Magic game   作:暁楓

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 五十五話です。綾はリインフォース(欝)をどうするのか。
 ご都合主義、主人公補正が入っちゃってると思いますが、二次小説だから仕方ないですよね? そもそもこれって、作者への救済処置だと思いますし。
 無論可能な限りはそのような救済処置は受けずに頑張りたいものですが。
 あと、後半からリインフォースが若干……いやかなりキャラが崩壊します。クールキャラもここまでやれるんだなぁ……。


第五十五話

 公園のベンチに座っていたリインフォースは、随分憔悴した様子だった。

 彼女の肩や頭に積もった雪を俺は軽く払ってやる。

 

「もう一度訊くけど、何やってたんだ? こんな吹雪になってでも外でやらなきゃいけないことなのか?」

 

「吹雪……?」

 

 ここでようやく、リインフォースは今の天気に気がついたようだ。……こいつ、何時間ここにいたんだ?

 『左腕』起動。稼働音を鳴らす左手に買い物袋を持ち替え、右手の手袋を外し、リインフォースの頬に触れてみる。

 手から伝わってきた感覚に、俺は舌打ちをした。

 

「……ガチガチに冷えきってるじゃないか! 何時間ここにいたんだ!」

 

「……………」

 

 俺の怒った言葉にも、リインフォースは俯くだけ。

 あーもう、しょうがない奴だな!

 

「ほら、立てるか? 行くぞ!」

 

 リインフォースを立ち上がらせ、半ば強引に手を引っ張って連れていく。

 

「……どこへ、ですか?」

 

「ここからなら八神家より俺達の家の方が近い」

 

 言って、俺は彼女の手を取ったままずんずん進んだ。

 

 

 

   ◇

 

 

 

 どうしてこうなっているのだろう。

 私は綾に連れられ、いつの間にか彼の自宅にまで来ていた。

 彼が扉を開け、私の手を引いて入っていく。

 

「綾さん、お帰りなさい。吹雪いてましたけど大丈夫でしたか……って、あれ、リインフォースさん?」

 

 玄関の物音で来たらしい、藤木由衣が、私を見て意外そうな表情をした。

 

「吹雪だってのに近くの公園でボサッとしてたのを見つけて連れてきた。由衣、タオル出してきてくれ。清潔なやつな」

 

「あ、はい」

 

「さ、はいれ。とにかくその冷えた身体を温めねーと」

 

「あ、いえ……迷惑をかける訳には……」

 

「何を今更。それに今外に出られる方がよっぽど迷惑だ。いいからはいれ」

 

 綾に言われるがまま、されるがままにリビングへと案内される。

 

「綾、お帰り……って、なんでリインフォースが?」

 

「後で由衣から聞いとけ。海斗、風呂入れてくれ。末崎は食材を冷蔵庫に入れるのを頼む」

 

「ん、わかった」

 

「おぉ、いいぞ」

 

「リインフォースはそこのソファに座っとけ」

 

「……はい」

 

 二人に指示を出し、綾自身も台所へと入っていった。私は綾に言われた通り、ソファに座る。

 それから、藤木由衣が真っ白なタオルを持ってこちらにやってきた。

 

「どうぞ。髪とか拭いてください。今綾さんが何か温まるものを用意してると思いますので」

 

「あ、ああ。ありがとう……」

 

 タオルを受け取り、言われた通り雪で濡れた髪を拭く。

 そうしていると、目の前のテーブルにマグカップが置かれた。中には湯気を立ち上らせるミルクが入っている。それを置いた綾はさらに砂糖の入った瓶とスプーンも置いた。

 

「ホットミルクだ、飲め。砂糖は自分で入れとけよ」

 

 言って、綾は手に持っているホットミルクを飲んだ。

 

「……すみません」

 

「そういうのはいいから」

 

 綾は携帯を取り出すと、どこかに電話をかけ始めた。

 

「もしもし、俺だ。はやてはいるか?」

 

 我が主の家にかけたらしい。私のことで報告をするようだ。

 しばらく綾は沈黙して、相手が我が主に代わったのか話し始めた。

 

「ああ、はやてか。今こっちで吹雪の中ボケッとしていた祝福の風を預かってる。ああ、この吹雪は今日一日続きそうだし、とりあえずはうちに泊めとく。いいな?」

 

 ……え?

