~休止中~ ラブライブ!出会いが全てを変えた世界で 女神達の夢の囁き   作:文才皆無。

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然り気無くアップしちゃおう。

ッハ!気付かれた‼
ドーモ、お久しぶりですネ‼イヤ、目なんか反らしてマセンヨ?

番外編です。…分かってるというツッコミが入ったような気もしますが七夕です。
下に追いやられてすっかり書いてたの忘れてたとかそんなオチではなi…はい、すいません。
忘れてました。昨日アキバに行く途中で気付きまして…バカっすね?

シリアスですけどどうぞ‼
(゚Д゚)ノ ⌒・


番外編 七夕、星の輝きに想い強く

7月7日…それは七夕である。7日の夕方に行われるからという説と織姫と彦星の写し身の星が種物、機物(たなつもの、はたもの)を司るためにそこから取りタナバタとなったというような物まである。とにかく伝承とは1つではないため色々派生し分からなくなってしまっている。

でも俺は日本で出来たお伽噺を推す。七夕の物語は簡単に言ってしまえば恋仲になった彦星と織姫の悲恋である。

 

二人は恋で盲目となり、楽しい日々を過ごす余り己の仕事を見失ってしまう。二人にとっては楽しい生活だったと思う。でも彼らにはやらなければならない仕事があった。

疎かにしてしまい回りの人にその皺寄せが表れると神様はそれを怒り二人を天の川を挟み離れ離れにしてしまう。

深い悲しみうちひしがれてしまう二人に同情し年に一度だけ会えるようにしてあげた…一年で一度だけ。それも夜の間だけ…切ないだろう。もっと…もっと一緒にいたい…そう願ったはずだ。

それでも彼らはその短い時間の為に働き続ける。

これこそが本当の愛があるからこそ出来ることなんだと思う。神様は織姫と彦星の間違いをただし、愛を教えたんだと信じたくなる。そしてだからこそこの日には誰もが晴れて欲しいと願うのだと…俺はそう思うんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 真姫

 

「ー……というわけよ。だからこの日に七夕祭を行うのよ?」

「ほへぇー織姫様に彦星様かぁ…なんか他人事じゃないような気がするお話だったな~…。」

「それは穂乃果が普段からグータラしてるからですよ!」

「ま、まあまあ海未ちゃん。今怒ってたら話が進まないよ?」

「ですが…、はい。そうですね今優先すべきは七夕祭りですよね」

 

私達は今部室で集まって理事長から直々に言い渡された近くにある商店街の七夕祭についての話し合いをしている所よ。でも穂乃果が七夕について詳しく知りたいって言い出してでも大体こんな感じ程度で知っていても詳しくは知らないって事になって私が教えてあげていたの。

 

「でも真姫ちゃんって七夕に詳しいんやね?」

「ええ、凄いわ!てっきり笹に願いを書いた短冊を飾る行事だと思ってたもの」

「んー?たぶん星繋がりで知ったんじゃないかにゃ?ほら、真姫ちゃんってお星様好きだって言ってたよ。彦星様と織姫様って夏の大三角形のお星様だった気がするにゃ!」

「彦星様がわし座で織姫様がこと座じゃなかったかな?凛ちゃん」

「そうよ。花陽のいう通り彦星様がわし座のアルタイル、織姫様がこと座のベガね。因みにあと白鳥座のデネブを繋げると夏の大三角形になるわ」

 

その言葉に「へぇ」と感心したように返すμ'sの面々を他所に私はこの織姫と彦星の物語に思いを馳せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

いつだったかしら私が星を見上げるようになったのは…って、これは忘れたりしない丁度五年前のこの日だったわね。

今も…これからも…たぶん私は空を見上げ続けると思うわ。あの日の想いも言葉も大切な…私とあの人だけの宝物だもの。私が私として始めて弱音を漏らして受け止めてくれた大切な日だもの♪

 

 

あの日の朝の出来事…ううん。それよりもずっと前からね。私は我が強くて意地っ張りで…誰かに弱い所を見せるのが怖かった。それでバカにされるのはプライドが許さなかった。

だから誰よりも頑張って、何でも出来るようになって平気な顔をしてるのがカッコいいと思ってたんだと思うの。そうやって人目を誤魔化して生きてきた。それが私にとっての普通であり日常。

