~休止中~ ラブライブ!出会いが全てを変えた世界で 女神達の夢の囁き   作:文才皆無。

6 / 28
第3話!
皆様!イチネンブゥリデェスカ?

はい、反省しています。明日にはもう一話あげるつもりですので許してくださいぃ‼

思い付かない所か七夕忘れてたとか、そんなんじゃn…はい嘘つきました。
オチも考えていますので今年じゅうにちゃんと終わらせますよ!ええ、もう一年越しっていうことはないと思います。

まさか一年も待たされるとは…とか、言われても仕方ないですが、七夕に間に合ってなくね?は、胸が痛いです。

あと、忘れたしまったから読み直さないとってならないようにざっとまとめた文章が本文中にありますので…

お待たせいたしました。


番外編 七夕、星の下に流れる軌跡は降り注ぐ

夢斗に貰ったもの…その中で一番私の中で影響を与えてくれたのは歌の歌詞ね。「大好きだ、ばんざい」…私の為にって言って作ってくれた私と夢斗だけの歌。

たぶん私はこれまででもこれからも一番の宝物になると思うの。すごく嬉しかったわ…。誰かに好きだって言われたのだって、初めてだった。それが例え恋愛のような好きじゃなくても、友達…とも違う私と夢斗の関係だけどそれでも夢斗の歌った歌詞は私にスッと染み込むように心に響いたの。

歌詞は私と夢斗の出逢いを謳ったもので、今日があるから明日が生まれるんだ、悲しみもいつかは晴れるから、立ち上がる勇気を出して顔を上げようっていう意味を込めたって夢斗は言ってたわ。でも、夢斗ったらこの歌詞を真剣に考えて作ってくれたのを横で見てて凄い伝わってきたの。あんな綺麗で透き通った目で真っ直ぐ此方を見詰めるんだもの…そりゃあ、照れ臭くなるわよ‼

私の事をバカにしてた時は本当にメンドクサイって顔してたけど私の心に触れてきたときからずっと真面目な顔でキリッとしてた…。なんで出会ったばかりの私にこんなに尽くしてくれるの?なんていう疑問もあったけど今はどうでも良くなっちゃった。

 

「俺はお前の努力を知ってる。それは誇って良いことだ‼誰かに迷惑をかけたくないって気持ちは立派だよ。でもな?

それは回りの人にとっては悲しいんだぜ?誰かに頼られるってすげぇ誇らしいし、好きな人に頼られるのは嬉しいんだ。迷惑なんかじゃない。だからさ、今は少しずつでもいい…誰かに小さな我が儘でも言ってみようよ、な?きっと喜ばれると思うぞ!…ってもう‼最後に笑いかけるのなんて反則よ‼」

「真姫ちゃん?反則ってなぁに?」

「な‼何でもない!」

「そう?」

「何でもないったら何にも無いの‼」

 

うう…聴かれてた…もぅ、夢斗のせいなんだからね!私をこんなにも揺さぶって…責任とってもらうんだから!

って、ママも分かってますって顔でニヤニヤしないでっ!本当は全部聞いてたんじゃないでしょうね⁉

私は髪の色位にまで真っ赤になってるのが顔の火照りからよーく分かった。恥ずかしいわ…。

 

 

そしてもう、この時には既に私は変われていた事をあとになってから気付く事になるんだけど今の私は全く気付くことが出来なかった。いい子でいようとする気持ちはするりと抜け落ち、目の前の事を追いかけたい。ただそれだけになっていた。

だからママは私の変化に気付いたからこそ嬉しくて泣きながら笑っていたみたい…。私は全然気付けなかったけどすっごく嬉しかったって言ってたわ。

 

 

 

 

 

 

 

side 夢斗

 

今振り返ってもあの時の言葉は恥ずかしかった…。

大好きだばんざい…只の歌詞なのに真面目に言ったらそれこそ告白みたいになるよな?…深くは考えない方が精神的に良さそうだけど、さ?

真姫との会話は元気になるようにと思い、俺が真姫の為に歌を作っていつか一緒に歌おうってことで落ち着いた。

真姫が驚いた顔だったが俺の歌を真剣に聞いてくれていたのは歌った自分も嬉しかった。…こ、ここでもし冷めた態度がとられてたら心が折れてた自信があるぞ⁉

って、まあそんな感じで即席だからと真姫がこの歌を曲にして完成させてくれと頭を撫でながら言い、最後の後押しをしましたと!