 

「……あ? ああ、すぐ近くにいるけど。ああ、わかった」

 

 携帯を耳から離した綾は、通話中と表示された携帯を私へと向けた。

 

「はやてが、お前に代わってほしいってさ」

 

「いえ、あの……今、私を泊めるって……」

 

「そのままの意味だ。それより、ほら」

 

 携帯を押し付けられ、私は携帯を耳へと近づける。

 

「……私です、我が主」

 

『あ、リインフォース? もう、吹雪になっても帰ってきいひんから、みんなで心配しとったんやで?』

 

「も、申し訳ありません」

 

『この吹雪、今日一日続くみたいやし、綾さんが泊める言うてるからお願いしようと思っとるけど、迷惑はかけへんようにな』

 

「はい、我が主」

 

『……それと、何かあったら連絡してな? 私が、なんとかするから』

 

「……はい。……では、綾に代わります」

 

 要件を聞き終え、携帯を綾へと返す。

 ……主の最後の言葉は、綾が何かしてきたら、ということなのだろう。

 彼が優しい方だというのは、主もわかっているはずだ。しかし、これまでの闇の書事件の被害者の対応から、綾も彼らのような態度を取るかもしれない、という不安が拭えないのだろう。

 だけど、恨まれて仕方ないのだ。私は綾を殺しかけた。恨まれたのなら、それは報いであり、当然のこと。それに主を巻き込む訳にはいかない。

 

「さて、と。リインフォース、今風呂を入れてるから、沸いたら入って身体を温めろ。着替えは俺の服で我慢してもらうけど、それでいいな?」

 

「い、いえ、そんな迷惑をかける訳にはいきませんし、私は……」

 

「だから、今更迷惑かけたくないって言われるのが逆に迷惑なんだよ。迷惑かけたくないなら、指示通りにしろ」

 

「は、はい……」

 

 苛立ちの含んだ言葉に気圧され、私は肩をしぼませながら頷いた。

 また、怒られてしまった。今日公園で綾に会ってからというもの、私は綾を怒らせてしまってばかりだ。

 大怪我を負わせた上、このように怒らせてばかりの私は、綾にとって迷惑な存在に違いない。

 

「今日はシチューにすっかな。寒いし、客もいることだし」

 

「そういえば、皿が四人分しかないはずですけど、どうしますか?」

 

「んなもん、俺が代用品使えばいいだろ。お椀とか」

 

 なのになぜ、彼は私に気を遣ってくれるのだろう。

 なぜこうして私を家に迎え入れ、私にこのホットミルクを出してくれるのだろう。

 

「綾ー、風呂沸いたぜー」

 

「そうか。ほら、風呂に入った入った。着替えはお前が入っている間に用意しとくから」

 

 なぜ、冷えた私の為に、熱い風呂を用意してくれるのだろう。

 

「お、上がったのか。ちょうどシチューができたところだ。食べるぞ」

 

 どうして、温かい夕食を用意してくれるのだろう。

 ……どうして、私に……。

 

 

 

   ◇

 

 

 

「寝室とベッドはここ一つだからな。今日はここを使ってくれ。汗臭いかもしれないけど、そこは我慢してくれると助かる」

 

 夕食を終え後片付けもして、リインフォースを俺の寝室に案内した。なお海斗、由衣は自宅に、末崎は海斗の家へと戻っていった。今言ったように寝室及びベッドは一つだけなので、こういう時に家が隣同士というのは助かる。ちなみに末崎は基本俺の家あるいは海斗の家を交互に利用して寝るというスタンスをとっているが、今日はリインフォースに俺のベッドを使わせるということで海斗の家へと向かっていった。

 

「俺はもう少し起きてるから。何かあったら言ってくれ」

 

「……………」

 

