暇潰し?面白いから転生?まあいいですよ。頑張ります。★更新停止中   作:写身

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ダメだ。話が思い付かない。クオリティ低い上に発想力が乏しい。ダメな作者ですね。うん。

後々面倒になりそうなのでさっさとくっつけます。恋愛要素を求めてた人ごめんなさい。でもこれが作者クオリティですから、今これ以上求められても答えることができません。

能力の低さに絶望しています。


24話

24話

 

 

 

 

 

 

 

 

現在は夜。ギルドのみんなもだんだんと家に帰りだしている。そんな中、シスイがカウンター席で一人でいる。私は今カウンターにいて洗い物をしているんだけど、私は最近思ってることをシスイに聞いてみた。

 

「最近どうしたの?」

「あん?どーゆーことだ?」

「ほら、前までずっとクエスト行って、帰ってきても一日休んだらまたクエスト行ってって生活だったのに、最近はよく休んでるじゃない?だからどうしてなのかなって」

「ああ。それはある程度お金溜貯まったし、暫くのんびりと言うかゆっくり過ごそうかなって」

「そうなんだ」

 

気になるから聞いてみよ。

 

「そんなにお金貯まったの?」

「うん。まあね」

「どれくらい?」

「街1つ買えるくらいかな」

 

…………………は?

 

「ご、ごめんなさい。もう一度お願い」

「なんだよ、聞き逃したのか?街1つ買えるくらいだよ」

 

………………あー、うん。

 

「そういえば明日暇?」

「なんだよお金についてはコメントなしか?」

「えっと、予想以上に貯まっていて現実逃避していたわ」

 

しょうがないわよね。いくら、クエスト行きまくってたと言っても、一年半くらいで街1つ買えるくらいお金貯まるなんて方がおかしいんだから。

 

「そ、そうか」

「そうよ。それで明日は暇なの?」

 

今はこちらの方が重要よ。

 

「何で?」

「何でって、最近のシスイの予定がよくわからないから聞いてるのよ」

「まあ結構クエスト行ってないからな。まあ明日は暇だよ。何かあるのか?」

 

よっし。シスイは明日暇。

 

「うん。買い物に付き合ってほしいの」

「買い物?またギルドの奴か?」

「ううん。今回は私の私物なんだけど…ダメ?」

「い、いや、いいよ(上目遣いはダメだって)」

「やった」ボソ

「なにか言った?」

「ううん何も」

 

危ない危ない。

 

「それじゃあ明日迎えに行くわ」

「分かった。何時くらいにくるんだ?」

「んー、朝からかな」

 

少しでも長くいたいし。

 

「朝からかよ。まぁいいよ。それより仕事はいいの?」

「うん。休み貰ってるから」

「そうなのか?なら待ってるよ」

 

本当は今からマスターに休み貰うんだけどね。

 

「うん」

 

シスイはそのまま家に帰って、私はマスターのところに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マスターは飲んでいた人が皆帰って、一人で飲んでいた。

 

「マスター、ちょっとお話があるんですけど、いいですか?」

「何じゃ?」

「実は明日休みにしてほしいんですけど」

「何でじゃ?緊急の用事か何かか?」

 

とっても緊急の用事です。

 

「はい。明日はシスイと買い物に行くんです。ですから休みをください」

「シスイと?何じゃデートか?」

「はい」

「はがっ……!」

 

マスターがなぜか口を開いて驚いている。どうしたのかしら。

 

「そ、そうか。しかし仕事を休んでまで行くことなのか?」

 

なに言ってるんですか。シスイとデートなんてめったにないんですよ。

 

「当然です」

「そ、そうか。その様子だとダメと言っても聞かんのじゃろ?」

「はい」

「はあ……まあよい、明日は休みじゃな」

「はい。ありがとうございますマスター」

「うむ。楽しんでこいよ」

「はい」

 

やった。お休みもちゃんと貰えた。これでシスイとデートできる。まぁ無理って言われても、休み貰うんだけどね。

 

さ、早く今日の仕事を終わらせて明日の準備しないとね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝。

 

ちょ、ちょっと早く来すぎたわね。でも朝に行くって言ったし大丈夫よね。

 

現在時刻6時半。

 

「シスイー起きてるー?」

 

………………出てこないわね。そんなときはこれ!シスイの家の合鍵よ。

 

「これで開けて…お邪魔しまーす」

 

