暇潰し?面白いから転生?まあいいですよ。頑張ります。★更新停止中   作:写身

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明けましておめでとうございます。

本年初投稿です。これからも頑張ります。

妖精の尻尾最強決定戦さっさと(2.3話で)終わらして、オラシオンセイスに行きます。


27話

27話

 

 

 

 

 

 

 

 

「マスター、今日の予定は?」

 

今はマスターと街の見回りをしている。今日は祭。収穫祭だ。

 

「うむ。このまま一通り見て回ってミス妖精の尻尾コンテストに行くぞ」

 

ミス妖精の尻尾コンテスト。その名の通り、妖精の尻尾女の子達の美人コンテストだ。ちなみに優勝賞金50万Jだ。

 

「そうですか。では時間が危なそうなので半分の見回りは自分がしましょう」

「そうか?なら頼むぞ」

「はい」

 

街全てを見回るのは大変だろうと思い、半分手伝う。エルザやミラはミス妖精の尻尾コンテストに出るらしく、準備の時間があるためすでに会場に行った。それでマスターを手伝えるやつが(能力的に)いないから俺が手伝っているのだ。ナツやグレイは論外だし、エルフマンやガジルも短気だしな。そうなると、喧嘩とかの仲裁ができるのが俺だけと言うわけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マスター」

「おお、どうじゃった?」

「問題ありません。大丈夫です」

「そうかそうか。ならお前も座れ。始まるぞ」

「はい」

 

ここはミス妖精の尻尾コンテストの会場(ギルド妖精の尻尾)だ。それも一番前。マスター気合い入りすぎです。しかもすでに鼻の下が伸びてる。

 

『お待たせしました。妖精の尻尾の妖精達による美の競演!!ミス・フェアリーテイルコンテスト開催です!!!』

 

壇上にてマックスが司会進行を勤めている。マックスはギルドでは売り子をやっている。手広すぎるぞ。

 

そしてエントリーナンバー1番のカナから登場し、アピールタイムが始まる。

 

カナはちょっとおしゃれな普段着的な服装で出てきた。そして魔法を使いカードで体を隠し、姿を現すと際どい水着に着替えていた。

 

会場が湧き、俺も目を見開く。カナのやつ、露骨にアピールしてきたな。

 

「ウム」

「マスター、鼻血を拭いたほうが」

 

俺はマスターにハンカチを渡す。ていうかマスター。一人目からそんな調子で大丈夫ですか。マスターを倒すには色仕掛けで楽勝そう。どこぞの三代目みたいだな。

 

2番のジュビアが出てくると、体を水にし、それを元に戻すときに水着に着替える。これまた布面積の小さいビキニでマスターの鼻血の勢いが増す。いやほんとに死にますよ。

 

3番はミラ。ミラは顔だけ変身魔法で変身する。その顔はハッピーとかガジルとかになる。首から下はミラだけに不気味だ。というかそれは自分のアピールではない気がする。自滅か。マスターの鼻血も今ので収まったようだ。

 

4番はエルザだ。いつもの鎧姿で入場してきて、換装で服装を変える。変えた服装はなぜかゴスロリ。いや、似合っているがこんな性格だったか?

 

5番はレヴィ。空中に文字を描き、花や蝶などで彩る。無邪気な子供見たいな感じだ。

 

6番はビスカ。ビスカは得意の射的を披露する。その腕は百発百中で素晴らしい。

 

そして7番目はルーシィ。ルーシィはファーストネームのハートフィリアが読まれそうになって、慌てて止める。紹介中に出てきたため、そのままアピールに入るが、後ろから誰か出てきてそれを止める。

 

出てきたのはエバーグリーン。ルーシィがそいつの目を見て石にされる。

 

それを見て、マックスが皆を逃がす。

 

「何をするエバーグリーン!」

 

マスターがエバーグリーンに説明を求めるが、エバーグリーンはどこふく風と、魔法を発動し、舞台のカーテンを燃やす。すると石にされた参加者が姿を現す。

 

ラクサスが舞台の真ん中に現れる。その横にはフリードとビックスロー。雷神衆がそろう。

 

雷神衆とは先に現れたエバーグリーンとビックスロー、フリードの三人のことで、ラクサス親衛隊とも言う。

 

ラクサスは妖精の尻尾最強を決める遊びをしようと言う。

 

そんなことのためにミラを、エルザやルーシィ達を石にしただと?

