ほむらの長い午後   作:生パスタ

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02_ほむらの最高の友達の友達

 ほむらは、ポカンと口を開けて、隣に座っている宇宙人をまじまじと見つめる。そこには、何度同じときを繰り返しても、決して変わることのなかったインキュベーターの無感情な紅い瞳があった。

 

「……悪魔? 訳が分からないわ。何かの宗教に入信したの? キュゥべえ、その個体には致命的なバグが発生しているから、早急に処分することをお勧めするわ。何だったら、今この場で私が解体作業を手伝ってあげましょうか?」

 

「心配には及ばないよ。僕が観測した事象は、中枢意識と情報同期して分析済みだ。その結果、“アレ”は確かにこの場に存在していたという結論に達している」

 

 ほむらは、言い知れない不安を感じる。この違和感は何だというのか。彼女は、空になった菓子袋を見つめながら思案に暮れた。そして、絞り出すような声でこう尋ねた。

 

「あなた、いつの間に嘘をつけるようになったの? 嘘をつかないことだけが取り柄のあなたから、その唯一の長所を取り除いたら跡には何も残らないのよ」

 

「僕達は嘘をつけないわけじゃない。大抵の場合、嘘をつかないだけさ、その必要がないからね。もちろん、さっきの話は嘘なんかじゃないよ」

 

(インキュベータージョークというわけでもなさそうね。これが冗談だとしたら、面白いというよりもむしろ、憎悪を感じるのだけど)

 

 本当に、冗談という可能性はないのだろうか。ただし、コイツが仮に“なーんてねっ。冗談に決まってるじゃないか。悪魔なんているわけないだろう? HAHAHA!”などと言い出だしたら、その瞬間にこの畜生は生涯を終えることになるだろうが。

 

「ほむら、君は今でも時間遡行の魔法を使用できるのかい?」

 

 あまりにも唐突な話題変更である。この地球外生命体が何を考えているのかなど、普段からまったく分からないが、今日はいつも以上に理解し難い。ほむらは、ひとしきり考えた後、こう答えた。

 

「前に、少し試したことがあるのだけど、この世界では使えなかったわ」

 

「それは、どうしてなのか見当がつくかい?」

 

「そうね……。私の祈りは“まどかとの出会いをやり直す”こと。まどかのいないこの世界では、当然、過去においても彼女は存在しないわ。出会いをやり直すことはできないということじゃないかしら」

 

「ふうん、君はそんな祈りで魔法少女になったんだね。だから、今は時間遡行ができない。でも、時間停止の魔法は使える。……なるほど、“アレ”はそういうことだったのか」

 

 何やら、一人で納得し始めるキュゥべえ。先程から、会話がかみ合っていないような気がしてならない。置いてけぼりをくらったほむらは、微かな苛立ちを感じながら言った。

 

「なぜ私の魔法について知りたがるの? それを知ったところで、あなたには何の得もないでしょう?」

 

 おしゃべりが過ぎたかもしれない。この宇宙人が、目的のない雑談に興じることなどないのだ。コレがこんな話題を振ってくるのには、何か理由があるはずだ。それが、何なのかが分からないが、まさか、悪魔だとか言っていたことと関係があるのだろうか。

 

(馬鹿げている。女神様が守護するこの宇宙に、悪魔なんているわけがないわ)

 

「得ならあるさ。だいたい、僕達インキュベーターは、基本的に自身に利益となることしか行わないよ。君達人類と違ってね。ほむら、僕達の計画に協力して欲してくれないか。この計画は、君の魔法が必要になる。君は〈まどか〉に会いたいんだろう? もし、計画に協力してくれたら、君は、まどかに会うことができるかもしれないよ」

 

 もし、本当に悪魔がいるとすれば、それは、このインキュベーターなのではないか。“まどかに会える”その甘言に、悪魔の誘惑に、暁美ほむらが逆らえるわけがない。緊張を感じた心臓が早鐘を打ちはじめる。彼女は、懸命に平静を装いながらこう言った。

 

「……まず、その計画について、一切の嘘偽りなくすべてを話しなさい」

 

「そんなに難しい話じゃないよ。君のソウルジェムを解析して、時間遡行の技術を開発する。それによって僕達は、いずれ訪れる宇宙の終焉を逃れて過去へ戻ることが可能となる。それだけのことさ。宇宙全体の利用可能なエネルギーは、エントロピーの増大によって減っていく一方だ。そのために僕達は、魔法少女の感情エネルギーを集積しているわけだけど、でも、結局それでは、終わりの日を先延ばしにするだけで、根本的な解決にならないんだ。この宇宙で十分な時間が経過し、エネルギーがすべて熱エネルギーとなって均等に分布してしまって使い物にならなくなったら、僕達は、蓄えていた感情エネルギーだけで生命活動を維持していかなければならなくなる。そんな文明社会は、何の発展も望めないし長続きしないだろう。そういう訳で、僕達は、終幕の未来から開幕の過去へと回帰する計画を立ち上げたということなんだ」

