マサラ人だけどスーパーマサラ人ではないはず   作:若葉ノ茶

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消えていた感情。溢れる思い―――――――。


第二百七十一話~夢に向かって進むのは~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒナの怪我が治ったといっても、肩の方には火傷の跡がうっすらと残る。それを治すには強い癒しの力があるポケモンに行ってもらいたいものだが、ルカリオやシェイミは怪我を治すことはできてもその火傷の跡を治すことはできない。

でもヒナは大丈夫だと笑った。この火傷は自分が弱かった時の証拠であり、忘れてはならない証でもあるのだからと――――――。

 

それを聞いてルカリオやシェイミが号泣したのは仕方ないことだろうとヒカリは思った。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

「着いたァ!!ヤマブキシティ!!」

『ポッチャァ!!』

 

 

『ヤマブキコンテスト…午後から開催みたいだけど受け付けは大丈夫なの?』

「大丈夫だいじょーぶ!さっき済ませてきましたから!!」

『ポチャ!』

「コンテスト…私、初めて見る…」

『…ん?どうしたヒナ。浮かない顔をしているが…』

「ううん…ここに、リザードンとピチューもいたらいいなって…そう思っちゃって…」

『…そう…か…』

「だ、大丈夫よヒナちゃん!今度は一緒に見に来ればいいんだからね!」

『ポッチャ!』

『ミィ…今のうちにリザードンとピチューに自慢できるようにたっぷり見ておけばいいんでしゅよ!』

『いやシェイミ…それはそれでどうなの…』

「はは…とにかく、先に進もうか。私たちが立ち止まっていると周りの人たちが迷惑になるよ」

「えっ!?わわッ!!ごめんなさい!!!」

『ポチャァァア!』

 

 

町中のど真ん中で訝しげに―――いや、興味津々といったような感情を含む視線をたくさんの人たちがこちらへ向いたため、ヒカリは慌てて謝りながらも道の端へ移動する。その行動にヒナたちもついていき、道の端へ行ってから歩み始めた。

周りに見られていたのは人の言葉を喋るルカリオやシェイミがいたからなのだが、もはや当たり前のように一緒にいるからこそ気づかない。ついでにアーロンやギラティナの服もかなり派手でヤマブキシティで見ることのないものだからという理由もあったりする。

でも、その視線から逃げるかのように移動を開始したため、いくらかは和らいだが、しばらくは注目の的になるかもしれないなとアーロンは苦笑しつつも、ヒカリ達の後ろをついて歩く。

 

 

「さて!ヒナちゃんの怪我が治ったお祝いにショッピングでもしよっか!」

『ポチャ!』

「え、でも…ヒカリさんコンテストの練習があるんじゃ…」

「それなら大丈夫!だからほら、行こう!ヒナちゃん!!」

『ポチャァ!』

 

『ヒカリちゃん!あんまり走っちゃヒナちゃんが転んじゃうよ!』

『待てヒカリ!そっちはショッピングモールなんてないぞ!こっちだ!』

『いつの間に調べたんでしゅか!?』

「こっちか…チョコレートもありそうだな」

『あーあーすっかりチョコ中毒になっッッグハッ!!』

「言いたいことはそれだけかい?」

『ギラティナも少しは学習したらどうなんだ…』

『い、言わないでよそれだけは……』

 

 

雑談を交えながらも歩いていった一行が入ったのはヤマブキシティでコンテストの大会が開かれるために一時的に開催されているお祭りのようなショッピングモール。

建物もコンテストにあわせて作られたのか、お店が屋台のような感じで開かれており、ヒカリ達はその雰囲気を楽しんでいく。

 

 

 

 

「……一緒に来たかったな」

 

 

 

 

ただ一人。ヒナだけは浮かない顔をするときがあったが、ヒカリ達に気を使わせては駄目だと考えてすぐに買い物に集中する。

 

お店にはコンテストで使われていそうな衣装がならんでいたり、進化の石が売られていたり…はたまた様々なアクセサリーがミニゲームの商品として売られているものもあった。

もちろん食品を取り扱うお店もあって、クレープ屋やアイス屋…はたまたレストラン風のお店等もある。

ヒカリ達はヒナをつれていろんなお店に入り、楽しんでいった。リザードンやピチューの人形を見て悲しい気持ちが溢れそうになるときもあったが、ヒナはヒカリ達についていき、いろんなことをした。

ヒナがヒカリ達と遊んだというよりは、リザードン達にいろんな話ができるように必死に思い出を作っているようだとルカリオは感じていたが、口には出さない。

 

きらびやかなショッピングモールにヒナが眩しげな表情で見つめるなか…ヒカリがまず先に【それ】に気づいた。

 