 リインフォースの表情は依然暗い。いや、家に連れ込んでからさらに次第に暗くなっていた。被害者と一緒に一夜を過ごすということで肩身が狭く感じているのだろうか。

 だとしたら、俺は早いところ出てって一人で落ち着けるようにしてやるべきか。

 

「じゃあ、お休み」

 

 言って、部屋の扉へと向かいリインフォースとすれ違いかけたところで、彼女の口が開かれた。

 

「どうして、私に優しいのですか?」

 

「あ?」

 

 言ってることがよくわからず、中途半端な声を漏らしてリインフォースに振り向く。

 

「私は……あなたを殺しかけたんですよ?」

 

「……ああ、そうだな」

 

 こちらを向かず、俯いたまま話すリインフォースにとりあえず頷く。

 

「左手を吹き飛ばした」

 

「ああ」

 

「右目を抉った」

 

「ああ」

 

「他にも……あなたをたくさん傷つけた。あなたから色んなものを奪った」

 

「ああ」

 

 自白が進むにつれて、リインフォースの声が震えていくのがわかった。

 俺はフォローをしようとせず、適当に相槌を打っていた。変にフォローのつもりで優しい言葉をかけたら、それは棘と変わって彼女の心に突き刺さる。フォローをしなければしないで、そのまま棘として突き刺さる。

 俺の頭はこんな時に中途半端な効率で回っていた。何を言おうが、それは彼女にとっての棘となる。ほんの数ヶ月前の戦闘では彼女に追い詰められていた俺が、今度は彼女の心を追い詰めている。

 そこまではわかる。そこまではわかっているのだ。

 

「なのになんで、私に優しくするのですか? どうして、償いを求めないのですか?」

 

「……………」

 

 ここもわかっている。こう訊いてくるのはわかっていた。

 だが、そこから先の答えがどうしても出てこない。

 優しさは棘となる。そうしなくても棘になる。そんな中でどんな答えが傷つかないのか、検討がつかない。

 だからといって黙っていれば余計、最悪だ。

 

「……何か言ってください。答えてください。どうして私に優しいのですか。私に、恨みを向けないのですか」

 

「……理由を言えってのは難しい話だけど、まずお前を恨んではいないから、だな」

 

 リインフォースが顔をこちらに向けた。目からは少なからず驚きの色が見えた。

 しかし、すぐにリインフォースはかぶりを振った。

 

「嘘でしょう?」

 

「そんな嘘ついて、俺に何の得があるというんだ」

 

 またかぶりを振った。さっきより強く。

 

「嘘だ……」

 

「嘘じゃない」

 

 俺が言う度、リインフォースはその答えを振り払うように首を振る。

 

「嘘……」

 

「嘘じゃないって」

 

「嘘だっ!!」

 

 四度目は怒鳴り声になっていた。リインフォースの表情には苛立ちと悲しみが混じって、怒りながらも涙を流していた。

 部屋全体を叩く怒鳴り声から一転、沈黙に包まれた部屋で、俺は四度目の答えを返す。

 

「嘘じゃない」

 

「どうしてっ! あなたはそう私に優しい言葉を選ぶのですか!! 私のせいであなたは一生の傷を負った! 心の闇ができた! あなたが私を恨むことは、わかっているのに!!」

 

 ……心の闇?

 

「おいちょっと待て。お前のせいで俺に心の闇ができたって、何言って……」

 

「とぼける必要なんてないです! あなたに心の闇があったから、あなたの闇の欠片が生まれた! あなたに心の闇ができたのは、私のせいじゃないですか! 今までの被害者は皆私を恨んでた。あなたが違う訳がない!!」

 

 所々声を裏返しながら、泣きながら言っている内容で、俺はようやく納得がいった。

 俺の闇の欠片、いやマテリアルが現れたことから俺に心の闇があることは明らかになった。そして彼女が知る限りで心の闇ができる原因は、あの戦闘の時しかない。加えて今までの被害者からの恨み。だから、それらを結びつけた。自分が原因であると思い込んだ。

