~休止中~ ラブライブ!出会いが全てを変えた世界で 女神達の夢の囁き 作:文才皆無。
どうでしょう、皆様はスクフェスの調子はどうですか?自分は又々アルパカ止まりになりそうです!!アッハッハ、今回のイベントでは既に5匹のアルパカが存在してます…。
どんだけ愛されてんでしょうね…。って訳でアルパカさんに出番を与えてみました!
今日はかなり寒いみたいでアルパカをモフリながら寝たいです…。お布団とアルパカ…幸せ過ぎて召されそうですね。
そうそう、朝テレビを付けたらニュースにμ'sが出てました。どうやら内田さんがCDを出すそうですよ?^(^8^)^
朝から耳が幸せでした。
では、どうぞ!!
真姫が深い眠りにつき、一人になってしまい暇をもて余していた。撫でると気持ち良いのかよくしてくれと誰かしらに言われるがこれは特技と言って良いものなんだろうか…?
だとしたらこれは雛璃とアル君、ルパカさんのお陰だと思う。アル君、ルパカさんは昔知り合ったアルパカの二匹で悩みを聞いて仲良くなった友でもある。
どうやらその二匹は同じ場所で住んでて同じ悩みを共有していたらしいんだが、回りに馴染めずに苛められていると言っていた。
何故かこの世界では動物も意識を確りと持っている為、意志疎通も可能だし環境によっては喋ることも可能だ。環境によってと言ったが、動物にも知能はあるので人の会話を理解できる。なので動物と人が触れあえるような環境であればそれが可能となる…というのが俺の考察だ。
それでアル君とルパカさんだけどスパルタ気味に丁寧で気持ちよく撫でられるなで方の講座(実技)を受けさせられたのだ。きっと酷い目にあってるのだろうと思い、当時は労るように誠心誠意撫でまくっていた。
最後に会った時はアル君とルパカさんが俺に撫でられて満足させられた時だった。その時にアル君が語ってくれた。
「動物を無闇やたらと愛でる奴がいるがあれってかなり迷惑なんだよ。ストレスは貯まるし、此方の言葉は聞きゃしねえ。一方通行の善意なんて迷惑でしかない。
それで人間なんて自分勝手で嫌いだったんだが、夢兄さんみたいな人間もいるって分かったから今は人間も人それぞれだって分かった。ありがとうな…。」
「ふふん。素直に人間が好きになったって言えばいいのに…。
でも、前の辿々しく撫でる貴方も好きだったけど、労りながら思ってくれながら撫でる今の貴方のなで方はよく想いが籠ってて気持ちいいわ。ありがとね。」
そう言った二匹のアルパカは俺を挟んでモフモフの毛皮(頭)を押し当てると光になって消えていった。
今思えば、あの時の言葉は動物園での不満だったのかもしれない。人間の事を嫌いになる動物は意外と多いみたいでそれが少しだけ緩和されたのは友としても嬉しかった。
アル君に至っては俺を慕ってくれて、兄さんとまで言われていた。これって結構凄い事なんじゃないかと思ったら良かったと思う。
「…また会いたいなぁ。」
「誰にですか?」
「ふぁっ!?」
予想外な出来事に思わず変な声が出てしまった。座る俺を横からひょっこり顔を出して見てきていたのはラブアローシュートと叫んでいた人だった。
「今、とても失礼な事を考えていませんでしたか?」
「いいえ、全然。」
「そうですか…。今一瞬だけ貴方の頭を撃ち抜きたい衝動に刈られまして…」
「猟奇的っ!!?」
女の子の勘て鋭すぎじゃね?しかも考え方が怖すぎだよ…。あれ?足が震えて止まらないなぁ…
「あれ?足が小鹿みたいになってますけど大丈夫ですか?」
「ええ、夢斗は大丈夫です!きっと寒いだけなのです!!」
「あの…本当に大丈夫なんですか、それ?」
もしばれたら…なんて一瞬考えてしまったために脊髄反射的に即答してしまっていた。クソッ!!これじゃ何かあるっていってるようなもんじゃねぇか!一瞬で答えた回答は誰かの夢のなかに出てきた女の子のセリフみたいになってたし…これはアウトか?
ビクビクしながら恐る恐る海未ちゃんに目線を送ってみると…
「そ、そうですか…。じゃ、じゃじゃじゃああのその!!」
「落ち着いたらどうだ?」
どうやらセーフだったようで安心したが、こんどは海未ちゃんが壊れたように焦りながら言葉を発し出す。
いつだかも言ったが、逆に落ち着けた。
「…ふぁ、うみっ…その、うぅ…。えいっ!!」
「んなぁ!?」
うみって…流石にそれはあざとくねぇか…?そんな疑問は関係なしにドンドン展開は加速していき、気付けばそうなっていた。
俺は座っていて海未ちゃんは立っていて…ええい、めんどくせぇー!!説明ってこんなかったるかったか!?
兎に角背中から暖かな人の温もりがある。つまりは抱き付かれてたんだ!
