~休止中~ ラブライブ!出会いが全てを変えた世界で 女神達の夢の囁き 作:文才皆無。
…芸人のザ・タッチのネタ気味な挨拶で始めたんですがしっくり来なかったのでボツです。
改めまして、どうもです。文才皆無。です。
難産になった理由はノンたんのしゃべり方ですよ、後半は分からなすぎてSAOのキバオウか頭脳は大人見た目はショタなコナンの作品に出てくる服部くんでイメージしたために違和感が…。状態です。
少し関西弁についても勉強するべきでしょうか…。
アハハ、それにしても寒さで指が悴む季節になりましたねぇ。でも、何故か近所の山の紅葉が綺麗なんですよ。
赤に黄色とグラデーションが…って、すいませんっした!!
コホン。では話を戻しますと、今回のお話は三回、目線が変わります。
そして、強引感が否めないような感じになっちゃいました。
…ですが、少しずつ番外編とかも考えているのでアップするときは一気にしようと思うので許してください!!
では、ここら辺でこの会話もブッタ切って本編に行きましょう!
ご覧ください。
side 希
今ウチは屋上の扉の前に立っとるんよ?というのも少し外の空気が吸いたい思ったからやな。
さっきまで生徒会長であるエリチと一緒に理事長さんの所に行ってきたんやけど、会話は向こうが何枚も上手でな…。言いくるめられてたんや。だからエリチも結構不満が溜まっとる思うんよ、ウチ。
気分転換に良いから少し休憩って事で別れたんだけどエリチって不器用やから今頃生徒会室で自分の事でも責めてるんじゃないかな。
「あーあ、いけるって思ったんだけどなぁ…。」
静かな屋上からそんな声が聞こえて誰がいるのか気になってウチはソッと扉からその向こう側を覗き見たんよ。そしたら空を見上げるエリチと昨日話してた見覚えのある子がいた。その子は学園内の話題の的でもあってオレンジ色の髪をサイドアップに纏めた、高坂穂乃果ちゃんだったっけな?
その子は悩んでるみたいやけどウチらと違って顔に諦めてるような風には見えない。その姿にある人の面影を見たような…その人と穂乃果ちゃんがダブって見えたんよ。
彼女に少し興味が湧いたのはこの瞬間やと思う。穂乃果ちゃんの進む道の先にウチらの答えがあるんやないかって気がしたんよ?これも一つの運命って思ったらスピリチュアルだなぁなんて考えちゃうで♪
「~~~♪」
遠くからピアノの音と綺麗なソプラノの声が聞こえたような気がして音のする方を見たんやけどそもそも遠くから聞こえた時点で見える場所やなかったって気付いて視線を戻したら穂乃果ちゃんが此方に近付いて来てて焦ったんよ。
別に疚しいこともしてへんから堂々としてれば良かったんやけど思わず隠れる所を探しちゃって…。
で、気付いたらドアで死角になる隅の角っこん所に逃げちゃった。
「ふぅー、見つからんで良かった…。」
なんて言葉が何故か出てきてたんよ…。案外ウチが思ってる以上に内心で悪いって思ってるっていうことなんやろなー
ってそうや無かった!!ウチの問題の解決方法やったな…うん?そういえば穂乃果ちゃんってエリチと話してた時に夢の話とかしてなかった?なら、もしかしたら夢斗君とも会ったことありそうな感じ?
「…夢斗君ってたまに全部お見通しで話を進めるも事あるんやし、穂乃果ちゃんが口にしてた上手くいくっていうのは夢斗君の策やないの?案外穂乃果ちゃんの思った事を手伝ったら廃校も阻止出来る?
…うん。夢斗君が関わってるって思ったら尚更真実味が出てきたやん。ならウチの出来ることって言ったら穂乃果ちゃんの好きにさせてあげることぐらいやな!」
副会長として、そしてなによりウチの為、廃校の阻止に頑張ってもらわなきゃやね。応援させて貰うからね。
「…あ、なるほど!!理事長の言ってた『生徒会は今いる生徒の生活をより良くすることを考えるべき』っていうのは、今ある音ノ木坂の良さを最大に引き出そうってことかもしれへんな。それなら納得や。
…でも、理事長の考え方って何となく夢斗君と似てるような気がするんやけど…それは流石に気のせいやな!」
今あることを伸ばす。それって難しいことだけど一番の堅実的で現実味のある答えやからね。ならウチはウチの出来ることから初めてみようかな。生徒会に戻る前にあの声の主を見てみるのも面白いかもしれないな♪
「ふんふふふーん♪」
鼻歌混じりにこれからのウチの今後について常に持ち歩いてるタロットカードを一枚ひいて確認してみると出たのは正位置の節制のカードだった。意味は中立。
「ふむふむ、ならウチは生徒会であり穂乃果ちゃんの味方もすればええんやね~。…ついでやし穂乃果ちゃんがどうなるのかも占ってみるのも面白いやん?…あ。ん、何々って幸先がええね。まさかこのカードが出るなんて、後は本当にこのカードが当たってることを祈るだけやね。」
ひいたカードは正位置の運命の輪、そして取り零したカードも星のカード。両方とも希望の意味があるし、ひいたカードの運命の輪は更に好転やチャンスって意味もある。…確か出会いというのもあったかな?
