガティブさがポエムになるっていうのもおかしいが、ポエムになったからって感染力を得るっていうのもおかしい。でも一番おかしいのは実際に俺のポエムを読んだ人間が皆こうなっているという現実だ。

 

「そういう京には何で変化がないんだ?」

「元から根暗レベルの高い私に隙はなかった。残念ながらモロはレベルが足りなかったみたい」

 

 根暗ってレベルあるんだ。知らなかった。というかその理屈だと、根暗度合いは京>俺>モロの順で強いって事になるんだが……

 

「十夜の場合その時のテンションによって根暗レベルが大きく変動するからね」

「なんだそのいい加減な設定は……」

 

 というかその理論でいけば、俺の最大根暗レベルよりも京の根暗レベルの方が大きいって事に…………いやいや落ち着け。こんな事真面目に考察するとか、何か思考がおかしくなってるぞ。京の発言で俺の頭がおかしくなってる。深く考えずに一旦落ち着こう。というか京は何故こんなわけのわからない事をおれに吹き込んだんだ?

 そう疑問に思って自らの思考に向いていた意識を京の方に向けてみた。

 

「――よし。皆が落ち込んでて十夜が混乱してる隙に、大和を物陰に引き摺り込んで既成事実を……!」

「おいバカやめろ!」

 

 それが狙いか!

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 川神市の『親不孝通り』のビルの一つにオフィスを構える宇佐美代行センター。そこにいるのは社長である宇佐美巨人一人だけであった。

 代行業という外回りの仕事が多い業種で、かつ社員数もさほど多くない宇佐美代行センターではある意味いつも通りの光景である。

 巨人が今オフィスに残っているのは、平日に川神学園の臨時教師として働きに出ているのでこういった休日に代行センターでの書類仕事を片付ける必要があり、また依頼人が来た時に応対するためでもある。

 

「はぁ……梅先生を落とすにはどうアプローチかけりゃいいかねぇ……」

 

 なのでこれは決して仕事が面倒でサボっているわけではない。一応これでも手は動かしている。

 

「……ひとまずはこんなもんか」

 

 と、丁度その時、オフィスの扉が開いて外から誰かが入ってきた。

 

「今戻ったぜ」

 

 入ってきたのは宇佐美代行センターの従業員で川神学園の生徒、そして巨人の養子でもある源忠勝であった。

 

「お、早かったな忠勝。田中さんの件、どうだった?」

「どうやら知り合いだが、二人の間で何か確執があるらしい」

「用は不仲ってことか。で、依頼人はどうすると?」

「普通に警察に通報するとさ。証拠も揃ってるから警察も確実に動くだろうよ」

「つまりは依頼完了ってわけだ。丁度いいタイミングだ」

「ああ? 何のタイミングだよ?」

 

 訝しむ忠勝に何の事はないと巨人は説明する。

 

「実は今度新しいバイトが入るんだがな」

「おいおい、ウチにそんな金あんのかよ」

「なかったら雇わねぇよ。確かに金は掛かるが人手は欲しいだろ?」

「その人手が役に立つならな」

「最初っから一人前に使い物になるなんて期待はさすがに抱くなよ」

「わかってるよ。俺も始めた頃は色々やっちまったしな」

「で、だ。その新人をお前に育ててもらおうと思ってな」

「はぁ? 何で俺が……」

「忠勝」

 

 疑問を投げ掛ける忠勝に対して、巨人の声が先程までの砕けた感じの物から少し真剣味を帯びた物に変じた。

 

「お前が俺の跡を継ぐにしろそうでないにしろ、お前もいつかは人の上に立つことになる。その前の予行練習だと思え」

「別に最初から断るつもりはねぇよ。ただ他にも人はいるのに何で俺なのか、その理由が知りたかっただけだ」

 

 忠勝のその言葉を聞いた巨人の声は、真剣味を帯びた声から再び普段通りの砕けた感じの声に戻っていた。

 

