流星のロックマン Arrange The Original 2   作:悲傷

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第53話.審判の日

 太陽が随分と高くなってきた。強くなってきた日差しを感じながら、スバルはベッドの上で寝返りをうった。と言っても、パジャマ姿ではなく、もう着替えている。

 

「ウォーロック、今何時?」

「11時半だ」

「そっか……」

「結局、昼寝はできなかったな」

「ウォーロックも?」

「ああ」

 

 スバルは起き上がると、体を縦に伸ばした。気持ちの良い痺れが体を駆け巡っていく。

 昨日、家に帰ってもあかねは何も尋ねなかった。何かあるのだとは分かってはいたようだが、あえて訊かなかったのだろう。あかねの心遣いに感謝しながら、スバルは軽い夕食を取って寝た。精力がつく物を用意してくれたからか、今朝はだいぶ体が軽かった。

 朝起きて最初に行ったのは、ウォーロックが「来てるぜ」と教えてくれた天地からのメールを確認することだった。どうやらニホン時間の真夜中に送られてきたらしい。

 恐る恐ると開き、文面を見て涙を流した。ミソラの手術は無事に終わり、一命をとりとめたと書かれていたからだ。

 直ぐにでも会いに行きたかったが、絶対安静で面会謝絶状態らしい。お礼のメールだけ送り返し、天地との約束通り休むことにした。

 朝食を終えてもう一度寝ようとしたものの、今日の決戦を考えれば無理な話だった。

 体を伸ばしたスバルは腕や足を軽く動かして見せる。万全とは言い難いが、気怠さも無い。ちょっと微妙なところかもしれない。

 

「ねえ、ロック」

「なんだ?」

「ソロも来るかな?」

「ああ、だろうな」

 

 目を閉じれば浮かんでくる。瓦解するウェーブロードと海に消えていくブライの姿が。

 

「あいつがあの程度でくたばるたまかよ」

「そうだね。僕たちだって無事だったんだし」

 

 ロックマンも、そして最も重症だったミソラが無事だったのだ。屈強なブライだけが助からなかったとは考えにくい。

 ムー大陸に固執していた様子からも彼が出てこないということは想像できない。

 

「オリヒメ、エンプティー、ハイド…………ソロ」

 

 これだけの敵を今日一日で相手にすることになるのだろうか。天井を見つめるスバルの目が険しくなる。

 

「ちょっくら準備運動でもするか?」

 

 若干の不安を読み取ったのか、ウォーロックが提案してくる。ちょうどその時、電話が鳴った。

 出ると、天地の顔がブラウズ画面に映った。

 

「天地さん?」

「スバルくん、調子はどうだい?」

「はい、だいぶ元気になりました。約束通り、今まで休んでいましたよ」

「そうか、良かった。ウォーロックも休んでくれたんだね?」

 

 ウォーロックが画面に顔を出した。

 

「まあな。力が余りすぎて、今からちょっくら準備運動に行こうと思っていたところだぜ」

「ハハハ、やっぱり頼もしいな」

 

 そう笑う天地の顔はどこか悲しげだった。

 相手が戦いを挑んでくるのなら、こちらも犠牲を覚悟して戦わなければならない。当然のことだ。そうしなければ何も守れないのだから。だが、子供を送り出すのはやはり悲しいと言うのが天地の気持ちだろう。その子供が尊敬する大吾の息子なのだから、良心が傷つかないわけがない。

 

「スバルくん。今から君にメールを送る。それに添付してあるデータを受け取ってほしい」

「あ、はい」

 

 添付データを開いてみた。一枚のバトルカードだった。マテリアライズしながらそれを手に取る。

 

「天地さん、これは?」

「オーパーツのデータだ」

「え、オーパーツの?」

 

 驚きのあまり、手から零れ落としそうになって、慌てて持ち直した。

 

