うちは 転生伝   作:織田

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今回も短いです


修羅となる

NARUTOの世界に来た事を知った日

九尾襲来、そして主人公のナルトの誕生という重要な日を過ごした自分は考えた。

 

自分には何が出来るのか

 

自分は何をしなければならないのかを

 

確かに今の自分は只の赤ちゃん(生後二か月)だ

 

イキナリ何かをしようにも無理がある

 

ならば何が必要だろうか 答えは只一つ 力だ

 

やはり インドラの末裔であるうちはの性というものなのだろう

 

愛よりも力を求めてしまうという習性は 

 

けれどそれで構わない 愛する人を守れるならば

 

オレは… オレは… オレはァァッァァ!

 

 

 

「ばぶばぶぶばびびびぶ!!!(修羅にでもなろう!!!)」

 

タタタタタタッ

 

 

タタタタタタッ

 

 

フッ、取敢えずハイハイを極めつつあるな。

これで来週ある木の葉ハイハイ競争も一位だぜ!

そして言うのだ。これが、うちはの力だとな。

 

「こーら。コタローたらッ。本当に落ち着きがないんだから」

 

カエデ姉がハイハイで休んでいる俺を抱きしめてくる。

生憎だが、この身は既に修羅に身を落とした身。

十分だけ抱きしめられてやろう。

 

其れが終ったら、再びハイハイの練習だ。

見てろ、ナルト、サスケ。木の葉ハイハイ競争の一位は俺のものだ。

 

「全く、普通お座りが出来るようになってからなのに……」

 

まあ、そうだよね。普通八か月でお座りが出来るようになってからハイハイが出来るからね。二,三か月でハイハイ出来る俺って、やっぱりチートだな。チートのタグが付いてるはずだ。

 

やべえ、才能の違いを感じるぜ。

 

木の葉ハイハイ競争では、残念ながら上の世代の部に参加だからネジやテンテン、リーか

よーし一位を取る為特訓だ。

 

タタタタタタッ

 

 

タタタタタタッ

 

「また!? 本当に元気がいいんだから」

 

カエデ姉から追いかけられるも振り切る。

修羅とかしたうちはの力を見よ!

 

 

 

 

 

 

 

 

「ばぶぶぶぶぶ~(嘘だろ~)」

 

「あらあら、泣かないの。コタローよしよし」

 

木の葉ハイハイ競争での俺の成績は二位だった。

勿論、リーやテンテン、ネジすらも追い抜く爆走だったと言っていいだろう。

カーブにはドラフト走行を使ったまでの、高度なハイハイと言っていい

 

けれど負けた。そう犬塚一族の赤ちゃんに。

 

流石、四脚の術を使う一族であるというべきか、木の葉ハイハイ競争では常連で不動の一位に輝いているらしい。幸いながら犬塚一族と言ってもキバでは無かったという事が救いだ。やっぱり、アレじゃん。

 

本人の知らない内とは言え、負けていたのってカッコ悪いじゃん。

 

悔しいかって?悔しいよ!!

 

中身の精神年齢 幾つだと思っているんだ

赤ちゃん如きに負けるとは、ゴメンマジ泣きしそうだわ。

 

「あらあら、落ち着きなさい」

 

カザネ母さんが自分の胸元に俺を押し付けてくる。

うん、落ち着いた。やっぱり赤ちゃんだから仕方がないよね。

 

へ!?中身の精神年齢? 僕赤ちゃんだから分かんな~い

 

「でも凄かったわよ。あんなチャクラを全力注いだハイハイ見たことが無かったわ」

 

「ばぶぶ!?(なんですと!?)」

 

 

 

 

 

 

 

結論から、述べるとハイハイをチャクラで無理やりしている状態らしい。

まあ、普通お座りが出来てからハイハイが出来る訳だしね。

今、生後二,三か月でお座りする事が出来ないからな

 

という事は、自分はチャクラが使えている?

 

いや、実感ないんですけど……

 

取敢えずチャクラの使い方が分からない以上、木の葉ハイハイ競争の次回優勝に向けて練習するしかない。

 

見てろ!犬塚一族よ。本当の疾走というものを見せてやる。

 

 

 

 

それから俺は、修羅となりて練習を重ねた。

 

タタタタタタッ

 

 

タタタタタタッ

 

家中を走り回り、姉や母に抱きしめられたり

カーブを極めるべく急展開時に、チャクラでクッションの役割をしたり

壁に対して張り付いたままの垂直走行を身に付いたりした。

ハッキリ言ってこれ以上の努力は無いと言っていいだろう。

 

 

 

そして、オレは木の葉ハイハイ競争で優勝した。

 

 

 

アレ?そういえば、木登りの術既に体得してないか コレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




主人公は天才です(震え声)

あとシリアスもありますよ(震え声)

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