綱手の兄貴は転生者   作:ポルポル

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続編書いてます
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設定的なモノ

 

 

『木ノ葉の昇り龍』千手畳間

 身長・195cm前後

 体重・90㎏前後

 趣味・子育て(弟子育成を含む)、仕事、盆栽

 好物・桃、魚(特に木ノ葉の清流で捕れたモノ)、アカリの握り飯(おかか)

 嫌いな物・戦争

 忍道・『仲間を守る千の手に』

 性格・強がり、情に厚い、能天気、お人好し、調子に乗りやすい(致命的)、激情家→穏やか。

 イメージソング・Butter-fly(デジモン)。

 

 設定的にナルトをオマージュしているが、純粋で染まりやすく激情に呑まれて支離滅裂になる、本質的に仲間思いなのに道を間違えて暴走するなど、性質的にはサスケに近い。

 子供の頃から、掛けられる期待や肩書の重圧から逃れるために、『自分はすごい』と思い込む傾向があり、それが定着した結果、『すぐに調子に乗って足元が見えなくなるバカ』となってしまった。忍者としては致命的だが、日常生活に限って言えば『ノリが良い』、『無邪気さ・子供心を忘れない』という長所となっている。

 年月と共に、褒められると『すぐ調子に乗るけど、すぐに自分でソレに気づいて軌道修正する』程度に落ち着いた。

 

 初代火影の初孫。普段の言動から忘れられがちだが、二代目火影の正当な後継者で、先生はうちはカガミ。八門遁甲の陣を第三門まで修めているが、それ以上の開門は望めない程度の才能。

 生まれ持った性質変化は、火、水、土。後に柱間より力を譲り受け、木遁の才能を開花させる。また憎しみを乗り越えた後、鉱遁という血継淘汰を会得する。

 

 分身の術と封印術を得意とする。

 木遁を好んで使うものの、本来、畳間の適性が最も高い性質変化は火である。

 しかし本人が火を嫌っているために使用頻度は少ない。火への嫌悪が消えてからも、使わないことが癖付いているため、使用頻度自体はあがらなかった。よって、鍛錬の末に成長したアカリには、火遁では一歩譲るようになった。

 

 幼少期、木ノ葉隠れの里の演習場を数回に渡って壊滅させたり、初代火影の執務を邪魔したり、上役である扉間に迷惑をかけまくっており、その出鱈目さから『里の問題児』、『蛞蝓王子』として親しまれていた。

 二代目火影の時代における最大の政策と成り得た『雲隠れとの和平条約締結』に、上忍となって最初の任務として師に同行するが、木ノ葉を厭う金銀兄弟の起こしたクーデターに巻き込まれ、『雲隠れ撤退戦』にて師を失う。

 

 仇敵との死闘を経て己の弱さを一つ乗り越え、実力は一人前の忍びとして成長を遂げる。

 しかし師を奪われたという憎しみの炎は燻り続けた。

 その後、度重なる戦いの中、徐々に殺意と闘争の熱に呑まれ始め、また背に掛かる期待や重圧に気づかぬうちに押し潰されていき、徐々に性格が変わり始める。

 

 その変化に気づいた三代目火影から、たびたび『火の意志とはなんぞや』という説教を受けていたが、説き方が非常に回りくどかったため、畳間は全く理解できていなかった。ヒルゼンはダンゾウに色々と愚痴(というか、弟分が心配という相談)をするようになり、その流れで政策についても色々と意見を交わすようになったため、ダンゾウとヒルゼンの仲は原作と比べ、比較的良好になった。

 

 子供たちとの関わりを通してかつての穏やかな心を取り戻して欲しいと願ったヒルゼンの思惑によって、うちはミコト、うずまきクシナ、油目シビの担当上忍となる。

 しかし弟子や子供たちに対する『長生きしてほしい』、『死んで欲しくない』という愛情は、そのまま焦りとなってしまい、弟子に過酷な修業を課したり、子供たちの平穏な未来を脅かす存在への憎悪や敵意へと変化してしまったので、当時だけで見ればヒルゼンの思惑は失敗に終わっている。

 

