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プロローグ
4月初旬、この時期にあることといえば始業式や入学式なんかだろう。3月に卒業したのが中学生なら大抵は高校生に、高校生なら大学生と社会人が半々くらい、かな?まあそんな新しい生活への一歩に緊張半分、楽しみ半分ってところだろうか。
そんな一歩を、幼稚園から大学院までの系属校も存在している、ここ
入学式も問題なく終ると教室移動。クラスは事前に連絡が来ていたからまっすぐ向かえばいいんだけど、高等部だけでも生徒数は約1000人。そのうちの1学年である俺たち新入生だけをとっても約300人だ。その300人がほぼ一斉に教室移動中だから廊下が1年生であふれ返ってるような状態。その上男子より女子の方が多いらしく、こういった場面では気まずいというかなんというか。人混みが苦手な俺としては早く教室に逃げたいわけで、隙間ができるや否やそこを縫うように移動していく。 もちろん、なるべく男子のいる隙間をだ。変な誤解とか持たれたくないし。そんなことを考えながら進んでいると、やっぱり限度があったか、途中で1人の女子生徒とぶつかってしまった。
「きゃっ」
「とっ?」
ぶつかったのは肩だったけど、その女子生徒がちょうど振り返った時だったからか相手のバランスを崩してしまうも、とっさに手を掴んで倒れないように支えることに成功。他の生徒たちの邪魔になるし、何より他人に怪我をさせたりでもしたらめんどくさい。……まあ、今この状態も邪魔になってるだろうし、別の意味でめんどくさい状況かもしれないけど。
「悪い、大丈夫か?」
「え?ええ、大丈夫よ。わざわざありがとう」
「いや、俺がぶつかったんだし。とりあえず、怪我とかないよな?」
パッと見5㎝ほど低そうなその子(その人?)は当たり前だけど赤いリボンをしているから同じ1年生。それとなるべく見ないようにしたいけど目が向いてしまう大きな胸。ただ一番気になるのは、肩に提げている一眼レフカメラだ。別にカメラを持ってること自体はおかしくないんだけど、今こうして持ってるってことは入学式の時から持ってたってことになる。どっちかというと、その時は撮る側じゃなくて撮られる側だろうからなぁ。こういう移動中にいい被写体でも見つかったんだろうか?
「どうかした?」
「え?あ、いや、そのカメラが気になって。写真、好きなんだ?」
「そうねぇ。色んなものを撮るのは好きよ」
「そうなんだ。俺も風景とk「特に可愛い女の子の色んな一面を撮るのが大好きなの!」………はい?」
「女の子よぉ。ほらぁ、女の子って、とっても可愛いじゃない?相手が男の子だとピンとこないけどぉ、女の子だったらインスピレーションがわくでしょう?」
どうやら(色んな意味で)俺とは違う人のようだ。というかそういう発言は時と場所を考えような。確か高等部からは校風が結構自由になるとか聞いたけど、これはアウトだろうな。教師や風紀委員辺りに目を付けられそうだし。
そんな危機感はないのか、いつの間にかさりげなくカメラを構えて真剣な目で被写体になりそうなもの(さっきの会話から、おそらく女子)を探してる。……欲求に忠実、かな。まあなんでか解らないけど、これから深く関わりそうな感じがするし、今のうちに自己紹介でもしとこうかな。
「っと、そうだ。名前聞いてもいいかな?俺はA組の火野霞黒っていうんだけど」
「あらぁ、奇遇ねぇ。私もA組なのよ。名前は―――」
「―――
可愛らしくウィンクをして彼女――望月さんはカメラを構えた。後になって、あの時の表情は写真に残したいと思えるくらいに自然な笑顔だった。
ども初めまして、クロウズです。漢字に直すと→黒水 エッ、キイテナイ?
サイトで書くのは初めて、のはず…。こんな感じの文章ですが、それでもいいと読んでくだされば幸いです。
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所々に何かしらのネタを入れます。もし解ればトモダチ
今日はこんなところかな……。じゃまた!