~休止中~ ラブライブ!出会いが全てを変えた世界で 女神達の夢の囁き   作:文才皆無。

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どうも、ファンタシースターの体験版をやりはじめたら止まらなくなってしまった駄作者、文才皆無。です。

もし次話を楽しみにしていてくれる方がいたら本当に申し訳なことをしてしまいました…。
どれだけ忙しくても1日に最低でも千文字は書くと決めた私でしたが破ってしまいました。慢心だめ、絶対。これは常に胸の中に閉まっていなければいけないことでした…。

この場を借りて深く謝罪させて頂きます。

すいませんでしたっ!!
m(_ _ )m


えー、まぁこんな感じですが頑張りますので応援お願い致します。
では本編をどうぞ!!


11th 守る為に!!

 side 穂乃果

 

私は重い足取りで一歩一歩少しずつ歩き、家である和菓子屋、穂むらについた。穂むらの中ではお母さんが相変わらず忙しそうにお店の接客をしていたが私は取り敢えず「ただいま」と短く言って奥に引っ込んだ。

 

襖を開けて中に入ると妹である雪穂が動きやすい…と言えば聞こえが良いようなだらしない格好で寝そべりながら何かしてた。

あんまり気にする余裕が無くて確認しようとも思わなかったけど一先ず「ただいま」とだけ言っておいた。

 

雪穂はそんな私の様子に違和感を感じたのか、顔を凝視して心配そうにしてくれていた。

 

…時々思うんだよね。雪穂ってしっかりし過ぎてて中学生に見えないんだけどさ~。何か夢がないというか現実を見過ぎというか…とにかく姉としてこんなんで将来彼氏とか出来んのかな?と心配になるわけで~?

もう少しその歳に合った可愛いこととかに興味を持ってれば周りも見向きしてくれると思うんだよね。そのツンケンしてる雰囲気どうにかしてくれれば見た目は良いんだから直ぐにでも声かけられそうだし…。

 

「お姉ちゃん…?」

「うぅ~ん…可愛いのになぁ…。」

「お姉ちゃん!?」

 

何故か距離をとって赤くなる雪穂に首を傾げながら異様に焦った様子を観察してウンウンと頷きながら私は思っていることを口に出した。

 

「これで可愛いげがあったらなぁ…」

「…ふんっ!!どうせ私は可愛げがないですよーだ。」

 

プンプンと怒る雪穂に謝りつつ、途切れそうになった会話を無理矢理繋げてみる事にした。

 

「そういえば雪穂って最近学校でどう?」

「なにそれ…?お父さんの真似?」

「違う違う。それに真似するんだったら…『最近どうだ…雪穂…。』じゃない?」

 

手で扇ぐように否定しながら我ながら会心の出来だと思うお父さんの物真似を披露してみると、それは雪穂にも好評らしくお腹を抱えて指を指しながら笑っていた。

 

「そっくり!その不器用そうな話し方とか雰囲気とか!!あははは!ダメ、笑っちゃう!!」

「イェーイ!!」

 

久し振りにお腹を抱えて笑ってる雪穂を見て理由もなく勝ったような清々しさを感じていた。まあ、こんなこと昨日までの私なら笑わせる余裕すら無かっただろうけど雪穂の笑う姿に私も元気が出た。

 

 

…もしかして夢斗君も今の穂乃果みたいに誰かの喜ぶ所が見たくて人助けしてるのかな?

夢斗君本人は誰かさんとの関係を切りたくないからって言ったけどたぶんそれってキッカケだけじゃないかと思うんだよね?

 

だってキッカケを大切にしたい気持ちも分からなくないけど…それだけじゃ続けられないもん。夢斗君だってそれが心の奥底ででも好きだと思ってるからだよね!

 

私も誰かの笑顔のために頑張れないかな?そうしたらきっと夢斗君が見ている物に近づけるよね…。…うん。私先ずはそれが出来るような事を探してみよう!

夢斗君も言ってたもん!!私のやりたいことをやればいいって!

 

今の具体的なのは決まってないけど私のやりたいことは落ち込んでる人がいるなら元気が出せるようにする事だよ!!

 

よーし!!ガンバレ!私!!

 

「…お姉ちゃん?」

「あ、はは…うん。何雪穂?」

「いや、急に黙りこんだと思ったら心ここにあらずみたいな感じだったから心配になっただけ。大丈夫?」

 

覗き込む雪穂の顔が本当に心配だった事が窺える。…そんなに考え込んでたのかな、私…?分からなかったけど苦笑するしか反応出来なかった。

 

「こんなのしかないけどチョコ食べる?」

「…うん。」

 

チョコを手渡された私は雪穂の優しさに胸に刺さるような痛みを感じさせる。うぅーん、姉の威厳ってどこに行けば手に入るかな…?考えながらだったのがいけなかったのか、思い出すように慌てる雪穂の様子に気が付かなかった。

 

「それあんこ入って…あぁ。」

 

雪穂が何か言ってたような気がするけどボーッとしながら流していたが貰ったチョコは既に口の中に在って咀嚼されて…うぐっ!!?

