新訳 そして伝説へ・・・   作:久慈川 京

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※勇者一行装備品一覧

 

 

 

装備一覧

 

 

 

【名前】:カミュ

 

【職業】:勇者

名実共にその称号を手にした彼は、最早『何も残してはいない』という言い訳が出来る存在ではない。誰も成し得なかった『魔王バラモスの討伐』という偉業を果たし、彼が生まれた広大な世界に仮初の平和を齎した。それは誰もが成し得る事ではなく、彼にしか成し得なかった偉業であろう。勿論、彼一人の力で全てが成された訳ではない。だが、カミュという一個人であったからこそ、彼の背を護る三人の仲間が共に歩んでくれた事は事実であった。彼の父親である英雄オルテガが、供の一人もなく、アレフガルド大陸へ辿り着いたという噂が、カミュという青年こそが『勇者』である事を明確に物語っている。

 

【年齢】:20歳

生国アリアハンを出てから、五年近くの月日が流れている。異なる世界にあるアレフガルドという未知なる大地を踏み締めている身体も、その時間と共に逞しくなっていた。アリアハンを出立した頃は、共に歩む女性戦士より低かった背丈も、今はそれと同格以上の物となっている。勇者という称号の下、様々な呪文を使いこなす彼は、生粋の戦士ではない。だが、その腕力も脚力も、今や女性戦士と並ぶ程までに成長を遂げていた。いつか女性戦士が口にしていたように、彼が彼女を超える日もそう遠い未来ではないのかもしれない。

 

【装備】

頭):オルテガの兜

ミミックの唱えた『ザラキ』という死の呪文によって死線を彷徨ったカミュを救ったのは、アリアハンから装備していたサークレットに嵌め込まれていた『命の石』だった。砕け散った『命の石』を失ったサークレットを捨て、頭部を護る装備品を失くした彼の前に現れたのがこの兜だった。英雄オルテガいう彼の中の闇に密接に絡む存在への抵抗感を持っていたが、リーシャの珍しい理詰めに、不承不承と言った感じで装備している。

 

胴):刃の鎧

ネクロゴンドの河口付近にある洞窟内に埋もれていた神代の鎧。

神が置き忘れたのか、それとも『人』に与えられた物なのは解らないが、まるで己の主を待つように、洞窟内にその姿を隠していた。だが、それを発見した魔物が手にしようとする事をこの鎧は拒絶する。自らに触れようとする許可無き者を、その鎧を形成する鋭い金属の刃によって分断していたのだ。真空で出来た刃ではなく、金属で出来た刃が鎧から飛び出す事自体が不可思議な現象ではあり、刃を発した鎧に傷一つないのだから尚更である。

大地の鎧を纏っている事から辞退したリーシャの代わりに、彼が装備する事となった。彼が敵と認識しない物や鎧自体に危害を加えようとしない者であれば、それに触れる事も可能である事は、彼の傍を離れない幼い少女が証明して見せている。

 

盾):勇者の盾

遥か昔、アレフガルド大陸が闇に閉ざされそうになった時、天より舞い降りたと伝えられる『勇者』が装備していた盾。地上にはない金属によって造られ、青く輝くような光を放つ。表面には黄金色に輝く神鳥が描かれており、中央には真っ赤に燃えるような宝玉が嵌め込まれている。上の世界で蘇った不死鳥ラーミアに酷似したその装飾は、アレフガルドに伝わる古の勇者と精霊神ルビスが知己の存在である事を示していた。

地上にはない神代の金属によって生み出されたその盾は、竜種などが吐き出す炎や吹雪への耐性も強く、どれだけ高温に曝されようと変形する事はない。正しく、生物が暮らす現世最強の盾と云えるだろう。

 

武器):稲妻の剣

刃の鎧と共にネクロゴンドの洞窟内に安置されていた剣。

まるで空から振り落とされる稲妻のように荒々しい刀身を持ち、それ専用の鞘でも製作しない限り、刀身を隠す物がない程の姿をしている。

刃の鎧と同じように、望まぬ相手に触れられる事を拒み、周囲の空気を圧縮して爆発させる力を解放していた。それは、『魔道書』の最強攻撃呪文であるイオラに酷似した物であり、その力を際限なく発揮する事が出来る時点で、この剣の異常性が解るという物であろう。

