~休止中~ ラブライブ!出会いが全てを変えた世界で 女神達の夢の囁き   作:文才皆無。

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最近後書きに全力を出している気がしないでもない文才皆無。です。

毎回このような挨拶から初めてますけど定型文だと思って下さい。しつこいと思われましたらすいませんです。


4話ですね…。

もうこんなに文字を打ったのかとしみじみしてましてね…。情報という機能はかなり良いです。私のやる気スイッチです。

おかげで思っていたよりも難産にならずに勢いついてました。


長々と書くな!とか思われても嫌なので…というよりショックなので…。
では本文の方へ!!どうぞお楽しみ下さいませ!



4th 終わりへのカウントダウン

side 穗乃果

 

結局私とことりちゃんと海未ちゃんでゆっくりと登校している。

待ち合わせには遅刻しちゃったけど学校に余裕はあって十分、間に合う時間だった。

 

「それにしても今回は随分と悩んでいたようですがいったい何を悩んでたんですか?」

「うん。穗乃果ちゃんってたまに自分で抱え込んで勝手に自滅しちゃう感じだから心配だったんだよ?」

「ねぇ、ことりちゃん…もしかしてちょっと怒ってる?」

 

今のことりちゃんの笑顔から圧力のような物を感じる。本人は『え~、そんなことないよー』って言ってたけどこころなしか背後にオーラのようなものが出ていたような気がしてしょうがなかった。

 

「大したこと無かったから気にしないでいいよ!

それにお陰様で面白い体験も出来たからね!!」

「「面白い体験(ですか)?」」

 

二人は私の話に興味が湧いたのか尋ねてきた。私は二人にも起こったあの夢の事を共有したくて嬉々として話し出した。

 

「うん!!夢で」

「あ、夢の話ですか…。」

「ふふ、どんな夢だったの?」

 

海未ちゃんが夢と聞くと急に興味が失せたのか声が萎んでいく。

ふっふっふ、甘い。甘いよ海未ちゃん!!それはもう穂む饅に蜂蜜を塗った位甘い!

 

 

あ、ちょっと胸焼けしてきたかも…。

 

 

なんてアホな事を想像していたらことりちゃんが興味をもってくれた。

 

「それがね、私が悩んでて気付いたら一人の男の子が目の前にいたんだよ。それで私が悩んでるのを何も聞かないで隣にいてくれたの。

彼は曇った空を無邪気に見上げて楽しそうにしてた。それを見て、私も倣うように見上げたの。そしたら悩むこと事態がだんだんと馬鹿馬鹿しく感じて彼と同じように無心で見上げて…。」

 

「確かに不思議な夢ですね…。」

「だから今日のほのかちゃんは悩んでないの?」

 

ことりちゃんが何時もの姿からはちょっと想像しにくい位に豹変していた。興味をもってくれることは嬉しいんだけど気にし過ぎなのが私には焦ってるように見えた。

 

「そうなんだけどそれだけじゃなくてね?その人とその後に話したんだけどこの時にはまだ心にゆとりがなくて私が夢斗君に当たっちゃったんだ…。」

「その人は夢斗さんというのですか…」

「………。」

「うん。それで話を戻すけど売り言葉に買い言葉で私が夢斗君に長い間やってきてるらしい事を否定するような酷い事言っちゃって…」

「まさか怒らせちゃったんですか?」

「…ちゃんと謝ったの?」

 

さっきからことりちゃんが静かで少し怖い。それに何か分からないけど変な感じがする…。

 

「あ、それは勿論だよ!!仲直りもして最後なんて応援もしてくれた位だよ。

それで夢斗君だけどその時凄い悔しそうしてたのに私に言い返す事もしないで怒りすらせずに逆に謝れられたんだ。辛そうに苦しそうにしながら言葉少なく去ろうとしてたんだけどその姿で胸が張り裂けそうになっちゃって…さ。」

「穂乃果…」

「でも、ちゃんと仲直りしたんだよね。それはどうやってやったの?」

「私らしく強引にって事でダイブしたらうやむやになって謝ったら許してくれたんだよね。」

 

その返答にやはり呆れた顔をする海未ちゃんとことりちゃん。…私だって今にしてみれば少しアホだったなって思うもん…。

でも後悔はしてないよ!…それにお姫様抱っこしてもらえたし…///

 

「ほのかちゃんの顔真っ赤だよ?」

「うぇっ!?あはは…ちょっと、ね。」

「今さらっと流しましたが、ダイブしたんですか?」

 

あー、やっぱり起こられますよねぇ…。流石は海未ちゃんだね。予想を裏切らない…。

 

「うぅ…もう夢斗君にも怒られたんだから今回だけは許してー」

「いえ、駄目です。その顔は反省してない時の顔です。

機会があったらまたやりますね?…説教です!!」

 

たまに海未ちゃんって変なスイッチが入るよね?