 

「そう。それで、その計画は見事失敗に終わることになるわけね。仮に、未来でその計画が成功しているのだとしたら、現在のあなた達は、すでに未来から来たインキュベーターと接触して、時間遡行の技術を学んでいるはずよ。そうなってない以上、その馬鹿げた計画が失敗することに疑いの余地はないわ」

 

 そもそも、ソウルジェムを調べて魔法の効果を技術転用するなどという話自体がおかしいのではないか。そんな話は、何度も循環した〈前の世界〉でも聞いたことがない。それとも、自分が気づいていなかっただけで、この宇宙人は、さながら人体実験のように魔法少女のソウルジェムを好き放題にいじり回していたのだろうか。

 ほむらは、ふと、あることに気づく。“――嘘をつけないわけじゃない。――嘘をつかないだけさ”キュゥべえは、そう言っていた。インキュベーターは、嘘をつかない。その大前提があったからこそ、かろうじて、彼らから一方的に利用されずに何とかやり過ごしてこれたのだ。彼女は、戦慄する。キュゥべえの嘘を見抜く術はない。それにもかかわらず、嘘かもしれないと分かっているにもかかわらず――

 

(私は、まどかに会えるのなら、何だってする)

 

 

「疑いの余地は十分にあるよ。ほむら、君が〈前の世界〉で時間遡行を繰り返していたとき、いつもまったく同じ事が起きて、同じ結果になっていたのかい? 違うだろう? つまりはそういうことさ。この時間軸に、未来から僕達がやって来なかったからといって、現在の僕達が過去へ行くことができないという証明にはならない。並行宇宙は無数に存在して、無数の可能性が存在している。宇宙はひとつじゃない。要するに、何事もやってみるまでは分からないということさ」

 

 ほむらは、理解できるようで理解できない話に、フラストレーションが大いに溜まった。彼女自身タイムトラベラーだったわけだが、実際のところ、過去だの未来だのいう話は、ほんのちょっとしたことですぐに矛盾するし、ややこしくて敵わない。彼女は、時間の逆説について考えることを放棄した。そんなことよりも、今は、ほかに確認すべきことがあるのだ。

 

「よく分かったわ。これ以上この話題を続けても、何の意味もないということが。あなた達が滅亡しようが、宇宙が崩壊しようが私にはどうでもいいことなの。私が知りたいのは、“まどかに会うことができるかもしれない”という部分よ。私のソウルジェムをあなた達が調べることと、私がまどかに会えるかもしれないことに何の関係があるのかしら?」

 

 物事に優先順位を設定したほむらは、最も優先順位の高い存在について、最も優先順位の低い存在に尋ねた。

 

「ほむら、君は時間停止という時間操作の魔法を使えるのに、なぜか以前使用できていた時間遡行の魔法は使えなくなっている。それは、君自身が言っていたとおり、この時間軸から〈まどか〉という存在が消失してしまったからだろう。君の魔法は、過去のある時点を基点にして作用していたんじゃないかな。その基点となる瞬間に〈まどか〉が存在しなければ、魔法は対象を失って立ち消えてしまうということだね。でも、もし君の魔法の効果が他の時間軸に及ぶようになったとしたら? 他の時間軸になら〈まどか〉存在するかもしれない。いや、必ず存在するね。なぜなら、並行宇宙は無限に存在するからだ。〈まどか〉は、概念存在となって全ての確率時空から移相してしまったと〈前の世界〉の僕が言ったらしいけど、無限の可能性が考えられる以上、〈まどか〉が何らかの理由で現し世に顕現している可能性を完全には否定できない。つまり、〈円環の理〉が実体化している瞬間を、目標地点として探り当てることができれば、君は、晴れて女神様とご対面というわけさ。……もしかしたら、君は、運がいいのかもしれないね。つい先程、考えようによっては親切な存在から、ソウルジェムの魔力係数を増幅させる技術を貰い受けたんだ。これで君の魔力をかさ増しすれば、別の時間軸への転移が可能となる。ソウルジェムを解析させてくれることに対する、ほんのささやかなお礼だよ」

 

 キュゥべえが、長ったらしくて、疑わしいことこの上ないストーリーを展開する。ぶっちゃけると、話の半分も分からない。しかし、そんなことはほむらに関係がない。彼らが間違っていようがいまいが、嘘をついていようがいまいが、やるべきことは決まっている。迷う必要などない。そうだ、“何事もやってみるまでは分からない”のだから。彼女は、意を決した。

 

