強面男が幻想入り   作:疾風迅雷の如く

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わずか二週間で7000文字書けたのは嬉しい以外の何物でもありませんが、それだけに内容がごちゃこちゃしています!
それだけでなくキャラ崩壊もかなり激しいです!

そんな今回のお話しですがもし気に入っていただければブックマーク登録や感想よろしくお願いします!


地霊殿編
第47話


【この先地底により地上の者立ち入り禁止】

俺はその看板を見てうんざりしている。その理由はこれから起こる出来事をエンドレスしているからだ。看板から先に行くと起こる出来事は異変イベントなのだが、選択肢を一歩間違えると地底に封印されてしまい所持金などが半分ほど剥奪されセーブした場所からやり直す。言わばRPGのゲームオーバーの繰り返しだ。だがゲームオーバーをしたのは10回(それでも単純計算で1/1024まで減らされた)限りで、看板を見てもうんざりはしない。何せ呂布に負けた時の回数ですらそれの約10倍だ。 …そういえば留学していた頃のテニス部の同級生に「1+1=2は俺達黄金コンビには似合わねえ。1+1=200だ! 10倍だぞ! 10倍!」などとほざきやがった馬鹿コンビがいたな。「仮に1+1=200だとしても10倍じゃなく100倍だろうが!」と突っ込んでおいた。

 

それはともかく何故看板を見てうんざりするのかというと、ロードを繰り返し行うと戦闘も会話もただの作業になってしまうからだ。例えるなら育成ゲームで納得のいくステータス値のモンスターを捕まえられない…そんな状況が何回も続いている。つまり俺の状況はそう言うことだ。ゲームですらうんざりする状況だというのに現実でそれをやられたら溜まったもんじゃない。

選択肢を間違えたらゲームオーバーになるのでミスったと思ったら宴会の時からやり直しをしざるを得ない。自分の本能のままに答えることが出来ないからまるで自分が自分でなくなる虚脱感が看板を見るたびに出てしまい、うんざりしてしまう。呂布との戦闘は戦えば戦うほど実感が湧くからまだマシだがこっちのは一つの選択肢次第でゲームオーバーだから実感もクソもありゃしねえ。

 

「…行くか」

俺は気合を入れ、地底の入り口へと入った。

 

『異変が発生しました。』

 

そして異変イベントがスタートし、少し気が滅入る…その理由はすぐにわかる。

『一部のシステムやコード及びアイテムが使用不可能になりました』

そう、異変イベント中ではなかった能力の制限が今回の異変イベントではかかり、使えなくなる。前回よりも難しくなっていることからもしかして異変イベントも解決していく度に難易度が高くなるんじゃないのか? と思ったりするが真実は次回次第だな。

 

ちなみに今回封じられたシステムはマップの検索機能だ。とはいえごく一部の妨害者の居場所を突き止められないだけで他は問題ない…

問題はコードの方だ。コードはメガトンパンチに体力回復、無双転生、あとは乗り物関係のコードだ。幸いなことに銃のコードに影響がなくてよかったとは思うがそれでも主に移動とかでキツイものがある。

そして封じられたアイテムは陰陽玉、つまり魅魔を召喚して妨害者を倒すことが出来なくなったって訳だ。最近の異変イベントでは使わなくなったがそれでもかなり頼りにしていたからな…

 

俺は真っ先に門番ともいうべき二人組に会いにいく。その二人組はキスメと黒谷ヤマメ。妨害者でもある。

キスメはシャイな少女でヤマメ曰く釣瓶落としの妖怪らしいがこの先にいる鬼と比べたら全然弱い。むしろホラー系担当の妖怪だ。大体幻想郷に住む妖怪でホラー系担当の妖怪はルーミアにしてもそうだが弱い。

ヤマメの方は土蜘蛛という妖怪で今から900年以上も前に人間に殺られたらしい。妖怪の中でも上位のパワーを誇りながら実際は《病気を操る程度の能力》を扱う卑劣極まりない妖怪だ。しかし性格の方はむしろ良心的であり、能力さえなければ誰とでも仲良くなれる大阪のおばちゃんのような存在だ。だが能力のせいで体力が削られてしまう…というか今も削られている為に速攻でカタをつけなければいけない。

