インフィニット・ストラトス Homunculus《完結》   作:ひわたり

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閑話
本編のあとがき


初めまして、ひわたりです。

この度はインフィニット・ストラトスHomunclusをご愛読いただきありがとうございます。

これで一応大筋は完結です。もしかしたら、番外編という名のイチャコラとか出して行くかもしれません。未定ですが。

誤字脱字が沢山あり、多くの方にご指摘いただきました。もしかしたら、まだあるかもしれませんが、見直しつつ修正していこうと思います。

また、感想や評価をいただき、大変嬉しく思いました。作者の影を見せないことと、下手に先のネタバレに繋がるのを恐れて返信はあまりしませんでしたが、とても励みになりました。

本当にありがとうございました。

 

以下、この物語を作る過程やら設定やらをダラダラ書いていきます。ネタバレも含まれるので、見なくて良いや、といった方はバックしてください。

 

 

インフィニットストラトスの二次創作で、タイトル通り、人造人間が鍵となる物語として作っていきました。

雰囲気的に、ISっぽくない小説になり、独自アレンジ強過ぎないかと、今でも思っています。好き嫌いが分かれそうな小説だったでしょう。本来のラブコメバトルファンタジーが、シリアス系ラブロマンスになったのも、全部、主人公の白の所為です。

 

主人公の白は紹介でも書いている通り、昔書いていた小説の主人公です。おそらく、今でもネットの海の何処かに潜っていると思いますが、探すのは困難でしょう。

内容は過去の話を見て御察しの通り完全な悲劇物でした。初めから最後まで救われない主人公。最後の言葉が「幸せな時など一度も無かった」とか、なかなか精神的ダメージがデカい作品でした。ISの小説を書きたかったのと、コイツを救ってやりたいと考えていたので、初めからハッピーエンドで考えていました。

人造人間繋がりでヒロインはラウラ。書き始めの頃は千冬も一応どうしようかと思っていたのですが、ラウラが圧倒的過ぎましたね。ヒロイン力が上がり過ぎました。でも、これくらいしなきゃ白が救われなかったもので……。原作ラウラどこいった感が半端ないですが、子供の頃にしっかりと自立し、誰かの為に必死で生きていたなら、きっとこうなると思います。

ラウラは千冬に依存しなくなり、精神的に早く成長していきました。少しだけオシャレに気を遣うようになったり、料理したり、制服でスカートを履いたり、原作から一番の変化を見せました。

白がラウラに影響を与えて、その派生で他の人間も変わっていきます。基本的に白が他人に興味がなかったので、ラウラが色々と引っ張っていく役割をいつの間にかしていました。最初は弱かったラウラも、最後には予想以上に凄く強く育ってくれました。

ISの謎を物語の問題とさせて、白とラウラの成長を筋として動かしていきました。二人の関係やら成長やらをじっくりと時間を掛けたかったので、思いの外、長い作品が出来たと思います。

弁当=食欲

寝る=睡眠欲

ラウラを抱く=性欲

で人間の三大欲求を与えて、白の人間の土台を作り上げて、そこから感情も取り戻していってと、なかなか苦労させられました。最終話でやっと人間になれたので、ここからまだ成長していきます。

ちなみに、作中で散々人を殺せるとか言ってますが、白がISの世界に来てから誰も殺してません。殺す殺す詐欺でした。

感情を取り戻したので、普段無表情なのに、たまに素直な表情を浮かべるようになります。ラウラの照れ度が跳ね上がってたりします。ラウラは人並みに羞恥心がありますが、白の愛情表現が真っ直ぐなので、人前だと破壊力が大変なことになったりするでしょう。何が大変て、周りが大変です。砂糖がやばい。

 

ISは何故女性にしか動かせないのか。

何故一夏が動かせるのか。

白式の謎は何なのか。

千冬と束がISに生身で戦えるのは何故なのか。

などなど、色んな疑問を個人的解釈で解決に導いた結果がこの小説です。

矛盾点や未解決部分もあるかもしれないですが、見つけたら番外で保管していくかもしれません。

意外と戦闘シーンが少なめとなりましたが、戦いから離れていく物語なので、当然かもしれません。

ISはあくまでスポーツで、戦闘兵器では無くなっていきました。白も戦うことをやめていきます。最後には武器も装備も手放しました。

戦える武器だからと、それに対抗していくのではなく、武器をどう平和的に落としていくのかは作品の人物達がこれから頑張っていく所です。

 

登場人物の名前が無かったり、出番が少なかったのは、白の視野が狭いからです。他人に興味ない彼が見向きもしないので、結果的に少人数の小説構成となりました。他人に興味ない者同士の白と束の会話なんて全く想像できません……。

番外編で他のキャラが絡められればいいなとは思います。

 

白とラウラだったり、千冬と束の関係だったり、一口には言えない人間関係を重要視して書いていました。

友達とか、恋人とか、夫婦とか色んな言葉はありますが、人と人との関係は、あくまで他人に伝える言葉であり、本人達にとってはもっと言葉にならない大切な物と思ってます。これは現実でも変わりません。

白とラウラは言葉のいらない関係であり、愛し合っている関係でした。

 

 

……とまあ、思ったことをツラツラと書き起こしてみましたが、大体こんなことを考えながら小説を書いていました。

自分は別名で同人誌を作ってたりするのですが、最近時間が取れず、溜まったストレスの捌け口として、この小説を書いていました。文字だけの小説は、携帯などで簡単に書けるので便利です。

 

一応、番外編みたいな感じで続きを書いていこうと思います。毎日更新を続けるかは分かりませんが、文化祭とか色々イベントもあるので書いていきたいです。束とは和解し、亡国機業もなくなり、白も武器を捨てたので、平和的な日常を書いていくつもりです。

 

本編は終わったので、全部は無理でしょうが、これからは感想返しなんかも行っていきたいと思います。

ちなみに、感想のgoodとかbadは仕組みがいまいち分かってないのでつけていないです。変に押してbadとか押し間違えたら怖いもので。

 

 

ここまで読んで下さった読者の皆様、本当にありがとうございました。


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