 

 

 

 

「…ってあれ?ギラティナはどこにいったのよ?」

『ポチャァ?』

『ミィ…あの馬鹿ならあっちで盛り上がってるでしゅよ』

『あいつ…』

「…なんだか楽しそうだね?」

「ヒナ、あれは真似してはいけない例だよ。私はティナを連れ戻しにいくから、先に行っていてくれ。もうすぐコンテストの時間だろう?」

「え!?うわっやばい…早くいかなきゃ!!」

『ポチャポチャ!!』

 

 

ギラティナがレストラン風のお店でいろんな女性に囲まれて楽しげに食事しながら話をしている。その姿はまるで初対面で会った時の懐かしい雰囲気があるなとヒナは思った。

ヒナがアーロン達と旅を初めてから、ギラティナはずっとヒナのことを心配していた。アーロンが行う行動に危険はないかルカリオ並に何度も聞いて、まるで兄や兄のポケモン…はたまたヒナを大切に思っている伝説達のように過保護だなとギラティナの印象を良い方向に変えていたのだ。でも、今の様子は女性が大好きなタケシ以上に浮かれているように見え、駄目な印象しか抱かなくなってしまう。

 

そのギャップにヒナは苦笑し、ヒカリ達はまたかと頭を抱えた。アーロンは冷たい目線でギラティナを見据え、ヒカリに今の時間を言って忠告してから歩き出す。その後ろ姿に思わずギラティナに同情したのはヒナだけじゃなかったはずだ。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

【さあさあ始まりましたヤマブキシティコンテスト大会ィ!!】

 

 

 

 

司会の声に観客達が雄叫びをあげる。建物が揺れるかもと思わせるぐらいの音量に驚いたヒナは思わず耳を塞いでから正面にあるステージを見た。ルカリオがヒナの様子を見て苦笑し、耳を塞いでいたヒナの両手を掴んで大丈夫だと言う。その言葉に頷いたヒナはすぐにコンテストに夢中になった。

 

―――――ついでにいうとギラティナとアーロンはコンテストが始まっても現れることはなく、ヒナが大丈夫なのかとさりげなく聞いたら、隣に座るルカリオとヒナの膝に乗るシェイミから大丈夫との言葉を受け取ったため、今現在もそのまま放置している。

 

ヒナはコンテストが始まる前まではギラティナの事を心配していたが、始まってからはコンテストに夢中になっていった。

 

一人一人のコーディネーターがポケモンを出して魅力を競う大会を見て、ヒナの心に突き刺さるような熱い衝撃を与えた。鼓動が聞こえるかのような、熱い感覚。コンテストのせいかと思ったけれど、なにかが違うとヒナの本能が叫ぶような、力強い感覚。

ポケモンが技を出せば、会場が盛り上がる。ポケモンの声と、技とが―――会場に響き渡る。

 

先ほど見たショッピングモールとは比べられないほどの、目映い輝き。星空のように、会場の周りがキラキラと輝くポケモン達の技の数々。

 

【続きましては、シンオウ地方出身のヒカリ選手だァァ!!】

 

ヒカリがマグマラシを出して、炎の技を繰り出す。熱く燃えるそれは、まるでヒナにとってのリザードンの炎に少しだけ似ていて…思わず拳を握りしめた。

でも、そう思ったのは一瞬だった。炎が竜のように動き、まるで意思をもっているように感じさせる。そしてその動きは、マグマラシに注目を集めるかのようにぐるぐると周り、星のようにキラキラと消えていった。

 

マグマラシが放った見たことのないコンテストの技と、その魅力に会場内で一番の歓声が湧く。その声を聞きながらも、ヒナはヒカリをじっと見つめていた。

まるでヒカリ自身が太陽のようだと感じるかのように、眩しげに…。

 

 

 

「…ねぇ、ルカリオ」

『どうした?』

「ピチューも、やっぱりコンテストに出たいのかな…?」

『…さぁな。直接聞いてみたらどうだ?』

「うん、そうするよ…」

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

ゴーストタイプのポケモンが活動し出すであろう深夜の時間帯。

ポケモンセンターの一室で、ヒナは寝ることができないでいた。ヒナはちゃんとその理由を分かっていたのだ。

 

 

 

 

 

 

(私には…夢がない)

 

 

 

ヒナにとって、ヒカリのようにトップコーディネーターになるという夢も、兄のサトシのようにポケモンマスターになるという夢がない。以前シゲルから話をしたときに夢について考えたことがあったが、そのときはいつか見つかるかもという曖昧な答えしかなかった。なにかできないかなという、曖昧な答えしか…。

だが、今の心境だとそれは無理かもしれないという焦りがあったのだ。何もできない自分が嫌になる。

 

ヒカリのような眩しい夢をもつものを…あの大会を見てしまっては、もう無理だった。

 

 

 

(ヒビキにも、ちゃんと夢がある…なのに、私には何もない)

 

 

 

マサラタウンで衝突したあとにヒビキは夢があると語った。ジョウト地方でシルバーに会った時、彼は夢について何も語らなかったが、何か目標のようなものをもっていると感じた。

 

 

強さを求めているのは、リザードン達を守りたいから…でもその先は?