やっぱり寝ているのか、返事がない。シスイの家は一軒家で、一人なのに広い3LDK。前に聞いたことあるんだけど、他の皆が来ても泊まれるように広い家にしたんだって。私はリビングを抜けて、寝室に行く。

 

ドアを開けて中を覗くとシスイはまだ寝ていた。

 

「しょーがない。朝御飯でも作ろーっと」

 

ドアを閉め、キッチンに行く。冷蔵庫を見て何があるのかを確認する。

 

「な、何もない」

 

冷蔵庫の中は飲み物が入っているぐらいですっからかんだった。他に入っているものと言えば缶詰くらいだ。

 

仕方なく回りを見渡すと、食パンを見つけたので、それを焼く。パンのそばにジャムがあったので、それをテーブルの上において、シスイを起こしに行く。

 

ドアを開けると、シスイはまだ眠ったままだった。5分も経っていないのだから当然と言えば当然だ。

 

「シスイ、朝よ。起きて」

 

シスイの体を揺すりながら呼び掛ける。

 

「ぅん?……ふあ~あ。あ?み、ミラ?どうしてここに……?」

「何言ってるの?昨日迎えに行くって言ったじゃない」

「そ、そうだな。ところで今何時だ?」

「7時前よ」

 

シスイが時計を見ようと目覚まし時計に手を伸ばすが、手に取るより早く、私が答える。

 

「は?いやいやいや。え?マジで7時前じゃん」

「そう言ったわよね?」

「いやいやいや、そんな首かしげておかしなこと言った?的な顔されても困るんだけどさ。早すぎない?」

「でも朝に行くって言ったじゃない」

「そうだね。確かに朝だよ。でもさ、早すぎるよね」

「でも時間決めてなかったよね」

 

うん。確かに早すぎたとは思うけど、時間決めてないんだからこの時間でも大丈夫。

 

「……そうだね」

「どうしたの?疲れた顔して」

 

体調悪いのかな。

 

「何でもないよ」

 

シスイが大丈夫って言うなら大丈夫よね。

 

「そう?なら朝食食べましょ。パン焼いたから」

「ああ」

 

私たちはテーブルに着いてパンを食べる。

 

「朝飯食って来なかったのか?」

「うん。ちょっと早いし」

「だったらもう少し遅く来たらいいのに」

「いいの。その代わり一緒に食べれたでしょ」

「そ、そうだな(有無を言わさない迫力。それにしてもエルフマンは一人で食べるのか。何か悪い気がしてきた。今度なんか奢ってやろう)」

「そうそうシスイ。前にも言ったけど、冷蔵庫の中何にもないじゃない。少しは入れときなさいって言ったでしょ」

「飲み物は入ってる」

「ご飯の話よ。おかずなんにも作れないじゃない」

「そ、それは普段はギルドかクエスト先だし、家で食べるときもその時の分だけ買ってくるから買い置きしなくていいんだよ」

「前もそれ言ってたけど、それじゃあ私が来たとき何も作れないじゃない」

 

全く、これじゃ手料理振る舞えないじゃないの。そりゃギルドでは毎回手料理だけど、ギルドのメニューに無い料理も食べてもらいたいのに。

 

「何で作りにくるんだ?」

 

もーシスイは鈍感なんだからぁ!

 

「はあ…」

「(なぜにため息?)それで、どこ行くか決めてるのか?」

 

そうよ。本番はこれからよ。

 

「あ、うん。まずは服ね」

「分かった、なら行こうか」

「その前に着替えてきなさい」

 

シスイの今の格好は起きてすぐ朝食を食べたので、寝間着のままだ。

 

「あ、すぐ着替えてくる」

 

シスイは慌てて部屋に戻る。

 

暫くしてシスイが出てくる。

 

「お待たせ」

「じゃあ行きましょ」

 

私はシスイの手をとって繋ぐ。

 

「お、おい、混んでもないのに、手繋ぐ必要あるのか?」

 

ん?ちょっと焦ってる?手を繋いだくらいで鈍感のシスイが?