「その胡散臭い計画に協力するわ。さっさと私のソウルジェムを魔改造してステータスをカンストさせなさい」

 

「協力してくれるのかい。それはありがたいね。でも少し待って欲しい。多分、もうそろそろ――」

 

 ――突然、室内に呼び鈴の甲高い音が鳴り響いた。

 本日、2度目の来客である。チャイムを耳にした瞬間、ほむらは、迷いなく魔法少女に変身して時間を停止させる。世界が凍りついた。

 

(魔法少女の住む家に悪戯を仕掛けたのが運の尽きよ。取り押さえて、親に突き出してやるわ)

 

 呼び鈴が鳴ることを、素直に来客だと受け取ることのできないかわいそうなほむらは、どうせ、また近所のジャリのピンポンダッシュだろうと決め付けた。彼女は、玄関まで僅か0秒で辿り着くと、魔法を解除しながら、ドアを来訪者に激突させんばかりに勢いよく開け放った。

 

「あっ! っと、……あ、暁美さん、こんにちわ。すごくドアを開けるのが早いのね」

 

「……ハハーン。さては、あたし達が来るのが待ち遠しくて、玄関で待ち構えてたんでしょ?」

 

「へぇ……、そうなのか。あんたも意外とかわいいトコがあるじゃん」

 

 扉の向こうには、見覚えのある3人の少女が立っていた。

 急に開かれたドアを仰け反るようにして避けた巴マミが、驚きの表情を浮かべてながら、そして、美樹さやかと佐倉杏子は、嘲るような笑みを浮かべながら、ほむらに目を向けている。どういうわけか、見滝原市に居を構える魔法少女4人が集結したのだった。

 ほむらは、しばし沈思黙考する。なぜ、彼女らは、呼んでもないのにやって来たのか。今までに、コイツらがアポなしで勝手に我が家にやってきたことなどない。考えても答えが出そうにないので、ほむらは、疑問をそのまま口にすることにした。

 

「あなた達、何で来たの? 呼んだ覚えがないのだけど」

 

「ハァ? アンタが、夕飯を奢ってくれるっていうから来てやったのに。今更、はい嘘でしたは通用しねぇぞ」

 

 杏子が、恫喝するかのような口調で言いながら、ほむらを睨み付ける。杏子の怒気を軽く受け流したほむらは、物言いたげにマミの方へ視線を向けた。

 

「私は、一緒に夕飯を作りたいと言われたわ。念話だったから、暁美さんの波長だとすぐに分かったのだけど……。 人違いだったのかしら?」

 

「うーん……。あたしは、恭介のことで話したいことがあるとか言われたんだけど、確かに面と向かって言われたわけじゃないなぁ。でも、あの傲慢な態度で腹黒さが滲み出ている念話は、絶対にあんただった。間違いないよ」

 

 適格だ。彼女達をおびき寄せる誘い文句としてはこれ以上ないくらいに。しかし、どこのどなたがわざわざ人様の声真似までして、このような手の込んだ悪戯をするのだろう。ほむらは、とりあえず、現状で最も疑わしい存在の弁解を聞いてみることにした。

 

『犯人はあなたね』

 

『いきなりだね。やれやれ、君には疑われてばかりいる。よほど僕達のことが信用できないのかい? それは濡れ衣だよ、マミ達を呼んだのは僕じゃない。もっとも、彼女達が来ることは知っていたけどね。ほむら、件の計画には彼女達の協力も必要なんだ。とりあえず中に入ってもらおうじゃないか』

 

 キュゥべえは潔白らしい。すると、ほむらは、いたいけな小動物に無実の罪を着せようとしていたことになる。だが、そのことについては特に反省しなかった。犯人は宇宙人ではない、それはいいだろう。しかし、マミ達が来ることを知っていたというのはどういうことか。

 ほむらは、すさまじい疲労を感じ始めていた。

 

『何だか、今日はおかしなことばかり起きているような気がするわ』

 

『まったく同感だね』

 

 インキュベーターが言うからには、今日は本当におかしな日なのだろう。ともあれ、3秒でキュゥべえとの念話を終了させたほむらは、マミ達に向かって言った。

 

「あなた達、こんな場所で騒いでいたら近所迷惑になるわ。中に入りなさい」

 

 そう言われて、少女達は、ほむらの態度を不審に思いながらも、ミステリアスな魔法少女の部屋の中へ入ることにしたのだった。

 

「あら、キュゥべえ、見掛けないと思ったらここにいたのね」

 

 リビングに通されたマミが、大きなソファーの上で猫のように丸くなっている白い小動物に、少し驚いたような口調で声を掛けた。

 

「やあ、こんにちわ。マミ、杏子、それにさやか」

 

