ガールズ&パンツァー 鉄脚少女の戦車道   作:流水郎

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※紹介文に限り戦車のスペックはアラビア数字に統一しています。

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モヤッとさんから晴の立ち絵をいただきました!
制服のデザインについて試行錯誤していただいたので(私がちゃんとイメージができていなかったせいで(汗))、キャラごとに少し違っております。
結衣と晴が着ているのが決定版です。

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遅ればせながら、モヤッとさんからいただいた船橋の立ち絵を掲載いたしました!


登場人物・戦車メモ 1

隊長車チーム

 

 

一ノ瀬以呂波

 

【挿絵表示】

 

好きな戦車:Strv.103

好きな花:ノコギリソウ(花言葉:戦い)

・戦車道一弾流宗家の三女。一年生

・中学校時代に戦車道で優れた成果を上げたが、訓練中の事故で右脚を失い、義足を付けている。

・事故が原因で戦車から遠ざけられたため、あらゆる意味で気力を失っていたが、千種学園で隊長に抜擢され元来の溌剌とした性格を取り戻す。

・兄の守保とは仲は良いものの、やや複雑な感情を抱いている。

 

 

加々見澪

 

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好きな戦車:シャーマン・ファイアフライ

好きな花:トルコギキョウ(花言葉:優美、希望)

・以呂波のクラスメイトで、砲手を担当。

・無口で臆病な性格で、よく結衣の後ろに隠れている。

・一方で頭の回転は早く、砲撃時の計算も瞬時にこなし、また集中力が高いため照準機を覗いている間は動揺を見せない。

・「強さ」に憧れて戦車道を履修することに。

 

 

大友結衣

 

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好きな戦車:V号戦車パンター、クーゲルパンツァー

好きな花:八重桜(花言葉:理知に富んだ教育)

・以呂波らのクラスの委員長で、戦車道では操縦手を担当。

・面倒見の良い優等生で、周囲からの人望も厚い。

・運動下手だが要領が良く、的確な操縦を行う。

・好奇心が強く、クーゲルパンツァーが好きな理由は「謎を解いてみたいから」。

 

 

相楽美佐子

 

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好きな戦車:III号突撃砲

好きな花:シャコバサボテン(花言葉:冒険心)

・以呂波のクラスメイトで、装填手を担当。

・単純かつ底抜けに明るい性格で周囲をグイグイ引っ張る体力バカ。

・無駄に力があるため装填速度は早く、以呂波に肩を貸すことも。

・両親は幼い頃に他界し、祖父母に育てられた。

 

 

高遠晴

 

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好きな戦車:一式中戦車チヘ

好きな花:花筏(同名の落語から)

・公式戦前に飛び入りで参加した二年生で、「喋るのが得意なら」と隊長車通信手に任命される。

・落語家の娘であり、女だてらに落語家を目指すなら強い女になろうと戦車道に加わる。

・独特な口調で場を掻き回すが、その一方で鋭い目で物事を見ることも。

・日本舞踊や茶道の経験もある。

 

 

使用戦車

Mk.V巡航戦車カヴェナンター

武装:オードナンス 2ポンド砲(40mm)、ベサ同軸機関銃(7.92mm)

最高速度:50km/h

乗員:4名

・イギリス軍の巡航戦車。

・車高を低く抑えることを目標に設計され、そのため水平対抗エンジンを採用したが、搭載スペースの都合で車体後部にエンジン、前部にラジエーターを置くというレイアウトになった。

・ラジエーターの配管が車内を通っているため、車内の温度は40度に達する。

・放熱板が前面に剥き出しのため被弾に弱い、鉄道輸送のため履帯が細く走破性が悪いなど様々な欠点を抱え、改良は行われたが根本的な解決にはならなかった。

・緊張の高まる国際情勢から見切り発車で1700両が生産されてしまったが、並行開発されたクルセーダーとは違い、訓練用にのみ使われた(オーストラリア軍が架橋戦車型をビルマ戦線に投入したとも言われる)。

・千種学園では諸事情により隊長車として運用されたが、さすがにこの戦車で戦い続けては士気を維持できないため、練習試合の後は真っ先に買い替えの対象となった。

・売却しても大した値段がつかないと守保に言われたため、練習試合後は『IV号戦車を撃破したカヴェナンター』という武勲と共に予備車両として保管されている。

 

 

使用戦車2

44Mタシュ重戦車

カヴェナンターに代わる隊長車として、公式戦前に八戸タンケリーワーク社から購入。

武装:7.5cm KwK 42戦車砲(75mm)、34/40M機関銃(8mm)×2

最高速度:45km/h

乗員:5名

(※スペックは量産車仕様の計画値)

