綱手の兄貴は転生者   作:ポルポル

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始まり

「火影の暗殺を前に、部下が減ってしまったではないか」

「あ―――?」

 

 面白そうに言い放った角都の言葉に、畳間の顳顬に青筋が浮き出る。

 

 千手畳間は転生者である。その事実に千手柱間が気づいている―――ということを、畳間は気づいている。

 記憶の流出が始まってから、歳を取るにつれて呼び戻されていく記憶。有り得るはずのない記憶と経験は、幼い畳間を苦しめた。それは確たる記憶ではなく、水面に写った揺れる月光のようにぼやけた色合いのままだったが、それでも己が余人とは違った在り方をしていることを、畳間は理解していた。

 畳間は己と言う存在に悩み、恐怖し、苦悩した。発狂しそうになったこともあるが、しかしどこからか湧き出てくる不気味なほどに冷静な知識と理性が、それを阻む。その変化に戸惑っていた周囲を安心させるため、畳間は『生来の溌剌さを演じる』までになり―――その甲斐あって、周囲は呆気ないほど簡単に騙され、「多感な時期だったのだ」と、口を揃えて言った。

 そんな畳間の『悪化』に、柱間だけが気が付いた。それは畳間の勘違いだったのかもしれない。しかし、なんとなくの確信があった。

 

 ある日、柱間は畳間を連れ出して、己の顔岩の上に立った。里を一望できる景色に、しかし畳間は何とも思わない。あそこがわが家だの、あれが猿飛の家だなど、どうのこうのと柱間は言ったが、畳間は見ているふりをしていた。

 ただ柱間の声だけが、畳間の耳に強く響く。声に滲み出る『想い』を、柱間は隠しきれていなかったからだ。柱間の声が、畳間の神経を逆なでする。柱間の朗らかな笑顔を見ていると、畳間は無性に殴りたくなった。それは「オレの悩みも知らずに爺面をするな」という、八つ当たりからくる苛立ちだったのかもしれない。

 苛立ちにぼうっとしていた畳間の意識は、「里は好きか?」と言う柱間の問いで現実に引き戻された。

 畳間はその問いに答えられなかった。柱間はそんな畳間の反応を気にせず、口を開く。

 

 

「ワシは好きだ。里はワシの宝ぞ!」

 

 ―――だからなんだ、と畳間は思った。お前の口はよく動くな、粉々にしてやろうか、などと危険なことも考えた。

 

 そこで柱間の声が止んだ。見上げれば、真剣な表情で、里をじっと見つめている。次はなにを言うのかと、畳間は身構える。柱間の急激な変化に、畳間は呑まれたのだ。

 

「里とは家、民は家族ぞ。それはあらゆる垣根を越えて皆を―――家族を繋ぐ、火の意志だ」

 

 強い意志の籠った、それでいてとてつもなく優しい声音。畳間は息を呑んだ。

 柱間はしゃがみ込んで畳間と目線を合わせた。戸惑う畳間。柱間は真剣な表情から一変してにこり―――と破顔すると、コツコツと、己の額当てを親指で叩いた。そこに刻まれているのは、木の葉隠れの里を象徴する、先端の尖ったうずまきのマーク。里の一員、『木の葉隠れの忍(しのび)』であることを示す絆の証。柱間はその額当てを外すと、畳間の額にそれを結んだ。帯をきゅっと締め、ぽんぽんと畳間の頭を撫でる。そして立ち上がると、「あそこは良い賭場があって・・・」などと、また下らない話を、柱間は始めた。

 

 そんな柱間の横顔を、畳間はじっと見つめた。もう―――苛立ちはなかった。

 

 それからも、柱間は在りのままに畳間に接し続けた。ときには里の巡回に、ときには趣味の博打打ちへ、畳間を連れ出したこともある。『特別な扱い』をすることもなく、初孫を甘やかすため、やりたい放題に『特別扱い』をし続けた。そんな『祖父』の眼差しが、畳間という器に愛を溢れさせたのだ。”それ”はとても難しいことだと、畳間は思うのだ。

 

 そんな偉大な祖父を、畳間は心の底から敬愛している。祖父の大きな背を、畳間は知っている。祖父に言った、「火影になりたい」という言葉は、本心から望む畳間の恩返しの気持ちである。

 それを汚そうとするのなら。木の葉と言う家族の在り方、一つの夢、愛の形を壊そうというのならば―――畳間はそれを守るため、修羅となることに戸惑いは無い。それは奇しくも祖父・柱間が盟友マダラとの決戦にて貫いた決意と同じものであった。

 

「多重影分身の術!!」

 

 炎のような激情が、腹の底からチャクラをあふれさせる。

 扉間から伝授された多重影分身の術。己のチャクラを均等に分割し、実体を持つ分身を生み出すと言う異色の忍術。チャクラ量の少ない者が使えば衰弱し、死に至る危険もあるという禁術指定の高等忍術である。

