綱手の兄貴は転生者   作:ポルポル

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世代交代

 地上を見下ろす畳間の瞳は、舞い上がる土煙を透過して、僅かに鼓動を続けるマダラのチャクラを捉えていた。

 虫の息。まるで尾獣を抜かれた人柱力(死の間際のクシナ)のように、弱弱しい鼓動だ。

 畳間は哀し気に目を細め、何かに耐えるように、拳を握りしめた。

 

 戦いは終わった。

 うちはマダラは、忍連合の前に、敗北した。

 しかし、安心はできない。相手は、うちはマダラだ。突如として復活しかねない。

 その息の根を止めるまで―――止めてなお、畳間は生涯、安心することは出来ないだろう。もっとも―――畳間の人生は、もう少しで終着点を迎える。

 

 ―――終わった……。長かった戦いが……今……。

 

 沸き上がる感慨は大きい。しかし、畳間はそんな心境に浸ることはしなかった。

 畳間はマダラを始末すべく、速やかに真数千手より飛び降りた。

 交わすべき言葉は既に交わし終えている。決別の儀も成った。ゆえに、別れを残すのみ。

 忍の世の闇(憎しみ)に呑まれてしまった哀れな男を、介錯してやらねばならない。

 

 そして―――地上へと近づいて行く最中、畳間は目を見開いた。

 危惧していたことが起きた。

 マダラのチャクラが、凄まじい勢いで膨張を始めたのだ。

 

 ―――復活の予兆。まだ足りないのか。

 

 マダラのチャクラが、どんどん膨れ上がっている。

 

 焦りが生まれる。

 畳間にはもう戦えるだけの余力はない。残るチャクラでは、出来て、飛雷神の術を数回発動できる程度のものだろう。畳間に力を託し天へ還った者達のチャクラは、今の一撃で使い果たした。もう後がない。

 畳間は崩壊し掛けの鎧のベルトを外し、投げ捨てる。

 そして親指を立て、心臓へ向けた。

 

 ―――裏・八卦封印。

 

 己の命を以て、対象者を別次元に封じ込める諸刃の封印術。

 本当ならば、『今』の段階で使いたくはないが、マダラの復活を見過ごすことは出来ない。

 すまない、と死んでいった者達に詫びを入れながら、畳間は心臓に指をめり込ませようとして―――その体が宙で停止する。

 

 マダラから伸びた白い髪が、畳間の体を縛り上げたのだ。

 

「これは……ッ」

 

 髪から感じ取れるチャクラに、畳間は困惑と驚愕を零した。

 

「何が起きてる!? 何が―――ッ!?」

 

 そのチャクラは、明らかに、うちはマダラのそれ(・・)ではない。

 全く別のチャクラ。それは、畳間が感じたことが無い―――本当か?

 

 畳間は、そのチャクラを知っていた。

 かつて、うちはサラダと名乗った、恐らくは大人になったサスケと共に戦った―――大筒木なる一族の尖兵。その者のチャクラに、似通っている。

 

 ―――尾獣を集めんとしていた大筒木。神樹。尾獣を蒐集し復活を遂げるとされる十尾。そして、大筒木の者が持っていた輪廻眼。

 

 畳間の中で、点在していた情報が終結し、一つの仮説が立ち上がる。

 

 ―――まずい。

 

 今すぐにあの変化していくマダラを始末しなければ、取り返しのつかないことになる。しかし拘束された畳間は動けない。

 

 ―――マダラのチャクラが、膨張し、変化していく。

 

 いや、チャクラだけではない、目視できる距離に近づいて、明らかにマダラの体が肥大化していることに畳間は気づいた。

 ぶくぶくと膨れ上がっていくマダラの肉体と、チャクラ。それらは遂に臨界点を突破し―――急速に収縮を始めた。

 

 そして―――白髪の女が、現れた。

 

「大筒木……」

 

 困惑と、そして納得の言葉が、畳間の口から零れ出た。女の姿は、大筒木ウラシキと、酷似している。病的な白い肌に、白髪。額の輪廻写輪眼。

 

「……ッ」

 

 ようやく、ようやく死闘を経て、マダラを倒したと思えば―――マダラの肉体を苗床として、新たに正体不明の女が現れた。しかもその女から感じ取れるチャクラは―――うちはマダラの、比ではない。

 

 諦念と絶望が畳間の心に沸き上がる。ここまで来てあんまりだと、思わずにはいられない。

 しかし、千手畳間は―――この世界の、最後の希望。諦めるなど許されることではない。

 

「―――おおおおッ!!」

 

 畳間は歯を喰いしばり、雄叫びをあげた。己を奮起させるためだ。

 畳間は髪による拘束を無理やり引きちぎり、地上へと落り立った。

 