「あの、その…どう、ですか?」
「うぇぇ!?えっと、あの。温かいと言いますか、柔らかいと言いますか…」
「え?柔らかいですか?」
「…えっと?」
きっと他意は無いんだろうが、冷静に判断したらこれだろうっていう考えが浮かんだ。彼女は寒いと言った俺の言葉を真に受けてしまい暖かくしようと頑張ってみたという所だろう。うん、そうに違いない。
それなのに不埒な考えが過ったことが恥ずかしい。
「あー、恥ずかしいんだが暖かくなったのでもう十分です…はい。」
「それって強がりですよね?大丈夫です。私はまだやれますから…」
「いや、それダメな時の定型文だから。好意だけ受け取っておくから」
「ここここ好意!?えっと、それに受け取るって…それって…」
あ、また壊れたみたいな声を出してた。好意について勘違いされた?でも、まさかな。そう思った俺は誤解は大きくなる前に摘み取るのが楽と言うことで早急に答えさせてもらった。
だって、俺みたいな人に告白みたいなことされても仕方ないだろ?現実で会えないんだから。
「勘違いさせたみたいだから訂正させてもらうな?善意は受け取っておこう。あはは、俺に好意とかウケるな。」
「あ…そうですかアハハー。」
変顔しながら残念そうにする海未ちゃんは棒読みで乾いた笑い声を上げた。その様子に首を傾げながら見てみる。特に語ることなし。
だがこうして改めて見ると成長具合がよくわかる。あの時の涙脆い所は今は成りを潜め、立派な大和撫子になっていた。…只やはりまだ女子高生というだけあり、多感な時期みたいであんなことを考えてしまったのだろう。
「ラブアローシュート…」
「ふぁ!?な、何でそれを!?」
「あ"…まぁまぁ、今はそんなこと置いといて…」
「嫌です。しっかり説明してもらいます!!それにまだ聞きたいことありました!!」
やぶ蛇だったー!!?折角誤魔化したのに墓穴掘った!アホやろ、俺!?
後ろから抱き付いていた海未ちゃんは万力のようにギリギリと俺の体をその腕で締め上げていく。痛い…鯖折りはヤメテ!そして海未ちゃんのその細い腕からどんだけ強い力があるの!?驚きすぎて肋骨が折れそうだよ?あ、チカウコレハリアルノホウダネ
「痛い痛い!!ちょ、タンマお願い一旦離れて!!死んでしまいます!」
「駄目です♪」
それは死刑判決が決まった瞬間だった。
チーン。
復活の呪文を発動!!ギャグにおいて墓地に存在する者を問答無用で生き返らせる!さぁ出でよ、ギャグ死にした夢人よ!!
………ッハ!!?
なんだ今のは!!?主にカードで何かし出しそうな感じであと少しで倫理的何かに引っ掛かりそうな奴は。
「…まだお話は終わっていませんよ?」
「アア、ハイ。」
「では、後2つで終わりにしましょう。最初に会いたいと言ったのは誰ですか?」
有無を言わせない雰囲気…将来の海未ちゃんの婿は確実に尻に敷かれそうだ…。それで何でにこやかに首を掴んでるのかな?こういう時って胸ぐらじゃね?いや、それでも十分駄目なんだが例えるなら、気に食わなきゃコロスとでも言いたいかのような…。
「………。」
汗が止まらない。背中に冷たい汗が流れ落ちる。だがそれよりも何でそんな事になったのかが一番気になってます。海未ちゃんは笑いながら、でも有無を言わせない威圧感を放っている。今までこんな絶体絶命な場面はあっただろうか?
「教えてくれないんですか?」
「答えます!なのでその首の手を緩めてください!!極ってて呼吸ができません。」
ギリギリ…そんな音を幻聴するぐらいに切羽詰まっている。隠し事は一発でアウト。幸い、この質問に後ろめたい事は無いがもうひとつが分からないのが痛すぎるのだ…。
「フーッ…。会いたいって言ったのは昔の友達だよ。俺を兄の様に慕ってくれた奴で悲しきかな、俺の数少ない男友達さ…。」
「………。まぁいいでしょう。」
呼吸を整えて言うと無表情でその裁決で無罪を言い渡された。だがまだだ。まだ一つ残っている。
ゴクリと息を飲む…。
「では、最後に何故貴方があの言葉を知っているのでしょうか?」
ダッ!!
ガシッ
ズダンっ!!
ダー…
此処までなんと一秒もかかっていない。だが終わった…終ってしまった。
この音は逃げ出した俺に海未ちゃんが服の襟足を掴み、地面に叩き落として威嚇する。そして諦めて死を覚悟して涙が溢れだした様子である…。
おお、神よ。なんて貴方は慈悲深いんだ。こんな無理ゲーな人生を送らせるなんて…。最早、試しているとかって次元じゃねぇな。
糞がっ!!
おっと、思わずキャラがブレテシマッタヨウダ。
「貴方が何でその言葉を知っているんですか?」
「えっと、その地に響くような声止めない?女の子の出していい声じゃないと思うよ、なんて…」
「何でですか?」
「…見ました。」
「あぁー…神は死んだ…。」
止めなさい。神様に怒られるぞ?