「さすが忠勝。お前なら引き受けてくれると思ってたぜ」

「うるせぇな。さっさと話せよ」

「実はソイツは能力的には問題ないんだが、ちょっと人見知りみたいでな。何回か顔合わせたことある奴の方がいいだろうと思ってな」

「人見知りで俺と面識のある奴? ……誰だ?」

「川神十夜っていう一年だ。風間んトコの仲良しグループの一人だし顔合わしたことくらいはあんだろ?」

「……ああ、アイツか」

 

 名前を言われて忠勝は脳裏にその顔を浮かべる。

 

 黒髪赤眼でメガネをかけた、川神百代の実弟で、己の同郷でもある川神一子の弟。仲間と一緒にいる時ははしゃぐのに他人である自分が来ると借りてきたネコのように大人しくなる少年。

 武神や修行マニアな姉たちほどの武力はないが、しかしそれでもそこそこの強さらしいから能力的には問題ないとして、コミュニケーション能力のなさは身を持って実感しているので少しは改善した方がいいだろう。

 そんな風に頭の中で考え、自分の中で簡単な方針を決めた忠勝は再び口を開く。

 

「……で、そいつはいつ頃から来るんだ?」

「とりあえず明日来るように言ってある」

「明日かよ! ならもっと前に言っとけ!」

「悪い悪い。ま、そん時に顔合わせして、軽めの仕事があったらいきなりやってもらうかな」

「了解」

「おお? 忠勝がやる気みたいで良かったぜ」

「勘違いすんな。俺はただ少しでも早く楽できるようになりたいだけだ」

 

 そう言い捨てると忠勝は踵を返して再び外に向かう。

 

「おいどこ行くんだ?」

「次の仕事だよ」

 

 忠勝はそれだけ言い残し、オフィスには先程と同じく巨人一人しかいなくなった。

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 俺の金的のダメージが大分治まってきた頃に、ようやく三角座りで沈んでいた面々が精神的に戻ってきて二人の決闘が再開された。

 

「さてクリス、二回戦のくじを引くんだ」

「ああ、わかった」

「あれ? 二回戦って、ポエム対決じゃねーの?」

「そんなモノなかった」

「え? 何言って」

「そんなモノなかった」

「いや、でも」

「そんなモノなかった」

「ああ、うん」

 

 なかったことにされた。いやいいけどさ。そこまでの威力だったか?

 

「あ、ありのまま起こった事を話すぜ? 『ポエムに目を通したと思ったら、影で三角座りしていた』。な、何を言ってるかわかんねーと思うがオラも何をされたのかわかんねぇ」

「え? そこまでの威力?」

 

 つか松風はポエムに目を通してなかったはずだが、設定的には大丈夫なのか?

 

「さあクリス、外野の言う事は聞かずにくじを引くんだ」

「なあ、その扱い酷くね? 弟の扱いとしてそれは妥当じゃなくね?」

 

 俺の抗議が若干無視されながら、クリスはくじを改めて引いた。

 

「二回戦の種目は……『バルーンアート』だ!」

「バルーンアート? なんだっけそれ?」

「細長い風船で犬とか鳥とかを作るやつだよね」

「犬を、ねぇ……」

「……? 何でアタシを見るの?」

 

 いや、なんとなく。『犬』と聞いてまず思い浮かんだものを見ただけだ。

 

「つかあんなものいきなりやれって言われても出来るわけないだろ」

 

 とか言いつつも簡単なやつなら作れそうだよな大和って。

 

「基本的な作り方なら俺が今から実演してやるよ」

「出来るのかキャップ?」

「おう! 前にバイトで覚えたからな! もうやめたけど」

 

 そういいながら実演してみせる。つかやたらと巧いな。何故やめたのやら…………飽きたからか

 

「こんな感じだが理解したな」

「……ああ、大丈夫だ」

「自分も大丈夫だ」

 