 そして、力に己惚れていた結果、『渦潮隠れの乱』にて二代目水影に惨敗。

 数年間の仙術修業を通して心身共に大きく成長したアカリに命を救われる。

 しかし敗北したことへの自責の念や、敵にまんまと利用され渦潮隠れの里を滅びへと誘ってしまったこと、これまでの取って来た政策方針の決定的な失敗、里内外からの激しい批判を受け、精神的に激しく消耗し、鬱状態で引きこもりになる。そして、最愛の弟である縄樹が殺された衝撃が重なり、遂に耐えきれず己を失い、闇に染まる道を選んだ。

 

 しかしアカリの仙術チャクラによって憎しみを掃われ、『(後の)夫婦初の共同作業(血も出るよ!!)』を経て、己を見つめ冷静に己を知り、精神的に大きく成長した。

 

 その後は反発していた三代目火影の命にも従順な態度を見せ、第二次忍界大戦は雲隠れの里への牽制を主とした任務に就き続けこれを遂行。三代目火影からの信認も厚い、立派な忍者として活躍する。

 戦争の責任を取って引退しようとする三代目火影より、四代目火影に推薦されるが、これを辞退。若き俊英であるミナトを擁立した。闇を乗り越えた畳間だが、火の意志を正しく受け継ぐ自信を、未だ持てていなかったためである。

 

 そして第二次忍界大戦より間を置かずして、第三次忍界大戦が勃発。

 木ノ葉隠れの里は雲岩霧砂の四大国に包囲される形となり、畳間は雲隠れの里方面の防衛線の最高責任者として、多くの後輩たちを犠牲に、雲隠れの侵攻を食い止め続けていた。

 過酷な戦場に、部隊が敵への憎しみに囚われ始める中、畳間は『模範』となるべく憎しみや痛みを忍び耐え、常に『己』を保ち続けた。

 

 第三次忍界大戦中期にて、四大国連合が一斉蜂起し、木ノ葉隠れの里に対して二面作戦を仕掛けてきた際、雲・霧の二国戦力を相手に戦い、雲隠れを撃退。三代目雷影に致命傷を負わせた。

 しかし同時侵攻を行っていた霧隠れの撃退にまで手が回らず、物資拠点にまで攻め込まれる。他拠点の敵兵を排除し、駆けつけた畳間は、霧隠れ忍刀七人衆を撃退したマイト・ダイの死を看取ることとなる。

 

 友の死に様(生き様)を目の当たりにしたこと、そしてダイの息子であるガイの『遺された者』としての在り方・心構えを見た畳間は、『守る』とはなんぞや、という問いに『教え、導く』という答えを見出した。以後、畳間は『先を往く者』として、後輩たちを『守る』ことを決意する。畳間は皆を『守る』ため、憎しみを堪え仇敵たる雲隠れとの休戦を以て、『火の意志』を体現せんと、三代目火影へ連絡を取ろうとし、その殉職を知る。

 

 三代目火影の死後、四代目火影となったミナトの腹心として戦場を駆けまわることとなる。

 霧・雲は『黄色い閃光』と『白い牙』が、砂・岩には『青い鳥』と『昇り龍』が配置され、敵戦力を削りつつ前線を維持。途中、アカリが失明して負傷し、生死の境を彷徨ったことで、アカリへの思いを自覚し、勢いでプロポーズした。

 その後、先の二面攻勢を退け、敵戦力を大きく削ったこともあり、数年の時を掛けて各国が戦争に疲弊し、大規模戦が減少する。

 戦時下ながらも穏やかな日々を享受できるようになったこともあり、畳間とアカリにも第一子が誕生する。

 その一年後、ミナトとクシナの実子の誕生の日、四大国の動きを掴んだ『根』の情報によって畳間は前線に復帰し、九尾事件が起きる。

 

 九尾事件と同時に、火の国の国境付近に位置する木ノ葉の最重要拠点に対し、連合軍の襲撃が発生。その際、敵陣に山中イナの姿を確認した畳間は、この場でイナを殺害する決断を下す。