努力して覚えて、ママからも誉められて私は満足してた。それでいいって思ってた。

 

だから私はあの日に傷付く事になったのよね。

 

友達、親友…そう思ってた子に言われちゃった。「真姫ちゃんって何にも努力しないくせに何でも出来て、何でも持ってて、その癖それを当たり前って思ってるその態度が大っ嫌い‼

真姫ちゃん位何でも出来ちゃうなら悩みなんて無いんだろうね。出来ないでいる私達を心ではどうせバカにしてるんでしょ?それを見たくて何にも持ってない私みたいな子の近くにいるんだよね…。」って。

私は否定したかったのに意地張っちゃって売り言葉に買い言葉で怒りながら返した。本当は違う。私だって努力して今があるってつたえたかったのに…

 

「何、それ…。いい加減にして‼私だってウジウジ前に進む勇気がないくせに誰かを羨むだけの変わろうとしない貴女なんて大っ嫌いよ!ホント意味わからないわ!」

 

勿論私も彼女も喧嘩して、仲直りしないで険悪なまま一年を過ごしてクラス替え。たまに廊下ですれ違っても視線を逸らして見なかった振りをして…ううん、違う。

私が拒否し続けたの。

 

彼女は一週間経ったぐらいで変わった。後ろ向きな考えじゃなくて進みはじめてた。引っ込み思案な彼女はクラス委員長になるぐらいに立派になってた。私は無視し続けてたけど彼女は時折私に話しかけようとしてたのを知っていた。けど、折れるのが嫌で…だから結局そのままで…。

頑張ってるって知ってて、仲直りしようとしてくれて変わってくれたんだって今なら分かるのに、それでも私は踏み出す勇気が無くて…。仲直りしたいくせにその想いに蓋をして自分に嘘をつき続けて、結局辛く当たっちゃって…

 

 

そんな中で私は知っちゃったの。

「嫌、だよ。…私は真姫ちゃんの言う通り何もしてなかったのに…それなのに、それなのに…酷い事言っちゃった。真姫ちゃんが怒るのも無理ないよ…私、また真姫ちゃんと仲良くしたい、よぉ…謝りたいのに…。あの時のまま、進めないで…変われない…」

 

嗚咽混じりに誰もいなくなった教室で悲痛な面持ちで泣いているのを見ちゃった。あの時は心が張り裂けそうだった…。私だっておんなじ…進めないでいたのに自分を棚にあげて酷い事言っちゃって…ずっと謝りたかった。

 

でも、いつからか築き上げてきた習慣が邪魔して言えないでいる。張り付けた顔がピクリとも動かなかった。

 

それが悲しくて…どれだけ思っても伝わらないで傷付けちゃう気がして、臆病になっていってしまって…前に踏み出せないで逆に下がってしまってた。誰もいない廊下で私は逃げる為に彼女を見捨てて家に走ってた。

私の間違いを、過ちを、この時気付いて…でも遅すぎたんだって理解させられて…私は西木野真姫という存在が大嫌いになってた。

絶望っていうのでしょうね…素直になれない事に苛立ち、憎しみ、怒り、悲しみ、哀れみ、苦しんで…それでも変われなかった…。

だから壊れてしまえれば良かったのに…いつからか心の何処かでそう考えるようになってた。

 

そしてその年の7月7日に短冊に願い事を書くと叶うと言われて私は2つの願い事を書こうとしたのよね…

 

『苦しんでいる友人が救われるように』

『私が…』

 

そう…そこまでしか書けなかった。

本当は『私が死ねますように』…そう書きたかったのに涙が出て書けなくなって…死ぬ勇気もないのに…結局私は最後まで私なんだと思ったら悔しくなって…短冊から逃げ出した。

ママも私を心配してたけど誰にも会いたくなくて…部屋に閉じ籠ったまま誰にも言わず静かに涙を流してた。そして私は泣き止むように私が行き着いてしまった考えを誤魔化そうと色々と試した。楽しい事を考えて気分転換してみたり…空を見上げたり…でも空を見上げたのは失敗だった。

星の一つ一つがちっぽけで誰も見向きもしてくれなさそうな小さな光を只只放っている…それが私には今の自分を表しているみたいに感じて酷く惨めな気分にさせた。

そしてその日、私は泣きつかれて眠りについてしまっていた。

 

 

 

 

 

 

Side 夢斗

 

こんな日はあの歌が歌いたくなる。二人で作ったあの曲を、「愛してるばんざーい」を。

思い出とはまた違う真姫との出会った日のことを。

 

俺からしてみれば羞恥に見舞われた日で、真姫からしてみれば抜け出すきっかけを作り出した日なのかな?

