真剣で川神弟に恋しなさい!   作:ナマクラ

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<前回での十夜の戦果>
・【川神一子】に【愛の告白】をした
  ⇒【川神一子】に【フラれた】
  ⇒【川神一子】の好感度が上がった
・【川神十夜】は【決意】をした。   ▽

・現在の友達数:1人
  + 風間ファミリー(9人+1体)



第二十九話 「お前は何で武道をやめたんだ?」

 

―川神院・道場―

 

 夜、皆が寝静まった頃の川神院の道場にて、私は人を待っていた。

 

 いくら修行熱心な修行僧とはいえども、この時間にまで修行している者はそう多くない。している者も道場を使う人はほとんどいない。

 用件はわからないが、アイツがここを指定したのはそういう理由があるのだろう。

 静けさが支配する道場で、私自身特にする事もなくただ待っていると、ふと全く関係のない事を思い出した。

 

「……そういえば明日誕生日だな……」

 

 今日が8月30日で、あと数時間もすれば日付が変わり8月31日になる。つまりは私の誕生日だ。確か明日は秘密基地で私の誕生日を祝うとともに、ワン子の川神武闘会の祝勝会もしようとファミリーで前々から話していた。別に負けても残念会になるだけだと、ファミリー内では茶化していた。

 

 だが実際、ワン子は優勝できず、試験に落ち、夢が破れた。そんな中で残念会など出来るわけもない。ファミリーの皆はいかにワン子が夢に向かって修行に打ち込んできたかを知っているからだ。

 

 これは私自身がある意味望んでいた結果だった。姉として、そして次期総代として、ワン子のためになると思って判断した。しかしそれでもなお辛い結末でもある。

 そんな雰囲気の中で別件とはいえお祝いムードになるわけがない。

 

「……今までで一番辛い誕生日になりそうだな」

 

 思わずポツリとそう呟いてしまった時、道場の外からこちらに向かってくる気配を感じた。入口の方に意識を向けると、ちょうど扉が開いた。

 

「お待たせ」

「そんなに待ってない。それよりどうした? こんな時間にこんな場所に呼び出して?」

 

 やってきたのは私を呼び出した張本人である、弟・川神十夜であった。服装は先程話をした時と同じくジャージだが、しかし普段はかけているメガネをしていなかった。

 その事に少し違和感を抱いていると、私の問いに答えるつもりなのか、十夜が口を開いた。

 

「なあ……俺と姉貴が最後に戦ったのっていつだっけ? KOSの後のヤツを除いて」

「……? この間のを数えなかったら……確かお前が武道やめる前だからもう4,5年前じゃないか?」

「そっか。もうそんなに経ったのか」

 

 十夜の言葉は私の予想に反して、私の問い掛けに答えるものではなかった。姉である私の疑問に対してスルーとは生意気な……。

 

 そんな事を考えていると、ふとお互いの立ち位置が、まるでこれから試合が始まるような、そんな位置関係にある事に気付いた。

 だからといってどうという事はない、そう思っていたが、私と相対している十夜は息を吸って吐き出すと、そのまま腰を少し落として拳を握って、構えた。まるでこれから戦闘行為にでも移るかのように。

 

「……何のつもりだ?」

「わかってるだろ? 武道家が道場に呼び出される理由なんて数えるくらいしかない」

 

 そうだ。武道家が道場ですることなど数えるほどしかない。だからこそよくわからなかった。十夜が構えた理由も、次に発した言葉の意味も。

 

 

 

 

「川神百代。アナタに決闘を申し込む」

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 俺には夢があった。

 

 誰にも言ったことのない、夢というより決意と言ったほうがいいかもしれない夢が。

 

 ……いや、一度だけ爺ちゃんに言ったことがあった。

 その時の爺ちゃんはというと……

 

「ほっほっほっ、そうか。頑張れよ」

 

 と応援してくれた。

 しかし、その時の俺は、気休めでもいいから『お前ならいつか勝てるじゃろう』と、そう言って欲しかった。

 