魔王の腕を斬り落とし、その体内で能力を開放するなど、かなりの攻撃力を有する剣ではあるが、それを扱う者は限られている。リーシャの持つ魔神の斧と同様、この剣はカミュにしか扱う事の出来ない武器なのかもしれない。

 

所持魔法): メラ

      ホイミ

      ギラ

      ルーラ

      アストロン

      トヘロス

      ベギラマ

      ラリホー

      ライデイン

      ベホイミ

      リレミト

      マホトーン

      イオラ

      ベホマ

 

【名前】:リーシャ・デ・ランドルフ

 

【職業】:戦士(元アリアハン宮廷騎士)

元は小さな辺境の国家の一騎士にしか過ぎない彼女が、今や精霊神ルビスが生み出した広大な世界を救う一行の一人として歩んでいる。その事に一番驚き、戸惑っているのは彼女なのかもしれない。彼女自身、己の力量は正確に把握している。武器を持ち、それを扱うという事になれば、自分の右に出る事が出来るのは共に歩む勇者以外にいないとも考えていた。だが、それと同時に、自分一人では魔王討伐はおろか、強力な魔物達の打倒さえも不可能である事をしっかりと理解している。己の利点と欠点を誰よりも理解しているのは彼女なのだろう。

 

【年齢】:不明

勇者一行と呼ばれる年若い四人の中での最年長である彼女ではあるが、四人の内の三人が二十歳を超えた今となれば、数歳の年の差など無きに等しいのかもしれない。正確な年齢を彼女が口にした事はないが、それでもまだ三十という歳には遠い事実は理解出来た。それでも、宮廷という男社会で生きて来た彼女が発する言葉は、何度も勇者と賢者に道を示している。恐怖と不安で進めなくなった者達の足を前へ進める為の一言は、綺麗事ばかりではなく、時に厳しく、時に優しい物。そんな一言が、この一行の『要』だと信じさせる一つなのかもしれない。

 

【装備】

頭):ミスリルヘルム

超希少金属であるミスリルによって生み出された兜。その製造方法も加工方法も秘術と云われる程の物である。故に、このアレフガルドにのみ伝えられているミスリル金属を使用した防具は、上の世界に存在する防具よりも遥かに高額で取引されている。この兜一つで竜種の鱗さえも斬り裂くと云われるドラゴンキラーよりも高額であった。

己もこの兜をと口にするカミュを一喝し、彼女だけがこの兜を被る事になったが、それは独占欲から来る我儘でない事は周知の事実である。ミスリルという希少金属で造られた兜の防御力を差し引いても、彼の装備する兜の方が希少性も重要性も高い事を彼女は知っているのだ。

 

胴):大地の鎧

試練の洞窟と呼ばれる人工の洞窟内に安置されていた鎧。『勇者』と呼ばれるカミュが発見するが、その者を主とは認めず、外で待つ一人の戦士を主と定めた。まるで己の意志があるかのように、『人』としての色を残す女性を主と定めた鎧は、他者の手に渡るのを拒む。精霊と共に崇められる対象となる母なるものの名を冠する鎧は、植物や動物を育てるように、温かくその身を包み、護る事だろう。

 

盾):水鏡の盾

ミスリルヘルムと同じ希少価値の高い金属で造られた盾。正確な円形をした盾は、余計な装飾などもなく、見方によれば無粋な盾に見えるだろう。だが、それは鏡のように美しく、正面にいる者の姿をまるで水で出来た鏡のように映し出す。『どのような攻撃も、水の如く受け流し、鏡のように跳ね返す』と謳われてはいるが、実際はそのような特殊効果はない。だが、ミスリルという希少金属で製造されている為、その耐久性は現存する盾の中でも最上位に位置する物である。

 

武器):魔神の斧

遥か太古の魔の神が愛した斧。

その鋭い刃先は、どのような強固な物をも斬り裂き、その一撃は大地をも斬り裂くとさえ謳われた武器である。魔の神と天上の神との争いの際に失われ、地上へと落とされたという。それがネクロゴンドという地方に安置されていた事は奇跡であり、ネクロゴンドにある城に飾られた英雄の像の手に握られていた事も今では謎である。