 畳間が離脱してしまうと、拠点は瞬く間に落とされる。いくらサクモが残っていても、四人の影と、桁違いの軍勢を同時に相手にするには、あまりに多勢に無勢だったからだ。

 また、山中一族の秘伝忍術が悪用され、木ノ葉に多大な損害を与えていることを畳間は把握しており、イナの抹殺は木ノ葉において最優先事項の一つでもあった。この機会を逃せば、次はいつイナの足取りを掴めるか分からない。また、九尾復活を把握しているがゆえに、この拠点への襲撃が、決戦へと至る『序章』であることにも気づいており、木ノ葉の損益のため、敵兵力を削ぎ拠点を少しでも長く維持するため、そして操られているだろう幼馴染の心の安寧のために、畳間は木ノ葉へ直帰するという選択肢を捨て、里のことはミナトを信じ任せ、現地の者達を纏め上げてこれを迎え撃った。

 そしてイナを殺害した畳間は、時間稼ぎのために殿を希望したサクモを拠点に残し、一人木ノ葉へと戻り―――畳間の同期の者は、遂にアカリを残すのみとなった。

 

 里に戻った畳間はミナトとクシナの死を目の当たりにし、この一連の悲劇が、『忍の歴史が生み出した闇』であることを受け入れ、二度とこの哀しみを繰り返してはならないと、壮絶なる『忍び耐える覚悟』を抱く。

 そして、千手一族の長や、木ノ葉最強の忍者としてではなく、『木ノ葉に暮らす家族の一人』として木ノ葉の皆に頭を下げて助力を願い、里を守るために決戦を以て連合軍を迎え撃つ決断を下す。

 木ノ葉の総力を挙げて連合軍を迎え撃った畳間は、後の歴史にて『木ノ葉隠れの決戦』と呼ばれる戦いに勝利を納め、第三次忍界大戦を終結させる。命乞いをする連合を前に、畳間は激しい葛藤を抱いたがこれを乗り越え、『忍び耐える者』として大成し、長く続いた憎しみをここに断ち切った。

 

 その後はほぼ満場一致で五代目火影へと推薦され、襲名。二度と戦争を起こさないことを誓い、里の者達に『忍び耐える覚悟』を願った。また、これに賛同できない者達にも手を伸ばし、個別に対応を行っている。

 五代目火影を襲名してからは、祖父である柱間や兄貴分と慕ったヒルゼンの在り方を尊び、そのように過ごしているが、成したことが為したことなため、初代火影を知る世代からは『初代の再来』として神格化されており、歯がゆい思いをしている。一方で戦後に生まれた世代や、物心つく前に戦争が終わったために戦争を知らない世代からは普段の間抜けな言動(多少演技も入っている)から舐められており、等身大の畳間を知るカカシ達のような中間層に歯がゆいを思いをさせている。

 実は、火影となってからは、かなりの数の女性から好意を寄せられている。言い寄られることも少なくないが、アカリに知られると比喩でなく(女性陣が)消されるため、表立って畳間に手を出そうとする者はいない。

 

 己の退任を以て開始した『霧隠れ解放戦争』にて過去の宿敵を打倒し、霧隠れの里を解放へと導くが、里を不在としたタイミングで木ノ葉を襲撃され、うちはマダラの復活を許してしまう。自責の念の中、命を以てマダラを封印しようとするが失敗。敗北し、大岩の中に封印される。

 その後、時を経て封印を破り復活。マダラとのことも含め、過去から続くすべての因縁に終止符を打ち、第四次忍界大戦を終わらせた。

 その後、自身の命を以てマダラに殺された者達を輪廻転生の術にて蘇生させ死亡する。が、マダラによって数分で蘇り―――今生の別れを告げて悲しませてしまった妻へ、真っ先に謝りに行った。

 戦争の事後処理や復興作業の基盤を築き、最低限の引継ぎを終わらせた後、五代目火影を引退。その後は『木ノ葉隠れの家』のお父さんとして、穏やかな日々を過ごしている。

 

 母性に飢えており、そのため身体的な好みでは、実は周囲の女性陣は軒並み対象外である。実は巨乳好きなむっつりスケベ。

 10歳前後でスケベ本を読み、成人してからは自来也のエロ小説を愛読書としている。アカリと過ごす夜はだいたい世間的には変態と呼ばれかねない行いをしているベッドヤクザ。アカリがM気質なので相性は良い様子。

 なおイナと結婚していた場合、立場は逆転し、赤ちゃんプレ(ry

 好きなタイプ(見た目)は綱手(シスコン)。本作の綱手は妹気質だが、原作の綱手はモロタイプだったりする。

 