出逢いは俺が悲痛な叫びを聴いてしまったからだが、俺はあの時真姫の声は今にも壊れてしまいそうなそんな脆さを感じずには要られなかった…か細い声で、渇れながら、それでも必死に手を伸ばそうとしているようなそんな気がして俺は目の前の案件を最後までやりきらないままにして声の下へと走った訳だ。

 

「…もしそうしてなければ後悔することになりそう…。手遅れになってしまわないように…だったかな。」

 

目の前の案件っていうのは自分に自信が持てないからって言うのだったが誉め殺すようなレベルで言い続けてたらいつの間にか「も、もう大丈夫にゃから!だからぁーーーー」って言いきらないまま走り去るっていう結末で尻切れで終わった。

たぶんこんな不完全な終わり方をしたのはアレが初めてだったと思う。あれで女の子っぽくないとか言ったら世の中限られた人しか女の子じゃなくなるんじゃねぇか?っていうぐらいに乙女だったな!

 

「一位か二位を争うっていうのに…全く、彼女も男運がなかったってことかね~?俺だったら放っておかないのにな…アハハ、歳の差がダメか!」

 

言ってからねぇなって気付きより切なくなる。独り言っていうだけで惨めなのにな‼ま、いつも通りなんだけどね♪

 

 

って、そうだった‼真姫との話だよな?

彼女の悩みは今までで一番重いものだった。…いや俺にとっては、だな。一人一人背負う物の大きさを比べるのは失礼すぎた。誰の悩みでも大きさは関係なくその人自身には最大の悩みだからこそ迷い、悩むんだよな…流石に失念してた。

俺が駆け付けたときは彼女は自分の発言で傷付いた親友を見て泣いていた時。顔は悲痛に歪むだけだったけど心では泣いてた。破綻しかけて自分の自我が崩壊しかけていた。誰よりも優しく自分に厳しく、自分を知り尽くしている彼女。

だからこそ最大の力を出せるんだと思う。だからこそ彼女は何でもかんでも背負っちゃうんだろう。そして頼れなくなっていってしまったんじゃないかな…。

俺はあの時に「君は何でも出来る凄い子だよ。でも、君はどうしようもないバカだ!」なんて言ってわざと怒らせた。

 

自尊心の強い彼女だ。初対面でそんなことを言われればキレるよな?それこそ落ち込んでいるのを忘れてでも。

 

俺は膝を抱えて落ち込んでいた真姫を更に追い込むかもしれないと分かっていながらそれでもまた立ち上がり強がる彼女を作り出さなきゃいけなかった。

弱くても折れなきゃいい。折れかけているなら支えてやりゃあいい。どんなにみっともなくたっていい。頑張って、足掻いて、進む。そんな姿が何よりも好きだったからな

 

 

「貴方に…貴方に何がわかるの‼貴方は人を本当に傷付けたことが無いからそんなこと言えるのよ‼」

 

 

それでビンタされた。想いの籠った…どんな強い力の暴力よりも効く一撃だった。俺はそれでも彼女を真っ直ぐに見続け先の言葉促させた。

 

 




真姫ちゃんです。シリアスです。

やめて、石なげないで‼

仕方なかったんです‼私がチョイシリアスで書くと何故かドシリアスになっちゃうんですよ!
私だって押さえたんですよ?
消してますけどこれの前は変わった親友ちゃんのシーンのあとで真姫ちゃんが虐められるシーンとかあったんですよ?親友ちゃんを守ろうって馴れ合いから何も知らないいじめっ子モブ子が真姫ちゃんを苛めるっていうね…まあ、胸糞悪かったんでモブ子ちゃんはシーンカットです♪

存在もついでにカットです。出番もありません。
私の逆鱗に触れたんです。頭のなかで生まれて、消されたんです。…これってキャラクター殺人じゃね?
私がヤりました‼(ドやっ)


海の日で書こうか迷いましたが私はその日休みじゃないので書けません‼すいません!
ブラック企業が悪いんだ!…ではでは~( ´∀`)/~

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