…たしかそれ言ったのって哲学者だったっけ?哲学者はニーチェしか知らないけど…。
「あああーあーあー」
「どこのゾンビだよ…」
「うぅーもう、貴方を殺して私も死んでやりますー!!」
「…そろそろいい加減にしないと怒るぞ。気軽に死ぬとか殺すとかって言うな。それは悲しいことだ…。
それだけ恥ずかしかったのは理解してるつもりだし、誰かに言うつもりも教えるつもりもねぇ。それでもその言葉を口にし続けるって言うなら俺も黙ってはいられないぞ」
少し堪忍袋の緒が切れかけた。自分の口から出たとは思えない位の低い声が出ていてもしかしたら眼も睨み付けていたかもしれない…。だが、大切な人が居なくなる辛さは身に染みて知っている。
それ故に冗談でも許せなかった…。
「…俺はさ、只でさえ普通じゃない世界で生きてる。いつどこで何があったのかなんて知れないんだ。長い期間会えなかったりしたときに相手が死んでしまっていたら…何て考えてしまう事がどれだけ愚かしい事か分かっていても心配なあまりそういう不吉な事にまで思考が行き届いてしまうんだ…。死って言葉は語れない。語ってはいけないんだよ…きっと。だからそんなこと言わないでくれ…」
これは懇願であり、怒りだった。
海未ちゃんを見れば固まってしまっていた。心なしか涙目にもなっていたかもしれない。
それぐらいに怒ってしまっていたのか…そう思うとバツが悪いなって思い、折れて海未の背中に手を回す。
「なぁ…やっぱりさこういうのって間違ってるんじゃないかな?俺も、海未も…。
少しずつでも良いから正しいあり方って言うのを探していこう…。何か不安になって情緒不安定になるなら溜め込まないで吐き出せ。それを受け止めるしか俺には出来ないんだ…」
「…はい。少しおかしかったみたいです。単純に、色々有りすぎて焦ってたのかもしれません。
でも…分かりました。変わっていく事も必要なんですね、今の夢斗さんを見ているとそう思えます。昔の夢斗さんならこういう事、してくれなかったと思います。」
「…そうかな?」
「えぇ。そうですよ、きっと♪」
もう大丈夫と判断して背中に回していた手を下ろすと直ぐに手を握られる。手を繋いだまま此方に笑いかける海未ちゃんはもう落ち着いたみたいで、さっきまでの危なっかしい雰囲気は消えていた。
「それでですね、あの時アレを見ていたならあの時の私は…どうでしたか?」
心配そうに見つめる海未。でも手を繋いでる位の距離なので十分にパーソナルスペース内で、そんなことされると流石に照れる。少し前の言葉を言っている時に立ち上がったので身長の問題で少し見上げるというのか、上目遣いというのか兎に角、そんなしおらしい姿が視界いっぱい広がっていた。
アルカディアはここにあったのか…。ラピュタ?理想郷でもおk。
少しおかしくなっているのは俺も同じようで、思ったことが出てしまっていた。
「可愛かったと思うぞ。何時もは真面目にやってるから違和感はあったけどそれでも、それをひっくるめて海未っていう人物なんだと思ってる。それにギャップつーのか知らんが、トキメいたよ。
アイドルっていうのかそれを目指すならそれでいいと思う。下手に気張らず好きなようにやればいいんだ。回りもそれで引っ張ってくれる。精一杯やってる人の下に幸運の女神様っていうのが現れるんじゃないか?」
「…そう、ですよね。えぇ。それで頑張ってみます!」
握った拳を胸の前に持ってきて気合いを入れているポーズをとる海未に優しく言葉を投げ掛けた。
「そのいきだ、女神様」
「ふふ、なら貴方はそんな女神様を導いた凄い人ですね」
そう返された俺はポカンとしてしまったが、それはそれで良いかなって思えた。穂乃果のとき然り、俺は新しい居場所が出来たような気がして、嬉しくなった。俺は貰ってばかりだ。いつかこの気持ちを全て返したいな…。
ヤンデレワッショイ!
今回は少しあざとい海未ちゃんでした。テンションがおかしかったせいで情緒不安定でしたね!!でも後悔はしていません!!
艦隊な娘サンネタと遊戯王ネタはその場の思い付き+偶々友人が遊戯王をやっていたからです。私は詳しくないのでそこまで分からないんですけどぶっ混みすぎた感は否めません。
全体的にギャグテイストになっちゃったのはクリスマスが余りにも真面目に作っちゃったからそれまでにバランスをとるためっていう建前です。
ふむ、読んでくださる方が増えたことに喜びを隠せません!!気軽に読めるのか、これ?って思っていましたが読者様方に報いる為にも頑張りたいです。
ではでは、これでお疲れ様です!
くっ、頼む、夢斗くん…いや、夢斗様其処を変わってください!な、何をする!?誰だ貴様?
…!!…?
ここで文章が途切れていた…