 夢は『何気なく笑い合える時代』。かつて遊び呆けていた自分のような子供たちが増えることを祈っている。

 

 

・術

 圏界:八卦掌・回天の、回転しないもの。弾き飛ばす絶対防御では無く、入った者を確実に捉える感知フィールド。

 

 天威:圏界に入った者を威圧する。扉間の威圧から思い浮かんだ技。言ってしまえばそれだけだが、チャクラが少ない者は拘束されて身動きが取れなくなる。チャクラ消費が激しいために使用回数は限られるが、接近戦では必殺の一手に成り得る。 

 

 木遁・木僧衣:木遁の鎧で体を包むだけ。

 

 木遁・木仙龍:雲隠れ撤退戦にて角都を退けた術。仙法・真数千手よりは小さいが、完成体スサノオに匹敵する巨体。

 

 鉱遁:地、水、火によって発動する畳間の血継淘汰。チャクラを吸収し分散放出させる特性があるが、物理攻撃には弱い。

 

 対数うちは:アカリのオリジナル。仙術の須佐能乎。背中に炎を車輪上に纏い、攻撃する。

 

 真数団扇:真数千手に須佐能乎を纏わせたもの。

 

 不惜身命:膨大な仙術チャクラによって発動される。須佐能乎と真数千手の掌に様々な性質変化を加えた1000の螺旋丸を生み出し、相手に叩きつける術。名前の元ネタは某ゲームにおけるアシュラの必殺技。

 

 

 初期設定では生前の記憶が完全に戻るのはずっと後のことで、記憶が戻ってからはマダラの思想に賛同してオビトと共に暗躍する黒幕の一人であった。

 このルートの畳間は確固たる忍道を見据えられなかったため、扉間の不信感を晴らすことが出来ず、内弟子になることが出来ていない。扉間の死後、禁術書から様々な術を盗み取っている。

 四代目となった波風ミナト、存命のはたけサクモとの激闘に敗北し里を抜け、第四次忍界大戦ではマダラの代わりにカグヤの依り代になる。この場合、マダラがオビトポジションになる予定だった。

 オチは穢土転生の柱間との和解による輪廻眼でのネジ(とか諸々の人達)の復活。やってることは本編と大差ない。

 

 バタフライエフェクトとしては、畳間の里抜けの後に起きた九尾事件では三代目火影が屍鬼封尽を使い死亡しており、大蛇丸が抜け忍とならず、伝説の三忍、四代目火影が健在のまま原作へと進む。木ノ葉崩しを敢行し、原作大蛇丸のように穢土転生を乱用している。

 原作大蛇丸を越えるゲス野郎の予定であった。が、ポルポルの色々拗らせていたものが落ち着いたために悪役主人公に冷め、路線を王道に変更。現在に至る。書き始める前のこと。

 本作を投稿し始めたころは、頼れる兄貴分(槍の兄貴みたいな)として後輩たちの先頭に立つ予定だったが、いつのまにか天然鬼畜野郎に変化していた。途中でちょっと気障ったくなってるのはそのせいでもあるが、畳間が『凄い忍者(扉間と柱間を足したような無敵超人)』を演じている、ということでもある。

 そら本来調子に乗りやすい大型犬みたいなやつが『誰からも頼られる最強無敵完全無欠のカッコイイお兄さん』を演じてたらぶっ壊れるわ……といった感じ。成長した後の畳間は、柱間と扉間を足して割った感じ。

 書いてるうちに路線が大幅に変わったキャラナンバー2。

 

 

 

『山中イナ』

 性格・優しい、献身的、聡明。伝統的幼馴染。ヒロインその1。

 イメージソングはドラ〇もんの映画の曲の『なにかいいこときっとある』と、スピッツ『チェリー』。あんまり良いことなかったし想像より激しすぎる未来だったけど、ずっと明るい心を持って、操られたり死んでもなお里を慕い、想い続けた。多分柱間の影響が一番大きかった人。

 他は『Hello, Again 〜昔からある場所〜』の綾香版かな?