お母さんみたいに感じるというか、もはや私の保護者のような錯覚になる時があるし…。そしたら私の脳内家族構成はお母さんが海未ちゃんでお兄ちゃんが夢斗君でお姉ちゃんがことりちゃんで雪穂が妹だね!!お父さん?夢斗君は誰がなんと言おうと私のお兄ちゃんなんだよ!!譲るつもりなんてないよ!

 

「……だから穂乃果ももう少し羞じらいを身につけてですね…って、聞いてますか?」

「分かったよー。おかーさん」

「おかっ!!?お母さんになった覚えはありません!!」

「海未ちゃん…それ、穂乃果ちゃんの冗談だと思うよ?」

「っ~!!!?」

 

海未ちゃんってどこか抜けてて可愛いよね?怒ると怖いけどそれを引っ括めて海未ちゃんなんだと思うし、ね♪

 

「もうこの話は終わりでいいです!」

(「「あ、誤魔化した。」」)

 

ことりちゃんも同じこと考えているみたいで苦笑していたのが見えた。

やっぱり幼馴染みっていうのは何処か似てるのかもしれないね。私達の場合だと最終的な物の見方とかかな?

 

「そ、そういえば穗乃果は今日の集会のことは覚えていますか?」

「ふぇ?今日集会のある曜日じゃないよ?」

 

 

何でそんな聞き方したんだろう…?いつもなら『今日の朝に集会が有りますけど分かっていますか?』とか『集会ですから着いたら直ぐに準備しておいて下さいね?』って言うと思うのに…

 

 

「やっぱりですか…。昨日の帰りのショートホームルームで先生が話していたのを聞いていなかったんですね。緊急集会らしいですよ?」

「内容は?」

「何故か伝えられていないんです。ことりも知らないとなると何があってもおかしく無いんですからと思って心の準備をしておいても損は無いんじゃないですか?と忠告するために聞きました。」

 

その言葉にことりちゃんをみるが、目を閉ざして首を横に振るだけだった。

 

「さっき海未ちゃんとその事について考えてたんだけど答えが全く分からなくて…穂乃果ちゃんも心当たり無い、かな?」

 

ことりちゃんが首を傾げながら瞳を覗き込んできた。同性の私がドキドキするんだから異性にやったらどうなっちゃうんだろうな…。

なんてバカなことを考えながら最近の事に思いを馳せてみた。

 

 

 

『今日もパンが美味い!!』…パンのことばかりだった。

 

昨日のパンを思い出しているとこんな会話も在ったっけとついでに思い出していた。

 

 

 

 

 

 

「そう言えばここ最近生徒減少していて廃校の恐れがあるっていう噂が流れていますが知っていますか?」

「ふへぇ、ふぉふはんは…」

「こら、穂乃果、口に物が入ったまま喋らないでください行儀悪いですよ!」

「ん、ゴクッ。ふう、そうなんだぁ…」

「そうなんだって軽いですね。」

「海未ちゃん?ほのかちゃん今はパン食べてるから何も頭に入ってこないだけじゃないかな?」

「………。」

 

あ、海未ちゃんがショボンってなってる。どうしたのかな?…パン、ウマウマ。

 

 

 

『最近何か東京の神田とかいう所にある高校が廃校になるまであと一手という状況らしくてね。…全校生徒に廃校を伝えるのも時間の問題…』

 

「ぁ…。あ、あ…あう…」

「ほのかちゃん?」

「ああああーーーーーー!!!?」

「い、いきなり大声上げてどうしたんですか!?」

 

私の突然の大声で驚かせてしまったのか二人ともビクッてなってしまったみたいだったがそんな事を気にしてる余裕は今の私にはなかった。

 

 

夢の中の夢斗君との会話にも昨日の海未ちゃんの会話にもこの『廃校』が関係している為に思い出したんだけど…何でこんな大切な事を忘れちゃうかなぁ…私。

 

 

「えっと…急がなきゃ!行こう、海未ちゃん。ことりちゃん。」

「ちょっと待ってー」

「こら、穂乃果ー。ちゃんと分かるように事情を説明してから行動して下さーい!!」

 

ぐずぐずしている二人の手をとり、手を握ると走り出して引っ張った。

早く、少しでも早くこの事を聞かなくちゃいけない。それにこの時間ならもうことりママが…じゃなかった。理事長がいるはずだもん!!

