黒い銃弾とは何だったのか   作:黄金馬鹿

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蓮太郎VS悠河の決着と木更&多田島VS櫃間の決着、そして帰還です

ブラック・ブレットのソシャゲマダカナー


フォーティースリーパンチ

「オラァ!」

「がはっ!」

何度目の交錯か。蓮太郎と悠河の戦いは蓮太郎の圧倒だった。

悠河の体術は蓮太郎が悠河の義眼でも視認不可の攻撃で潰し、超振動デバイスで内蔵や筋肉を破壊しようとしても蓮太郎には効かず、スナイパーライフルの弾丸を眼球に正確に当てても何でか眼球に弾かれる。そしてすぐに蓮太郎からプロレスラーやボクサーでも一撃で数日は気を失う拳を受ける。それの繰り返しだ。

「ま、まだだ……まだ!」

「……はぁ。いい加減諦めろよ。お前の攻撃は俺に通じない。」

「うるさい!僕は勝つ!絶対にだ!!」

立ち上がる悠河だが、足はもう生まれたての小鹿のようにガクガクだ。しかも確実に重度の脳震盪も起き、鼻も折れてるだろう。そして殴り飛ばされて壁に頭をぶつけていたからか流血も酷い。義眼も幾度もの衝撃でその機能の半分以上が機能していない。

体術だけなら、天童式戦闘術を習っていない蓮太郎には勝てるだろう。だが、蓮太郎にはそれを差し置いて尚有り余り過ぎるその身体能力と人間を辞めた体がある。

勝率なんて砂漠の中の砂粒一つ分もない。

「ハァァ!!」

悠河がボロボロながらもプロレスラー等でも驚愕するスピードで懐に潜り込み、拳を振るう。

だが、蓮太郎はそれを片手で払って顔面に拳を叩き込んで吹っ飛ばす。その時の手応えから悠河の顔の骨にヒビが入ったのが分かった。

「ぐあぁ!!」

「もう止めろ。死ぬぞ。」

「ここで帰っても消されるだけ……なので。」

もう立つだけでも辛いだろう体で悠河は立ち上がる。

「……ならもう辛くないように一撃で終わらせてやる。」

蓮太郎が血だらけの拳を構える。

「ウオォォォォォォ!!」

悠河がボロボロの体を奮い立たせて走る。

超振動デバイスを起動。義眼の機能も全開放。脳が焼き付くような痛みを出しても気にしない。

全力で体に染み付いた体術で蓮太郎に殴りかかる。が、蓮太郎はそれを右左と体をずらして避け、拳が当たって超振動デバイスが作動する。が、蓮太郎にはシャックリすら出させることができない。

「終わりだ。普通のパンチ!!」

「まだだ……まだ!!」

悠河の義眼がさらに熱を持つ。異音を上げてその性能を限界の限界まで引き出す。

その瞬間、何時もなら視認不可能な蓮太郎の拳が、見えた。ハッキリと、自分へと向かっているのが。

二千分の一秒の向こう側(ターミナル・ホライズン)』。一秒が二千秒に感じる程の感覚。菫の臨床実験でそれを体験した全員が脳を破壊された。だが、それを悠河は超えた。

だが、届かない。その拳は、二千秒を超えても、悠河には速過ぎる。見える、見えるのだが、届かない。体がついていかない程速い。

遠い、遠すぎる。自分の持てる全ての力の限界を全て突破させ、これから先どうなろうが関係ないと言わんばかりに体のリミッターを外し尽くした。だが、蓮太郎はその先を行った。

人外。人間を辞めた、と蓮太郎を見た者は言う。そして、悠河もこの瞬間、蓮太郎の事を人外だと認めた。だが、それは人間を辞めたのではない。

全力の努力で、ただ単純な努力で人間を超越したのだ。人間を超越し、別の、違う次元へと踏み込んだ、人間。それが、人外、里見蓮太郎。

(勝てない筈だ……こんな人外に。)