 まずは使い捨ての影分身にて敵の強さを図る。

 

「影分身? 聞かん技だな」

 

 角都が首をかしげる。

 影分身は扉間が戦乱の中で開発した、比較的新しい忍術である。使用者は扉間とそれに連なる子弟のみ。小国の他里に属する忍が知るには、扉間の情報規制は強かだった。

 先頭の影分身たちは角都を包囲するように左右に広がりながら、腰に下げていた木刀を敵へと投げつける。

 

「火遁・火龍炎弾!」

 

 後方の影分身達が飛び上がり、投げられた木刀へ向かって忍術を繰り出した。火龍は木刀を飲み込んで、角都たちへと迫る。

 

「火遁・木刀影分身の術!」

 

 火龍を纏った木刀を、数倍の数へと増殖させる。無数に発生した火龍の炎は周辺の木々に飛び火し、辺りを照らし出す。堪らずといったふうに隠れていた忍びたちが姿を現した。数は4人。角都と、角都に殺害された男を入れて計6人。サクモの探知は確かだったようだ。

 

「水遁・水断波!」

 

 影分身達が、最も早く木陰から現れた敵の忍の一人を集中砲撃で迎え撃つ。炎の壁を貫いて、水断波が敵の忍びへと迫る。

 同時に最後尾の影分身達が走り出し、飛び出した忍びたちへ向かう。一人一人に数十を超える畳間が迫り、忍びたちは慌てたようにバックステップで距離を取り、散開していく。

 

「水遁・水龍弾の術!」

「土遁・土流壁!」

 

 追い縋る影分身達が繰り出した水龍が、敵の忍びが作り出した土の壁で防がれる。飛び散った水しぶきが揺らめく炎へ降り注いだ。水が蒸気化される音と共に視界が白く覆われるも、畳間はその隙に土遁・土中遊泳を用いて地面の中へ潜り込んだ。

 さらにもう一撃とばかりに、角都に迫る影分身達が火龍炎弾を発射する。霧は炎の龍と混ざり合い、あたりは混沌と化す。

 

「やったか・・・?」

「舐められたものだ。よもやガキ一人が本当に戦いを挑んでくるなど・・・」

 

 炎の揺らめきの中から、角都が姿を現した。服が燃え露出した上半身に、傷を負った様子はない。服の下に隠れていたらしいうねうねと動き回る黒光りした触手が、曝け出されているだけである。

 

「うわぁ・・・」

 

 畳間は思わず顔をしかめる。しかし、見た目は色物だが、秘伝忍術の一種だろうと注意深く観察する。その体は体の節々に切れ目と縫合痕があり、体と体をつなぐ様にして、その間を触手が蠢いている。これでは触手の化物が人の皮を被っているようなものだ。

 

 角都がチラと周りを見ると、警戒している畳間も釣られて指をぴくりと動かした。

 角都の視線の先に血まみれの忍びが1人倒れている。畳間の術が直撃したのだろう。体が上半身と下半身に別れ、穴だらけになっていた。

 

「しかし貴様、ただのガキではないようだな。火影の孫は伊達ではない、ということか。大した奴だ」

 

 言って、角都の触手が動く。畳間の体に風穴を穿つため、四方八方から迫る触手。いくつもの触手を纏めて一本にしたそれは鋭さを増しており、人間の体など容易に貫くだろう。

 迎え撃った前線の影分身は呆気なく触手に貫かれ消滅し、中層の影分身が張った水陣壁もまた、角都の触手の前には障子も同然だった。

 

 残った影分身が、新たな分身を作り出す。それは影分身ではなく、水と土を用いた属性変化の影分身。水遁分身、土遁分身は、全てを己のチャクラで構成する影分身とは異なり、物質を媒体を利用するために、使用するチャクラが比較的少なくて済む。畳間は己の水遁で作り出した水と土を利用して少ないチャクラで大量の分身を作り出したのである。

 しかし―――

 

「鬱陶しいわ」

 

 ―――業。

 巨大な炎の塊が畳間の前に現れた。

 火遁・頭刻苦(ずこっく)。角都の繰り出した巨大な火の玉は分身体を容易に飲み込みんだ。

 

 同時に、鈍―――と重い音が地面から響く。地中に潜っていた畳間の本体が地上に飛び出し、水龍弾の術を角都の真下から叩き込んだのだ。

 

「気づいてないとでも思っていたのか?」

「おごッ!」

 

 一歩下がることで畳間の襲撃を避けた角都は、畳間の腹部に強烈な蹴りを叩きこんだ。堪らずうめき声をあげた畳間は吹き飛び、木の幹に激突する。

 

「死ね!」

 