 二人とも基本的な技術と簡単なバルーンアートの作り方は覚えたようだ。

 

「では詳しいルール説明だ。制限時間は30分。支給する風船の数は10個。これを使ってバルーンアートを作れ。個数に制限はない。1つの風船で1作品造っていくのもありだし、10個の風船全部使って1作品を創り上げるのもありだ。ただし1個だけでも得点はその作品の難度や芸術性などによって決まるから数を作ればいいというわけではないし、逆に1つの得点が低くても数で勝れば得点も多くなるわけだ」

「ちなみにその得点を決めるのはどういう基準なんだ?」

「審査員、つまり私とキャップの独断と偏見だな」

 

 つまりは姉貴とキャップの二人の好みに合う作品が出来るかどうかという勝負のようだ。難易度が高くても気に入られなければ余り意味はないんだろうな。

 

「制限時間内に作品が一つも出来なかった、もしくは作品が出来ていないのに10個全ての風船を割ってしまった場合はその時点で負けになる」

「つか関係ないけど30分って短い気が……」

「時間が押してるんだ。仕方ないだろ」

「……それ、さっきまで皆で三角座りしてたせいじゃね?」

「細かい事は気にするな。私は気にしない」

 

 じゃあ気にしないでおこう。別に暴力的な何かに屈したわけではない。俺はただ姉貴の心情を察してやっただけだ。だから別に姉貴が俺に見えるように右手で握り拳を作っていたことは全く関係ないのだ。

 

「それでは、始め!」

 

 姉貴の号令で、二人が一斉に作業を始める。

 

 その間、二人の作業を見ていてもいいのだが、いかんせん暇になる。

 

「暇だし俺も作ってみよーっと」

「暇な奴は風船結構余ってるから作ってもいいぞー」

 

 という事で軽く挑戦してみる事にした。

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 ――大和は考える。

 

「(使える風船の数は10個。単純なものはおそらく点数が低いんだろうし、高得点を狙うなら単純なのを10個よりも複雑なのを1個の方が確率は上だろう。だが、今回は審査員の好みで点数が決まる。いくら10個風船をつぎ込んで高得点が期待できても、それが二人の好みに合わなければそれは低得点にもなり得る。言ってみればハイリスクハイリターンな賭けに過ぎない。風船の数に制限がないのならそれを狙うのもいいが、風船は10個、さらに時間制限まであるのだからここは確実に10点を貰いに行くべきだ。おそらく作品として形を成してあれば最低でも1点貰えて、好みにさえあえばそこにさらに加点されるわけだから別に消極的な指針というわけでもない。ただ同じものばかり作ってもつまらないと一蹴される可能性もある。バリエーションを富ませる必要もあるな)」

 

 

 

 ――クリスは考える。

 

「(数を作った所で得られる点は低い。ならば全ての風船を使ってでも渾身の作品を作る方が得策だろう。自分の全力を用いて渾身の作品で勝つ。あの二人の性格上多くを作るよりもそちらの方が好むだろうし、何よりこれは真剣勝負なのだから、自分自身、全力を出さねば納得がいかない。高得点を狙おうと思えば高度な技術が必要になるだろうが、きっと自分なら大丈夫だ)」

 

 

 大和は質より数を。クリスは数より質を。

 

 互いの方針は偶然にも対極のものとなった。

 

 果たしてどちらが勝つのか――?