 

何故そんな奴らと会いにいくんだ? と思うかもしれないが、この二人を倒すか倒さないかでゲームオーバーになるかならないかが決まる。ヤマメを倒す理由はさっきも言ったが体力が削られるからで、キスメを倒すのは倒さないと付きまとわれ戦闘に支障が出る。一度だけ「キスメガード!」などとほざいてキスメを掴み、この先に出てくる鬼の攻撃を凌ごうとしたが失敗に終わり、以降倒してからその鬼に挑んでいる。

 

「ぐえっ!?」

「ぎゃっ!?」

二人組が射程圏内に入ると俺は対物ライフルの引き金を引き、その二人組の始末をした。これにより体力が削られることはなくなり、キスメも気絶しているので付きまとわれることもない…ということはない。

「…収納」

二人を収納し、所持品の中に入れることで初めて付きまとわれることがなくなる。ヤマメを収納したのはついでだ。

「次だ」

ロードを繰り返していくうちにいつの間にか機械的になってしまったものだ。いや歳をとったせいか? どちらにしても俺は二人を収納したことによって前へと進まなければならない。どのみち、こうなる事は知っていた。そして次に出てくる妨害者も知っている。

 

しばらく歩くと橋が見え、俺はその妨害者のことを思い出した。その妨害者は…

「あら、おじさま…これからどちらへいくのかしら?」

そいつは女子高生くらいのエルフ耳美少女の見た目をしており、ナンパの一つや二つくらいはされそうな雰囲気を醸し出している。

「はっはっは、お嬢さん。こう見えて私はまだ20代ですよ」

俺はそいつに対して紳士的に対応し、年齢の部分を否定する。…これだけは譲れないからな。

「あら失礼しました。ところでお兄様の御名前を聞いてもよろしいでしょうか?」

「大和勇姿と申します。失礼ですがお嬢さんの御名前は?」

「水橋パルスィですわ。パルスィとお呼びくださいませ」

そう、お嬢様口調のこいつの名前は水橋パルスィ。橋を渡る者を見守る橋姫という妖怪だ。だからって水橋って名字はねえだろ? と思うがこれから出てくる妨害者に比べれば数倍はマシだ。

「ふむ、ではパルスィさん。私はこの先に用事があるのでそこを退いてくれませんか?」

「あら…勇姿さん、私と一緒にお食事でもやろうかと思っていましたが…残念ですわ」

来た! これだ、これ! この甘美な声だよ! パルスィは俺と食事がしたいなんて言っているが実際は違う。実際は食事の時に別の妖怪が割り込んで来て嫉妬させて、嫉妬の感情を食べるのが目的だ。修羅場を作る極悪なビッチとでも言っておこうか。パルスィについていくと如何なる行動してもゲームオーバーになるからこいつにはついていかないという結論が出ている。ちなみにゲームオーバーの10回のうち8回はこいつが原因だ。

