龍球の軌跡   作:みやーびんぐ

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第6話

夕方・・・。

 

トールズ士官学院 グラウンドでラウラと悟空二人だけがいた。

先ほど、ラウラが悟空に決闘を申し込んでいて悟空が飯を食った後

ラウラが悟空に声を掛けて今グラウンドにいる。

ラウラと悟空は対面して見つめ合いながら話していた。

 

「すまないな。私の都合に付き合ってもらって。」

 

「いいってよ。オラは全然大丈夫だぁ。暇だったしな。」

 

 悟空が言ってラウラが苦笑した。

 

「そうか。ではそろそろ始めようか。」

と言いラウラは剣を構え始めた。

同じく悟空も構え始めて

 

「そなたには、かなわないが私は全力でそなたにぶつけていくつもりだ。」

 

「ああ。かかってこい。」

 

「では、いくとする。」

 

言った瞬間ラウラが先に悟空に向けて攻撃をした。

しかし目の前に悟空は消えていた。

するとラウラの後ろの方に悟空が立っていた。

 

「どうしたぁ?オラこっちにいるぞ?」

 

「いつの間に・・・」

 

もう一度ラウラが悟空に接近して

 

「はぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

今度はラウラの技、鉄砕刃を使った。

しかし・・・。

 

 

「よっと。」

 

ガシッ!

 

 

「なっ・・・!」

 

 

なんと悟空はラウラの剣を片手で掴んでいた。

ラウラ自身でも結構自身がある技であり、まさか片手で掴まれるとは思わなかった。

確かに悟空は実力はすごいと思うがまさかここまでとは・・・。

 

「今度は、オラからいくぞ!。」

 

と言い悟空はラウラに向けてパンチをした幸いラウラは剣でガードをしていたが

力が強すぎてガードしていても吹っ飛んでしまった。

そして壁にぶつかって・・。

 

「ぐっ・・・・強い!」

このまま私は何もできずに負けるのか・・・。

それだけは絶対にいやだ!!

ラウラはそう思っていた。

結構ダメージはもらったがなんとかラウラは立ち上がって。

 

「はあああああああ!!」

 

今度は、地裂斬という技使った。

地を裂いて悟空の足場を奪って、その隙に攻撃をしようと考えていた。

しかし悟空は上に高く飛んだ。

そして一気にラウラの目の前に来て

 

「ぐっ・・・・」

 

ラウラの腹にパンチをした。

そしてラウラは地面に膝をつき倒れてしまった。

 

「まいった・・・・。悟空の勝利だ・・・。」

 

「ラウラ・・・。オメェはもっと強くなれる!!」

 

「ああ・・・。私はもっと強くなってみせるよ・・・。」

 

そして悟空はラウラに手を向けて

気をラウラに送っていた。

 

「これは・・・?」

 

「オラの気をラウラに分けているんだぁ。オメェ結構くらっているからなぁ」

 

といい。

 

「気か・・・。だんだん力が出てくる・・・。ありがとう・・・。悟空。」

 

「いいって。そうだ!! これからオラと散歩しないか?」

 

「え・・・・? まあ大丈夫だが・・・。」

 

いつの間にかすっかり夜になっていていた。

今思うと夜空は綺麗だなと思う。

そして悟空は急に・・・。

 

「よっと!」

 

「え・・・・・?」

 

ラウラをお姫様だっこして。

 

「それじゃぁ。いくか」

 

悟空が言った瞬間・・・

 

悟空が宙に浮き始めた

そして移動し始めて、トリスタに出て色んな場所に飛んでいった。

 

「え・・・・・?空を飛んでいる?」

 

「ああ。これは舞空術を使っているんだ」

 

「舞空術・・・・。はは・・。信じられなくて夢でも見てるみたいだ。」

 

実際人が飛ぶっていうのはあり得ない話であった。

人が飛ぶって話は聞いたことない。

本当に夢を見ている気分であった。

 

「オラの仲間は舞空術使えてたぞ。」

 

「そうなのか。すごい仲間だな・・・・。

 

 

 それと悟空・・・・。」

 

 

 

「ん?どうした?ラウラ?」

 

 

「そのお姫様・・・だっこ・・・・恥ずかしいのだが・・・///」

 

ラウラが照れた状態で悟空に言ったら。

 

「オラは気にしてないから大丈夫だぁ。」

 

(私は気にするのだが・・・)

 

「そういえば・・・悟空の仲間は今はどうしているのだ?」

 

ラウラが聞いたら

 

「オラも分からねぇ。でもココにはいないだろうなぁ。」

 

「そうか・・・・会えると良いな・・・。仲間に・・。」

 

ラウラが自然と悲しい顔になっていた。

それに気づいた悟空は

 

「はは・・。そんな悲しい顔するなぁ。大丈夫だぁ。オラの仲間全員つえぇ・・。

 確かに会いたいが・・・大丈夫だぁ!!」

 

大丈夫そうな顔してラウラに親指立てた。

 

「そうか・・・。」

 

 

「ああ・・・。そろそろ帰るかぁ。」

 

「そうだな。今日は本当にありがとう。」

 

「なに、気にするな!!」

 

「ああ・・。今度は特別実習あるから頑張ろう。」

 

「おう!!」

 

と言って空を飛んでいる状態でトリスタに戻っていった。

 




書き終わりました。

バトルシーンを書くのって難しいですね。
ところどころ変なところあるような気がします・・・。

そしてラウラがヒロインっぽくなってるw


次の更新は遅くなると思います。【もしかしたら早く更新できるかも】
平日はちょっと更新するの難しいので休日に更新する予定になっています。

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