…真姫は後日完成させたこの歌を『愛してるばんざい』と題打ち、聴かせてくれた。真姫が歌ってるときの笑顔は当人は気付いて居なかったようだが俺の知り得る彼女の一番の笑顔だったことを此処に追記しておく。恥ずかしがって否定しそうだけどね?

 

 

そしてこのお話しはまだ続く。

 

 

七夕にも奇跡があるみたいでな?その日の夜の出来事、真姫が振り絞ってだした勇気のお話し。それをここで話そうか

 

 

傷つけた事で自分の脆さに直面した真姫、変わるきっかけを貰い努力を惜しまなかった真姫の友達の子。二人の根底にある思いは同じだったのに考えの違いによりすれ違い、喧嘩してしまう。

二人の心は歪み、軋み、壊れそうになってしまっていた。真姫は己の不甲斐なさと自分の言葉の空虚なものだったと理解するも思わず出てしまった言葉は深く自分にも突き刺さる物で友達はそこから変われたのに自分はいつまでも燻ったままでそこから動けないでいた。無力感にうちひしがれていると、きらびやかな日々を謳歌している友達を見付ける。でもそんな姿は泣いていた姿から無理をしている結果だと知る。彼女の口から漏れた嗚咽と本心は強がって誤魔化し続けていた自分に嫌悪感を感じさせる位にまで届く。真姫は自分を嫌いになり、心が折れかかった。

 

だけど真姫は再び立ち上がる。

 

…ここまでは俺が説明してたよな?そのあとも長々とお付き合い頂いた筈だからそこは省略するぞ。で、そのあとだ。

 

真姫は己の罪を背負い、それでも進む決意を決める。変わるんじゃなくて立ち上がるだけで良かったって気付いた真姫は自信に溢れる何時もの姿がその背中にはあった。

だから俺は彼女に勇気をくれる魔法のようなおまじないとして一つの歌詞を送った。彼女の顔はみるみる内に真っ赤に染まっていって自分が恥ずかしい事をしていると気付いた。そして、恥ずかしいのを気付かれるのを避けるために誤魔化したりもしたさ。…この話はおしまいだ‼

で、前を向いて歩き出す決心がついた真姫はお母さんに甘える事が出来た。

 

…いや、お前何いってんの?って顔はやめろ。

これは思ったことを口に出すっていう強がりを言っちゃう子にとってはとても大きな一歩なんだからな?…って、また話がそれるところだった‼

この話を完結に話すって決めたばかりなのに揺れてばっかだな!俺の心

 

 

…真姫はお母さんにも勇気を貰い、七夕の夜の道を走り出すことにしたのだった‼

 

 

 

 

 

 

 

真姫side

 

って帰ってくるの早いわよ‼

もう少し何かないの?…ってこれ何の台詞?まあ、いいわ。

 

友人、ううん。親友の子のお話よね。

あの日の夜お母さんに事情を話した。お母さんは私を怒る事もなく「真姫ちゃんは後悔してるのよね?…なら、その子もきっと後悔してるんじゃないかしら?」って諭すように言ってた。優しい口調でゆっくり染み渡るように言ってくるお母さんは何時ものゆったりしてるお母さんじゃなくて…なんていうかカッコ良かった?うぅん…なんて言葉にしたらいいかわからないわね。

それで、言い当てられた私は心臓を捕まれたような気にもなったわ。でも、それでももう逃げないって決めたから私はお母さんの言葉を聞き続けたの。

 

「ふふ、目が変わってる。なら、もう真姫ちゃんは決断したんでしょ?だったら真姫ちゃんがしたいようにすればいいのよ。私達は貴方の親なんだもの、応援するわよ。

間違っていたら正してあげるのが親だけど、我が子を見守って信じてあげるのも親の役目なのよ?だから、わがままでもいいの、真姫ちゃんがしたいようにしましょう?お父さんには私から言っておいてあげる♪」

 

お母さんはイタズラをするかのような顔でそう言うと私の頭を撫でた。真剣な顔で次にこうも続けて…

 