その斧もまた、他の神代の武器と同様に自我を持っているかのように、己の主を定める。しかも、魔の神が愛した物である為、それは一筋縄ではいかない代物であった。己の主を嘲笑うかのように、試すかのようにその重量を変化させ、扱う者の重心をずらしてしまう事もある。しかし、その変化と持ち手の技量が合致した際には、逸話通りの一撃を生む事もあるのだった。

:ドラゴンキラー

魔神の斧を握っていた古の英雄の像である、動く石像との戦闘の際、その強固な石像を斬りつけた事によって、刀身に歪みが生じてしまう。本来、腕に嵌め込んで突き刺す事で強固な龍種の鱗をも破る武器であったが、それを打ち直した事によって強度が下がってしまったと考えられる。

通常の人間が、通常の魔物などを相手にする際は、その切れ味はこの世で販売されている武器の中でも群を抜いているのだが、人類最高戦力となった女性戦士の力量と、龍種を二体斬り裂いた後での続け様の戦闘によって、限界を迎えてしまったのだろう。

今は、リーシャの腰に下がる鞘の中で静かに余生を送っている。

 

所持魔法):なし

魔法力が皆無なため、契約及び行使は不可能。

 

 

 

 

 

【名前】:サラ

 

【職業】:賢者

賢者となった彼女の目標は、『全ての生物が天から与えられた寿命を全う出来るような世界を造る事』である。だが、それは神の領域に入る程の難題であった。己の分を弁えていれば、口にする事さえも憚れる願いであり、想いなのだ。それを理解していて尚、彼女は前へ歩み続ける。弱肉強食という食物連鎖が成り立つ世界の中で、全ての生物が寿命を全う出来る訳はない。サラはそれを理解しているにも拘わらず、人の身でありながらも進むのだった。

長い歴史が人族至上主義という思想を生み出し、それに合わせるように歪んでしまったルビス教の教えを盲信する上の世界とは異なり、精霊神ルビスという全ての生物を見守る存在を正確に認識しているアレフガルド大陸と、それを統べる立場にあるラダトーム王族の存在が、彼女が目指す未来を現実へと導く一助となるのかもしれない。

 

【年齢】:22歳

孤児であり、アリアハン教会の僧侶であった彼女は、二十歳を過ぎて尚、恋愛という駆け引きの経験はない。教会を訪れる様々な人々から聞く話によって耳年増にはなっているが、実際にそれを経験した事もなく、異性を異性として意識した事もなかった。既にこの時代の結婚適齢期に入っている彼女ではあるが、アリアハンで暮らしていた頃とは違い、生半可な異性であれば彼女の思想と理想を理解する事は出来ず、共に歩む事も出来なくなっている。それは、彼女の女性としての幸せの一つを奪う事になってしまうのかもしれない。

 

【装備】

頭):サークレット

『賢者』になった事により、謁見の最後に教皇から渡された物。先代の『賢者』が作り、教皇に手渡された物らしい。その中央には、以前カミュが装備していたサークレットと同じ様な青い宝石が埋め込まれており、その色は、『命の石』よりも深く、濃い青色をしている。

 

胴):魔法の法衣

テドンという滅びし村で購入したこの法衣は、その村へ移住して来た年若い夫婦の手によって編み出された。昆虫が作り出す物を糸から『絹』という世界で初となる生地を作り出し、特殊な能力を保持していた妻が編んだ物。それは、奇しくも彼女と共に歩む幼い少女の母親であった。類稀なる魔法力を有し、稀代の『魔法使い』となった少女の母親も、特殊な術式を組み込んだ法衣を作り出している。その奇妙な巡り合わせが、サラという当代の『賢者』の思考に一石を投じていた。

 