「と言っても、ほとんど再構築できなかったけれどね。

 僕の研究所で、君がトライブオンしている状態のデータを取っていただろう? あそこからオーパーツのデータを再現できないか試してみたんだ。

 今はアメロッパから研究所に戻ってきていてね。時間ぎりぎりまで粘ってみたんだが……これ以上は無理だったよ。僕にできたのは、膨大なエネルギーを圧縮することぐらいだ。

 これはオーパーツではなく、一回だけ撃てるバトルカードと思ってほしい」

「一回だけ……?」

「データの量が大きいうえに、脆いんだ。すまない、これが僕の限界だった」

「……ううん。ありがとう、天地さん」

 

 トライブオンという切り札を失っていたスバル達にとって、このバトルカードは非常にありがたい武器だった。天地は何もできなかったと言っているが、彼以外の人間ならばこのバトルカードを用意することすらできなかったはずだ。

 

「スバルくん……FM星人達との戦いの時と同じだ。僕が君にできることはもう何もない。君が……君が無事に戻ってきてくれることを信じているよ」

「……もう一度約束します。僕は必ず帰ってきます」

「…………ああ、約束だ!」

「心配すんなよ! 俺様がついてるんだからな!!」

 

 ウォーロックがふんぞり返る。スバルも天地ももう分かっている。これが彼なりの励まし方なのだ。

 

「ああ、君たち二人を信じているよ」

 

 天地との通話はそれで終わりだ。ブラウズ画面を閉じて、スバルはバトルカードを握り締めた。隣ではウォーロックが興味津々と覗き込んでくる。

 

「天地さん……必ず勝とう、ロック!」

「あったりまえだろうが!」

 

 頷き合ったとき、トントンとドアがノックされた。

 

「スバル、誰かいるの?」

 

 すさまじいスピードでウォーロックがスターキャリアーに跳び込んだ。

 

「電話してたんだよ。天地さんと」

 

 嘘はついていない。上ずった声を戻しながらスバルはドアを開けた。

 

「そう? それよりお客さんが来てるわよ」

「え? 誰?」

 

 尋ねると、あかねは柔らかい笑みを浮かべた。

 

「素敵な友達を持ったわね。スバルは」

 

 

「皆、来てくれたんだね」

 

 スバルの部屋は大所帯になっていた。ルナ、ゴン太、キザマロに加えてツカサも来てくれた。

 

「ツカサくんから聞いたわ。ミソラちゃんのこと。バミューダラビリンスで何があったのかは分からないけれど……行くのね?」

「……うん」

 

 ルナの不安を隠しきれない目を見ながらスバルは頷いた。

 

「これもツカサくんから聞いたのですが……オリヒメって凄い科学者だったんですよね。そんな人がムー大陸の技術を手に入れたら……」

 

 どうやら、キザマロは天地と同じ心配をしているらしい。

 

「……なあ、スバル。帰ってくるよな……?」

 

 一番大きな体をしたゴン太の声は一番小さくて、今にも泣きそうなものだった。それに当てられて、皆も不安を隠せなくなったのだろう。顔色が悪くなっていく。

 

「……大丈夫だよね、スバルくん?」

 

 それでもツカサが無理やり笑顔を作ってみせる。

 四人の視線が集まる。

 

 スバルはすぐに答えられなかった。

 四人の不安に触れて、天地から託された気持ちが揺らいでいた。

 トライブオンは失った。天才科学者のオリヒメが手にしているのは想像もつかないムー大陸の科学技術。加えて、敵の戦力にはエンプティーとハイドが残っている。両方とも無視できない戦力だ。

 天地から貰ったバトルカードで何とかなる相手だろうか。一度しか使えないというのに。

 

「ったく、湿っぽいんだよ。お前らは!」

 

 そんな空気を払ってくれるのがウォーロックだった。

 

「この俺様が、あ~んなへぼ大陸になんざ負けるかってんだ! オリヒメのやつをブッ飛ばして、またヒーローになってやるよ! そうだろ、スバル!?」

 