運命の出会いなんてスピリチュアルやね!
ふふ、頑張ってなぁ穂乃果ちゃん。たぶん音ノ木坂の運命を握ってるのは穂乃果ちゃんかもしれないからね。
side 穂乃果
今後ろから誰かに背中を押されたような気がしたんだけど、後ろを見ても誰も居なかったから気のせいかもしれないね!
それで私の考えではあの声の人に一人だけ心当たりがある。まぁあるって言ってもたぶん知ってる人かもしれないっていう程度なんだけど、どこかで聞いたこと在るような特徴的なキレイな声だったからね!
それで声とピアノの音に惹かれるように耳を頼りにして音のする方に向かってる。ここら辺だけどって見渡したけどそれっぽいのがない…。
「うん?」
ちょっとそれっぽい曲がり角があったから試しに覗いてみたら見つけた。あ、まだそうと決まった訳じゃないんだけど音楽室を見つけたの。だってピアノと歌っていったら音楽室じゃん?
その時に見えてた扉なんだけど実際は光が差し込んでるだけなのに何となくそうじゃないような気がして…何て言うか…光って見えて綺麗だって思ったんだ。
その光に近付いた私が見たのは赤い髪の一年生の子が楽しそうにピアノを弾いて、歌ってた所だった。
「キレイな声…」
目を奪われるような位真剣で…でも楽しそうで、見てる私も何だか楽しいって思えてきた。そのピアノと声が二つで一つなんだって感じるようなハーモニーが奏でられててホント言葉にならないくらいの感動が私の中に溢れてきて…兎に角凄い!
歌詞も何となくだけどこの音ノ木坂の事を考えて作ってあるみたいだって思ったら余計に頑張らなきゃって感じれたんだよ!!
聞き惚れていてボーッとしてたら気が付くと曲は終盤で既に歌う所は終わったみたいでピアノの音だけが流れていて…最後の音色の余韻だけが音楽室を満たしてた。
「ふぅ…」
その息を吐いた事を合図として終わったのだという実感が私のなかに出てきた。私は無意識に間髪を入れずに拍手していた。感無量だよ!!こんなキレイな演奏見たことないもん!!
ゆっくりと「何かしら」とでもいうような顔をしながらこっちを見てくる一年生。
「ヴえぇ!!?」
私も気づいてどうせならってドアを開けて音楽室にお邪魔させて貰ったよ!女の子の前まで行って感想を言ったんだけど、少しぶっきらぼうに返されっちゃった…。でも満更でもないっていうのかなぁ…とにかくそんな感じがしたよ!
それで私がアイドルの話をしてみようって思ったら思わず口に出ちゃったんだよね。どれくらい凄いって思ったのか形容しようとしたときに…つい。
それで怒らせちゃったのか心無しか髪の毛を浮かせて見える幻覚と一緒に真っ赤になったんだけどそれでも感情的にならないで私の横を通り抜けて出ていこうとしてた。
「それでいきなりなんだけど私、スクールアイドルっていうのをやりたいって思ってるんだ!一緒にどうかな?」
「えっ?」
私の問い掛けにポカーンとしながら戸惑ってたんだけどぶっきらぼうな雰囲気になりながら棒読みみたいにその返事をして行ってしまった。
「意味分カンナイ!!」
「…え、いや。そこは分かるでしょ!だって結構ちゃんと説明したよ、私!!」
「そ、それでもなの!!」
今度は隠しきれなかったのか完全に真っ赤になったまま怒ったように走って出ていってしまった。音楽室は取り残されるみたいに私だけがポツンと残されていた。
「…えっと?結局走って行っちゃったけどあの一年生は分かってはいるんだよね?
それでそれで、断られたって事…なのかな?でも単純にそうするんだったら只断ってハイしゅーりょー!で良かったんだから実はちょっと脈アリってことじゃない?
…ならあの子って…ツンデレ?」
…うん。なら今は諦めて日を改めて誘ってみよう。それがいいね!!
落ち着いてる状態でならちゃんとした答えもくれるよね!きっとそうに違いない!!
「よーし、さっきの曲のおかげで元気が出たぞー!!先ずは手探りでもひとりででも練習するもん!!
私、ファイトだよ!」
じゃあそうと決まれば一先ず部活の邪魔にならない場所でも探す!それから行動すればいいんだもんね!!