「今は訳あってここにいますが普段私は地上にある博麗神社にいますのでそこでお待ちしていますよ。パルスィさん」

「ふふふ…ありがとうございます。ですが私はこの橋を守る橋姫故に地上へとは出られませんのでいつかこの地底で御食事を取りましょうね」

そう言ってパルスィは諦めたのかそこを退いてくれた。これだけ聞くとパルスィがぐう聖なんだがなぁ…中身を知っている俺としては複雑な気分だよ。

橋を渡り終え、振り返るとパルスィが笑顔で手を振っていた。

「そうそう、パルスィさん。プレゼントがあるので御受け取りください」

「何かしら?」

パルスィがそう言った瞬間、俺は目にも止まらない早さで黄金銃を抜き、パルスィの額に撃つ。するとパルスィの額に弾幕が当たり、パルスィは気絶した。

「…許せパルスィ、これもお前の為だ。収納」

何度やっても罪悪感に押しつぶされそうだ。こいつは文字どおり嫉妬の塊の妖怪で嫉妬は食事だ。それを一日一回どこかで補給しなくては死んでしまう。これから出会う鬼から聞いた話によるとパルスィは地底でも嫌われ者でこの手に引っかかるのは噂に疎い奴らだけで後は皆知っていてまともな食事が出来ない状態が続いているらしい。その為わざわざ地霊殿の主が書いた本見て主人公に対して自ら嫉妬して、その嫉妬を食事とすることで生き延びている…らしい。人間でいうなら70円の食パンと40円の豆腐と水だけで生きているようなもんだな。俺はせめて彼女の苦しみをなくすよう、とある場所まで連れて行くことにした。

 

そして俺はある場所まで移動すると、どんちゃん騒ぎが起きているのを見かけそこに駆けつける。

「おい、これは何の騒ぎだ?」

俺は目の前にいる鬼の肩を掴み、そう尋ねると興奮した表情で答えてくれた。

「何っておめえ、勇儀の姐さんと地上の神が戦っているんだよ!」

まあわかりきっていたことだがな。その地上の神ってのは神奈子のことだ。ちなみに勇儀とは星熊勇儀という鬼のことで、肉体を使った純粋なパワーならば地底最強で鬼の誰もが認めている。

「いいぞーっ! 姐さん地上の神なんかやっちまえ!」

「そこだ! 今だ行け! 姐さん!」

やっぱ戦っている場所が鬼のホームの地底であるのと、神奈子の信仰心が薄いせいもあって勇儀の方が優勢だ。神奈子が弱いと言えばそうではなく、むしろ逆に強い方だろう。だが勇儀のプラス要素の方が圧倒的に大きく働いているからそうなっているだけで本来であれば互角以上に戦える。しかし俺はそう理解しても納得はしていない。何故なら異変イベントが後ほど敵が強くなる傾向があるからだ。

 

「…ん? あ、あんたもしかして…萃香の姐さんに勝った大和勇姿か?」

肩を掴んだ鬼が俺の顔をじっと見つめ、そう尋ねてきたので頷いた。

「俺に負けた萃香の姐さんとやらが伊吹萃香ならばそうだな」

「ひゃぁぁぁぁぁーっはぁぁぁぁぁぁーっ!!!」

その鬼が奇声を上げ、右腕を上に突き刺すことで喜びを表現すると神奈子や勇儀を含め全員が俺の方へと振り向いた。これはどういうことかというとロード前の勇儀曰く「萃香が無自覚に勇姿を美化し、それを地底の鬼達に話したらいつの間にか憧れの存在になっていたのとあんたの見かけが鬼達の理想の姿で憧れている…といったところだろうね」とのことだ。

「勇姿さん握手をしてくれませんか!?」

「頑張るんだぞ」

俺は即座に対応すると鬼達は人里の子供のように群がって俺を囲んだ。

「それじゃ俺はサインお願いします!」

「甘いな! 俺は手形だ! 勇姿さんお願いします!」

「これだから素人は…俺は足形です!」

「バッカ! 勇姿さんがせっかく来てくれたんだ! ここで髪を貰ってお守りにするんだ…!」

どんどんエスカレートしていき、俺は「握手とサインならOKだがそれ以上は受け付けん」と答えると俺はパルスィを取り出し叩き起こす。

「ぐえっ!? …な、何!?」

「起きましたか? パルスィさん」

「え?勇姿…さん?」

若干「さん」をつけるのが遅れたな…やっぱり心の中じゃ勇姿と呼んでいたんだろう。

「この状況を見てどう思うかね?」

「え…? は…?」

パルスィの頭の中が混乱してやがる…もうちょい早く起こすべきだったか。

「これから私は握手会とサイン会を行う。そこでパルスィさんは私の傍にいてほしい」

俺としてはパルスィが所持品にあっては邪魔なのでここで出して追っ払う。それが一番理想的だ。作戦としては

 