 

 

 

私の叶えたい夢はなに?

 

 

 

 

(駄目…眠れないし気分悪い…風にでも当たろうかな)

 

 

 

ヒナは重たい身体を起こして立ち上がり、眠っているヒカリを起こさないように静かに部屋からでて…そしてポケモンセンターから抜け出した。

 

 

風に当たりたいというのはちょっとした言い訳にすぎないとヒナは分かっていた。このままではいけないことも分かっていたのだ。

 

 

(私…強くならないといけないのに…)

 

 

ヒナは自身の弱さを恥じた。夢がないということの不安と、リザードン達に会いたいという寂しさが溢れでてしまい、こんなにも感情が揺れてしまっているのだとこぼれ落ちる涙を拭い、頬を強く叩く。

 

 

 

 

 

 

――――後ろから、気配がした。

 

 

 

「っ誰?」

『ッッ!ゴォォゥ!!?』

 

「え?…ゴース?」

 

 

後ろに何がいると感じとり、すぐに後ろを振り返ったら、まさに今から驚かしますという感じでゴースが固まっていた。

その姿を見て、一瞬呆然とするヒナだったが、その奇妙な表情で固まるゴースに笑ってしまった。ゴースは笑ったヒナを見てすぐに我に返り、同じく笑う。

 

 

『ゴォォォスッ!』

「え、何?私に来てほしいの?」

『ゴォォォ!!』

 

 

ゴースがヒナにこちらに来いと笑いながら示したため、悪気はないゴースであり、おそらくさっきのも笑わせようとしてやったことなのだと分かってヒナは素直にゴースのあとをついていく。

 

 

――――――ついていった先はヒナが来たことない森のなか。ヤマブキシティから出てしまったけれど、後でまた戻れば大丈夫かと考えてヒナは先に進むゴースのあとを歩く。

 

 

そしてたどり着いた先は広い草原だった。

 

 

「凄い…!」

 

 

 

草原にはたくさんのポケモン達がいた。ポケモン達はそれぞれ笑いあい、そして躍りあう。

まるで、マサラタウンでヨルノズクに会うために来た時の光景のようだと思った。

 

みずタイプのポケモン達がそれぞれ水を噴水のように放ち、ひこうタイプがその水を浴びてキラキラと光りながら飛んでいる。くさタイプのポケモンが、それぞれ躍りながら中心に向かって目映い光を集めていく。ゴーストタイプのポケモン達が笑い、むしポケモンが音を奏でるかのように鳴き声をあげていく。

それを見たヒナはコンテストを見た時のように凄いと思った。そして同時に、ポケモン達が幸せそうに笑いながら楽しんでいるなとも思ったのだ。コンテストで見たポケモン達は、ヒカリのマグマラシ以外は皆緊張しているように見えたから…今の光景はとても自然で美しいと心から感じとった。

 

『ゴォォォス!!』

「え!?あそこに行っていいの!?…でも邪魔になるんじゃ…」

『ゴォォォ!!』

「うぅ…分かった」

 

 

 

ゴースによって連れてこられたポケモン達がたくさんいる広場。ここにいるのは野生のポケモンだけだから、人間の自分がいるのは場違いだと思ったのに彼らは歓迎してくれた。楽しそうにこっちへおいでと誘ってくれて…気づけばヒナはポケモン達の中心にいて、笑っていたのだった。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

楽しく笑いあった後、ヒナはポケモン達と別れてポケモンセンターへ戻ってきた。

深夜の時間帯だから誰もいないと思ったら、何故かポケモンセンターの入り口にヒカリとポッチャマがいてヒナは驚く。

 

 

「…こんな時間まで外にいたら危ないでしょう!ベットにいないから心配したのよ!」

『ポチャポチャ!!』

「ご、ごめんなさい…」

 

 

ヒカリとポッチャマは怒っていたが、それはヒナが心配だからこその怒りだということを理解した。だからこそヒナは迷惑をかけたと後悔したのだ。…でもヒカリは優しい笑みを浮かべてヒナの頭を撫でる。ポッチャマもヒカリと同じような表情を浮かべていた。