 

私の後ろから恨み言が聞こえたような気がしたが気にせず全力ダッシュを決行するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局私が止まったのは学校の昇降口についてからだった。海未ちゃんはケロッとしていたがことりちゃんがグロッキーな状態になっている。流石の私も罪悪感を抱いた。

 

そういう私も息が切れてマトモに呼吸が出来なく苦しいのだけど…。

 

「いったいどうしたって言うんですか!!

ことりもこんなになってしまっていますし…引っ張るのは百歩譲って良いとしますがせめて事情を説明してからにして下さい!」

「はぁ…う、うん。はぁ、はぁ…」

 

話すのすら億劫になってきたよ…。

 

「集会の話から目付きが変わりましたが穂乃果には心当たりがあったんですか?」

「うん…最悪だよ…。もしそれが本当だったら笑えない…。」

「今日の穂乃果は何処かおかしいですよ?…走り出した理由はもうそれでいいですがならそれで学校に走ってきて何をするつもりなんですか?」

 

核心をつく海未ちゃんの話し方は小説やテレビの探偵のようだった。

そんな話し方されるために私は自白するような気分になってきてしまった。

 

「理事長にその事について聞こうと思ってる。」

「お母さんに…?」

「…本気ですか、穂乃果!?」

 

驚く海未ちゃんに首を傾げることりちゃんを見て確認すると首を縦に振り二人の質問を肯定した。

 

「そうだよ。間違って欲しいんだけどたぶん私の予想は間違いじゃないと思う。だからそれを一刻も早く確認したかったんだよ…。」

「………。」

「でもほのかちゃん、もし間違いだったら…」

「謝るよ。勿論今迷惑をかけちゃった海未ちゃんにもことりちゃんにも」

「「穂乃果(ちゃん)…。」」

 

私の本気を見て何かを考えているような海未ちゃんと目を輝かせていたことりちゃん。

二人が私に対してどう思ったのか、考えているのか何て知らない。集会になれば確かに予想が合っているのかは分かる

。でもそれじゃダメなんだ思ったんだ。私の中での穂乃果という人物が穂乃果じゃなくなってしまうような、そんな気がして…。

 

だから私はそれぐらいの覚悟でやってるんだ。違えばいいと思ってるけど有っていたら…凄い嫌だもん!!そんなの私は認めたくない。誰も喜ばないようなそんな未来なんて何が何でも否定するし変えてみせる!!

 

 

「穂乃果は本気なんですね…?」

「そんなの勿論だよ!!」

「…なら、もしもの時は謝らないでいいです。その話に私も乗りますので」

「海未ちゃん!!」

「なら、ことりにも謝らないでいいよ?ほのかちゃんが本気なんだったらそれって間違いじゃないと思うもん。ことりは頑張ってる大切な友達に謝られたくない…だってそれに応援したいし、手伝いたいもん!」

「ことりちゃん…。二人とも、ありがとう!!」

 

嬉しくて思わず抱き締めてしまう。ことりちゃんは黙って背中に手を回してくれた。…海未ちゃんも慌てていたが、落ち着いたのか夢斗君みたいな優しい目をしてことりちゃんに続いた。

 

 

…よーし、元気がでたし目指すは理事長室だ!!さあ、行くぞー!!

 

 




始めに謝罪させて下さい…。
この度はすいませんでしたっ!!

私自身あんまりしないつもりでしたけど原作をブレイクさせちゃいました!!
賢い穂乃果ちゃんがみたかったんや!!

保険ではありませんが彼女には保健室で起きるくだりをして欲しいので後で少し眠ってもらいます。

うぅ…書いている内にどうやったら面白いかを考えすぎて先走ってしまったのが原因かもしれません…。やるとしてももっと先の話だと思っていました…。


伏線を全て回収させたかったんです…。
伏線の伏線って最早伏線というのかは分かりませんが許して下さい…。

これ以上謝罪をしてたら終わってしまう気がするので心苦しいですがこちらから切らせていただきますね?

今回のお話ではことりちゃんがしっかりとことりちゃんしてるのかよく分かっていませんがこれで大丈夫何ですかね…?判断に苦しみます。

海未ちゃんについては根拠もなく自信があります!!もう可愛ければそれでいいんです。
そこに居るだけで空気が浄化される、そんな空気聖場器みたいな存在なんです!!

ハッ…厨二臭くなってしまった!?
打ち間違いでしたが強ち間違いじゃないような気がしてきたので訂正しません!!(混乱中

空気とその場を正す徳の優れた人物ですからね!!異論は認めたくないですが認めます!

嫁にしたい娘のお話も良いですが、ここでお別れの時間です。
皆様ありがとう御座いました。




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の以上になります。本当にありがとうございました!!



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