 

「ラクサス。調子に乗るなよ。お前では俺には勝てない。無駄なことはよせ」

「黙れ!俺は強くなった。貴様よりもな!!」

「てめぇっ!!!」

「おっと、それは止めろ。でないと壊すぞ」

「くっ」

 

俺は万華鏡写輪眼でラクサスを落とそうとしたが、ルーシィ達を人質にとられできなくなる。

 

「ルールを破れば1つずつ砕いていく。余計なことはするな」

 

ナツが向かっていくが、一瞬で倒される。なんかお約束になってきたな。

 

ラクサスからルールの説明がされる。あと三時間で雷神衆を倒さないと、石にされた者は砂になるらしい。

 

マスターがすぐさま倒そうとする。しかし、ラクサスが光を発して、目眩ましをする。その間にラクサス達はどこかに行った。

 

みんなは急いで会場から出ていく。三時間もある。ラクサス共を倒すのに、俺には充分な時間だ。俺はみんなが出ていったあとに出ようとする。

 

が、マスターが出らないのに気づく。グレイが外から引っ張るが、壁に押し付けられるだけで、出ることはできない。

 

「マスター?」

「むぅ。フリードの術式じゃ」

 

術式とは結界の一種で、踏み込んだ者を罠にはめる設置魔法。準備に時間はかかるが、踏み込んだ者にはルールが与えられ、それを守らされる。

 

今回のルールは“80歳を超える者と石像の出入りを禁止する”だ。

 

つまり最初からマスターを参加させるつもりはないということだ。それを見てグレイが先にいく。

 

「くっ、シスイ頼む。ラクサスを止めてくれ!」

「任せろ」

 

俺は勢いよく外に駆け出して行く。

 

ドガンッ

 

「あれ?」

「だ、大丈夫か、シスイ」

「だ、大丈夫です」

 

いってぇ。

 

「何で出れないんじゃ?」

「さ、さあ」

 

もしかして俺が神の使徒だから年齢ないとか無いよな?

 

「って、どうします?あいつらじゃラクサスに勝てませんよ?」

 

俺がこのあとどうするかをマスターに聞いた瞬間。ナツが復活する。

 

「ナツ!行ってこい!!」

 

滅竜魔導士なら体も丈夫だしラクサス相手になんとかできるか。マスターが勢いよくナツを送り出す。しかし、これまたナツも勢いよく壁にぶつかる。ナツも出れないのか。

 

俺たちは今出きることはなく、みんなが勝ってくれることを祈りながら、なにかないかと考える。

 

その間に、フリードの術式により仲間同士で戦う者が多く。次々と脱落していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうする。どうすればいい。さっきは怒りで外に出ようとしたが、よく考えたら人質もいる。

 

俺が頭を悩ませている間にも次々と脱落していく。そして最後の頼みのグレイまで脱落する。

 

ラクサスは降参するならマスター座を渡せと言う。

 

「くっ、マスター」

「シスイ。なんとかできんのか?」

 

出来たらやってますよ。

 

そのとき、ガジルがいることに気づき、ガジルに頼むが、ガジルもナツ同様出ることはできなかった。

 

そしてナツがエルザの石を熱で溶かそうとする。慌てて止めるが、時すでに遅く、エルザにヒビが入る。ナツが態度を一変して謝るが、エルザは熱いと言ってナツを殴る。

 

それを見て閃いた。待てよ、石像がここにあるってことは、人質はいない。ならば……。

 

それにこんな簡単に石化が溶けるなら表面だけ石にしているということか。エルザも聞こえていたと言ったし間違いないな。それなら助けることができる。

 

エルザが復活したことで人数が4に増える。そしてなにもしていないのに5に増える。

 

ギルダーツじゃないからミストガンか。ラクサス。てめぇは終わりだ。

 

「離れてろ」

「何するんじゃシスイ!?」

 

マスターが何をするのかと聞いてくる。当然だ俺の目は今万華鏡写輪眼だからな。

 

「神威」

 

石の部分を神威で飛ばし、石化を解く。これで人質もいない。

 