 仕方のないことだ。リインフォースは俺の過去を知らない。知りようがない。だからこのようなことになったのだ。

 

「過去の被害者のことは、闇の書の欠陥で忘れていった……でも、今回は違う! 左手を吹き飛ばす砲撃を撃つ感触も、右目を潰す刃を造る感覚も覚えてる! 自分でも恐ろしく思うような殺意を覚えてる! そして、この感覚に何も思っていなかった私が憎い!!」

 

「リインフォース、ちょっと落ち着け」

 

 取り乱すリインフォースを落ち着かせようと彼女の肩を掴む。が、その手は振り払われた。

 

「もう私に優しくしないでっ!! 私なんかに優しさを向けないでください!!」

 

 もう彼女の顔は涙でぐちゃぐちゃだ。悲しみや苦しみで押し潰されかけていた。

 ああ、確か、こういう時の対処の仕方は――

 

「こんな優しさを向けられるくらいなら、恨まれる方が――」

 

 最後まで言わせることはしなかった。

 彼女が言い切る前に、俺が彼女を抱き締めた。両腕で、ギュッと、強く。

 

「え……?」

 

 身体が密着され俺の顔二、三センチ隣にあるリインフォースの顔は、突然のことによくわからない様子だった。

 

「な、何を……っ」

 

 我に返ったリインフォースが抵抗をしだすが、俺は強く抱き締めて抵抗を許さない。相手が俺ということもあり、リインフォースも抵抗こそすれど全力で突き放すまではしない。

 しばらくもがいて、抜け出すのは無理だと判断したのか、リインフォースの抵抗が止んだ。

 それから十数秒の間無言でそのままを保ち、それからリインフォースを解放する。

 

「……………」

 

「あの……一体、何を……」

 

「少しは、落ち着いたか?」

 

「え? あ……」

 

 はっとして、迷惑をかけたと思ったようでリインフォースは顔を俯かせた。

 これは……『彼女』から教えてもらった方法で、不安や悲しみなどでパニックになった人に言葉はなかなか通じない。なので、相手を抱き締めて十数秒ほど落ち着くのを待つ。抱き締めることで相手を抑えて暴れるのを防ぐ上、相手は自分以外の体温を感じることで落ち着きやすくなるらしい。

 『彼女』以外にはリインフォースが初めてなのだが、効果はなかなかにあったようだ。

 

「すみません……」

 

「いいから。ほら、座れ」

 

 そう言ってリインフォースを促し、ベッドに腰掛けさせる。そして俺もその隣に腰を降ろす。

 少し間を置く。その間リインフォースは俯いたままであった。

 完全にとは言えないだろうが、すぐに癇癪を起こすことはないのを確認してから、俺は話を始める。

 

「落ち着いたところで、まず一つ訂正してもらうぞ。俺の心の闇だが、大元はお前じゃない」

 

「え……そんなはずがありません! 私のせいで……!」

 

 また泣き叫びそうなリインフォースの口に人差し指を当てる。

 それでリインフォースが黙って、数秒間を置いてから話を続ける。とにかくこういう時に焦ったら負けだ。多少時間がかかるとしても、じっくり話さなければちゃんと伝わらない。

 

「まず聞け。確かにお前を恨む心はどこかにあるかもしれない。だけど、大元……それ以上の心の闇を持ってるってことさ」

 

「それ以上の……?」

 

「ああ。大切な人を失うっていうのは、酷い苦痛になるもんだ」

 

 言いながら、脳裏で『あの』風景が再生されていく。

 ずっと守ると言った。ずっと一緒にいると約束した。でもその約束は、自分から裏切った、あの記憶。

 他の人が聞けば子供の約束だと笑うかもしれない。だけど俺にとっては、こうしてこの神のゲームに選ばれるほどの強い後悔となっている。

 

「……綾?」

 

「……それともう一つ。俺は優しくなんてない。他人のためだけの行動なんて全くできちゃいない。前にも言ったと思うが、全部自分のためだ。お前のためにと思ってない」

 