 

 山中一族本家の次女。水戸門ホムラの班に属する上忍。姉が本家を継ぎ、嫡男が生まれたため、正式には分家に該当する。

 性質変化は、土、水。秘伝忍術の研鑽に力を注いでいるため、五大属性の性質変化はあまり得意としていない。

 母性本能が強い女性であり、アカリや畳間と言った手のかかる人間に惹かれる。いわゆるダメ女である。何度か畳間と結ばれる機会があったがすべて大きな事件でお流れになっており、曖昧な状態が続いていた。

 マダラに眼を付けられ、瞳術で洗脳され、木ノ葉の者達を次々に手を掛けさせられた。その後は精神を守り続け、畳間に願いを残し死亡。死亡してからも何かと畳間に影響を残しており、最終決戦(カグヤの方)では畳間の背中を押した。モデルというか、元ネタはイタチさんかな?と思う。

 

 感知タイプとして卓越した才能を誇り、有効範囲は狭いものの、その感知能力は仙人モードに迫るほどの天才。

 イナは最初からほとんど変更を加えていない。死なせて畳間や読者を哀しませるためにたくさん出番を作ってた。露骨に出番が減ったのは作者が感情移入して辛くなったため。

 完全後方支援型なため、強さはそれほどでもない。

 

・術

 

 禁術・心封身:イナがうずまき式封印術を用いて作り出した技。対象の肉体を乗っ取るだけでなく、無防備な精神を封印することが可能。

裏設定として、扉間の検証の下、失敗すると自分の体に戻れなくなるという欠点が発覚し、禁術指定となっている。

 

 

 

『木ノ葉の青い鳥』うちはアカリ

 性格・ポンコツ、根暗、情が深い。自己肯定感が低い。妙に強気でプライドが高そうなのはそれの裏返し。仲良しな相手には依存傾向がみられる。兄の死後は死生観にある種の悟りを開いており、哀しむだけ哀しんだら割とすぐに立ち直る。

 イメージソング・DANDAN心惹かれてく

 

 うちはカガミの妹。明鏡止水の『明』担当。サスケが女なら完全にエロゲやんと思って作り上げたヒロインその2。

 性質変化は火、風。うちは一族であることに誇りがあり、火を好んで使用する。

 設定上はサスケをオマージュしているが、強がりなくせに内面は陰気でネガティブという面から、実はうずまきナルトの色が強い。

 

 得意技は火遁の術全般。本人は知らないが、火遁だけだと畳間の完全劣化である。チャクラコントロールに関してはサクモを凌ぐ天才であり、形態変化と性質変化を同時に発動できる器用さを持つ。その才能を活かし、精神修業を経て仙術を習得する。

 畳間を闇から救い上げた後は、戦争で国境を守る任務に就き続けたが、万華鏡写輪眼の瞳術を使用しすぎて失明。負傷もあり、結婚と共に前線を退いた。

 九尾事件では、うちは一族を率いて参戦。九尾を里の外に押し返すにあたって、一翼を担う。

 哀しみに立ち止まりそうになっている畳間を窘め、決戦へとケツを蹴り飛ばした。

 畳間が火影となってからは、調子に乗りそうになっている畳間を叩きなおしたり、逆にナーバスになっている畳間を抱擁して立ち上がらせたりと、内助の功を存分に発揮している。

 なお寂しくなると(畳間のストレスが溜まり始める)と自覚なく夫婦喧嘩を仕掛け、激しい営みを終末の谷で行っている。

 

 孤児院では、40半ばまでは『姉』と子供達に呼ばせていたが、50を過ぎてからはおばちゃん呼びも受け入れるようになっている。まだお祖母ちゃんではない。

 

 基本的に勝ち気で傍若無人な態度を取っているが、本来のアカリは仲間想いかつ臆病であり、日向ヒナタに似ているところがある。

 情緒不安定で攻撃的な面が目立つが、本質的には寂しがり屋であり、幼少の頃、カガミが任務でいない場合、だいたいは木ノ葉食堂(近所の人の良いおっちゃんおばちゃんの店)で時間を潰していた。

 木ノ葉食堂を営んでいた老夫婦の葬儀に参列したのはアカリだけ(畳間はそれどころじゃなかったため、老夫婦が亡くなって食堂が閉まったことも後から知った)だったりと、かなり『人』への思い入れが強い。恐らく畳間以上に、亡くなった人間のことは鮮明に覚えており、だからこそ今を共に生きる者達に入れ込み過ぎるきらいもある。