「フ、フフフ、フハハハハハ!!!」

「し、シスイ?」

「ど、どうしたんじゃ?」

「お、おい、大丈夫か?」

 

みんなが声を掛けてくるが今は知らん。

 

「ラクサスッ!!!これで俺を縛るものは無い!!貴様は許さん!!!天照!!!!」

 

術式を天照で燃やす。すると術式が壊れ、外に出れるようになる。よかった燃やせたか。だがこれでラクサスも気づいただろう。まあ人質もいないし問題ないな。

 

「お前達はここにいろ。邪魔だ」

「ふざけんな!!出れるなら俺も行くぞ!!」

「寝てろ」

 

騒ぐナツは幻術で大人しくさせる。

 

「マスター、ラクサスはどうしてもいいよな」

「仕方あるまい。こんなことをしでかしたんじゃ」

「影分身」

 

俺は影分身を三体出す。こいつらは雷神衆のところに向かわせる。

 

「ラクサス。俺をここまで怒らせたこと後悔させてやる」

 

っと、その前に。

 

「マスターこれを」

 

俺はマスターに飛雷針のマークを刻んだクナイを渡し、それの効果を説明する。

 

「つまり、どこにいてもこれがある限り一瞬で戻ってこれる訳じゃな」

「そういうことです。何かあれば魔法でも打ち上げてください。すぐ戻ってきます」

「分かった」

「では」

 

俺はギルドから出て、ラクサスのいるところに向かう。すでに探知はしていて居場所は分かっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ルールが1つ壊されたからールを追加するぜ。神鳴殿を起動させた。残り1時間10分。さあ、俺たちに勝てるかな?それともリタイアするか?マスター』

 

神鳴殿とはなんだ?あの上空の雷を纏ったラクリマのことか?相当な魔力だな。とりあえず一個壊してみるか。火遁豪火球。

 

豪火球は目標に到達し、ラクリマを壊す。

 

なんだ、簡単に壊れるじゃないか。

 

「ガッ!アアァァァァッ!!」

 

突如、俺の体を雷が走る。

 

「はあッ…はあッ…これは、生体リンク魔法か…」

 

くそっ。これがあんなにあるのか。今はラクサスを倒すのが先決か。

 

ドゴォォォォォン!

 

これは……カルディア大聖堂か。誰が……ミストガンか!!急がねば!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よし、着いた。俺がカルディア大聖堂はボロボロだった。それだけで二人の戦いが激しかったことが分かる。

 

「ミストガン!」

「シスイか」

 

その時のミストガンはラクサスの攻撃で覆面が剥がれていた。そしてその顔を見た俺は呆然とする。

 

その顔は、元評議院議員のジークレイン……いや、偽名だったな。ジェラールと同じ顔だった。

 

「お前…どうして?」

「おや?知り合いか」

 

ラクサスが口を挟むが、全く耳に入らない。

 

「そうか、シスイはジェラール…ジークレインの顔を見たことがあるんだったな」

「おい、どーゆーことだよ」

「すまない。今は説明できない。ただ、私はジェラールではない」

 

ジェラールではない?だからどーゆーことなんだよ。

 

「すまないがあとを頼む。それと、エルザにはこの事を言わないでくれ」

 

そう言って、ジェラール…じゃなくてミストガンは消える。

 

「あ、おい!」

 

ちっ、どうなってんだよ。聞いた性格と全然違うぞ。って今はそれどころじゃないな。

 

「ラクサス」

「なんだよ?やんのか?」

 

すみませんマスター。こいつが止まらないなら、ギルドを守るために殺すかもしれません。

 

「お前が神鳴殿を止めればやることはない。早く止めろ」

「今更なに言ってやがる。やる気がねえなら帰れ!!」

 

やはり話し合いは無理か。ならば力ずくで止めるまで!