 

 

「…ヒナちゃん。一人で背負い込んだら駄目よ」

『ポチャ!』

「ヒカリさん…ポッチャマ……」

 

 

その言葉は、前にアーロンに言われた一人では何もできないという声を思い出すような感じに似ていた。優しく頭を撫でる感触に、ヒナはゴースに会う前まで考えていたことを話す。

 

 

「ヒカリさんは、私くらいの年齢ではもう夢を持っていましたか?」

「え、夢?」

『ポチャァ?』

「はい。トップコーディネーターとしての夢です」

 

 

夢を持つのが当たり前のように、皆がどんどん先へ進む。それに置いていかれたような感覚があったヒナはヒカリに質問したのだ。もうこの頃には夢を持っていたのかを…。

 

ヒカリはその質問を聞いて小さく微笑み、答えた。

 

 

「そうね…わたしはママがコーディネーターだったからっていう影響もあったし…いつの間にか夢がトップコーディネーターになってたなぁ」

『…ポチャポチャ』

 

「そう…ですか…」

 

「焦らなくていいのよ」

『ポチャ!』

「え?」

 

ヒナがヒカリの答えを聞いて顔をうつむかせたのを見て、ヒカリは言った。それが当然かのように、言ったのだ。

 

 

「だいじょーぶ!夢なんて、いつ見つかるのか分からないものよ。私はそれを見つけるのが早かっただけ…ヒナちゃんもいつか見つけられるわよ。叶えたい夢ってものをね!!」

『ポッチャァ!!』

 

 

ヒカリの言葉は、ヒナを慰めるために言ったのかもしれない。本当にそうだと信じて、言ったのかもしれない。

 

 

 

 

それでも、ヒナにとっては救いだった。

 

 

 

 

 

 

「…私、ポケモン達が幸せになれるような…そんな夢を見つけてみたい…リザードン達と一緒に」

 

 

 

「そっか…じゃあその夢を探してみよう!」

『ポチャァ!』

「…はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――まだ分からないヒナの夢は、少しだけ形になる。

 

 

 

 

 

 








ふと目覚めると、隣りのベットで寝ているはずのヒナがいない。他の部屋ではアーロンやギラティナもいるはずだが、鍵がかかっているところを見るとそっちには行っていないと分かる。だからこそ、ヒナがポケモンセンターから抜け出したと分かったヒカリとポッチャマは、彼女を探していた。

いろんな場所を探し歩き…そして見つけたのは、幻想のような光景だった。


ヒナがいることに安堵するのと同時に、とても不思議で綺麗な光景を見ることができたのだ。


「凄い…あれが、ヒナちゃんの才能…!」
『ポッチャァ!』



野生のポケモン達が笑いあい、遊んでいる。その中心にいたヒナに、ヒカリは驚愕するのと同時にアーロンの言った言葉を思い出していた。





普通の野生のポケモンは、あんな風に人に馴染まない。




野生のポケモンが警戒せずに人間に寄り添いあうことなんてできない。



サトシはそれがまるで当たり前のようによく行っていた。ヒナも、それが簡単にできる。



「ヒナちゃんは、サトシみたいね…」
『ポッチャ…』


ヒカリとポッチャマは、ヒナを遠くにいるサトシのようだと感じていた。サトシはどちらかと言うとポケモンに懐かれやすいというよりはその強さから怯えられやすいときがあったような気がするが……。でもやはり、似た物兄妹なのだろうとヒカリ達は思う。


つまり、サトシとヒナの才能に違いはあれど、通常の人間とは違った大物になるのは間違いないと、ヒカリ達は本能で感じとったのだ。



『ッッ――――――――』



「っ!…帰りましょうポッチャマ」
『…ポチャ』



野生のポケモンがこちらを見て警戒したことに気づいた。こちらを睨みつけ、鋭い爪や牙を見せつけているポケモンがいることにヒカリ達も警戒し、このままここにいたら攻撃されるとわかり、ヒカリはポケモンセンターの入り口前でヒナを待つことに決める。



「ヒナちゃんのような才能が…私も欲しかったなぁ…」
『ポッチャァ?』



ヒナの才能があればいろんなことが可能になるだろうという考えと欲望…そして嫉妬がヒカリの心の内で湧き起きたため、ヒカリはすぐに首を横に降って今の感情を消した。ヒナちゃんは庇護すべき対象だとわかっているし、妹のように大切なのも感じているのだから―――――。





「ヒナちゃんが前に進むように…応援しようねポッチャマ」
『ポッチャ!!』




ヒカリとポッチャマは笑いあい、ヒナのことを待ち続けたのだった。








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