~休止中~ ラブライブ!出会いが全てを変えた世界で 女神達の夢の囁き 作:文才皆無。
スクフェスで名前を文才皆無。に変更いたしましたのでもし見かけたら多分私です。その時はよろしくお願いしますね。
そしてEXPERTをやると『愛してるばんざーい』ばかりやっているような気がしてなりません…。
本編ではことりちゃんが不安定です。
私のキャラに対する愛がまだ足りていない証拠ですね…。精進します…。
海未ちゃんは安定して書けます。…わざと改変している所もありますが私的にこちらの方が女子高生らしいかなーと思っての行動なので御指摘下されば修正させていただきますよ?
私は海未ちゃんの為なら本人を怒らせることすら辞さない覚悟です。これもまた愛の為せる
業です!
プンプンと怒ってる海未ちゃん、可愛くないですか?
おっと、ではこれぐらいにしまして本編をどうぞ!!
side ことり
穂乃果ちゃんとお母さんが言い争い、突然に穂乃果ちゃんが倒れた。
今日の穂乃果ちゃんはいつもより元気いっぱいで頭の回転も早く賢い子になっていた。ビックリしました!!
目の前には真剣な様子で熟考する海未ちゃんの姿があるのだけど…。
唐突にこの不思議な事が起こり始めた一連の中で一人の人物がいると言ってたんだけどなんでそういう結論が出たのかも教えてくれてないんだけどな?
それにもし本当に誰かが操っていたとしても変だよ?何の目的でそんな面倒な事をするのかな?分からないよ?
でも海未ちゃんは何処か確信があるみたいで突っ走って行っちゃう。
なんか廃校問題に行き着いた時の穂乃果ちゃんみたいだった。
「それでことりは何か思い付く事はありましたか?」
「ふぇ!?ま、まだ分からないかなぁ…あはは?」
「そ、そうですか…。小骨が引っ掛かるような妙に気になるこの感覚がもどかしくて…」
海未ちゃんも首を傾げて考えてる。
海未ちゃんは上手く行き過ぎる事に違和感を覚えてるみたいだけど、ことりにはちょっと分からなかった。
「そういえば何でそこまで必死になってるの?」
「必死、ですか?私?」
「気付いて無かったの?」
「ことりがそう言うならそうなんですでしょうね…。」
自覚が無かったらしく私の言葉に目を見開いていた海未ちゃんにどういう事だろうと思って聞こうとしたら海未ちゃんが話し出した。
「こんな都合よく次々に大きな問題が起きて、徐々に解決していくこの状況を知っているような気がするんです。何で知っているかとかそういうのは分からないんですけどでもその時に確かに誰か会ってるんです…。その人だと思うんですけど記憶に靄がかかるようにハッキリ思い出せないんですよ。だから確証は無いんですけどそんな気がして…でも高確率で当てはまるんです。」
「………。」
「って言っても思い出せないんじゃ意味なんて無いんですけどね。私の話を聞いてくれてありがとうございます、ことり。」
「海未ちゃん…」
思い出したくても思い出せない記憶。それって凄く悲しいよ…。
私なら海未ちゃんと穂乃果ちゃんと知り合いだったっていう記憶その物がゴッソリ無くなっちゃうって事だもんね。
よぅし、ことりも頑張ろう!!
「昔の事何だよね?そのデジャブみたいな感覚って」
「はい。たぶんその時も何かしらの問題を抱えていた筈なんですけど…あ!その後直ぐに穂乃果やことりにも救ってもらったのでそこまで前では無い筈ですね。」
「私達が会ってから海未ちゃん関係の大きめな問題って言ったら一つしか無かったような…。家の道場の問題とか家族会議になったっていうのはどうかな?
うーん、でもそうするとお母さんが関係ないもんなぁ…どうなんだろう…」
全部のピースが当てはまらないとなると違うのかも?
なんだろう?うーん?
「………。いえ、もしかしたらそれが当たりかもしれません。家族会議の時にお父さんが変な事言っていたような気がします…。確か『親失格だ!!何て言われて当たり前だった。海未に嫌われても当然の事をした…すまなかった。海未、許してくれ』でしたか…それを言ったのがことりママの可能性はどうですか?」
「お母さんならそんな事言わなさそうだからたぶん違うと思うけど…でもだとした何だろう…?」
考えても分からないのだけど私には思い付かなかった。お母さんと穂乃果ちゃんの話って…夢?
「夢?」
「夢…ですか?確かにそれなら曖昧なのも納得ですが…。」
やっぱりまだ何かのピースが当てはまってないのかもしれない…。
穂乃果ちゃんに聞けばそれで全てが解決するんじゃないかな?でも、今はいないし…うぅーん?