・T-34などに対抗すべく、ハンガリーが開発していた戦車。

・最大装甲厚120mmとして溶接で組み上げ、ドイツのパンター戦車に似た避弾経始に優れたデザインとなる予定だった。

・試作車両にはズリーニィIと同じハンガリー製の43M戦車砲を搭載する予定だったが、量産車両にはパンターと同じ7.5cm KwK 42を搭載する計画だった。

・計画重量は38トンでパンターよりも軽量だが、ハンガリーでは75mm砲を搭載していれば重戦車に分類された。

・計画通り完成すれば優れた戦車になったと思われるが、1944年7月27日、製造中の試作車両が米軍の爆撃で破壊されてしまい、未完に終わった。

・千種学園が購入した車両は元々、解散した海外のプロ戦車道チームで製造途中だったものを、八戸タンケリーワーク社が買い取って完成させたもの。

 

 

 

 

 

 

広報委員チーム

 

船橋幸恵

 

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好きな戦車:エクセルシアー重突撃戦車

好きな花:スターチス

・広報委員長の三年生で、戦車道チーム結成の中心人物。トルディ軽戦車の車長を担当。

・明るく話し好きな性格で、写真撮影の技術に長ける。

・戦車道で廃校を免れた大洗女子学園を尊敬し、同時に高まる戦車道熱に便乗してチームを結成、経験者の以呂波を隊長に抜擢した。

・自分のいた学校を守れなかったことを無念に思っているが、同時に千種学園を愛しており、常に学園のイメージアップを考えている。

 

 

使用戦車

38MトルディI軽戦車

武装:36M対戦車ライフル(20mm)、34/37M機関銃(8mm)

最高速度:50km/h

乗員:3名

・ハンガリーで開発された軽戦車で、スウェーデンのL-60軽戦車をライセンス生産したもの。

・武装はL-60のマドセン20mm機関砲から、スイス製のゾロトゥルン対戦車ライフルをライセンス生産した物に変更されている。

・元になったL-60同様に軽戦車としては優れていたが、ソ連軍戦車と戦うにはあまりにも貧弱な武装だったため大損害を受けた。

・パーツ類を国産化したトルディII、回収した車両に40mm砲を搭載したトルディIIa、医療機器を搭載した救護車仕様などのバリエーションがある。

・当初から40mm砲搭載で生産されたトルディIIIもあったが、より強力なトゥラーン戦車の製造が優先されたため少数のみ生産された。

・千種学園戦車隊では偵察またはフラッグ車の役割を担う。

 

 

 

 

 

 

馬術部チーム

 

大坪涼子

好きな戦車:M18ヘルキャット戦車駆逐車

好きな花:アマリリス

・馬術部に所属する二年生。トゥラーン重戦車の車長を担当。

・動物好きの気さくな人柄で、トゥラーンを愛馬のように可愛がっている。

・馬術部を戦車と一緒にパレードさせたいと考えているが、戦車の音を怖がらない馬がなかなかいない。

・馬術の腕前は部内で上の中くらいで、ハンガリー流の曲馬も心得ている。

 

 

使用戦車

41MトゥラーンII重戦車

武装:45M-75-25戦車砲(75mm)、34/40M機関銃(8mm)×2

最高速度:43km/h

乗員:5名

・ハンガリー軍の40MトゥラーンI中戦車の改良型。

・トゥラーンIはチェコのT-21をベースに、砲塔を2人乗りから3人乗りにするなどの再設計を施して作られたが、40mmの主砲では力不足であった。

・トゥラーンIIは武装を短砲身75mm砲に強化し、砲が大型になった分俯角を稼ぐため砲塔天井をかさ上げした発展型で、75mm砲搭載のためハンガリー軍の基準では重戦車となった。

・それでもソ連軍戦車には威力不足だったため、長砲身75mmを搭載し、最大装甲厚を60mm→90mmに強化したトゥラーンIIIも開発されていたが、戦局の悪化と混乱から試作のみに終わった(6両が完成し実戦投入されたという戦車兵の手記もある)。

・トゥラーンとはかつて中央アジアに存在したという伝説上の民族の名で、ハンガリー人やトルコ人などの共通の祖先と云われている。

・乗車する馬術部チームが四名のため、通信手が空席となっている。

・第二章からは八戸タンケリーワーク社からパーツを購入してトゥラーンIII仕様に改造され、シュルツェンも装備された。

 

 

 

 

 

 

航空学科チーム

 

丸瀬江里

好きな戦車:A-40空挺戦車

好きな花:黒いチューリップ

・航空学科の二年生で曲技飛行が得意。戦車道ではズリーニィI突撃砲の車長。

・以前から積極的に広報活動に関与しており、船橋と仲が良く、彼女の呼びかけに応じてチームに加わった。

・戦闘機乗りの自伝などを読んでいるため戦いの心構えができている。

・尊敬するパイロットはハンス・ヨアヒム・マルセイユ、菅野直、エドワード・ブッチ・オヘアの三人。

 

 

使用戦車

44MズリーニィI突撃砲

武装:43M戦車砲(75mm)