 律儀で無感情な挨拶をするキュゥべえ。杏子とさやかは、それに対して挨拶を返すこともなく、神秘のヴェールに包まれていた暁美ほむらのプレイベート空間を無遠慮に見回している。

 

「うわぁ……、ソファーとテーブルしか置いてないし。殺風景な部屋だね。まあ、ぬいぐるみとかが置いてあるよりかは、ほむらっぽいのかな」

 

「なあ、メシの準備はいつ頃始めるつもりなんだ? 手伝ってやってもいいぞ」

 

 3人の内の2人が好き勝手なことを言い始める。というか、ほむらは、彼女達に何か用事があるわけではないのだ。今から何をすればいいのか。仲良くガールズトークを始めればいいのか。それとも、杏子の言うとおり、皆で一緒に夕飯でも作って魔法少女仲間の親睦会を開催すればいいのだろうか。急な来客に対してどのように振舞えばいいのか、その経験が圧倒的に不足しているほむらは、内心、滅茶苦茶焦り始めた。

 

(やばいわ。これは、……やばいわ)

 

「皆、とりあえず座ったらどうだい? それと、実は君達に用があるのは僕の方なんだ。ちょっと、僕の母星まで来て、ある計画を手伝ってくれないか?」

 

 家主を差し置いて、キュゥべえが場を仕切り始める。ほむらは、正直、助かったと思った。

 

「え……? 母星? 計画? よく分からないわ。キュゥべえ、何のことなの?」

 

 マミが、キョトンとしながら尋ねた。

 本当によく分からない。地球外生命体の生まれた星に行くなんて初耳もいいところだ。来たばかりのマミ達にとっては、寝耳に水に違いない。

 

「計画というのは、ほむらの魔法を解析して、その時間遡行の技術を得ることと、ほむらの魔力係数を増幅させることなんだ。そのためには君達の協力が必要になる。ソウルジェムを分析するには僕達の星の施設を使用しなければならないから、君達も一緒に来てほしいんだ」

 

「は? アンタ宇宙人だったのかよ。つーかさ、全然意味が分かんねぇぞ。“じかんそこう”ってなんだよ? “まりょくけいすう”ってなんだよ?」

 

 杏子の疑問はもっともだ。ごく普通に晩御飯を食べに来ただけのに、こんな突拍子もない話を聞かされてすぐに理解できるわけがない。

 ほむらは、恐ろしくうんざりしながら、自分が時間遡行の魔法を以前は使えていたことと、インキュベーターによる“宇宙のエネルギーをどうにかしよう計画”について、大まかに話すことにしたのだった。

 

「キュゥべえが宇宙人だったなんて……。マスコット的な何かではなかったのね……」

 

 ほむらの話を聞き終わったマミの第一声がそれだった。どうでもいい部分に喰いついてきたな、とほむらは思った。

 

「ほむら、あんたこれ以上強くなってどうするの? 今でも殆ど反則級の強さなのに」

 

「過去に戻れる……。いや、もう終わったことだな」

 

 この場にいる魔法少女の中において、最弱の名を欲しいままにするさやかが、若干羨ましげな口調で言う。対して、杏子は、何事かを自問自答しているようだった。

 

「協力してくれるかい?」

 

 キュゥべえが少女達に返答を促した。

 

「うーん……、なんていうか、よく考えたら宇宙人が住んでいる違う星に行くって凄いことだよね。もしかしなくても、人類初の快挙というやつじゃないの?」

 

「そうね……。キュゥべえの星には、やっぱり、たくさんキュゥべえ達がいて、社会生活を営んでいるのかしら。そう考えると何だか不思議ね」

 

「あたしは、宇宙に行けるっていうのが結構楽しみだな。無重力とかいう奴で体が空中に浮かぶんだろ? どんな感じなんだろうな」

 

「あー! それもあったね! 宇宙船の中の映像をテレビで見たとき、すごく面白そうだったなぁ!」

 

 少女達は、宇宙遊泳をしてみたい、地球が本当に青いのか見てみたい、途中で月に寄り道して欲しいなどと楽しげに言い始めた。彼女達の熱にあてられたのか、ほむらも何だか少し宇宙旅行が楽しみなってきた。そうだ、確か、大昔に小学生だったころ、宇宙で縄跳びをすれば十重跳びでも百重跳びでもできるのだろうかと空想したことがあった。今こそ、その真偽を確かめるべきときなのではないか。

 そんな彼女達に向かって、キュゥべえがこう言い放った。

 

「それじゃあ、まずは現在の体を破棄して欲しい。今の脆弱な肉体構造のままでは、僕達の星の重力に耐え切れずに潰れたトマトになってしまうからね。でも、心配は要らないよ。君達の固有波長に適合した特別性のボディーを用意するからね」

 

 少女達の浮かれた気持ちは、跡形もなく消し飛んだ。


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