マサラ人だけどスーパーマサラ人ではないはず   作:若葉ノ茶

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新しく出会ったコテツはかなり騒がしい。





第百三十二話~妹は兄以外のジム戦を見た~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあねサトシ!またどこかで会いましょう!」

『ポチャポチャマァァ!!!』

『ルカリオ!また会ったらポフィン作るでしゅよ!!!』

 

「おう!じゃあなヒカリ!」

『ピカピカァ!!』

『ミジュミッジュゥゥウ!!!』

『シェイミ…お前はまたそれか…また会うことがあったらな。その時に作ってやる』

「ははは……じゃあまたねヒカリさん!ミクリカップ頑張ってね!」

『カゲカゲ!』

『ピチュピチュ!』

「また会いましょう!コンテスト頑張ってね!応援してるわよ!」

『キバキバァ!』

「じゃあまたどこかで会おう!!」

『ロメロメ!!』

 

 

 

 

「うぉぉおおおおおおお遅かったかァァァァア!!!!????」

『ウォォゥ!?』

 

 

 

「…ん?コテツ?」

『ピィカ?』

「ありゃ…」

『カゲェ…』

『ピチュゥ…』

『ロメ?』

 

 

こんにちは妹のヒナです。ヒカリさんとポッチャマ、そしてシェイミがジョウト地方で開かれるミクリカップに行くため、飛行艇に乗って私たちと別れることになりました。兄はヒカリさんとバトルせずにそのまま一日を過ごし、飛行艇まで見送った。

…その間にも反転世界からギラティナがヒカリさん達のもとへ現れなかったけど…まあ何も問題が起きなかったから良かったと考えておいた方がいいかなと思ってます。もしかしたらジョウト地方に行ったヒカリさん達の後を追ってギラティナが行くかもしれないけどその時は頑張れヒカリさん。

…そしてその後私たちはジョウト地方でイッシュリーグが開かれると勘違いしていたコテツが飛行艇に乗り込もうとして私たちと再会し、まだイッシュリーグは開かれてないということや、開催地はまだ決まってないということを説明した。そういう所もせっかちそうだなと思う…もしかしたらシンオウ地方にいるというジュンに似ているかもしれない…。そしてコテツはまたも勘違いしてバッチを7個しか集めておらず、慌てて8個めのバッチを手に入れるためにジム戦に挑むようで、今までの行動からちゃんとジムバッチをゲットできるか心配になった兄たちが一緒に行くことになりました。…まあここもちょっとだけ違うとこもあったけど原作通りの展開だなぁと私は思いながら見ていたけどね。

 

 

――――――――結果を言うと、兄たちの心配は的中していた。

コテツにすぐ目を離すとどこかへ行こうとしていて、それに気づいたルカリオがどこかへ行こうとするコテツとリオルを止めて兄たちのもとへ戻すという作業が何回かあったからだ。もちろんコテツを止めようとしたのはルカリオだけじゃなく兄やアイリス、デントだったりする。私も気づいて兄やルカリオにすぐに伝えて止めてもらったりした…けれどこれで大丈夫なのかなとちょっとだけ思ってしまった。原作だと確かコテツと≪サトシ≫はアイリスたちから離れて迷子になってしまうのだ。そしてそこでセイガイハジムのジムリーダーと出会うんだけれど…まあ、兄たちなら平気…かな。何かあったらその時に考えよう。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

結果としては普通にセイガイハシティに到着し、普通にジム戦に挑むことができるみたいです。兄たちはコテツが無事ジム戦に挑むことができると安心し、観戦することになった。…でもコテツはそこでもまたやらかしてしまっていた。リオルを出そうとしたのだろうけれど、当のリオルは私たちの近くで立っていて、バトルできる位置にはいない。それにバトルフィールドはもう行けないようになってしまっていて、このままだとヤバいと焦るコテツに私たちも焦ってしまう。けれど何とか最初にナットレイを出して、10まんボルトでブルンゲルに勝つことができたけれど、その時に特性であるのろわれボディを受けてしまい、切り札だった10まんボルトができなくなってしまって次にマンタインで倒されてしまう。

原作では大丈夫だったけれど…と心配している私と、絶対にジムバッチゲットしてほしいと願う兄たちの応援を聞いて頷くコテツがよく考えて出したポケモンがダイケンキだった。

 

「へぇダイケンキか…よしミジュマル出てこい!」

『ミッジュゥ!』

「一緒にダイケンキの戦いを見て応援しようぜ。イッシュリーグでももしかしたら戦うことになるかもしれないからな!」

『ピィカ!』

『ミジュミッジュ!!』

 

「頑張んなさいよコテツ!バッチゲットしてイッシュリーグに進むためにも!」

『キバキバ!』

「頑張れ!!」

『カゲカゲェ!』

『ピチュピチュ!』

『ロメッタ!』

『…ウォウ…』

『大丈夫だ。お前の主を信じていろ』

『バゥウ!!』

 

 

 

――――皆が皆、いろんな声援を送って…そしてダイケンキが海のフィールドを利用して素早く動き、マンタインを倒すことができて、無事にバッチをゲットすることができた。

 

 

その後別れることになったのだけれど、コテツはまたイッシュリーグで会おうと言って兄と約束していた。せっかちそうな性格がちょっとだけ心配だけれど、でもコテツなら無事にイッシュリーグに行けるだろうと思う。

 

 

イッシュリーグはまだ開かれていないし、開催地も決定してはいないけれど、いろいろと大変なことになりそうだなと思った。

 

 

 

 




妹の心境。
 イッシュリーグもそうだけど……ちょっとした原作崩壊が気になるなぁ…。




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