あ、夢っていえば昔お母さんが描いたっていう絵本も夢が舞台だったような気がする。昔好きだったからよく読んでたけどどこにあったかな?今度もう一度読もうかな…その時は海未ちゃんと穂乃果ちゃんも誘ってみよう。二人とも確かこの本が好きだった筈だからね。
「ありがとうございました、ことり。家に帰ったらお父さんに尋ねてみます。」
「ううん。私もあんまり力になれなかったから。でも、その人の事を思い出せたらいいね!!」
「そう、ですね。あの時の言葉は全部覚えてませんがそれでも力をくれた言葉でしたので感謝の言葉を伝えたいです。」
どこか誇らしげな様子がいいなぁと思った。あ、確かあの本にも素敵な言葉があったような気がする。
夢の住人がヒーローになり皆を救って幸せにする。だけどヒーロー本人は秘密を抱え込んで最後に人知れずに去ってしまう…ハッピーエンドであるのに一人だけ報われなくて悲しかった。お母さんに聞いても、その終わり方じゃないといけなかったって言って幸せにしてあげられなかった。そのお話は途中だから続きはあるとも言ったけど…『まだ続きを書ける程立派じゃ無いから…』と言われて昔のことりには分からなくてどういう意味だろうって考えてたんだっけ…。
「どうかしましたか?」
「ううん、なんでもないよ。昔三人でお母さんに読んでもらった絵本って今どうしたのかなーってふと思い出しちゃっただけだから気にしないで?」
「そうですか…ん?今ことり何て言いました?」
「気にしないで?」
「違います。それじゃなくてですね!」
海未ちゃんがガシッとことりの肩を両手で掴む。言い寄る感じでズイッと顔を近づける。視界が埋まるぐらいに近づける海未ちゃんはたぶん回りが見えなくなっちゃってるんじゃないかな?
ちょっとだけ近い気がするんだけどなぁ…。それに他の人も私達を見て顔を赤くしてるし…ことり的には嫌いじゃないけどやっぱりそういうのは誰も見てない所でロマンチックな雰囲気が良いし…普通に男の子がいいと言うか…///
「おはよー皆!!今日も元気だね!
ふんふふふーん♪
あ、海未ちゃんにことりちゃーん穂乃果もやっと起きた、よ……?」
教室にハイテンションで入ってくる穂乃果ちゃんは今のことり達を見て、時間が静止したかのように固まった。
穂乃果ちゃんは海未ちゃんの後ろの方から来ている為に海未ちゃんの頭でことりの顔を見えてないと思うんだけど顔も近いしキスしてるように見えないかな?大丈夫?
「…まさかことりちゃんと海未ちゃんってそういう関係だったんだ。
あ、でも穂乃果はどんな性癖でもちゃんと友達だから回りの目が辛かったら相談してね?穂乃果は人の恋愛の価値観を差別するつもりは無いから気にしないで続けて良いよ?」
穂乃果ちゃんは妙に優しく対処してくれました。
「ち、違うよ!!これは海未ちゃんが…」
「無理矢理なんて!?…海未ちゃん、それは駄目だと思うよ?」
「穂乃果は何を言ってるんですか?こんなのいつも通りじゃないですか?」
「そうだったの!?」
「!?」
驚く穂乃果ちゃんは唖然としていた。たぶんことり同じ立場だったらおんなじ反応してたと思う。
「ことり、穂乃果は一体何を言ってるんですか?」
海未ちゃんが返答に困るタイミングで聞いてきた。もう少し後ならいくらでも良かったんだけど今はちょっと嫌だなー…。
「ことりには分からない、かなぁー…あはは?」
海未ちゃんには悪いけど誤魔化させてもらうね?ゴメンね。
心の中で謝罪をしながら話を誤魔化す方法を考えて取り敢えず話しかける事にした。
「穂乃果ちゃんはもう起きて大丈夫だったの?」
「えっ…!?このタイミング話す話題じゃないよ!?」
「タイミングとか関係無いですよ。私達は穂乃果が心配何だから聞いてるんですよ?」
「え、えぇぇー!!?」
「そんなに驚く事じゃないでしょう?私達の仲じゃないですか?ねぇ、ことり」
「あ、あははは?」
巻き込まれる形で新たな犠牲者を作る事になってしまったけど…ゴメンね、穂乃果ちゃん…。明日から学校に来るの大変だよ…。
ほら、回りにいた人が内緒話はじめちゃってるもん。
え、ことりも同じじゃないか?諦めてるよ…。
「そ、それは困るよ!!私にだって気になってる人がいるんだよ!?」
「「「!!?」」」
海未ちゃんとことりは穂乃果ちゃんのその発言にビックリしちゃった。ううん、クラスの子も驚いてたかもしれない。
音ノ木坂学園は女子高で女の子しかいないのに好きになってる人がいる何て…。相手が女の子じゃないとしたらどこでその人に出会ったのかという事は喉から手が出る程気になる情報で乙女としては死活問題なのです。
ことりだって凄く気になる…。
「な、ななな…それは本当ですか!?」
「う、海未ちゃん…?怖いよ?」
「知りませんそんなこと!相手は誰ですか?