 

 自分の弱みを見せない方法として、様々な人を無意味に煽る。その度に、その内心で後悔の坩堝にはまっており、ある程度仲の良い人間から明確な敵意を向けられると途端に狼狽する。頭の出来は良いはずだがいまいちそれを発揮できておらず、心理戦には滅法弱い。

 

 殺すや死ねと口は悪く、暴走すると歯止めが利かないが、本質的には人を傷つけること好まない優しい性格である。

 戦いの最中興奮すると妖艶さが増すという評判があるが、大半は場の空気と勢いに乗っているだけの残念な娘。友達が増えると大喜びするし、慕われると舞い上がるし、頼られると張り切る。が、畳間の様に根底にある自己評価が高くないため、調子に乗り過ぎて大失敗するということは無い。越えてはいけないラインを見極める力に長けているということだが、これは両親が『それを越えて亡くなった』ために身についた哀しい処世術だったりする。

 

 成長とともに口の悪さは落ち着いたが、畳間に対しては健在。一番近い人には中々素直になれないのは、兄がいたころから変わっていない。

 幼少期、親しい人間のいないところでは基本的に無口かつ不愛想。孤児院の母、火影の妻となってからは、親しい人間がいない空間がほぼほぼ存在しないため、『天真爛漫な肝っ玉美人妻(母ちゃん)』という評価になっており、本人もまんざらではない模様。

 

 写輪眼を開眼してからは、自分の陰口を言う者を幻術にハメ、憂さを晴らしていた。

 ある事件を経て”愛への依存”を克服した後は徐々に本来の人格を取り戻しており、意外に義侠心に溢れる正義漢であることが判明した。ブレているようでブレていない一本筋の通った女傑。

 夢は『うちはの優れたるを示す』。

 

 甘いもの、特に和菓子が好物である。

 

 アカリは最初、本当に優秀なエリートくノ一の予定だったのだが、いつの間にかポンコツに変貌していた。作者もわけが分からない。一番最初にプロットを作ったときは、脇役その一(畳間を闇落ちさせるために死ぬ)だったはずなのだが……。さらに言えば、ヒロインになってからも、死なせる予定だった。ただ畳間の中で大きくなりすぎたため、イナとアカリ両方失うとアイツ狂うから……話が進まないというか、また戻っちゃうから……ということで生き残った。最後はどうせみんな生き返るしマダラに殺させたろかと思ったが、なんやかんや最後の話まで生き残った。DBのミスターサタンみたいな枠か。

 

 三つ巴の写輪眼を覚醒した状態で全力を出し切れば、実力的には再不斬より少し強いといったところ。なお、水のあるところだと完敗する模様。

 仙術を会得してからは、ペイン編のナルトよりは強い。

 

 

 炎の鎧:火の性質変化を、体に纏わせる形態変化。

 

 対数うちは:仙術須佐能乎に炎のチャクラを纏わせて攻撃する。

 

 八咫烏:須佐能乎を分解、再構成し、蒼炎の烏を生み出して敵を焼き尽くす。

 

 

はたけサクモ

 性格・穏やか、冷静沈着、人情家。

 うちはカガミ班の上忍。原作の肩書に惚れて、畳間の相棒ポジに。半分以上オリキャラ化しつつも、作者的にはリスペクトしている。

 性質変化は土、雷、水。

 二年間の給料を注ぎ込んだ業物のチャクラ刀を媒介にし、雷遁を自在に操る天才。仲間想いで誰よりも視野が広いがゆえに、巻き込まれ体質になってしまった不遇の子。実は霧隠れの忍刀を狙っている。

 本人は気づいていないが、原作において三代目・四代目雷影が得意とした雷遁の極みに独学で近づいている。その速さから繰り出される獣の如き奇襲は、十代の若さで他里に響くほど。

 伝説の忍びである猿飛サスケを師に持ち、体術においては木の葉トップクラスの実力を誇り、肉弾戦において畳間を遥かに上回る天才の中の天才。

 好物は辛いもの。趣味は読書であるが、官能では無い。金魚と犬が好き。

 

 術はオリジナルのものだけを。原作にあるものは省きました。

 他に何か知りたいことがあれば、答えられる範囲で。

 

 

 

 


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