 

「あるわよ」

「そうか(やっべ緊張する。手汗大丈夫か?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まずはここよ」

「はいよ」

 

私たちはまずは服屋に来た。

 

そういえばシスイって服のセンスどうなんだろう。いつも同じ服だからなぁ。

 

「ねーシスイ。これとこれ、どっちがいい?」

「右手の方」

「そっかー、じゃあこっちにする。会計してくるねー」

「あ、試着はいいのか?」

「大丈夫。もうしたよ」

 

シスイには店の前で待ってもらって、会計を済ませる。

 

「(いつの間に。ずっと一緒にいたはずなんだがな)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お待たせ」

「いや。それよに荷物持つよ」

「ありがとう。って神威でしまえばいいんじゃない?」

「そんな大荷物じゃないし、わざわざ使うほどでもないさ」

「そう?まあお願いするわ」

「ん。次はどこ行くんだ?」

「こっちよ」

 

次からが本番よ。頑張るのよ私!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここよ」

「ここって……(水着売場じゃねーか。気まずいにも程があるぞ)」

「さ、行くわよ」

「あ、ちょ(手繋いでるから拒否できねぇ)」

 

さて、ちゃんと選ばないとね。どれにしようかしら。……悩むわ~。

 

「(やべぇって。マジ気まずい。回りからの視線が半端ない)」

「ねえ、シスイが選んでくれない?」

「はいぃぃ!?(ちょ、なんでだぁぁぁぁ)」

 

シスイがこんな声出すの珍しいわね。それだけ焦ってるのかしら。

 

「ほら、どれでもいいわよ。シスイが似合うと思ったのならなんでも着るから」

「(なんでも……そ、それはあんな水着でもこんな水着着ると言うのか!!!)」

 

シスイの顔真っ赤ね。意識してくれてるのかな。

 

「大丈夫、シスイ?」

「っと(やべぇ、考えてたらミラが心配してきた)そうだな。これなんかいいんじゃないか?」

 

シスイが選んだものを見る。

 

「え?」

 

思わず声が出てしまった。シスイが選んだのは普通の白のビキニだった。悪くはない。むしろいいと言える。でもワンピースタイプよりかは露出はあるけど、何でも着るって言ったのにそれはなくない?男ならもっとこう…ヒモくらいの水着とか選ぶものじゃないの?まあ、選ばれてもさすがに着れないけど。魅力ないのかなぁ。

 

「ミラ?」

「あ、うん。これね。着てみるね」

 

私は試着室に入って、水着に着替える。

 

「(やべぇ。ミラが試着室入ったから女性の水着店に男一人でいる状態だ。視線がきつい、心折れそう)まだか?ミラ」

「うん。もう少し……よし、ど、どうかな」

 

私はカーテンを開けて、シスイに感想を求める。

 

「(ダメだ。良い意味で目の毒だ)凄く似合ってるぞ」

「そう?じゃあこれにしよっと。でもこれ胸のところが少しきついのよね」

 

もう1つ大きいサイズがいいわね。これちょっときついし。シスイに少し見せるように水着の胸の位置を直す。

 

「(ヤバイって。そんな事すると胸の形ががががが……)」

「もうちょっと待ってね。着替えるから」

「ア、ウン、ハイ。ワカリマシタ」

 

何でカタコト?まあいいか。

 

「(危ねえ。もう少しで鼻血出るところだったぜ。興奮して鼻血ってあるんだな。いや、何回もマスターがそれで鼻血出してたけどさ。自分がなるとやっぱり、ね。てか、ミラ無防備過ぎ)」

「お待たせ。これの1つ上のサイズ買うね。また待ってて」

「あ、分かった(早く退散しよう)」

 

私は1つ上のサイズの水着を持って会計に向かう。う~、ちょっと恥ずかしかったけど、意識してくれるようになったかな。

 

「(ここはやばかった。でも次は大丈夫だろ。と言うか大丈夫じゃなくても平常心だ。心頭滅却すれば火もまた涼し)」

「お待たせ」

「はい、持つよ」

「ん、ありがとう」

 

シスイに荷物を渡す。次、と言いたいけど、お昼が先かな。

 

「そろそろお昼食べない?」

「そうだな。ちょっと小腹が空いてきたな」

「じゃあ先にお昼にしましょう。何か食べたいものとかある?」

「いや、ミラの食べたいもので良いよ。それかミラおすすめの店とか」

「分かったわ。じゃあこっちにその店あるから着いてきて」

「はーい」

 

次の勝負はお昼の後ね。でもあんまり食べないでおこう。お昼食べた後でも、お腹出てるの見られたら嫌だしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んで、次はどこ行くんだ?」

「まあまあ、着いてきたらわかるわ」

 

そう。これが最後の勝負よ。これのシスイの反応次第で○○するかどうか決めるんだから。

 

っと、考えているうちに着いたわね。

 


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