暇潰し?面白いから転生?まあいいですよ。頑張ります。★更新停止中   作:写身

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もしかしたらなるかもと思い、R-15タグ加えました。


13話

13話

 

あれから数日。今は俺とナツ、ハッピー、ルーシィはシロツメの街に向かっている。

 

ルーシィが同行してるってことは原作で重要なキャラなんだな。マカオを助けにいくのにも着いてきてたし。

 

しかしこの依頼は何か胡散臭い。それと言うのも話は一日前に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?一冊二十万Jの依頼が無くなってる」

 

レヴィがそんなことを言い出したことから始まった。

 

「ナツとハッピーがルーシィ誘って行くって言ってたわ」

 

とミラが。

 

「行かなくてよかったかも知れんぞい、レヴィ」

「どう言うことだ、マスター?」

 

カウンターで聞いていた俺はマスターに聞く。本一冊二十万J。ちょっと高い依頼だと思うが、そこまで心配するほどの事か?心配ないと思って俺は行かなかったんだけど。俺も行くと報酬の取り分がそれだけ減るからな。

 

「たった今依頼主から連絡があって、報酬を二百万Jにあげるそうじゃ」

 

な、んだと~~。

 

「本一冊に二百万J!!!」

「なぜそんな急に…」

「討伐系の報酬だぞ!!」

 

マスターはにやにやしている。

 

これは不味いかな。俺も行くとするか。瞬身で全力で行けば追い付くだろう。

 

「シスイ?どこいくの?」

 

俺が立ち上がるとミラが聞いてくる。

 

「ちょっとな…」

 

俺は言葉を濁し外に向かう。

 

「行くのか?」

 

マスターが聞く。

 

「ああ。これは何かおかしい」

「あやつなら大丈夫だと思うがな」

 

そうは言っても、あいつは主人公。何に巻き込まれるか分からんからな。怪我しないですむならそれが一番だからな。

 

「ま、一応だよ」

 

それだけ言って出ていく。そして馬車で向かっていたところを追い付き、冒頭に戻る。

 

「でもシスイまで来るなんてね」

 

とはルーシィ。

 

「あい、おいらも吃驚です」

 

とハッピー。

 

「ま、ルーシィの初依頼だからな。問題無いように着いてきただけだ。俺はなんもしねぇから報酬はいらねぇしな」

 

ナツが壊した街の修理代とかのために結構溜め込んだからな。それにこーゆー系の主人公って依頼料貰わなかったりとかありそうだからな。貯めとかないと何するかわからん。

 

「そうなの?」

「シスイはお金持ちだからそんなことが言えるんだよ」

「シスイってお金持ちなんだ!!!」

 

ルーシィの目がお金に変わる。俺も初めてみて吃驚したよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今はエバルー公爵の家の前にいる。

 

シロツメの街に着いて、腹ごしらえをしてから依頼主の家にいった。その時、別行動したルーシィがメイド服を着て現れて、何で?とビックリしていると、ナツとハッピーが「あの作戦本気にしているぞ」とか「冗談だったのに」とか聞こえてきて、依頼の備考欄にそう言えば金髪美人のメイド募集と書いてあったな、とか思い出した。ルーシィは金髪美人だし、これは着いてこなくてもよかったかなと思った。

 

その後、依頼主のカービィ・メロンと話して依頼内容の確認をした。その時、二百万Jになったことを知らないナツ、ハッピー、ルーシィは物凄く驚いていた。

 

そして今はメイド作戦を実行しているところだ。応答に出てきたメイドにビックリした。失礼なのは分かっているが、ゴリラみたいだ。これならルーシィ余裕だな。

 

「いらん、帰れブス」

 

俺はエバルー公爵の言葉に耳を疑ったぜ。そして突き返され、戻ってくる。後から出てきたメイドも言ってはなんだがブスだったから、あいつの美的センスがおかしいんだろう。落ち込むなよルーシィ。それにエバルー公爵は、どうやらルーシィの手をみて決めたようだ。これは気づかれたっぽいな。

 

「使えねぇな」

 

とナツが。

 

「あいつの美的センスがおかしいのよ!!!」

「言い訳だ」

 

ルーシィの言い分を言い訳で片付けるハッピー。猫に美人の判断はできん…のか?