 

「お、やる気になったか」

「ああ、行くぞ」

 

俺は瞬身でラクサスの後ろに回り、火遁豪火球で攻撃する。ラクサスは見えているらしく、振り向き、雷で相殺。さらに攻撃までしてくる。俺はそれを瞬身で右回りで避けてラクサスの後ろに行き、距離を取る。その際、わざと大回りする。

 

「どうした、その程度か?」

「ぬかせ」

 

氷遁秘術魔鏡氷晶

 

「くだらねえ!」

「ははっ、マジか」

 

俺の出した氷の鏡が雷で全て一瞬で壊される。

 

「こんな子供だましが通じるのはナツぐれえだ」

「言ってくれる」

 

まぁ確かにナツは普通に喰らったな。

 

「次、行くぜ?」

「こいよ。俺が喰らってやる」

 

俺は瞬身でまた右回りに動く。ラクサスは移動を読み、雷を飛ばす。俺はそれを風遁大突破で防ぎ、氷遁秘術千殺氷翔で串刺しにする。ラクサスは雷を体全体に纏い防ぐ。

 

「強いじゃないかラクサス」

「ふん、言ったはずだぜ?お前より強いと。降参するか?」

 

思ったより強くなってるなぁ。

 

「ぬかせ。まだまだこれからだ」

 

影分身を三体出す。影分身が全員螺旋丸でラクサスに向かう。

 

「んだそれ?幻術か?――っと、このヤロォ」

 

ラクサスはギリギリで幻術でないことに気づき、飛び上がり雷を落とす。技の出し終わりを狙われて、影分身は全員雷を喰らう。

 

「どこいった?」

 

ラクサスが着地して俺の方を見るが、俺はすでにそこにはいない。

 

「っ!てめえ、こざかしいぞ」

 

あと一歩で捕まえられたというところで避けられる。

 

「土遁黄泉沼。まさか気づくとはな」

「てめえは正面から戦えねえのか!!それとも弱くなってまともに戦えねえのかよ」

「人質とってたやつが言ってくれるな」

 

その時、雷神衆が三人ともやられたとフリードの術式から知らされる。

 

「これで残るはお前だけだな」

「フン!元々俺一人で充分なんだよ!!」

「なら初めからそうしろよ」

「うるせえ!!」

 

ラクサスが雷球を放つ。俺は土遁土流壁で防ぐ。そして飛雷針で一瞬で背後に回り、螺旋丸を放つ。さすがにラクサスもそれには反応できず、モロに喰らう。

 

「今のはなんだ?」

「誰が教えるか。バーカ」

「なら聞き出すだけだ!!」

「なろっ」

 

ラクサスが雷纏いながら突撃してきて、接近戦になる。雷を纏っている分、ラクサスの方が接近戦では分がある。

 

俺は危ないところは変わり身で避けながら接近戦をする。

 

ラクサスの右ストレートを左に避ける。ラクサスはそのまま右回し蹴りをしてくるが、俺はそれをジャンプしてかわす。ラクサスの攻撃は、今雷を纏っているので、少し後ろに下がるくらいなら蹴りには当たらなくても雷が当たるからだ。

 

しかし、空中に逃げたことで、ラクサスが右ストレートを力を溜めて放つ。さすがにそのままじゃ避けれないので、飛雷針でまたラクサスの後ろに回る。

 

ラクサスには俺が消えたように見え戸惑うが、野生のカンとも言うべきか、後ろからの攻撃を前に転がって避ける。

 

そしてそのままラクサスは一旦距離を開ける。

 

「消えたり現れたり、特殊な移動法でも使ってんのか?」

「さあな」

 

まあ、さすがにそこには気付くか。だが、技の核はまだ分かってないだろう。一気に畳み掛ける。

 

俺は換装で、クナイを両手一杯に取りだし、ラクサスに投げる。ラクサスそれを纏っている雷で全てはじき、クナイはラクサスの回りに落ちる。

 

「なんだよ今のは。もう手がないのか?」

 

それには答えず、飛雷針で高速移動からの千本で攻撃する。ラクサスはその場から動かず、それを全て纏っている雷ではじく。

 

しかし、纏っている雷だけで防げているため、油断し、俺の次の技への警戒が薄くなる。そこに螺旋手裏剣を叩き込む。纏っている雷で、幾分かは弱まるが、それでもその程度で防げる技ではなく、ラクサスは螺旋手裏剣をまともに喰らう。

 

「降参しろラクサス。今ならまだ許せる」

「ふざけるな!!俺は勝つ!!この技で!!!」

 

ラクサスが構えを見せる。その技はマスターマカロフの超絶審判魔法。

 




最近意欲がわかない

飽きてきたのかな……

どうしても淡白になってしまう

楽しみにしてくれてる人ごめんなさい

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