 この相棒は……いつだってそうだ。スバルが初めの一歩を渋ってしまうとき、彼は肩に手を回して一緒に歩いてくれる。だからここまで来れたのだ。

 体に走っていた緊張と不安が溶けていくのを感じながら、スバルは頷いた。

 

「僕は……」

 

 スバルが返答しようとしたときだった。

 外から悲鳴が聞こえたのは。

 

「……え?」

「な、何っ!?」

 

 ルナが声をあげるより早く、ウォーロックが窓に駆け寄った。スバル達も後に続き、外を見る。

 

「何か見える?」

「…………おい、あれ!」

 

 ゴン太が指さしたのは、ここからかろうじて見えるT字路だった。影から男性が飛び出してくる。不格好な姿勢で、今にも前のめりに倒れそうだ。顔は恐怖で歪んでいる。その後からも同じような顔をした人達が、悲鳴を上げながら走ってくる。よほど慌てているのか、中には転倒する人もいた。

 

「何が……」

 

 ルナが呟いたとき、その何かが影から飛び出してきた。青白いそれは家の塀を蹴飛ばし、逃げ惑う人々の頭上を飛び越える。猿のような姿に見覚えがあった。

 

「あれって! ヤエバリゾートにいた!!」

 

 間違いない、五里が連れていた電波体だ。

 

「あ、あれを見て!」

 

 ルナの叫び声で、再びT字路に目をやる。イエティの後に続くようにして、幽霊のような電波体が出てきた。さらにその後ろからは、首長竜と鷹のような電波体。

 

「ド、ドッシー!?」

「村長さんに取りついたやつまで……」

 

 キザマロがアングリと口を開け、ツカサが絶句する。

 

「一体だけじゃねえのかよ……」

 

 ゴン太に言われて気づいた。先程の四体の後ろから、同じ電波体の姿。中にはエランドも混じっている。合計した数は……三十はくだらないだろう。それが町を襲おうとしているのだ。

 

「スバル!」

「電波変換!!」

 

 素早く変身し、ロックマンは窓をすり抜けて飛び出した。

 

「ファイアスラッシュ!」

 

 炎の剣を召喚して、老人に襲い掛かろうとしていたファントムを切り捨てた。続いて近くにいたブラキオ、イエティを切り捨てる。だが手が足りない。一人の女性がコンドルに襲われようとしていることに気づいた。駆け出すものの距離がある。間に合わない。

 手を伸ばそうとしたとき、コンドルが黄色い剣に切り捨てたられた。剣を振るったのは白い電波人間、ジェミニ・スパークWだ。

 

「僕も戦うよ、スバルくん!」

 

 頷き合うと、二人は手当たり次第に電波体たちを斬りつけた。電波人間と電波体の戦闘能力の差は天と地ほどの差がある。苦戦などするわけもなく、あっと言う間に全滅させた。

 

「スバルくん」

 

 もう電波体がいないことを確認しながら、ジェミニ・スパークWが駆け寄ってくる。

 

「これって、もしかしてオリヒメが言っていた……」

「そうだね。時間もちょうど正午ぐらいだし」

 

 あれほどの数の電波体を送り込んできて何をするつもりだったのだろう。浮かんだ疑問は直ぐに解消されることになる。

 

「おい、皆テレビつけてみろ!」

 

 逃げていた人たちの一人が叫んだ。皆がこぞってスターキャリアーからブラウズ画面を開く。

 

「なんだろう?」

 

 スバル達も開いてみる。そこに、一人の女性の姿が映った。化粧で顔を白くした、切れ長い目をした美女だ。

 

『地上に住まう者どもに告ぐ。妾が新・ムー帝国の支配者、オリヒメじゃ』

 

「こいつが……」とウォーロックが呟く。スバルの胸が緊張で大きく脈打った。

 

『先程、一部の地域で余興を行わせてもらった。この映像を見るがよい』

 