 相対する女と、畳間。

 女は感情の読み取れない表情で、静かに畳間を見つめている。畳間を、敵と認識している様子はない。だがしかし、友好的という訳ではない。例えるならば、嫌悪も興味もない、そこらを這いずる蟻を見るような―――そんな表情である。

 

 しかし、畳間が感じられるあの女の力は、まさに化物のそれ。感じ取れるチャクラだけで言えば―――大筒木ウラシキを遥かに凌駕している。

 あの女の力を、畳間が知る『力』に例えようとするならば、合致するものは『一つ』しかなかった。それは―――先ほど畳間が解き放った『真数団扇』。多くの英雄たちの魂より抽出した仙術チャクラを薪に作り上げた、千の螺旋丸を凝縮したものと同等のチャクラを、あの女からは感じ取れる。

 

 畳間は荒く揺れる肩の動きを抑えることも出来ず、緊張を以て、女を見据えている。心臓の音がやけに響く。ごくりと、唾液を呑み込む音すらも煩い。それ程の静けさを感じるほどの、集中だった。

 

 

 畳間が駆ける。

 迎撃に放たれた髪の束を躱し、多重『土』分身の術を発動。影分身や木分身は、今の畳間にとって負担が大きすぎた。

 畳間は分身を()に、接近を続行。途中、分身の裏からクナイを投擲した。方角は女のいる方だが、しかし進行方向は女に直撃するものでは無い。暴投、と言っても良いだろう。

 女は髪で分身達を速やかに破壊しながら、目線は暴投されたクナイを追いかけており、不思議そうに小首を傾げた。そして興味も失せたのか、クナイから視線を逸らす。

 

 ―――飛雷神の術。

 

 瞬間、畳間がクナイへと飛ぶ。

 

 ―――須佐能乎・螺旋槍。

 

 掌サイズにまで凝縮された、須佐能乎の槍。その先端は空気を切り裂くほどに回転している。畳間はそれを、女へ向けて放った。

 

 女は驚いたように畳間の方へと再び視線を向けて、長い髪を鋭く纏めて伸ばす。まるで角都のようだと、畳間は嫌悪感を抱く。

 

 ―――女の髪を、螺旋槍が貫いた。

 

 三代目雷影の絶対防御を貫くほどの威力を持つ螺旋槍は、女の髪では止め切れない。

 いや、止まる。

 

 螺旋槍は確かに毛先を削り取ったが、髪束の中を掘り進み、やがて女に届くことなく停止する。

 

 ―――飛雷神の術。

 

 畳間が再び飛んだ。その場所は、女の近く―――空中、女の髪束の中で停止した、マーキングを付けた螺旋槍の真下。

 

 ―――瞬身の術。

 

 瞬時に足にチャクラが送り込まれ、爆発のように解放される。

 畳間は、もはや生前の四代目火影すら置き去りにするほどの速度で、一気に女の懐に入り込み、掌を女の腹に叩きつける。

 

 ―――木遁・挿し木の術。

 

 女の体がくの字に折れる。

 女の体に、挿し木が食い込んだ。

 

 女の体が吹き飛んで行き―――その体の中で、挿し木は女のチャクラを吸収し、成長を―――。

 

「……?」

 

 畳間が少しばかり困惑を表情に浮かべた。

 動きが鈍い。戦うための技術や、経験をまるで感じない。今の一撃は、畳間と女の力の差を考慮すれば、容易に防がれるものである。畳間からすれば、破れかぶれの一撃ではあったし、成功したことを喜ぶべきだが、あまりに簡単に攻撃を当てられたことに、拍子抜けをしてしまった。

 

 ―――こいつ、戦士じゃない。

 

 畳間はそれに気づき、一気に攻勢を開始する。無理やりに八門遁甲の陣の、第三門を開く。

 

 ―――輪廻眼。物理攻撃以外はダメだ。しかし木遁や鉱遁を乱発する余力はない。体術で一気に攻め立てるッ!!

 

 女の体に突き刺さった木遁・挿し木の術のコントロールが奪われ、その成長が止められたことを感じ取った畳間は、しかしそれに一切動揺せず、思考を切り替えて、再び瞬身を以て距離を詰める。

 

「―――何ッ!?」

 

 突如、足場が無くなった。

 世界が、変わったのだ。比喩ではない。

 荒れ果てた荒野となった、雲隠れの辺境にいたはずの畳間は、地上をマグマで覆われた異様な空間に浮いていた。上方に空は無く、つらら状の溶岩石が多くみられる赤い岩石に覆われていた。どこかの洞窟の様な景観だが、それにしてはあまりに広い。

 

 ―――時空間忍術? オレに気づかせぬほどの一瞬で、空間転移を仕掛けて来た? それとも、周囲一帯に別空間を口寄せした? 何が起きた……ッ!? 