そう結論だした私は踊りの練習の為にダッシュした!
side 夢斗
最近知ったことがあるんだ。…ここって実は夢の世界じゃなくて無意識下の空間でもあるらしいんだよね。
強い思いなら一方的にだけど伝わるみたいなんだよ。俺からの声ももしかしたら無意識だから覚えていられないけど伝わってるかも知れないけど結果は本人にしか分からないんだから確認しようも無いんだよ…。それで更に無意識だから余計に分からないじゃん?つまり、神のみぞ知るって奴だな。
なんでこんなこと言ったのかっていうと偶然だろうがさっき、穂乃果の声とか不器用代表事の真姫とか訳分からん必殺技っぽいのが聞こえたんだよ…。
「『皆の心撃ち抜いちゃうぞぉバァン♪』…ねぇ。凛ってした声だったけど可愛い事考えた人もいるもんだ。あの様子なら昔は本気で魔法少女とか目指してそうな感じもするな。…あっはっは。似た声の奴がいたような気がするが流石に…」
『ラブアローシュートっ!』
「………。」
うん。本人です。しかもご丁寧にエコーまでかかってた。何となくだけど目の前にスクリーンみたいなの迄見えたような気もするが…気のせいだ。そのスクリーンで海未ちゃんはアイドルみたいな衣装でポーズまでとっていたのが見えたような気もするが……無理だ。見ちまったもんは仕方ない。
今度このネタで弄ってみれば何が起きてるのか自爆気味に教えてくれそうだよな…。
「…そうなると、さっきの真姫の切羽詰まったような感じで『誉められちゃった…。嬉しくてニヤケちゃうわ…でもこんなだらしない顔誰にも見せたくないもの。でもさっきの先輩に酷い事言っちゃったけどまた誘ってくれるかな?』っていうのも案外繋がってたりして?」
なんて思考に耽っていると今度は穂乃果の声が聞こえるようになった。随分と熱心にやっているようで考えてる事が丸々と此方にまで流れてきていて、更にあのスクリーンのような何かを映す物も出てきていた。
『えっと…ここがこうで、さっきの所がああなって…続けてやるとこういう動きになるんだね!!』
ダンスを踊っているようで動きの確認をしている穂乃果。難しいって思いながらも楽しいって思っているようでたどたどしくても形になり始める所を見ていると自分事のように感じれる。
「ふーん…なんだ、もう見つけたみたいじゃん。俺の心配はいらなかったみたいだな?
それでそれが穂乃果が見つけたやりたいことって訳だな。歌って踊って輝いて見える…。まるで本当のアイドルみたいだよ。
そもそも、穂乃果には周りを引っ張っていけるその性格がある上に皆を笑顔にしたいって純粋な思いがあるんだ。皆、きっと穂乃果の姿に憧れる。そういう意味では向いてるって思うぞ?頑張れ、穂乃果」
そんな声だけがこの簡素な白い空間に呑まれていく。けしてこの声は届かないかもしれないけど、それでも応援したかったからする。考えて考えて、それで諦めるんじゃなくて、足掻いてみる。
それを言ったのは俺自身だったけど、言うのと実行出来るのは違う。どれだけ口にしても出来ない事がある。
だが案外、そんなの気にせず単純な物でいいのかもしれない。何かを始めるのにウダウダするよりやってから後悔するっていうの?気にせず己を信じて進んでみる穂乃果のような姿が俺には眩しく見えるよ。
俺には出来なかった事をやったんだから。
あーあ、本当に俺は穂乃果には敵わないなぁ。
俺はそんな事を呟くと心のなかで小さな炎が灯ったような気がした。そのなかには穂乃果に向けての感情なんだがそこに含まれてた物を冷静に解読していく。
大きく占めているのは憧れの感情。でも、これは…悔しい、のか?
「っぷ、ふ、あはは。そうか、俺にも悔しいなんて感情があったのか!どうやら気付かない内にだいぶ穂乃果に感化されてるみたいだな!!」
面白くはない。でも嬉しくて笑いが止まらなかった。やる気なんてものがあるからこそ悔しいって思えるんだからな。
無気力で生きてきた今の俺はもう今じゃなくて過去の俺のようだ。あぁ、本当に嬉しくて堪らない。
「俺も変われば変われたのか…。この一歩が踏み出せなかっただけのビビりだったみたいだな。あーあ、本当に穂乃果には感謝しないとかな。」
じゃあ、今の俺がやりたいことでもしてみますか!
『僕らの道がある~♪』
またこの何日かでめっきり寒くなった為に朝お布団から離れるのが億劫になりますね。
恋人はサンタクローs…じゃなくてオフトゥンな私としては恋しくて仕方ないですよ、本当に。それに今週末からテストが始まるので最近は少しずつテスト勉強をせざるを得ないですし、帰りが遅くなるだけでオフトゥンと離れる時間も長くなるっていう悲しい現実。
いつも私を傷付けるのは現実って云う名の暴力なんです!!
はい、スッキリしたんで茶番劇は止めにしますね。
今回の話のタイトルは四重奏ですが、意味は四人で奏でる重なり合う物(思い)という事でそれになりました。
少し視点が変わるのが三回もあると面倒かな?って思ったんですが、どうにか一先ずとしてアニメ一話を完結させたいっていう思いから来てます。
この後二話に突入する前に幾らかお話を挟んでから入ろうと思ってます。
次の更新は私のテストが終わり次第になると思いますが私の勝手な都合をお許しください!
赤いマッキーさんには少し活躍してもらわないといけませんね。
友達にマッキーをもっと出番を与えて!!って言われたために頑張ろうって思ってます!
では、ここで締めさせていただきます。皆様、読んで下さりありがとございます!!
失礼します!