 物思いに耽った俺が心配になったのか、こちらを伺うリインフォースに気づいてもう一つの訂正を口にする。お前のためではなく、自分のため。一ヶ月半程前にも言った言葉だ。

 

「そんなこと……!」

 

「あるさ。俺の言葉や態度で、お前はさっき泣き出すほどに苦しんでいたんだろ?」

 

「それは……」

 

「反論、できないだろ?」

 

 ……今のは、少し意地悪だったか。

 だけど、結局は事実だ。俺の言葉が原因で、彼女は苦しんでいた。いや、今もそうだろうか。そんな俺は優しくない。

 優しい言葉はイコールして優しさではない。だから言葉は難しい。

 だが……。

 

「言葉だけの優しさなんて誰にもできないさ。けど」

 

 優しくないことと優しくしたくないこともイコールではない。俺だって、誰にでも優しくしたいし、優しくありたいと、そうは思ってる。

 俺は右手で、リインフォースの目に溜まっている涙をぬぐい取る。

 

「こうして……泣いてるお前の話を聞いて、涙をぬぐうくらいの優しさなら俺にもできるさ」

 

「あ……」

 

「今優しくしたのは、俺がそうしたいと思ったからだ」

 

「なん、で」

 

「まだ理由が必要か? 正直これ以上の理由はないと思ってるんだけど」

 

 今にも泣き出してしまいそうなリインフォースにちょっと困り顔になる。

 そうだな……。

 

「元がつく上かなり短い間とは言え、主が臣下のことを受け止めてやるのは当然だろ? あと、何を言えばいいんだ? 被害者九十九人が敵だとしても俺は味方だ、か? 悲しみに呑まれそうになった時には俺がそばにいてやる、か? 恥ずかしい台詞ならいくらでもあるぜ?」

 

「……っ」

 

 もう泣き出す寸前、いや少し泣き始めているかもしれない。リインフォースは目頭に手を当てて堪えようとしている。

 俺はそんな彼女の肩に手を置き、そっとこちらへと寄せた。

 

「例え罪人でも、泣く権利ぐらいあるさ。今ここには恨みの言葉を吐く被害者も、今お前が仕え、守るべき主もいない。俺だけだ。俺は、お前の弱音を聞くだけならしてやれる」

 

 そう言って、僅かに震えている背中を優しく叩く。

 堤防の決壊する音は、そのすぐ後に聞こえた。

 

「……、……う、うくっ、ぁぁ……」

 

 震える腕が俺の身体に回ってくる。

 堪えようとした嗚咽が、完全な泣き声へと変わっていく。

 

「うあああ……。うわああああぁ……っ」

 

 我ながら、酷い奴だなぁって思う。

 こうなるとわかっていた。わかっていて、こうなるように言葉を選び、彼女の心をつついて泣かせた。

 クロノに言われてから、それなりの償いをさせるという選択肢も視野に入れて考えた。だけどいい案は思いつかないし、何よりいらんと言った言葉を曲げるのは癪だから、という酷い理由で今回の手段を考えた。

 結果として、彼女を何度も泣かせることとなった……最低だな俺。

 それと、もう一つ。

 

(よく、恥ずかしい台詞をペラペラ言えたもんだよ……)

 

 もうできることなら、あんな台詞は使わない。俺はそう決めた。




 綾の主人公力パネェ。
 言葉だけの優しさは難しい。その通りだと思います。勘違いや誤解されたり、本作のようになることもあるかもしれませんし。いや、アレにまでなるとは言いませんけど。それにフェイトちゃんだって「言葉だけでは伝わらない」とか言ってましたし(うろ覚え。
 それに比べりゃ、行動なら言葉よりも確実に伝わるかなと。勿論絶対じゃありません。あと、いきなり抱き締めるのは下手すればセクハラですから。綾の主人公力とかリインフォースが綾を強く拒絶しない(できないともいう)おかげで実行できたものですから。
 もう一話やって、それから第四章かな。主人公勢以外の転生者のことも書きたいとは思うけど、そんなのGOD編終わってからでもいいよね!

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