その瞬間、蓮太郎の拳が顔面に命中。さらに捻りを加えられ、威力が増す。

そして、拳が振り抜かれて悠河は顔面を中心に錐揉み回転しながらぶっ飛び、壁に激突した。

数秒経った。だが、悠河は立ち上がらなかった。

「俺の勝ちだ。」

「……手加減されてこれとは、全く情けないですよ。」

「手加減しなかったら地球がヤバイ。」

「でしょうね。スコーピオンを消し飛ばすなんて芸当は僕には無理ですから。」

「喧嘩吹っかけた相手が悪かったな。」

「嫌な上司を持つとこんなに苦労するなんて知りませんでしたよ。」

「よかったな、勉強になって。」

「えぇ、これから先使われること無い知識ですけどね。」

ペラペラと悠河は話すが、立とうとしても全身に力が入らない。もう、体は限界をとうにぶっちぎってボロボロ。意識を保てている……いや、生きている事が不思議な程だった。

「……じゃあな。」

蓮太郎は背を向け、歩く。もう、勝敗は決まっている。ここにいる必要はない。

「えぇ、もう二度と会うことは無いでしょうね、蓮太郎。」

「そうだな、悠河。」

悠河は目を閉じ、蓮太郎は外へと向けて歩き始めた。

蓮太郎と悠河の戦いは、呆気なく終わったのだった。

 

 

****

 

 

「クソッ!クソッ!!」

櫃間はオープンカーのアクセルペダルを踏み込みながら毒づく。

全てが台無しにされた。それも、たった一人の男に。

ダークストーカー、巳継悠河のバイタルサインが消えた。

櫃間がこいつは人外だと認めた男が死んだというのは悪い冗談にしか思えなかった。だが、バイタルサインは消えている。

ハミングバード、ソードテール、ダークストーカー。優秀な駒を三つも失った。

先ほどネストから、五翔会の沙汰を待つように命じられた。

除名や全羽を消されるならまだいい方だ。あんな優秀な駒を無くしたのだ。街中で刺されるか撃たれるかだって考えられる。

だが、櫃間には蓮太郎へ復讐出来る、唯一の切り札があった。

木更との結婚だ。今、櫃間がアクセルペダルを踏み込んでるのも木更との結婚式を挙げるためだ。

急遽ねじ込んだ結婚式。だが、日取りもちゃんと選んでいる。

蹂躙し、汚し、犯し尽くしてやる。彼の中の汚い獣がせせら笑う。

蓮太郎が切歯扼腕する様子を想像すると胸がすくようだ。

十字架の目立つ協会に辿り着くとオープンカーをボーイに預ける。

壮麗なパシリカ式の協会建築と聖十字架に目をやると、大扉に手を掛け、中に入る。

「おお……ッ」

祭壇の中央。そこには、正に美し過ぎる光景があった。

黒絹の流れる髪の毛の上に乗ったヴェールや白手袋。柔らかいシフォン地のスカートのドレープが見える。

美しい、美し過ぎる純白の乙女がこちらに背を向けて佇んでいた。

司祭はまだ到着していないようだった。

ぽつねんと背を向けた少女へ、櫃間は足を踏み入れる。

信徒席の長椅子を超えて、手を伸ばせば届きそうな距離に彼女のほっそりとした肩を捉える。

「木更、よく来てくれたね。さぁ、司祭が来たら私達だけで結婚式を……」

だが、その瞬間、銀色が走った。

喉に何かが当たる。次に喋ればそれは喉を貫通してくると実感させられる。

―――殺人刀、雪影。

木更の愛剣が櫃間の喉元には突き付けられていた。

「残念ね。私、まだ結婚する気は無いの。五翔会幹部の櫃間篤郎さん?」

その瞬間、木更の尋常ではない殺気が櫃間にぶつけられた。

心臓がその働きを何倍もこなし、大きな音を立て、冷や汗が湧き出てくる。ここまで恐ろしい事が今まであっただろうかと思わせる程の殺気だ。

「な、なに……?な、何のことを言っているんだ、木更。ご、五翔会なんて、私は……」

「櫃間さん、残念だが年貢の納めどきだ。よく立ち回った方だとは思うがね。」

その時、明後日の方向から別の声がかけられた。

司祭用の扉が開くと、そこから中年寸胴の刑事が回転拳銃を手に現れた。

「た、多田島さん……」

「悪いな、神父の代わりのおっさん刑事で。これからあんたが進むのはそこの別嬪さんとの新婚生活じゃなくて豚箱での囚人生活だ。」

「ふ、二人とも何を言ってるんですか?な、何がどうやら……」

木更が無言で刀を握っていない左手で櫃間に手の中のものを見せつける。

「『メモリーカード』……一体どこに……!?」

「この中よ。」

取り出したのは、櫃間が木更に渡した懐中時計だった。

変わってる点は、櫃間に渡された時よりもさらに綺麗になり、人に渡すために入れられたであろう、お洒落な、子供の好きそうな箱に入れられている、という事である。

「まさか盗んだ物をプレゼントするなんてね。」

「そ、それは調べた筈……」

「気付かなくても無理ないわ。だってこれ、凄い細工が施されてたもの。渡されたのが私だったから、気付けただけで。それにこれ、水原鬼八さん……あなたの所の人間が殺した人が、里見くんと行動を共にしてる紅露火垂ちゃんに渡すものだったんでしょう?偶然これを作った人に会えたから新品同然にしてもらったのよ。」