 

 

 そう、俺のかつての夢は『姉貴に武道で勝つこと』。

 

 

 

 口にするのは簡単だが、しかしそれは何よりも困難な夢であった。

 

 俺は真剣(マジ)だった。

 

 姉貴よりも早く起きて鍛錬をし、姉貴より早く帰ってきて型の練習をし、姉貴の何倍も修練をした。

 

 それでも姉貴は俺を置いていく。

 

 姉貴よりも下なのはわかっていた。年齢の問題もあったし、姉貴の方が早く武道を始めたのだから当然だ。

 だが、しかし、追いつけない。近付いたと思えば姉貴は俺よりも早い速度で先に進んでいく。

 姉貴よりもより多く修練をしているはずなのに、どうしても追いつけなかった。

 『まだ鍛錬の量が少ないんだ』『姉貴は俺の見てない所で鍛えてるんだ』……そう自分に言い聞かせて、さらに修行をした。薄々気付いている事に目を逸らして。

 

 川神院の大人たちは口を揃えてこう言った。

 

 『十夜は将来師範代になって、総代になった百代を支えることになるだろう』

 

 自分の実力が認められたようで嬉しかった。それと同時に悔しかった。

 

 姉貴と俺は二人とも川神院総代である爺ちゃん、川神鉄心の孫であるのに、どうして『総代になるのは姉弟のどちらだろうか?』という意見がないのか。

 俺は努力を怠らず、姉貴以上に修練している。

 それなのに、爺ちゃんや両親、川神院の大人達は皆口を揃えて言うのだ。『次の総代になるのは百代である』と。

 それはあたかも、俺が姉貴を、川神十夜が川神百代を超えることなど出来ないと言われているようだった。

 

 

 悔しかった。悔しかった。悔しかった。

 

 

 姉貴と俺には武の才能に明確な差があった。それを大人たちは見極めて俺は姉貴に勝てないと判断したのだ。

 そのことに一番気付いていたのは、他の誰でもない、俺自身だった。

 だけど、その時の俺は、夢を叶えたい、姉貴に勝ちたいという想いだけが全てだった。

 だからこそ、俺はそのことに気付かないフリをし続けた。そのために、自分の実力を過信したような態度を取って、自分自身を騙そうとまでしていた。

 

 そんなある日、大和からこんな事を言われた。

 

 

「今の十夜なら姉さんに勝てるんじゃないか?」

 

 

 嬉しかった。たとえ本心でそう思ってなくても、自分の代わりに俺に姉貴の相手をさせようという策だとしても、俺が姉貴より強いと、強くなれるんじゃないかと言われて嬉しかったんだ。

 

 だから、大和の口車に乗る事にした。俺が実際にはどれほど姉貴に近付いたのかも知りたかったから。

 

 

 ――だが、現実は残酷だった。

 

 

 俺は負けた。完膚なきまでに叩きのめされた。全力を尽くしても勝てなかった。

 その事自体は別に構わなかった。今は勝てなくても、少しは姉貴に近付けていたと思えたから。

 だが、問題はその後の姉貴の言葉だった。

 姉貴はその時こう言ったのだ。

 

「弟が姉に逆らうとは、おしおきが必要だな」

 

 『弟』『姉』『お仕置き』

 

 その言葉から、俺は悟ったのだ。姉貴にとって、この戦いは武道家同士の勝負ではなく、あくまで姉弟での喧嘩でしかなかったのだと。

 

 それはつまり、武道家として全力を出していなかったという事だ。

 

 毎日姉貴よりも鍛錬してきた。全力を尽くした。それでも、試合に勝つ所か姉貴の全力を出させる事すら出来なかった。

 気付かないと思い込みたかった事実が、目の前に突き出された。

 

 もう逃げられない。もう自分を騙せない。もう認めるしかない。

 

 

 

 ――――川神十夜は、川神百代に勝つことは出来ない――――

 