「私も真姫ちゃんの気持ち分からなくないの。好きな子とケンカするのって怖いわよね。

私も昔、好きだった男の人を掛けて親友って言えるのか分からないけど仲の良かった子とケンカしたのよ。それで仲直り出来るのかスッゴい心配になったものだわ。」

 

昔を振り返ってるのかどこか遠い目をするお母さん。

でも私はそれよりもケンカしたっていう事に驚きを隠せなかった。だってお母さんってケンカとはほど遠い性格でおっとりしてるから私はてっきりケンカとか言い争いなんかとは程遠い存在見たいに思ってたから…。でも、お母さんはちゃんとその問題も解決したんだって解ったわ。

だって、お母さん…ううん。ママの目を通して見えた物はたぶん懐かしさだもの。それも良い思い出だったって、そう物語ってるような気がしたの。私も今の状況をお母さんの様に言えるようになる日が来るのかな?

私はこの時に夢の出来事を思い出した。それは偶々なのか運命だったのか…夢斗の言葉。それがよぎったからなのか分からないけどでも、私はお願いしたいってそう純粋に思ったの。

 

「ママは…それでどうしたの?」

「特別な事はしてないの。私は勝っても負けても親友だったから負けたらかなしいけどその子を応援しようって決めててね?結論から言っちゃえば私が勝ったんだけどその決意は私も彼女も一緒だったみたいでパパと結婚した日も彼女はいの一番に駆け付けて私達を祝ってくれたわ。」

 

ママの目には涙が浮かんでいた。

たぶんママは当時怖かったんだと思う。私もだけど親友と言える位の仲の子とケンカしたこともそうだけどそれ以上に…離れたままになることが、そんな事が本当に嫌だったんだと痛いくらいに伝わってきたもの。

ケンカしてそのままより、ちゃんと謝って反省しよう…。

私だって、どこがいけなかったのかなんてしっかり理解してるもの…あの子だって後悔して前に進んだんだから私だけ変わらないなんてフェアじゃないもの…。

 

「ママ!」

「ん?何、真姫ちゃん?」

「私、どうしてもやらなくちゃいけない事があるの!

今じゃなきゃ、絶対に後悔する…だから、だから私今から出掛けに行かせて‼」

 

ママは私の言葉にびっくりしていた。私はママやパパに迷惑をかけるのが嫌だった。大好きなママとパパは私に色々な物をくれた。色々な事を話してくれる。色々な体験をさせてくれた。だから今までずっといい子でいようとしてた…。だけど、夢斗さんに言われたからかなのかは分からないけど、そうまでしてやりたいって気持ちにさせられた。少しずつでも歩み寄ってみたい…困らせたいってことじゃないけど、素直に言ってみたい。どう思われるか怖いけどでも、それでもあのこに謝らなきゃ進めないんだもの‼

ママは一瞬迷うような素振りを見せたけど私を一度見つめると微笑んだ。その微笑みは夢斗さんが私に笑いかけた時の微笑みによく似ている。誰かを見守るっていう表情だったんだって、この時初めて気付いた。

 

 

「ママ!お願い‼喧嘩したままだなんてもう、嫌なの!だから行かせて‼」

「そっか、ならママは強く言わない。でも、暗いからそれだけは気を付けてね?

…帰ってきたら三人、ううんその子と親御さんも呼んで皆で七夕にしましょ?ね?」

「ありがとっ‼ママ大好きっ‼」

 

私はママに抱きつくといってきますと元気に言って、手を振って見守ってくれたママを背に夜の町へとくりだしたの。

 

 

 

 




まだ終わらないのかよ‼
って、なったかもしれませんが、七夕最初の導入部分に戻ることも考慮してわざと分けました。

前回最後に次で終わるとかいいましたが、終わりませんでした!

ダメですね‼作者は貴方、最低です‼なんです。
七夕の奇蹟も起こさないとですし…

とにかく、頑張りますので見守っててください。


…あと、この作品を一旦休止にさせていただいてます。理由は本編が進まないからです。一応、活動報告にもありますのでそちらを参照にしてください。
いつもご迷惑をおかけします。

七夕の最後まで応援してくださると嬉しいです。
では、また次回会いましょう。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。