 画面が切り替わった。映ったのは夜の大都会だ。街並みからして、おそらくアメロッパの首都だろう。眩しいぐらいのネオンが平和な街並みを照らしている。その一角が急に騒がしくなった。道路のコンクリートが砕け、土埃が舞う。そこから出てきたのはブラキオだった。別の方向からはコンドルが、建物の一角からはイエティが……ムーの電波達たちが現れ、町を襲い始めた。サテラポリスが駆けつけ、応戦を始める。

 

『見よ、この怪物のような者たちは妾の下部……新・ムー帝国の兵士たちじゃ』

 

 サテラポリスたちが苦戦している光景がズームされた。一台の車が爆ぜ、隊員数人が吹き飛ばされる。スバルは目でその後を追ってしまう。画面の端っこでまだ動いていることから、命に別状はないらしい。小さく胸をなでおろした。

 

『これほどの兵士たちを今から世界中に送り込む。それも無限にじゃ!!』

 

 彼女が叫んだの同時だった。ジェミニ・スパークWが声をあげた。

 

「スバルくん! あれ!!」

 

 その方向を見て、スバルは目を見開いた。カミカクシの穴が開き、そこからムーの電波体たちが飛び出してきたのだ。

 ロックマンは力なく首を横に振った。これが無限に……終わりが無い。ロックマンですらこの状況に絶望するのだ。町の人たちにとっては悪夢そのものだった。

 

「また来たぞ!」

「いやああぁぁ!!」

「だ、誰かぁ!!」

 

 再び逃げ出す人達。だがどこに逃げるというのだろう。今目の前で起きていることは、世界中で起きているのだ。

 

『地上に住まう者どもよ、この地獄を生き残って見せよ。これは試練じゃ』

 

 ロックマンの頬がピクリと跳ねた。

 

「試練……?」

『妾が支配する新しい世界に、能力の無いものはいらぬ。有能な物だけが生きればいい。この試練を乗り越えた者を、新・ムー帝国の人間として迎え入れようぞ。

 では、楽しみにしておるぞ』

 

 そこで演説は終わった。画面は真っ暗になる。

 

「……馬鹿げてる……」

 

 ようやく絞り出した言葉はそれだった。

 

「スバルくん……どうしよう?」

「どうしようって言われても……」

 

 あまりにも馬鹿げている。そうとしか言いようのないオリヒメの凶行。ロックマンは現実についていくのが精いっぱいだった。

 

「おい、呆けてる時間なんざ無いみたいだぜ」

 

 左手のウォーロックが顔を持ち上げた。視線の先には、先ほど助けた人たちが襲われていた。ウォーロックの言うとおりだ。無限に涌こうが、戦うしかないのだ。

 反射的に飛び出そうとして、ロックマンは足を止めた。彼らの様子がおかしい。先程まで身を寄せ合うようにしていたのに、今はバラバラだ。「どうしたのか」と思ったとき、一人の男性が女性を突き飛ばした。それも電波体がいる方へ。

 

「なっ!?」

 

 思わず声を上げるロックマン。女性を突き飛ばした男性は、電波体の注意が逸れた隙に、反対方向に向かって一目散に逃げて行った。

 

「お、俺は技術系の難しい資格持ってるんだ! 有能なんだ! 生きる資格があるんだよ!!」

 

 彼なりの言訳だったのだろう。誰が聞いているわけでもないが、泣くように叫びながら町の中へと消えていった。

 彼だけじゃない。他の者たちも同じようなものだった。協力し合うのではなく、互いに相手を踏み台に、囮にしてあちこちへと逃げ出していった。先程突き飛ばされた女性も同じだ。

 

「新・ムー帝国の国民になるのは私よ!!」

 

 他に襲われている人がいるにも関わらず、振り返ることもせずにロックマンとジェミニ・スパークWの近くを駆け抜けていった。その形相は鬼のように歪んでいた。

 

「なん、で……」

「皆、自分のことに必死なんだ……」

 