 

 

 俺は挫折した。これ以上ない程に。

 周囲は伸びていた鼻っ柱が折れたと思ったようだが、実際は違う。

 

 心が折れたのだ。

 

 全てを賭けて叶えようと努力してきた夢が、決して叶わぬものだと突き付けられた。

 俺の人生における根底が崩されたのだ。

 

 そして俺は武道をやめた。見ようとしなかった現実を見せられて、挫折して、夢からだけでなく全てから逃げ出したのだ。

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 ……結果は当然惨敗。

 俺はボロボロで息も絶え絶え、立ち上がることも出来ず道場で仰向けに倒れている。姉貴は息が乱れることもなく、いつものような自然体で、俺を見下ろしている。勝敗は誰が見ても明白であった。

 そんな事はやる前からわかっていた。だからこそ人目のつかない時間と場所を選んだんだ。

 

「もう一回訊くぞ。十夜、お前何のつもりだったんだ?」

 

 姉貴はそう尋ねてくるが、多分なんとなく気付いてると思う。

 そうじゃないと、俺が姉貴相手に10分近くも戦えるわけがない。いつも挑戦してくる武道家達の如く、ワンパンチでKOされてないとおかしいのだ。

 

「なあ……姉貴」

「なんだ?」

「ちょっと……聞きたいん、だけどさ……今の俺、昔の俺と比べて、どうだった?どっちの方が、強かった?」

「おい、ふざけてるのか? そんなわかりきったことを……」

「真面目に聞いてるんだ。出来れば……詳しく、聞きたい」

 

 俺の真剣な様子を見て、姉貴も真面目な顔になった。俺にとって大事なことなのだと理解したのだろう。姉貴は少し考えてから、口を開いた。

 

「……そうだな。技のキレや体力、その他諸々、総合的に見ても昔のお前の方が強かった。だが、見切りとか防御とかに関してはそこまで衰えていないと思った。おそらくは普段から私の攻撃を喰らっていたせいで耐久力とかはそのまま鍛えられていったんだろうな。見切りは知らん。あとは身体がデカくなった分リーチが伸びていたが、それを上手く生かす戦い方ができてなかった。ただその点も戦っている間に少しずつ修正されていたから、そういった順応力も昔に比べて上がってるんじゃないか? まあそれでも今のお前は昔のお前よりも格段に弱いんだがな」

 

 姉貴の真面目な評価を聞いて、俺はちゃんとそういう評価も出来るんだなと場違いにも感心していた。もっと単純に「昔の方が強かった」だけで終わると思っていたから。さすがは川神院次期総代候補なだけある。これで戦闘欲求が弱まれば言う事なしなんだろうけど。

 

「それだけに勿体ない。お前が武道をやめなければどれほどの武芸者になっていたか。少なくともクリやワン子以上にはなっていただろうに」

「そうか……」

「というかお前、最低限の鍛錬はまだしてるだろ? そうじゃなきゃもっと衰えてないとおかしい」

「え?」

「え?」

「…………………………………………ソウデスネ」

「おい、なんだその片言」

 

 いやだって心当たりないし……。KOS出場に当たって勘を取り戻すためにしていた鍛錬をまだ少しだけ続けているけど、あくまで柔軟とかそういうモノだけで、最低限の鍛錬とは言えないレベルのものだったし。あとはマルギッテさんの指導とかバイトくらいしか思い当たる節がないんだけど……

 

「……なあ、私はずっとお前に訊きたい事があったんだ。聞きたいけど、訊いたらお前との関係が崩れるんじゃないかって怖くなって、結局訊けなかったこと」

 

 と、俺が考え込んでいると姉貴が何やら先程よりも真剣な口調で話題を変えてきた。その声には少し迷いのようなモノが感じられたが、しかし姉貴ははっきりとその言葉を口にした。

 

 

 

 

 

 

「お前は何で武道をやめたんだ?」

 

 

 

 

 