 

「ま、まぁあれはエバルーの美的センスに問題があったのは事実だな」

「そうだよね!!」

 

ルーシィが涙目で必死に同意する。

 

「ああ、ルーシィは充分美人だからな」

 

俺はルーシィの頭をなで、慰めながら言う。

 

実際超美人だと思う。さすが漫画の世界だ。

 

「あ、うぅぅ////」

 

顔を真っ赤にするルーシィ。自分の行動が恥ずかしくなったのだろう。

 

「それで、作戦失敗したがどうするんだ?」

「決まってるわよ。忍び込んで盗んでくるのよ!!」

 

忍び込むって、忍者かよ。

 

「そうかなら俺は酒場で待ってるぞ」

 

あれが相手ならナツ一人でも余裕だな。金額に驚いて着いてきたが、杞憂だったか。

 

「え!?着いてきてくれないの?」

「言っただろ?俺は何もしないって」

「確かにそうだけど……」

「んじゃ、依頼主の家から一番近い酒場にいるから、終わったらそこに来てくれ」

「分かった」

「あい」

「はぁ~、分かったわ」

 

同意を得られたので俺はその場を離れ、酒場に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んで、何でそんな落ち込んでんだ?」

 

約束通り、酒場で待っていると、二人と一匹が入ってきた。しかし、ルーシィが物凄く落ち込んでる。

 

「それがねー」

 

ハッピーが理由を話す。本の破棄ができなかったから依頼失敗で報酬はいらないとナツが言ったらしい。

 

盗んで来た本はエバルーが無理矢理書かせた、自分主人公の本で駄作だった。しかしそれには魔法が掛けられてあり、それが発動すると本の内容が変わるという特殊な魔法だ。その内容が、息子(依頼主)を思う内容で、破棄はできないと言ったらしい。

 

んで、依頼の破棄が達成できていないとナツが言い、報酬を貰わなかったらしい。やっぱり報酬貰わない系の奴か。

 

依頼内容変更ということで、報酬は貰えるような気もするが、ナツがいいならいいか。まぁルーシィは可愛そうだから、今度なんか奢ってやるか。

 

「そう言えば何であんなに小説に詳しいんだ?」

「そ、それは…」

「分かった。この前隠したあれ、自分で書いた小説だろ」

「やたら本に詳しい訳だぁ~~」

 

へー、ルーシィは小説を書いているのか。今度読ませてもらおう。

 

「ぜ、絶対他の人に言わないでよね!!!」

 

ルーシィの声が酒場に響いた。

 

その後、馬車でギルドまで戻ってきた。ナツ、ハッピー、ルーシィは夜だったので俺が報告はしておくといい。家に帰った。

 

「―――――というわけ」

「なるほどの。特に危険な依頼でもなかったというわけか」

「そーゆーことだ」

「無事で何よりじゃ」

「なんだ?心配してたのか?マスター」

「全然」

「は?いやいや、今の内容的に心配してた口振りじゃん」

「そーゆー風に言っただけじゃ」

「マジで?」

「だいたい、S級魔道士のお主が着いているのに何を心配することがある?S級クエストならまだしもじゃが」

「まぁ確かに」

 

言われればそうだな。

 

「フォフォフォ、じゃろ?」

「そうなんだけど、釈然としない」

「まぁいいじゃない、みんな無事なんだから」

 

そこでミラが話に入ってくる。

 

「……そうだな」

「ところでお主に話があるんじゃが、いいかの?」

 

話?なんだろ。

 

「何?」

「実は明日クローバーで、定例会があるんじゃがついてきてくれんか?」

「どう言うこと?マスターがそんなこと言うなんて珍しいですね」

「う、うむ」

「もしかして一人で行くのは寂しい、とか?」

「違う」

 

マスターの雰囲気が変わり、俺もチャカすのを止める。

 

「実は暗殺の噂があってな、守ってほしいのじゃよ」

 

暗殺だと!?

 

「守る?マスターをか?」

 

相当の手練れということか?

 

「いや、他のギルドマスターをじゃ」

「そういうことか。分かった、なら着いていこう」

 

まあ、マスターならその辺の暗殺者なら片手間で防げるからな。

 

「すまん」

「それで、ついていくのは俺だけか?」

「そうじゃ」

「暗殺なら他にも呼んだ方がいいんじゃないでしょうか?マスター」

 

ミラが人数増強を促す。

 

「シスイ一人居れば大丈夫じゃろう」

 

まぁいざとなれば影分身があるしな。

 

「分かったよ」

「すまんな」

「いや、明日の朝一で行くのか?」

「そうなるな」

「分かった。なら準備しとくよ」

「頼むぞ?」

「分かってるよ。じゃあ今日は帰るよ」

「うむ」

「お休み、シスイ」

「お休みミラ、マスター」

 




ヤバイ!!ルーシィがヒロイン化する!!!

どうしよう………あれだよね?憧れの人的な感じで、恋愛には発展しない的な?うん、大丈夫だろう。ま、まあ、ヒロイン化の要望が多ければ考えはします。考えるだけはね。ハハハ

さて、アンケート1ですが、アンケート1は今日の24時まで受け付けます。

だらだらアンケートしていても意味ないと思うので。それに、それに繋げるように話を持っていかないといけないので。

まだの人はできればご協力お願いします。

ではまた次回(^^)/~~~

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