 迫る角都の触手から逃れるため、畳間は痛みを堪えて急いで立ち上がった。

 やはり畳間本体の位置は隠ぺいが効かない。熟練の忍びに、この程度の奇襲は通用しなかった。

 

 畳間は表情を顰めながら、触手を避けながら角都の後方へ目線を向けた。角都には押されている。しかし同じ戦法で迎え撃った、残りの忍びたち敵の足止めには成功している。

 ならば―――。

 

「土遁・山土の術!」

 

 角都の左右から出現した土の壁が、角都を押し潰そうと閉じられる。角都は触手で土壁の動きを遮ると、危なげなく飛び上がり、攻撃を回避する。触手の動きが守勢に入った隙に、畳間は影分身を作り出して角都へと向かわせる。

 

「ガキ一人に不甲斐ないやつらだ・・・」 

 

 振り回される触手によって上手く近づけない影分身達。そうこうしているうちに、角都の背中からさらに触手が溢れ、角都の嵩を増し、分厚い触手の壁が作り出された。その壁にはそれぞれ異なった形相を浮かべた面が埋め込まれている―――かと思えば、3つの仮面が触手の中からずり落ち、仮面の下で触手たちが蠢き始めた。それは徐々に人の形を成していく。その様は異様の一言。

 隙ありと畳間はすかさず最大威力の火龍炎弾を放つが、角都の放った風遁・圧害の術により生み出された暴風によって掻き消されてしまった。さらにその余波で畳間は吹き飛ばされる。

体を得た仮面たちは各々別々の方向へと走り去る。その方角は、畳間の分身数十体がそれぞれ滝隠れの忍びたちを抑え込んでいる戦場である。

 

 ―――不味いな。

 

 傀儡の術の一種だろうと推測した畳間は、歯噛みする。

 角都を殺す気で迎え撃って、ようやく足止めが出来ているこの現状、苦戦以外の何物でもない。他の滝隠れの忍たちを相手に戦っている影分身も苦戦し、その数を減らされているようで、影分身に使ったチャクラがいくらか畳間に戻って来ていた。いくら莫大なチャクラを持つ火影の孫と言えども、所詮は正式な忍者になる前の子供。曲がりなりにも火影暗殺などと言う大それた任務に同行している忍びたちに、実力で敵うはずもない。

 

 その筆頭が、角都である。強いに決まっていた。畳間が初めから全力を出して応戦しているのに反して、角都に傷一つ付けられていない。一方、畳間は今も襲い掛かってくる角都の触手による攻撃で、少しずつ傷を負い、スタミナを削られている。

 オリジナルでこの戦力差。多少なりとも劣化する影分身では先ほどのように消されるだけだ。ならば、先ほどの傀儡たちが影分身達の戦場に到着してしまえば、遅かれ早かれ影分身は抹殺される。影分身たちの戦場も拮抗しているのだ。相手側に戦力が投下されれば、勝敗は火を見るよりも明らか。

 ともすれば、散り散りになった滝隠れの忍びたちが、こちらの戦場へ合流することは必至。最初に敵を一人始末できたあの怒涛の忍術攻撃は、子供相手と油断した隙を付いたがゆえのものであり、警戒心を持たれた今となっては、同じ方法で集合した忍びたちを分断することはできまい。

 

(合流される前に決着をつけるしかないか)

 

 畳間は腹を決めた。

 影分身を数体作り、土流壁によって壁を作る。触手によって壁は破壊されるが、その一瞬の隙があれば、畳間はそれでいい。

 

「口寄せの術!」

 

 印を結び、親指の肉を少し噛み千切る。溢れ出た血をそのままに、掌で地面を叩く。地面に口寄せの術式が展開され、煙と共に畳間と契約を交わした口寄せ獣が呼び出された。

木々をその巨体で薙ぎ倒しながら現れたのは―――蛞蝓仙人が住まうという湿骨林。そこに生息する、超巨大な蛞蝓。

 

「畳間殿! これは、一体なんでござるか!?」

「カツイ、説明してる時間はそんなにないんだ。あのうねうねを殺す。力を貸してくれ」

 

 大蛞蝓―――名をカツイ。

 祖父・柱間が口寄せ契約をしている蛞蝓の一体であり、畳間が受け継いだ口寄せ動物である。カツイはその見た目と口調とはそぐわない、特徴的で可愛らしい声で驚いた。蛞蝓に性別はないが、一応、性格的には男性的である。

 

 畳間が対サクモ戦で見せた感知のタネがこれだった。

 水しぶきで目晦ましを行った隙に呼び出した小さな蛞蝓を、ばれない様に髪の中にでも入れ、サクモの居場所を探知してもらう。そうすれば畳間のチャクラに紛れ、よほどの感知タイプでなければ蛞蝓を察知することは難しい。イナに察知出来てサクモに察知できなかったのは、その技量の差である。