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

「――そこまで!」

 

 そして30分が経過し、姉貴の合図で作業時間の終了を知らせ、続いて品評タイムに入っていった。

 

「まずは大和の作品から批評していこう」

「俺の作品はこの5つだ」

 

 大和の作り出したのは構造的には簡単なものが5個。ただ全て同じものというわけではなく、犬だったり鳥だったり亀だったりと様々な動物を模したバルーンアートが並んでいた。確実に点を取りにきたな。

 

「ほう……なかなか巧いじゃないか。あっ、この犬いいな。この犬が4点で他のは2点ずつな。あとなんとなく置きに来た感が気に食わないので-2点」

「ちょっ!?」

 

 2点引かれたのは仕方ないと思う。俺も置きにきた感をもの凄く感じたし。

 

「俺からは特にないな……強いて言えばこの亀の尻尾をもっと巧く出来たんじゃね? てわけで亀は2点、他が3点で」

 

 つまり姉貴の(4+2×4-2)=10点とキャップの(2+3×4)=14点で……

 

「大和の点数は……24点か」

 

 これが高得点なのかどうかはわからないが悪くはない点数だと思う。問題は相手であるクリスがどんな作品を作ったかに掛かってるな。

 

「で、次はクリスの番だが……」

 

「――違うんだ」

 

 何やらクリスがいきなり弁解を始めた。

 

「何が違うっていうんだ」

「自分はただ、風船に空気を入れたり、形を作ろうとしただけなんだ。それなのに空気を入れている途中で破裂したり、捻った瞬間に破裂したりと不可解な事が連続して起こったんだ」

「うん、それで?」

「だからそれは不慮の事故という事で、今回の結果と私の腕前とは全く無関係であってだな……」

「要は?」

「どうやら支給された風船9個割って、しかも最後の1個は作品らしい作品になってないみたいだね」

「うぅ……だが……!」

 

 なお食い下がろうとするクリスだったが、

 

「おいおいクリス、騎士様が言い訳ばっかでいいのか?」

「クッ……!」

 

 大和の挑発にクリスが悔しそうに口を塞ぐ。自分でも言い訳ばかりするのを情けなく感じたのだろう。

 

「とりあえず作られていないとはいえ最後まで諦めようとせずに風船を膨らましたその心根を汲んで私からは1点やろう」

「でもこれじゃ俺から点数はやれないな。0点で」

 

 クリスの点数は姉貴の1点のみ。どうあがいても24点の大和には勝てない。

 

「よって二回戦も大和の勝ちだな」

 

 これで大和の2連勝。俄然有利になった。

 

「今のところ大和が2連勝で流れは大和にあるよね」

「大和がこの流れに乗れるか、それともクリスが流れを断つか、どっちだろうな」

「大和がこのままストレート勝ちするのもあり得るかも」

「いや、種目によってはクリスが一気に巻き返す可能性も僅かながらあるんじゃね?」

「確かに、このままクリがやられっ放しってのもない気がするし」

 

 ギャラリーである俺達がどちらが勝つかの予想で盛り上がる。

 大和は今確実に流れに乗ってはいるが、しかしクリスもこのまま黙っているわけもないだろうし……

 

 と、そこでキャップは思い出したかのように自身の作ったバルーンアートを取り出した。

 

「ちなみに俺のはこれな」

「こ、これは……!?」

「が、ガンニョム!?」

「器用なんてレベルじゃないよね!?」

 

 しかもやたらとリアルだ。どうやったら風船でこんなモン作れるのか……!? しかも30分の即興で!

 

「……とりあえず写メっとこう。…………ちなみにこのキャップのは何点ぐらい?」

「そうだな。技術点とか難易度とかを考えれば私だけで最低90……いや100は超えるな」

 

 圧倒的だった。つか10点満点どころか100点満点ですらなかったのか……

 こういう器用さを求める勝負でキャップがいたら圧倒的すぎて勝負として成り立ちにくいなとか考えながらも、勝負は第三回戦へと進んでいった。

 

 

…………え? 俺の作品? ……まあ、あれだ。話題に出さなかった事から察してくれ。

 

 




という事で第二戦目のバルーンアート対決でした。え?ポエム対決?ソンナモノハナカッタ

あと、尺が足りなかったので途中で十夜のバイト先になる予定である宇佐美代行センターの様子も入れました。別に深い意味はありませんので。

なお、ポエムの案は感想にあった言葉から採用させて頂きました。アイデアありがとうございました。

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