パルスィが傍にいる

鬼が憧れの存在である俺の近くにいるパルスィに嫉妬

パルスィはその嫉妬を食べる

 

というものだ。実に短略的な作戦だ。ここでパルスィが煽って鬼達を怒らせたら俺はそれを止める義務がある。なにせ言い出しっぺだからな。

「わかりましたわ」

流石パルスィ。嫉妬のことになれば敏感で頭の回転も速くなる。

 

鬼達は椅子と机を用意し、準備が終わると俺はその椅子に座りパルスィはその左で胸を当てるかのように抱きついた。

「勇姿さん…私とっても幸せですわ」

色っぽい声でパルスィがそう呟き、抱きしめる力を増す。お前は俺がいて幸せなんじゃなく鬼達の嫉妬を食べて幸せなんだろうが!

「パルスィさん、ところでお守りは欲しくありませんか?」

「お守り…?」

俺はそう言って髪の毛を一本抜いてお守りの中に入れた。

「そう、貴女ほどの聖女は幻想郷でもそうはいないでしょう。しかしそれ故に嫉妬され、様々な妨害を受けるでしょう」

「…」

多分パルスィは「嫉妬される訳ないじゃないの!バーカ!」と思っているだろうがそんなことはどうでもいい。むしろ嫉妬されるために俺はこのお守りを渡すんだからな。

「故に、貴女にこれをお渡ししましょう」

「ありがとうございます、勇姿さん」

そしてパルスィがそれを受け取り、パルスィに対する鬼達の嫉妬はマックスになる。

「勇姿さん! あんたはそいつに騙されている!」

だからわざとだって。こうでもしなきゃゲームオーバーになるからな。

「鬼とあろうものが嫉妬か? みっともねえことを言うんじゃねえ」

「だけどそいつは!」

「不満があるならかかって来い。俺が相手をしてやる! 俺は例え彼女に騙されていたとしてもただ己の道を貫くのみよ!」

確かに俺は自分の道を歩いているよ。だけどそれはルームランナーのように無理やり歩かされているだけで自分の意思ではない。俺を幻想入りさせた真犯人がそうさせているだけでしかないからな。

俺は机を蹴っ飛ばし、鬼達と敵対すると鬼達は笑みを浮かべ「やっぱり勇姿さんは勇姿さんだ…」などとほざきながら構えた。

「勇儀、神奈子。お前達もかかって来ても構わないぞ?」

俺が二人にそう尋ねると二人が首を横に振って同時に答えた。

「遠慮させてもらうさ」

「何故だ?」

「あの時の借りを返すにはこんな集団の中に混じって戦っても返せるものじゃない。戦うとしたら一対一の勝負さね」

「その通りさ。だけどあんたが5分以内にこいつらを片付けたらあたしが相手をしてやろうじゃないか」

「そうかよ…残された時間で体力回復に専念しておくことだな、勇儀」

俺はそう言って鬼達に突撃する。

 

「らぁっ!」

殴り!

「ぎゃぁっ!?」

蹴り!

「うらぁっ!」

そして吹っ飛ばす! 鬼達を一秒一匹のペースで倒しているがこの光景はロードによって何度も見ている。しかし最初に見た時もデジャヴを感じた。この光景は無双系ゲームに酷似しており、俺はそれを思い出していたからだ。俺が操作キャラで鬼達はモブキャラ、勇儀はボスキャラってところか?