同級生ですか?下級生、いえ穂乃果の事ですどうせ年上でしょう。きっと困ってる所を助けて貰ってコロリでしょう!!」
焦りに焦った海未ちゃんが断言している。それに下級生とか同級生って皆女の子じゃないかな?穂乃果ちゃんは普通に男の子を好きになるんじゃないかな?
「出会いの場所が学校だとしたら先生でしょうか…ですがここにいる先生と言うとお爺ちゃんみたいな人しかいませんね。なら穂むらのお客さんですね?
ですが新規のお客さんとなると…」
海未ちゃんが近所のおばあちゃんみたいに饒舌になってる…。でも皆もその海未ちゃんの話に夢中になっていた。
ことりもそっちに移ろうかと思ったけど慌ててる穂乃果ちゃんを見たら蚊帳の外になってて面白そうだったから穂乃果ちゃんに話しかけることにした。
「ふふふ、穂乃果ちゃんも大変だね?」
「そうかも…。え、でもことりちゃんも相当じゃないの?」
え、ことりも?何か大変な事合ったかなと思ったら勘違いさせたまんまだったのに気づいた。それはことり的にも困るので誤解をとって置かなきゃだよね!
「ううん、たぶん穂乃果ちゃん勘違いしてるよー。
あの時にことりと海未ちゃんは穂乃果ちゃんの異変について話してたんだけど海未ちゃんに少しだけ心当たりがあったみたいなんだけど思い出せなくて…何か他に思い出せればーって一緒に考えてたんだよ」
「え!?なんで考えるだけでキスに発展したの!?」
驚く穂乃果ちゃんがちょっと可笑しくて少しだけ笑っちゃった。
穂乃果ちゃんはまたあの瞬間を詳しく思い出そうとしているのか小さく唸っていた。
「穂乃果ちゃんはそこがそもそもの間違いで、海未ちゃんはことりの発言に問い詰めようとしてたんだよ?それで見間違いでそう勘違いしちゃったんじゃないかな?」
「あ!!本当だ、言われてみたら海未ちゃんの頭でことりちゃんが見えなかった。…でもスゴいね!私だったらなんでそういう結論になったのかも分からないと思うもん!!」
目を輝かせて褒めてくれる穂乃果ちゃんに気を良くしているのが分かった。
穂乃果ちゃんといると楽しいなぁ…
そこまで話すと理解できたみたいで穂乃果ちゃんが自分の非を認めて謝ってくれた。
「ゴメンね!私てっきり海未ちゃんがそういう趣味だったのかと思って話も聞かずに勘違いしちゃった。ことりちゃんも嫌だったよね?」
「…いや。許さない。」
「ふぇ!?…え、え?えぇー!?」
驚く穂乃果ちゃんの顔を見たら悪戯が成功したんだと思ってつい嬉しくなっちゃった。
「ふふ、冗談♪」
「もう、ことりちゃんの冗談は心臓に悪いよー」
ことり達はお互いの顔を見合わせたら笑ってしまっていた。ことりは穂乃果ちゃんの悩みが本当に吹っ切れたのだと分かり安心しました。
どうもです、皆様。
今回のお話は全てことりちゃん視点でしたね
書いていて思った事は以外と難しいという一点でした。なぜでしょうね?脳味噌がとろけ始めた事が問題でしょうか?
目を閉じれば億千の('8')です。はい。
では、今回聴いていたBGMですが『もぎゅっと“love”で接近中!』でした。
ことうみと思わせてからのことほので更にゆめほので終わらせるつもりがまたことほのに落ち着き終了しましたね…。
…終わった後気付きましたが今回は伏線回収してませんでしたね。しかもおまけ程度の分かりやすい伏線を引いてしまうという失態すらしてます…。
皆様、どうもスミマセンでした!!
どうか次回は丁寧に考えて作りたいと思います!!次回も頑張ります!
では、ありがとうございました。