 

 ……それは、昨日までの俺では逃げ出したくなるような質問。しかし逃げるのをやめる事にした俺の中では、その気持ちが嘘のようになくなっていた。

 

 姉貴と俺。傍から見ていればまあ仲のいい姉弟に見えただろう。けど、実際には少し違う。

 俺は引き篭もってから、姉貴に対して壁を作ってた。憧れやら嫉妬やらなんやらの苦手意識があったからだ。

 そんな俺に対して姉貴は、一歩、とまではいかないけれど、他の人と接する時と比べて半歩ほど距離を取っていた。なんとなく、俺が壁を作ってたのに気付いて、けど自分のせいで俺がこうなったんじゃないかとか悩んで、どうしたらいいのかわからずに現状に甘んじて過ごしてきた結果なんだろう。

 それが長い間続いたせいで、ファミリーの皆も今の距離感が普通だと感じているんだと思う。俺達も今ではそう感じようとしている。

 でも俺が姉貴に壁を作ってるのは事実だし、姉貴はそんな俺にどこまで近付いていいのかわからないからスキンシップは大和に向かう。そんな状況を日常と思いながらも、どこか違和感を抱いている。

 俺は姉貴が好きだ。憧れてるし尊敬もしてる。そこは間違いない。嫌っているわけじゃない。

 

 でもそれとこれとは別だった。

 

 俺の夢が徹底的に砕かれた原因が姉貴にあったから、姉貴に対してそうしたトラウマ染みたモノが出来てしまっただけなのだ。そのトラウマをどうにかしようにも、原因である姉貴が悪いわけではないので姉貴はどうすることも出来ない。

 要は俺のちっぽけなプライドの問題なのだ。

 

「やっぱり、私があの時完膚なきまでにボコボコにしたのが原因なのか?」

「まあ……それも理由の一つかな。でも、姉貴が悪いわけじゃないんだ」

「じゃあ何で!?」

 

 姉貴の悲痛な声に、俺はぽつりと、しかしはっきりとその答えを口にした。

 

 

 

 

「俺は、姉貴に勝ちたかった」

 

 

 

 

「……何?」

「あの時、姉貴に完膚なきまでに叩きのめされて、俺は全力で戦って、でもそれが別に姉貴の全力じゃなかったって、姉貴が武道家として戦ってなかったって知った時、姉貴には絶対に勝てないって思ってしまったんだ」

 

 絶対的な力の差、それを感じ取ってしまった。全力で挑み、負けて、そして相手が真剣でなかった事を知った。それは許容せざるを得ない事であり、それを許容してしまったが故に心が折れてしまった。

 才能で劣っているのなら、もう勝てないと、そう思ってしまったのだ。

 

「違う、それは……!」

 

 

「――でも、今考えたらそれって俺の勝手な決めつけだったんだよな」

 

 姉貴より弱かった要因は色々あった。才能だけじゃない。努力も、武道歴も、身長も、気迫も、いろんな要素が足りなくて負けたのだ。

 

 でも俺は、姉貴の本気を引き出せなかった理由として、才能だけを上げてしまった。それだけで、納得してしまった。絶対に勝てないなんて事は、もっと成長して、もっと研鑽して、もっと成熟してから、それでも負けて言うべき事だった。

 

 いや、そんなことはどうでもいい。俺は武道が好きだから、姉貴に勝てないという理由だけで武道をやめるべきじゃなかった。武道が諦められないくらい好きなら、ただ一度の挫折くらいでやめるべきじゃなかったんだ。

 

「だから、決めたんだ」

 

 だからこそ、決意を持って今ここで宣言する。

 

「これからは俺が姉貴の好敵手になる。ワン子が至れなかったその役目は、俺が務めてやる」

 

 今はまだまだ遠い。そこに至れなかったワン子の実力に並ぶまでも時間がかかるだろう。

 

「それでもいつかきっとたどり着く。どんなに時間が掛かっても絶対に姉貴の好敵手になる。そして姉貴の好敵手であり続けよう」

 

 俺のこの想いに偽りなど何一つとしてない。だからこそ宣言した。

 こうして口に出したら、もう後戻りはできなくなる。それでいい。もう何だかんだと理由をつけて逃げる事はやめたのだ。……まあ仰向けで倒れ込みながら言ってるから格好はつかないだろうが。

 

「十夜、ありがとな…………だが、一つだけ訂正させてくれ」

 

 その姉貴の言葉に思わず首をかしげる。一体どこか訂正する所があっただろうか?

