史上最強の弟子ケンイチ〜宇喜田転生伝〜   作:夏野菜固定金具

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聖夜

何だか最近身体の調子がイイ宇喜田です。どうやら筋肉白フードから習った鍛錬がめちゃくちゃ効くらしく自分の中にある直感でさえ鍛えられてる様だわ。パルクールを応用した空中戦も出来る様になって来たし、GO☆SHOW☆HAとかTEN☆SHOW☆HON☆RETUみたいな技が出来る様にもなって来た。勿論気を飛ばすというよりも相手の中に叩き込む技となっている。そんな結構人を殺せそうな技が出来る様になって来たせいか、なんとYOMIという不良チームへの推薦を受けられるYOMI候補生になったのだ。正直これどーするよと思っていたら引率役の緒方さんという人が音信不通の事態となったためにこの話は流れました。

んで、気がつけばもうクリスマス。彼女とか居ないし技の三人衆+辻とでつるむとしますか。もう既に当日で買い出しも完了。後は家に帰ってあいつらを待つだけだ。

 

 

 

 

朝になった。ちょっとした寒さで目を覚ました。昨日は皆でオレが風邪をひいた時ラブやんさんが持って来たキュピ殺しなる飲み物を呑んでテンションが上がりドンチャン騒ぎをしていたのだ。周りは死屍累々と言ったざま。あとなぜか要ちゃんとキサラちゃん、智里がベッドを占領している。呼んだ覚えがまるで無いのだが一体いつ来たのだろうか?思い出そうとしたら頭が痛くなって思い出すのを拒否してる。古賀はパンツ一丁で白目剥いてるし武田は縛られてるし辻は手錠で冷蔵庫と連結されてるしどうしたのだろうか?痛む頭を抑えながら外に出ると上から人が降りてくる。

 

「やぁおはよう!」

 

すんごい爽やかスマイルを見せるのはカズフサさん。後ろに続いて来るのはメテ・ルーさんというラブやんさんの上司らしい人。それとラブやんさんソックリのちっさい誰か。

 

「おはようございますカズフサさん。ちょうどカズフサさんのどストライクの二人を連れてまさに両手に花ですね。」

「ふ、正にリア充カズフサここに完成さ。あ、コッチはラブやんのいとこでロリやんという設定だから。」

「へぇー、昨日は居なかったはずなのに。」

「言うなればサンタクロースからのプレゼントかな?」

「TEN☆SHOW☆HON☆RETU!」

「ぐぶふぅっ!」

 

今まではギリギリOKだったが遂にリアルな犯罪に手を染めてしまったか。サンタクロースからのプレゼントっていうのは隠語で、どっかしらからさらって来たってことだよな?

 

「カズフサさん。悲しいですけどとうとう出してはイケナイトコにまで手を出してしまったんですね。」

 

せめてこの手で送ろうとしたらろロリやんとメテ・ルーさんに止められた。そんでラブ時空とかキューピッドとかの説明を聞いて、ロリやん=ラブやんさんだということが分かった。つまりはオレの母親さんがあの変態と結婚したり最近妙に要ちゃんとかキサラちゃんとか智里だとかがくっ付いて来るのはあんたらが原因かっ!

 

「小さくなった記念に天使の輪を使わないで空を飛ばしてあげよう。」

 

オレの怒りの一撃で星になってもらおうとしたら、

 

「ロリやんにてをだすなぁっ!」

 

とカズフサさんが復活。さらに筋肉ムッキムキになった。しかもラブやんさんがときめいている。ふむ、これでこそ仕留め甲斐があるというもの。ラブやんさんには申し訳ないが世の平和のために消えてもらおうか。

 

「宇喜田ぁ〜、何やってんの?」

 

ここで薄着のキサラちゃんが登場。さむっとか言って両手で二の腕辺りをさすっている。それを見たカズフサさんがポーッとした表情になりやはり天然ものはイイと一言。それを聞いたラブやんさんから結構ドン引きの折檻を受けた。なんかグダグダになったので、メテ・ルーさんに今後はあんまりちょっかい出さない様にと釘を刺して部屋に戻った。

 

部屋に戻って後片ずけをしてお昼に解散となった。皆を見送る時に外を見てみるとドル山さんが野ざらしになっているカズフサさんを回収していた。見なかったことにした。

 

後日、カズフサさんのアナルにトラウマが刻まれたそうでお見舞いにソーセージ持ってったら泣き出して困った。ラブやんさんはまだロリやんだった。

 

 

 

 

 




次回辺りから原作入ると思います。

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