最高速度:43km/h

乗員:4名

・III号突撃砲の影響を受け、トゥラーン戦車をベースに開発されたハンガリーの突撃砲。

・元々は105mm榴弾砲装備のズリーニィIIが開発され、その後対戦車用の長砲身75mm砲を搭載したズリーニィIが開発されたが、量産されたのは105mm砲装備型のみだった。

・75mm砲搭載型の方が後に作られたのに何故かI型となっている。

・デザインはイタリア軍のセモヴェンテM40に似ているが、スペックでは上回っている。

・105mm砲装備型のズリーニィIIはソ連軍相手に、大きな損害を出しながらも勇敢に戦い、小国の意地を見せた。

・八戸タンケリーワーク社からT-35を担保にしたローンで購入。

・回転砲塔を持たないことに難色を示す車長が多い中、丸瀬が「戦闘機だったら前にしか撃てないのが当たり前」と発言したため航空科チームに委ねられることに。

・千種学園では当初まともな対戦車火力を持った唯一の車両であり、航空科チームには特に厳しい訓練が課せられた。

 

 

 

 

 

 

農業学科チーム

 

北森あかり

好きな戦車:T-35重戦車

好きな花:マリーゴールド

・農業学科の三年生で、同学科からの参加者10名を率いてT-35に乗り込む。

・廃校になった母校の遺産であるT-35に並々ならぬ愛着を持ち、失敗兵器と知りながらも信じて戦うことを決意している。

・芋掘りと農業機械をいじるのが大好きなので、T-35の整備の手間もあまり苦にならない。

・ガサツ者として知られているが同胞愛が強く、大所帯の農業学科チームを牽引する姉御肌。

 

 

使用戦車

T-35重戦車

武装:KT戦車砲(76mm)、20K戦車砲(45mm)×2、DT戦車機銃(7.62mm)×10

最高速度:30km/h

乗員:12名(内2名は車外要員)

・世界恐慌のせいで各国が多砲塔戦車の開発を諦める中で、計画経済により恐慌の影響を受けなかったソ連の開発した重戦車。

・実用化された戦車の中ではマウスに次ぐ巨体を持ち、中央に歩兵支援用の主砲、右前部と左後部に対戦車用の副砲、左前部と右後部に機銃塔という、計5つもの砲塔を持つ。

・乗員は10名で、前方副砲砲手は副車長を、前方機銃塔銃手は副操縦手を兼任し、史実では車外に機関士と上級操縦手が随伴して、計12名のクルーで運用した。

・そもそも多砲塔戦車自体のコンセプトが非合理的で、五つもの砲塔は射撃指揮が困難、砲塔が互いの射角を邪魔しあう、多砲塔のせいで重量に余裕がなく装甲の強化が困難、故障が起きやすいなどの欠点があり、当時の報告書には「パレード用にすべき」と記されている。

・千種学園の車両は傾斜装甲を採用した1939年型で、6両しか生産されていない貴重な代物である。

・北森たちにより副砲塔に廃校となった四校の校章が描かれ、史実よろしくプロパガンダ戦車として、戦車道チームの志をアピールする存在となっている。

 

 

 

 

 

 

鉄道部チーム

第二章から加入。

 

三木三津子

好きな戦車:九五式装甲軌道車ソキ

好きな花:捩花

・鉄道部員の三年生で、ソキの車長を担当する。

・鉄道に並々ならぬこだわりを持ち、自らソキの車長に立候補した。

・普段は学園艦の路面電車の運行に携わっており、機械に関する知識も豊富だが、やる気が空回りしがち。

・アメリカのCSX8888号暴走事故を知ったことがきっかけで、鉄道業務に携わりたいと考えている。

 

 

使用戦車

九五式装甲軌道車 ソキ

武装:なし(現場で有り合わせの物を搭載)

最高速度:軌道外30km/h、軌道上72km/h

乗員:6名(砲塔に1名、車体に1〜2名分の席が確認できるので、他はおそらく車外員。タンクデサントで線路上を移動する写真も有るので)

・日本陸軍鉄道連隊の秘密兵器で、おそらく戦車道に参加できる唯一の鉄道車両。

・一見すると軽戦車だが、履帯の内側に引き込み式の鉄輪を備えており、部品の付け替えなしで線路上を走行できる。

・大陸での運用を考慮し、狭軌・標準軌・広軌いずれの幅の線路にも対応できる仕様になっている。

・元々は軽砲を搭載する予定だったが、戦車を管轄する歩兵科から「工兵が戦車を持つとはけしからん」と文句を言われたため非武装で作られた。

・回転砲塔には銃眼が空けられており、現地で必要に応じ十一年式などの機関銃を搭載した。

・装甲は小銃弾を防げる程度で、前面装甲でさえ8mmしかない。

・千種学園では鉄道部がいたく気に入ったため戦列に加えることに。


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