「雑魚は引っ込んでいろ!」

その鬼の腰を掴んでぶん回して投げると鬼達を薙ぎ倒す。これにより大半の鬼達がノックアウト。残っているのは一匹だけだ。

「最後だ!」

そして最後の鬼を勇儀に目掛けて吹っ飛ばすと、勇儀は鬼を受け止めて口角を上げて笑った。

 

「流石だね…噂以上の強さだ」

「わりーな、思ったよりも数が少なかったから1分で終わっちまったぜ。勇儀、体力は大丈夫か?」

「問題ない…それじゃあ始めようか」

「星熊童子、萃香から聞いているぜ。肉体を使った純粋な勝負なら萃香よりも上だってな。俺はいつの日かお前と戦うことを楽しみにしていた」

「おお、そいつは嬉しいね」

「だがそれは過去の物となった…何故だかわかるか? …神奈子も聞いておけ。それは俺の能力による弊害だ」

「能力による弊害…?」

「俺の能力は使いこなせば無敵と化する能力…だが普段その力は使えない。使ったところで全く無意味だからな」

「つまり今のあんたは無敵ってことかい?」

「そういう事だ。なんなら手も足も使わずに倒してやろうか?」

俺が敢えてこのように挑発するのは勇儀の行動パターンを封じる為である事とこの先にある地霊殿のイベントフラグの回収をする為だ。

「いや、その必要もないよ」

珍しく怒らなかったな…この挑発で怒る確率は87.5%を超えていたんだが、今回は12.5%の確率のルートか。その場合、星熊勇儀が三歩必殺を繰り出す確率100%

「一歩!」

無数の弾幕が押し寄せ、俺に襲いかかるが何度もこの技を見てきた俺からしてみれば穴だらけの弾幕だ。

「二歩!」

そしてその穴を埋めるかのように弾幕が押し寄せ、俺の逃げ場をなくし俺を誘導する。

「三歩ぉっ!」

そして勇儀の三歩必殺が完成し、弾幕が俺を襲う…だが残念だったな。俺はすでにその場にはいねえよ。

 

「がっ!?」

俺は某龍球に出てくる殺し屋の如く舌で勇儀の頭を揺らす。これが人間であれば舌が頭を貫いて死んでいるが、勇儀は鬼というだけあり生命力がタフで脳震盪による気絶で済む。…イベントを進める度に人間から人外へと変わっていくのはどうにかならないのだろうか? 多分無理だろうな。そういうシステムだし。

「なっ!?」

「姐さんが、一撃で…!?」

「しかも宣言通り手も足も使わずに勝っちまった…」

「…ウソでしょ」

神奈子と鬼達、そしてパルスィがその結果に唖然とし、目を丸くしていた。確かに第三者からしてみれば地底最強とも呼び声高い勇儀が地上の人間に、それも舐めプで倒されたら驚愕以外の何物でもなく、唖然とするしかねえだろ。しかし実際には無限ループの中で勇儀の行動パターンや攻撃パターンを把握し、脳震盪の起こし方を熟知しているから出来ることだ。セーブ&ロードを何度も使って一番役に立ったと思う瞬間はこの時だよな…

「神奈子、例の心理学のスペシャリストのところまで案内してくれ」

「え、あぁ…わかった」

全員が唖然とする中、俺と神奈子はこの先の地霊殿にいる地底の主の場所へと移動した。

「逃げられたぁぁぁっ!!」

パルスィの叫び声がこだまするが知ったこっちゃない。俺が敢えてあのようなパフォーマンスをしたのはパルスィを引き離す為だ。ああでもしないと金ヅルを見つけた汚ねえ政治家のように離れないからな。そんなパルスィにふさわしい諺がある。「人を呪わば穴二つ」…要するに悪事をすると自分に返ってくるからそれなりに覚悟を決めておけよということだ。類似の四字熟語に因果応報、自業自得。…ちなみにかつての同級生だった究極のバカがこの諺の意味を「女が男二人に強姦される」と覚えていたので、すぐに強制させた…そんな下品な諺はねえよ!

 

何にせよこの異変イベントも折り返し地点だ。ここからが勝負とも言ってもいい。そして俺は地霊殿の扉を開けた。




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同作者が小説家になろうでも投稿してかつ、この作品の元ネタとなっている『大和が師範〜キラーマウンテンと呼ばれた陰陽師〜』をハーメルンの方でも投稿したいと思います!2月1日の6時00分から1日一話ずつ投稿しますのでよろしくお願い致します。なお投稿されたらあらすじにページのURLを載せます


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