 

「これあんこ入ってんじゃん!!?」

「言おうとしたときにはもう食べちゃってたんだよ!!」

 

雪穂に言っても仕方ないんだけど気を許した相手というのは他の人よりも口が軽くなってしまうので…

 

「あんこ飽きたー!!」

「白餡もあるよー」

 

畳の上に寝そべって腕をジタバタさせる。そんな私の様子を呆れるようにジト目になって見ている雪穂が分かってて言ってるようで追い討ち気味に意地悪を言ってきた。

 

「もっと飽きたー!!!」

 

更に腕の動かす速度を上げてどれだけ飽きているのかをアピールしていると…

 

「こら、穂乃果!!穂むらの長女がそんなこと言わないの!御客様にまで聞こえて笑われてるわよ!!」

「ごめんなさーい」

 

それは流石に恥ずかしい…。だけど飽きたんだもん!仕方無いじゃん!!たまにはケーキとかクッキーみたいな洋菓子だって食べたいんだもん。

雪穂がその意見にだけは同意して頷いてたけど、私が怒られてるのを見て笑っていた。ほんと、こういう所が可愛げない!!

 

 

 

 

 

 

 

そのあとのことはあんまり思い出したくない。

雪穂に怒られるように言われちゃったんだ…。それでその後にことりちゃんにその事を相談しようと電話したら…。

 

「『音ノ木坂無くなっちゃうんでしょ』かぁ…。」

 

ことりちゃんにも確認してみたら理事長だって悔しい筈なのにそんな素振りを見せない…って言われちゃったんだよなぁ。でもそんなのって絶対嘘だよ。あんなに学校の…ううん。生徒の事を考えてくれて、大人として誇りを持って接してくれた人が『どこ旅行行こうか』なんて不謹慎なことを娘の前で言うはずないもん…。きっと親として娘に弱ってる所を見せたくないだけ…だと思う。

 

「はぁ…。」

 

分かんなくなってきちゃった…。

 

そんな弱気になってる場合じゃない事位分かってるけどでもどうしたら良いのか具体的には見付からなくて…

 

階段を下りながら茫然とした考えをどうにかして纏めようとしてみるが、やはりどうしようもなくて思わず夢斗君に頼ってみようか…なんて真っ先に考えてしまった辺りが駄目なのだと分かる。

大切な事は後押ししてもらっても自分で結論まで持っていかなきゃいけない…そんな気がして穂乃果自身の決意が定まってない所を呆れていた。

 

 

「こんなに衝撃的な出来事があってもまだ進めずにいるんだもんなぁ…」

 

溜め息を吐きながら下り終えるとその階段の横。私の隣にある居間の電気がついていた。

 

 

「お母さん?」

 

誰だろうと考えてお母さんかと結論だしてそう訪ねてみたが、何の返事も返って来なかったことがおかしい。そう思った私はそーっと部屋を覗く。

 

其処には予想した通りお母さんがいたけどいつもと様子が違うので寝てるのかと思って、お母さんの横まで来ると起きていたのが見てとれた。何処か懐かしそうに見ているお母さんの頬が気のせいか少し赤かったように見えて大丈夫かな?と感じていた。

 

「おかーさん。」

「うひゃっ!?あ、何よ急に?」

 

無視されたような気がしてムッとしながら少し責めるようなニュアンスを含ませてさっきよりは少し大きな声で呼び掛けると今度はしっかりと反応を返してくれた。…だけど責めているように言った方に関してはノータッチみたいだけど…。

 

「さっきからいたんだけど気付かなかったんだね。お風呂先に良い?」

「ふふ、良いわよ。先に入っちゃいなさい。」

 

心なしか機嫌が良い事に疑問に思いながら部屋から出ていくお母さんをボーッと見送り、残された物を見る。

 

「卒業アルバム…?」

 

青いカバーの一冊の本は机の上にポツンと忘れ去られているようにそこにあった。私はその前に座り、開く。

 

「あ…」

 

ただ、短く漏れた声。だけど適当に開いたそこに写っていたのは緊張した面持ちのお母さんだった。…今よりも若く、少し幼さの残る顔をしていた。

私は興味本意からなのか、なんとなく次のページも開かなくちゃいけないような気がして…。次、次…と、どんどんページを捲っていった。あったのは部活動の風景から学校行事…変わってない校舎の施設を見るのが段々と苦しくなってきた。