 

 畳間は究極体・須佐能乎を生み出し、空を飛ぶ。残り少ないチャクラが、見る見るうちに消えていく。

 

(どこだ……ッ! あの女は一体どこに……ッ!! ―――焦るな。焦りは、チャクラの消耗を早める。落ち着け。仙術チャクラを練り直せ。感知しろ。周囲を―――)

 

 畳間は、焦る己の心を落ち着かせる。

 まずは己を見つめ、冷静に己を知る。

 焦る己を見つめ、今必要な己を冷静に分析し、維持する。 

 

 そして―――畳間は背筋に悪寒を覚える。総毛立つ恐怖。

 

 ―――背後に、いる。

 

「ハゴロモ……」

 

 ぎゅ、と畳間の体を、女が背中から抱きしめる。

 畳間は、嫌悪感に震えあがった。

 それは、今しがた消えて行った―――二度目の永久なる別れを告げた、亡き幼馴染の温もりを消す行為に他ならない。

 

 憤怒にも似た感情が畳間の中に沸き上がる。

 それが良い(・・・・・)

 畳間はもう、怒りに呑み込まれるほど、若くない。だが、その感情は―――精神エネルギーを奮い立たせ、チャクラを生み出す起爆剤となる。

 兄との決別を果たした今の畳間は、己が忌避して来た負の感情を、コントロールし役立てる術を身に着けたのだ。

 

(ここでこいつを……ッ!! ―――動けない……ッ!?)

 

 振り向きざまに、その喉笛を掻き切る。

 動こうとした畳間は、しかし体が動かなかった。強力な、金縛りの術。

 

 畳間の体を黒い何かが覆い始める。

 

(ゼツ……ッ!!)

 

 不快感と嫌悪感に、畳間は眉根を寄せる。

 いやらしく笑い声をあげながら、仇敵たるゼツが、畳間の体の表面を這いずる様に進んで来る。

 

「千手畳間。お前には、手を焼かされた。だが、オレ達の悲願は成った」

 

「悲願、だと……ッ?」

 

「ああ。今、どんな気持ちだ? マダラを倒し、世界を救った英雄になった気持ちはどんなものだった? それが根元から崩れ落ちた感覚は、どんなものだ? 終わったと思っただろう? お前の夢が叶う時が来たと、そう思っただろう? 残念だったなぁ? 終わってないんだよ。何も。なあ、千手畳間。今、どんな気持ちなんだ? なあ。どれだけの絶望が、今、お前の中にある? 教えてくれよ、千手畳間。なあ、なあ!?」

 

「……その様子だと、オレの妨害工作は、お前にクリティカルヒットしていたようだな。……ざまァねェぜ(・・・・・・)

 

 畳間は苦し気に、嘲笑を浮かべた。

 ゼツから発せられる気配に怒気が混ざる。畳間はさらに嘲笑を強め、はははと嘲笑いの声をあげた。

 そして、ゼツに吸い上げられていくチャクラに、少しだけ色を付けた。

 

 ふわり、と浮かぶ女が、畳間の前に移動する。

 女は畳間に顔を近づけて来る。鼻同士が当たるほどの距離で、女が静かに涙を流している。

 

「ハゴロモ……」

 

 女は哀愁を滲ませて、畳間の頬を撫でる。

 女の涙を見て、ゼツが困ったような雰囲気を滲ませる。

 そして、言葉を発した。

 

「ふん……。母さんは、どうやら……。お前の中のインドラとアシュラのチャクラに、我が子の面影を感じているようだ」

 

(……不用意に情報をくれるとはな。どこまで調子に乗りやすいんだ、こいつは……。そのタイプの御し方は、よく知ってるぞ。……オレはな)

 

 畳間は内心で思考を組み立てながら、表面では焦燥など、ゼツを喜ばせるような態度を見せる。

 ぽろぽろと、ゼツが聞いてもいない情報を話してくれる。

 六道仙人のこと。女の名が、カグヤということ。インドラとアシュラの争いの歴史。柱間とマダラの争いの裏側。尾獣たちの正体。

 

 大筒木カグヤ。それが、この女の名前だった。

 そしてカグヤとは、かつてこの世にチャクラを齎した者の名であり、六道仙人の母親なのだという。カグヤはかつて人に仇為し、六道仙人とその兄弟の手によって、月に封印された。そして、うちはマダラを利用して、『十尾の人柱力』を復活させ、その封印を解き放った。

 

(なるほどな。つまり……こいつが……ッ。こいつが、全ての元凶ッ!! 兄を闇に堕とし、忍界を混乱に陥れさせたのは……ッ!! こいつがッ!! こいつが、全てのッ!!)