 

「蛞蝓だとぉ・・・? ぬめぬめして気持ちの悪い」

 

「貴様が言うな! 急ぐぞカツイ!」

 

 口寄せは召喚する動物の大きさによって消費するチャクラ量が変わる。山のような大きさである大蛞蝓カツイを呼び寄せるために消費するチャクラは、畳間を持ってしても莫大な量である。さらに口寄せの術は、呼び寄せたまま維持していられる時間にも限りがある。チャクラを消費し大技を連発することが出来なくなるカツイの口寄せは、一か八かの賭けである。

 

「―――大したこともない。こけおどしか」

 

 死角から迫っていた角都の触手がカツイを貫き、角都は口端を釣り上げる。

 

「散開!」

 

 動じない畳間の掛け声で、カツイの表面からさらに小さなカツイが次々と現れる。

 蛞蝓大分裂―――カツイの巨体を分割し、小さな小さな無数のカツイを生み出す術である。分身ではなく分裂であり、意識を共有し、実体を持っている。小さなカツイは溢れ出るようにその数を増やしていきながら、触手を伝って角都へと向かっていく。触手が徐々に蛞蝓の大群に呑みこまれていくが、カツイの本体に触手を確保されている角都は、逃げることもできない。

 畳間は水断波の印を結び、角都の頭部を狙う。 

 

「後ろです!」

「がっ・・・」

「畳間殿ォ!」 

 

 カツイたちがあわや角都を呑みこもうとしたとき、畳間の腹部を、背後から水の槍が貫いた。このまま振り切られると畳間の胴体は真っ二つにされる。

 痛みと衝撃で意識が飛びそうになり白目を向いた畳間は、強い意志の力で気を持ち直し、土のチャクラを流し込んだクナイで背中側の水槍を弾き飛ばす。

 

「戦いの最中に背を向けるのは良くないことだと思わんかね?」

「ぐッ」

「すぐに治療を!」

 

 水槍を弾き、振り向いて警戒した畳間の両肩から、角都の触手が突き出した。小さなカツイが大部分の触手を防いでくれていたが、残り2本、間に合わなかったのだ。

 角都が突き刺さった触手を動かし、そのまま連れ去られようとした畳間の足を、カツイの分裂体がしがみついて放さない。カツイの分身体が酸の液を吐き出して、触手を溶かし、畳間を開放する。

 触手の拘束から解き放たれた畳間が、口から血を吐き出して蹲った。分裂体のカツイたちが畳間の足元から溢れ出て、急いで覆い隠す。同時に畳間の足元が凹んでいき、畳間はカツイの中へと姿を消していく。畳間の頭上を、第2、第3の水槍が過ぎ去った。

 

「水断波を使えるやつがいるなんて・・・。やはり手練れ・・・」

 

 影分身が引き付けていた敵の忍びが合流したのだ。そして畳間を貫いた水の槍。それは間違いなく畳間も得意とする水断波の術。今のわずかな時間に盗まれたのか、あるいは温存していたか。どちらにしても戦況を決定付ける一手となったことは否定できないだろう。

 

「カツイ・・・、何人・・・来ている?」

「・・・2人です。さらに1人、遅れてこちらに向かっているようです」

「そうか・・・。予想以上に手練れだったようだ。殺すどころか、足止めすら間に合わないとは」

 

 合わせて3人―――影分身で足止めをしていた敵の数と合致する。

 

 ガリッ―――畳間は失われた血を取り戻す『増血丸』をポーチから取り出すと噛み砕き、飲み干した。みるみる肩と腹部の傷が消えていく。これは増血丸の効果ではなく、カツイの持つ怪我を治療する力―――医療忍術の賜物である。

 

 傷は治り、体から消し飛んだ血液も補充できた。しかし失ったチャクラまでは戻らない。カツイはその治癒能力がゆえに直接的な攻撃方法は少なく、今は周囲の敵から畳間を匿うので精一杯だった。

 応援を呼びに行ったサクモとイナが間に合うかどうか―――あれから、あまり時間はたっていない。近くにいた誰かが口寄せされたカツイの巨体に気づき、よしんば間に合ったとしても、相応の手練れでなければ話にならない。角都の力の片鱗―――火遁の術ひとつとっても、畳間の遥か上を行く威力。兄弟子猿飛ヒルゼンか、あるいは火遁が得意分野であり、あらゆる術と体術を見切る『写輪眼』を持つうちは一族くらいでないと、殺されるだけだ。

 考えている間にも、カツイは消耗している。時間はもう無い。絶望的な状況に震える拳を握り締め、再び戦場に立つ覚悟を、畳間は決めた。




指摘を受け、角都関係の言及を変更しました

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