 

私はここで本当に音ノ木坂が無くなってしまうんだという実感が沸いた事に気が付いた。更にページを捲るとお母さんが壇上で険しい顔をして何かを言っている写真があった。そこで私はアルバムを閉じた。

私、お母さんにまだ廃校の事話してない…。写真のお母さんを見ればどれだけ音ノ木坂が好きなのかなんてよく分かる。

 

 

「お母さん…悲しむだろうな…。」

 

 

目の前が歪んで見えにくくなってくる…でも、何でかも分かってる。だけど私はそれをよしとしない。

ここで泣いてしまったら私達が通う音ノ木が、お母さんとおばあちゃんが通ったあの音ノ木が守れないような…そんな気がしたから。

 

 

…私はどうにかしたい。

廃校を止めたい。

理事長が好きな音ノ木を、お母さんが好きな音ノ木を、私が大好きなあの音ノ木を!!

見捨てたりしない。絶対。絶対!!

 

笑顔が絶えないあの場所を。

皆の思いが詰まったあの場所を。

 

…私は守りたいんだ!!

 

それが私の決意だよ。夢斗君に教えて貰った才能を生かす。それで皆が笑える私の大好きな場所を守るよ。

見ててね、絶対…絶対に難しくても守って見せるから!!

 

 

 

 

私はその決意を胸に秘めてお風呂に入る。いつもは熱いと思うお風呂だけど全然気にならなく、脳をしっかりと働かせるには十分な温度で今日1日で得られた情報から今までの生活から使えそうな物全てを思い出していた。

音ノ木を守る。

それを一心にアピール出来る所からアピールする方法。アピールとは違う方法で存続させる術。とにかく私はがむしゃらに頑張っていた。

 

 

それで一つだけその方法を見つけた。ううん、その方法への糸口が見えたんだ。

雪穂が教えてくれたあの学校、UTXなら!!

 

 

 

 

 

私はお風呂から上がり、忘れない内に明日の朝にそのUTXに行くための道や起きる時間など色々と下調べをした。

早起きしなくちゃいけないこともあり、何時もより少しだけ早かったがその日はすぐに就寝した。

 

 

今の穂乃果には希望しかなかったからだろうけど、眠ってからは夢斗君に会えなかった。

残念だったけど、夢斗君なら笑って応援してくれていたと思うから気にしない。…でもちょっと残念だった。

また、落っこちた時に聞いたアノ歌聞かせて欲しいな…。

 

あの歌元気が沸いてくるんだもん!あの歌詞に自分を重ね合わせて聴いてみると何か何でもできるような気がして頑張ろうって思えるんだけど誰の歌なのかな?少しだけフレーズ覚えてるし、明日会った時に海未ちゃんとかことりちゃん辺りにでも聞いてみようっと♪

 

 

(お兄ちゃんみたいな夢斗君も良いけど、今日の弱ってた夢斗君も良いよ。また、穂乃果だけに頼って欲しいな!)

 

 

一瞬だけ何か考えてたみたいだけど…直ぐに引っ込んじゃって思い出せない。あれ?…まあいっか!!

直ぐに切り替えた私は夢から覚めると共に起き上がり、制服に着替えた。

 

 

窓から空を見る。

 

「うん!!今日も良い天気!!」

 

 

 

 

 




私の弱点に気付かされる今日この頃。

私って、アニメの所を書いている時が最も進行が遅いみたいです。小ネタをしている時やオリジナルで挟んでいる所が一番筆が進んでいます…。下手したら原作は進行速度が三倍近くかかってしまっていますね。

しかもアニメ一話が終わってしまうと書けなくなる現状ですので笑えません…。

スクフェスしかやって来なかった私に対する神からの罰かもしれません。
(ラブライブ!の神様ってどんな神様なんでしょうか?)


タロットカードの意味を調べたり、犬の画像を検索したり、イッテQ見たり…そんな生活兎に角脱出しなくてはいけないんです!!
お布団が恋人の現状は打破しなければっ!!


今回の私は大分ラリってるようですのであんまりお見苦しくて見せられないですね…。

最近、デ·ア·ラに浮気しそうです…。夢斗君の設定なら原作よりもシリアス緩和が楽そうだな、うふふ。


おっと、おかしな電波が…(棒)

では、皆様今回の私の恥態は水に流した後に漂白剤を入れて塩でも撒いて忘れて下さい。
今回も見苦しい所をお見せしましたが此処までお付き合い下さった優しき読者様方に心より感謝の込めた挨拶をさせて頂きます。ありがとうございました!






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