櫃間の顔はもう蒼白だ。

計画という計画が全て失敗した。言い訳はもうできない。メモリーカードまで相手の手に渡った。

「里見蓮太郎の調書に書いてありましたよ。水原さんは彼に証拠品が盗まれた、聖天子様に話を付けてほしい、110番はしたと。三回ほど、水原さんは警察に空き巣で連絡を入れています。人が死ななきゃ本格的に動かないのは警察の悪い癖です。おかげで、無実の英雄に泥を塗ることになりましたよ。」

軽々と言うが、多田島の怒りは爆発寸前だ。

五翔会に、櫃間に、そして、蓮太郎を信じなかった自分自身に。

もし、蓮太郎を信じていれば、どれほど早くこの事件は解決していただろうか。あの、アパートでの大虐殺も未然に防げたのではないだろうか。司馬重工でも犠牲者は出なかったのではなかろうか。

「メモリーカードの中身も見ました。よくあんな事を考え付いたものですな……」

多田島の声は怒りで震えていた。

木更も、こんなくだらない事でよくも蓮太郎を陥れ、可愛い延珠とティナを……そして、二人を殺した後にさらに自分の精神を壊すために夏世と翠まで殺そうとしてくれた。と、怒りが刀を握る力を強め、殺気を膨れ上がらせる。

ここで斬殺したっていいが、そうしたら自分が捕まるので出来ない。

「そうそう、もし私を五翔会に誘おうとかふざけた事考えていたら……そうですねぇ、口に出すのもおぞましいほどの残酷さでコロコロしてあげますよ?」

「天童社長、可愛く言っても駄目です。その時はあなたであってもとっ捕まえますよ。」

「バレなきゃ犯罪じゃないんですよ?」

「警察の前でそれを言いますか。」

「噛みました。」

「噛んでませんでしたよね。本心さらけ出してましたよね。」

「噛みまみた!」

「噛んでない!?」

「神はいた……」

「クソったれな神様なら私も知ってますよ……」

目の前ではおちゃらけた会話が繰り広げられているが、殺気はビンビンだ。

だが、ここで逃げなければ捕まる。

クソったれなの所で櫃間は後ろを向き、知ってますよの所で一気に走り出した。

「あっ、逃げた!」

「くっ、待て!」

多田島が拳銃を向け、発砲。だが、外してしまい、櫃間の足元を抉るだけ。

「逃がさないわ……って、きゃぁっ!?」

そして、容赦ない木更が踏み込んで斬撃を飛ばして足を斬りとばそうとしたが、ドレスの裾を踏んでしまい、転んでしまう。

「逃がわっひゃいっ!!?」

そして走り出そうとした多田島の目の前を雪影が回転しながら横切った。漏らしそうだった。

「天童社長、死ぬとこでしたよ!?」

「私はウエディングドレスを結婚前に着たせいで婚期逃しそうなんですよ!?」

「私は命掛かってましたからね!?ってか、あなたの容姿で迫られたら落ちない男はいませんよ!!」

「そんな軽い女みたいな事したくありませんよ!!」

「婚期逃した女なんてみんなそんなもんですよ!!」

「聞きたかないわよそんな事実!!」

結果、逃げられましたとさ。

 

 

****

 

 