 

 本当にたくさんのことを、ぺらぺらと話してくれた。

 憤怒が畳間の中に沸き上がる。

 

 うちはイズナの魂から、抑えきれないほどの憤怒が沸き上がる。

 優しい兄の心を利用した。優しい兄の生き様を、侮辱した。

 

 ―――あの道を選んでしまったのはマダラでも、こいつが余計なことをしなければ、マダラはきっと、木ノ葉隠れの里で、英雄として生きていたッ。

 

 イズナの魂が、憤怒に染まる。

 

 ―――落ち着け。

 

 しかし、今畳間にとって重要なのは、この女が今まで封印されていた、という事実だ。つまりそれは、封印する術があるということに他ならない。

 そしてその方法まで、ゼツはその軽い口で話してくれた。

 本当に、このタイプは御しやすい。

 だからこそ、少しだけ自嘲する。昔の自身は、余程、御しやすかっただろう。かつてアカリの言った通りだ。

 何故、執拗に畳間に対する情報操作が行われていたのか―――それは、畳間ならば情報戦で攻略できると見抜かれていたからだ。あの情報戦はきっと、マダラが裏で糸を引いていたのだとしても、他里の手は、大いに入っていたのだろう。目障りな昇り龍を排除するのに、情報戦で始末が付くならば、こぞって参加したはずだ。

 

(―――希望は、視えた。陰と陽。マダラと爺さんのチャクラで、こいつは封印できる。とはいえ……残り少ないチャクラをこれ以上吸われては、それも叶わない。早く突破口を開かねば……。まったく、いつもいつも……オレは連戦ばかりだな……)

 

 落ち着くためにこそ、畳間は少しだけ、余計な思考を混ぜ合わせる。

 焦りや怒りを取り除き、平常心を取り戻すには、まずは己を見つめなければならない。畳間は敢えて、一旦場違いな考えを抱くことで、平常心を取り戻す。

 少しずつ別の思考を交えることで、怒りの奔流を排除していく。

 そして取り戻した平常心が、思考を鋭く研ぎ澄ます。

 

(チャクラをいじられている今、安定が必要な仙術チャクラを練るのは無理だ。輪廻写輪眼で空間に穴をあけても、動けなければ意味が無い。それにアレは、チャクラを尋常でないほどに消耗する。今の状態では難しい。であれば……今、切れる札は、『飛雷神の術』以外にない。だが……マダラの時の様に、位置を変えるだけではダメだ。しっかりと、こいつとの距離を取らなければならない。この身を縛る金縛りを解くには、距離がいる。だが、飛ぶためのマーキングがない……。……賭けになるな)

 

 ―――輪墓・辺獄。

 

 畳間の体から這い出るように、隣り合う空間内に、四体の畳間が出現する。

 そしてそれらは、一斉に、カグヤへと襲い掛かった。

 

(やはり見えるのか……ッ)

 

 カグヤはぎょろり、と目を動かした。かと思えば、カグヤの体から、半透明な白い手が次々に現れて、輪墓内の畳間たちを鷲掴みにして、その動きを止めたのだ。

 

 ―――万策尽きた。

 

 最後の一手を封じられ、為す術を失った畳間は、悔し気に顔を顰めた。

 それを見たゼツが嗤い、涙の止まった瞳で、カグヤが静かに畳間を見つめる。

 

「千手畳間!! ざまァねェなぁ!!」

 

 ゼツが、らしくない言葉を―――敢えて、先ほど畳間が使った言葉を用いて、畳間を嘲笑った。

 今度こそ本当に、畳間は己の不甲斐なさ―――その慚愧に眉を顰めた。

 

 ―――『五代目火影』の時代は、今ここで終わる。

 

 だがそれは―――新たな時代の訪れのときであった。

 

「―――仙術・千鳥斬り」

 

「―――仙法・大玉螺旋丸」

 

 突如、畳間の上空に空間の裂け目が現れ、そこから男が二人、落ちて来た。

 

 一人は、漆黒の髪をなびかせて、その片目の輪廻写輪眼(・・・・・)を以て、カグヤを睨みつけている。

 

 一人は、黄色の髪を閃光のように過ぎ去らせ、半透明なオレンジの衣を纏い、十字の瞳を、カグヤへと向けていた。

 

「な……っ」

 

 考えもしなかった展開に、畳間は呆然と呟いた。

 畳間を縛っていたゼツの根を仙術で構成された雷の刃が切り裂き、溶岩へ向かって墜ちていく畳間の体を、オレンジのチャクラの手が掴み上げる。

 

 空中に、小さな円状の黒い足場が発生した。

 畳間は優しくその上に乗せられた。

 畳間の前に、男が二人、同じような足場に降り立った。

 

「最後の最後で、良いとこ取りになっちまうけど……構わねーよな? ―――師匠」

 

「へへ。待たせたな、おっちゃん。―――世代交代(・・・・)だってばよォ!!」

 

 男二人は、広げた掌に拳を叩きつけ、威勢よく言い放った。


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