 ジェミニ・スパークWが肩を落とした。

 有能であることを示すには、他人と比較して優れているところを証明する必要がある。そんな考えが先ほどのような光景を産んでいるのだろう。

 

「皆、この状況とオリヒメの演説に惑わされてるんだ……きっと」

「そんな……世界中がこんな状態だって言……」

 

 その時、スバルはとても大変な事に気づいた。この上なく大切で、真っ先に気づかなくてはならないことだった。

 

「世界中で……」

 

 世界中で人が襲われている。ならば、あの子はどうするだろうか。考えるまでもない。

 

「ツカサくん、戻ってて!!」

 

 飛び出した。ツカサが何か言おうとしていたようだったが、構ってなど居られなかった。ウェーブロードに飛び上がり、遥か上空のスカイウェーブを駆け抜けた。

 

「よく気づいたほうだと思うぜ」

「遅すぎたよ!」

 

 海を越えて国境を跨ぐ。夜の国を突き抜けて、目的の場所にたどり着いた。あの病院の周辺を見渡す。小さい閃光が見えた。飛び降りる。

 

「居た!」

 

 やっぱりそうだ。彼女は戦っていた。無数の電波体たちに囲まれながらも、ハープ・ノートは脇目もふらずに音符弾を撃ち跳ばしている。絶対安静の体で。

 ギターを打ち鳴らして次々と電波体を撃ち落としていくハープ・ノート。だが、後方への注意が散漫だった。ファントムの攻撃を受け、人形のように倒れてしまう。そこに群がる電波体たち。

 

「止めろぉおおお!!」

 

 着地と同時にエレキスラッシュを薙ぎ払った。立ち上る電波粒子の中で、ロックマンはハープ・ノートを抱き起こした。

 

「ミソラちゃん! しっかりしてよ、ミソラちゃん!!」

 

 動かさない方が良いのではないか。頭の隅ではそう考えていもて、腕を止められなかった。ミソラを揺り動かしながら、喉が破れるぐらいの大声で呼びかける。

 

「ミソラちゃん! ミソラちゃん!!」

「…………ん」

 

 ほんの僅かに、ミソラの目が開かれた。

 

「ミソラちゃん……あ……」

「よ……かった」

 

 またミソラの声が聞けた。嬉しくて、ロックマンは涙を浮かべながら首を横に振った。

 

「うん、もう大丈夫だよ。僕が来たから……」

 

 遅れてしまった。そのせいで彼女が怪我をしてしまった。でも、自分が来たから安心してほしい。そう伝えたいのに、口が動いてくれない。

 

「……バ……ん、が……」

「え?」

 

 虫のような声だった。耳を澄ます。

 ハープ・ノートは力なく笑って見せた。

 

「スバルくんが……無事で、良かった……」

 

 ロックマンの手にハープ・ノートの顔がもたれ掛かった。気を失ったのだ。

 

「……ミソラ……ちゃん……」

 

 動けなかった。段々と手が震えてくる。病院を見れば、医師や看護師、患者たちまでもが醜い争いをしている。

 体がバラバラになった気がした。腕は冷たいのに、頭では赤いものが煮えたぎっている。歯が割れそうなほど食いしばっているのに、足はガクガクと震えて動いてくれない。なにより、胸が張り裂けるほど痛い。

 

「なんでだよ……なんで……君は……」

 

 そんな彼のもとに、電波体たちが集まってくる。動かない二人を獲物と定めたらしい。

 

「スバル……」

「……うん」

 

 足を地に打ち付ける。ようやく動くようになった。立ち上がる。ハープ・ノートを抱えたまま。

 

「ミソラちゃん……少しの間、我慢してね?」

 

 電波体たちを睨み付けると、ロックマンは群れ目掛けて駆け出した。獣ような声をあげながら。




オリヒメの言う「有能な人」ってのは戦闘能力の高い人なんですかね?
ここら辺が謎展開すぎて変えたかったのですが、私の実力では無理でした。

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