盾):水鏡の盾

カミュがリーシャと共にラダトーム王都にて購入した盾である。勇者の洞窟と呼ばれる場所で発見した古の勇者の防具をカミュが装備した為、彼から譲り受けた。古代龍種であるサラマンダーの吐き出す爆炎を受け、真っ赤に染め上がりはしたが、希少金属で造られたこの盾は、購入した時と一切形状を変化させてはいない。このアレフガルドにしかない盾が、強力な魔物が数多く生息し始めた大陸に於いて、後衛を担当する賢者と魔法使いを命を護る大きな防壁となるだろう。

 

武器):ゾンビキラー

サマンオサ城下近郊での<ガメゴン>との戦闘により、三年以上も共にあった<鉄の槍>は破損してしまった。

共に歩む者達の武器が次々と強力な物になって行く中、彼女だけがロマリアで購入した物を使用していたというのは、彼女自身の武器を扱う力量とは別に、『賢者』となった彼女に合う武器が無かった事が理由であろう。

長い年月を掛けて聖水に浸けても尚、錆などが浮かなかった長剣であり、その刀身に『精霊ルビス』の加護を受けた剣。

聖なる力を宿した長剣は、この世に生を持たない者達に多大な効果を持ち、この世に縛り付けられた魂や肉体を『精霊ルビス』の許へ還すと考えられていた。

   :聖なるナイフ

育ての親であるアリアハン教会の神父から授けられた物。

アリアハン大陸の魔物達には有力な武器ではあったが、ロマリアで<鉄の槍>を入手してからは、彼女の腰に下がる袋の中に大事に保管されている。

それは、彼女の心の奥にある太い柱となっている『愛』の証であり、彼女が進む道を照らし続ける『覚悟』の証でもある 。

 

所持道具:祈りの指輪

エルフの隠れ里にて購入した物である。メルエの指に嵌っている物と同様の物で、元々は子の幸せを願う親の想いが込められた物が起源と考えられている指輪であった。

純粋な祈りは『精霊ルビス』の許へと届き、指輪の所持者の魔法力や気力を回復するという効力がある。呪文に重きを置くサラにも必要であると考えたリーシャが購入する事をカミュへ提言し、それが受け入れられた事によって、サラの指にも嵌められる事となった。

購入する際は、2500ゴールドという大金が必要となるらしい。

 

所持魔法):【経典魔法】

       ホイミ

       ニフラム

       ルカニ

       ルカナン

       マヌーサ

       キアリー

       ピオリム  

       バギ   

       ラリホー

       ベホイミ

       マホトーン

       バギマ

       ザキ

       ザラキ(未行使ではあるが、契約済)

 

      【魔道書魔法】

       メラ

       ヒャド

       スカラ

       スクルト

       ギラ  

       べギラマ

       ヒャダルコ

       バイキルト

       メラミ

       イオラ

 

      【悟りの書魔法】

       キアリク

       ヒャダイン

       トラマナ

       インパス

       バシルーラ

       ベホマ

       ベギラゴン

       フバーハ

       ベホマラー

       シャナク

 

【名前】:メルエ

 

【職業】:魔法使い

魔法力という点では、その量も才能もこの少女が人類で最高位に立つだろう。だが、逆に言えば、彼女にはこの魔法力という物しか存在しない。膨大な魔法力で体力を補っているからこそ、既に人類の枠をはみ出している勇者や戦士達と旅を続けて来る事が出来たのだ。体格は通常の子供程度でしかなく、武器を振るう事も、己の身を護る為に盾を掲げる事も出来ない。その腕にある盾も、本来の役目を果たしたのは数度の事であった。故に、呪文行使が不可能な場所に入ってしまえば、彼女は何の役にも立たない存在でしかなく、むしろ足手纏いと言っても過言ではない。

それでも、彼女は諦めない。己の取り得が魔法という神秘しかない事を誰よりも知る彼女だからこそ、その様な状況になった時にでも、自分に何が出来るのか、自分が何をすべきなのかを必死に考えるのだ。

彼女が勇者一行の一人である理由は、その身に宿す膨大な魔法力ではない。行使出来る呪文の種類と数の多さでもない。どのような状況に陥っても、諦める事なく、自身の役割を考え、実行しようとする折れない意志があるからである。

 