 

 

 

「あの時の私は真剣だった」

 

 

 

「え……?」

 

 その姉貴の言葉に、俺は思わず上半身を起こした。

 姉貴の言うあの時がいつの事なのか、詳しく説明されなくてもすぐにわかった。あの武道をやめるきっかけになった姉貴との戦いの時だ。

 

「あの時のお前は強かった。確かに私よりは弱かったが、それでも私は楽しかった。強くなって、戦っても歯ごたえのない相手ばかりで退屈してた私にとってお前との戦いは満たされるものだった。私としては何気ない言葉が、お前をそこまで追い詰めてしまっていたなんて、知らなかった」

 

 姉貴は言葉を続けながら、俺の側まで歩いてくる。

 

「だから、私はお前が武道をやめて引き篭もった時、ショックだったんだ。お前の姉としてだけじゃなくて、武道家としても、だ。私と戦ってくれる相手が、私と戦いになる相手、私に戦いを挑んでくれる相手がいなくなる事が、途轍もなく悲しかったんだ」

 

 ……なんだ……ああそうか、そうだったのか……つまり、当時の俺は……

 

 

 

 ――武道家として姉貴に認められていたのだ。

 

 

 

「……何か俺、バカみたいだ……こんなに遠回りして……」

 

 自然と目から涙が零れる。その涙は、認められていた嬉しさからのものなのか、それともその事に気付くことなく諦めてしまっていた情けなさからのものなのか、俺自身にもわからなかった。ただ、その涙をどうにかしようという考えは不思議と思い浮かばなかった

 

「そうだな……私もちゃんとお前の気持ちに気付いてやれれば、ここまで遠回りになる事もなかったんだろうな」

 

 そう言いながら姉貴は俺の横で片膝をついて、その腕で俺を抱きしめた。それはいつものようなただもたれかかるようなものではなく、そっと優しく包み込むような抱き締め方であった。

 

「だが、嬉しいよ。たとえ時間がかかっても、お前がまたその道を選んでくれた事が。それと、ワン子を試験で落としておきながら言うのも不謹慎かもしれないが、お前がまた私の前に好敵手として立ってくれると言ってくれた事が、とても嬉しい。ありがとうな。いつまでも待っててやるから、早く追いついてこい」

「……うん、言われなくてもすぐに追いつくさ」

 

 

 ……こうして、俺と姉貴の間にあった誰も知らない小さな小さな不和は解消されたのだった。

 

 




<今回での十夜の戦果>
・【川神百代】と【決闘】をした
  ⇒完膚なきまでに【敗北】した
・【武道】を【再開】する事を宣言した
・【川神百代】との関係が【改善】された
  ⇒【川神百代】の好感度が上がった   ▽

・現在の友達数:1人
  + 風間ファミリー(9人+1体)



ということで最後のケジメ(物理)回でした。十夜と百代の戦闘は省略されるのが慣例化してる気がします……勝ち負けがわかりきってるから仕方ないのですがw

十夜の武道をやめた詳細な理由も今回で明らかになりました。ボコボコにされたのが切っ掛けなのは変わりませんが、そのボコボコにされたこと自体が理由ではなく、その時の百代が武道家として戦ってなかったと思ってしまったが故に心が折れてしまったのが原因です。……まあそれも十夜の勘違いだったわけですが、それも含めて十夜にとってはケジメになったのではないかと思います。

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