【年齢】:7,8歳

奴隷馬車から救い出してくれた勇者によって世界を知り、常に暖かな笑みをくれる女性戦士によって愛を知り、小言を言いながらも常に見守ってくれる賢者によって心を知った彼女は、少しずつ成長を遂げている。それは、勇者一行としての戦闘に役立つ物ばかりではない。通常の子供が少しずつ学んで行く社会の理や、自意識などである。我儘や甘えを知った彼女は親や姉代わりの三人に甘える事に遠慮はないが、それ以外の者達には大人びた対応を取ろうとする。それは、少女が女性へと変わって行く過程の中で起こる自然な行動なのだろう。身体の成長は、出会った頃から比べてもかなり遅いのだが、心の成長は、遅くとも確実に前へと進んでいるのだった。

 

【装備】

頭):とんがり帽子

メルエのお気に入り、友であるアンの作ってくれた花冠が掛けてある。

 

胴):天使のローブ

エルフの女王へ『命の石』の欠片を手渡す為に訪れた隠れ里にて購入した物。

変化の杖の力によって、エルフへと姿を変えたメルエの将来に希望を見出したエルフの店主が購入を勧めた物である。

元々、エルフの母達が自分の娘の未来を案じて、一本一本想いを込めて編み込んで行ったローブが起源となっている。母達の強い想いが、そのローブを形成する糸に宿り、それを纏った者を理不尽な死から遠ざける効果を持つと云われていた。

  :マジカルスカート

滅びし村<テドン>で購入した物。

魔法の法衣の製作者と同じ職人によって織られたスカート。

特別な術式によって、装備者の魔力を多少上昇させる効果を持つ。

サラの装備する<魔法の法衣>同様、メルエの母親が編んだ物である可能性が高い。常に彼女の魔法力を支え、その身を守る姿は、母親そのものなのかもしれない。

 

盾):魔法の盾

何かを買って欲しいとねだるメルエにカミュが買って与えたもの。持ち主によって、その形状を変える盾。また、抗魔力にも優れ、魔法による攻撃からの防御力も高い。

既に何度もメルエの身を守る為に立ち塞がっており、魔物等の攻撃を受ける際にも、その形状を変化させる事も解っている。

 

武器):雷の杖

彼女の成長を見守って来た魔道士の杖の破損により、新たに彼女の手に落ちた杖。禍々しい程の外見とは異なり、その杖の先にあるオブジェは、持ち主であるメルエの心の門を護る門番の様に気高く、輝きに満ちている。魔道士の杖と同様、その内に何らかの付加価値を備えており、主を護るその時に、そのオブジェの嘴から<ベギラマ>と同様の灼熱の炎を吐き出した。主と定めた物を護るような意志を持つその杖が、何故スーの村にあったのか、そして誰が安置したのかは、まだ解らない。

   :毒針

何度もメルエの身を護ってくれたトルドからの贈り物。

ただ、最近は、メルエが直接的に魔物から攻撃を受ける機会はなく、それを使用する事もない。

それは、カミュやリーシャ、そしてサラといった絶対的な保護者達の働きが大きいのだろう。

 

所持道具:祈りの指輪

精霊ルビスの加護を持つ指輪。

イシス国女王から下賜されたその指輪は、彼女との約束と共にメルエの指に嵌められている。『必ず元気な姿を見せて欲しい』というイシス国女王の願いは、メルエの胸の中で絶対の効力を持つ約束なのだ。その為に、この幼い少女は他の三人を護らなければならない。護りたいと願い、護ろうと決意する。そんな少女の願いと想いだからこそ、この指輪はそれに応えようとするのだろう。

 

所持魔法): 【魔道書魔法】

       メラ

       ヒャド

       スカラ

       スクルト

       ルーラ

       リレミト

       ギラ

       イオ  

       ベギラマ

       メラミ

       ヒャダルコ

       バイキルト

       イオラ

       メダパニ

       ボミオス

 

      【悟りの書魔法】

       ヒャダイン

       トラマナ

       マホトラ

       インパス

       マホカンタ

       ベギラゴン

       ラナルータ

       マヒャド

       シャナク

 

      【それ以外の呪文】

       メラゾーマ

 

 

 




更新部分が装備品一覧で申し訳ありません。
次章の最新話は、今週中には更新出来ると思います。

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