櫃間は路地を走っていた。

計画は失敗だ。早急に立て直す必要がある。が、ふと思った。

立て直したところで、あの人外が首を突っ込んだら、その時点で計画は失敗へと一方通行で進んでしまうんじゃないかと。

だが、そんなこと言ってられない。首の皮一枚で繋がるか繋がらないかの瀬戸際なのだ。

路地裏をただ我武者羅に走っている中、目の前に黒い車がキキィーーッ!!と音を立てて止まった。

「やぁ、櫃間さん。」

スモークガラスが降りて顔を出したのは年若い男だった。が、櫃間はその声を聞き、驚愕する。

「その声、ネストか!?」

直接会うのは初めてだった。

「け、計画は失敗した!早急に計画を練り直す必要が……」

その瞬間、パシュッと空気の抜けたような音が櫃間の耳に入った。

そして、胸元に感じる尋常じゃない熱。

「え?」

「ブラックスワン・プロジェクトの撤収が決まりました。それに伴い、五翔会に繋がる証拠は全て処分することに決まりました。」

ネストの手にあるのはサイレンサーが装着された拳銃。

胸元に感じる尋常じゃない熱は、その拳銃から放たれた弾丸なのだと嫌でも理解できた。

「そ、そんな……わ、私が居なければ組織の運営に支障が……」

そして、櫃間はオレンジ色のマズルフラッシュを視界に収めた。

それが、櫃間の最後に見た光景だった。

ネストはそのままマガジンが空になるまで弾丸を撃った。

「失敗者には死を。さようなら、立派な櫃間警視。」

ネストはスモークガラスを上げ、エンジンを吹かして急スピードでその場を去っていった。

あとには、路地裏で倒れる男の死体が残るのみだった。

 

 

****

 

 

蓮太郎達は途中で合流すると、施設の爆破を見届けて出口を見つけて外に出てから東京エリアへと歩いた。

途中、ステージⅠのガストレアと三回遭遇したが、瞬殺だった。

蓮太郎の目的と鬼八の目的は無事、果たされた。

蓮太郎の罪は鬼八が生きていた事で冤罪となり、鬼八もブラックスワン・プロジェクトを潰せた事で陽の下を火垂と共に堂々と歩く事ができる。そして、五翔会に捕らえられていたという設定のリカがいる事で、その証言から櫃間も捕らえることができる。

十五と悠河、さらには一般市民の犠牲があったものの、この戦いは無事、終止符が打たれた。

「水原、帰ったら俺の罪を全部冤罪だと主張しろよ?」

「分かってる。迷惑をかけたからな。それくらいはちゃんとやる。」

そして、しばらく歩き、モノリスをやっと視界に収めた。

「あー……気持ち悪いわね。流石にモノリスのすぐ側にずっと居たからか車酔いみたい。」

火垂のそんな愚痴を聞き、イニシエーターズの方を見れば、確かに全員顔色が悪い。

この中に一人でも体内侵食率が高い者がいたら、今頃ゲロインの汚名を着てた事だろう。

「……やっと家に帰れるぜ。」

「俺もだ。もう死体のフリはしたくない。」

蓮太郎と鬼八も愚痴った時、内と外の境界線辺りに赤い光が見えた。確実に、警察のパトカーだ。

だが、怖がる事はない。大手を振ってパトカーの横を歩ける。

そして、ほんの数十メートル先が境界線、という所で蓮太郎は警察の中に一人、何度も見た顔を発見した。

黒色の髪をストレートに伸ばした、蓮太郎の想い人。

「里見くん、お疲れ様。」

何時も通りの黒い制服を着て、腰に刀を携えた、木更が警察達よりも何歩か前で待っていた。

「全部終わったんでしょ?」

「あぁ。そっちは?」

「終わったわよ。」

「そうか。そりゃ上場だ。」

そして、木更の後ろから、この間見たばかりの顔も出てきた。

「よう、坊主。」

「多田島さん。」

この間のような敵意の視線ではない、優しい視線を向ける多田島だった。

「すまんな、信じてやれなくて。」

「あの状況じゃ仕方ねぇよ。」

「そう言ってもらえりゃ気が楽だ。」

そして、多田島は背を向け、

「道を開けろ!二度も、汚名を着せられながらも東京エリアを救った救世主様がお通りだ!」

蓮太郎がいきなり何を、といった顔をする。が、何故かニヤニヤと何かを考えついた鬼八と玉樹まで前に出た。

「そこ退かねぇと殴り飛ばされるぞ!救世主様の敵になりたくなきゃ退けや!!」

「オラオラ!救世主様の通る道だ!勝手に塞いでると金取るぞ!!」

二人まで悪ノリし始めた。

「ほらとっとと退きなさい!通れないでしょ!」

「東京エリアの救世主様を東京エリアから閉め出す気!?分かったら道を開けなさい!」

「そんな罰当たりな事したら聖天子様からキツイ罰が下るわよ!」

「早く退かないと災害が起きますよ。」

さらにそこに弓月、火垂、リカ、朝霞も悪ノリ。

警官達はそんな彼等の言葉に押され、道を開ける。

「蓮太郎、帰るぞ。」

「早く帰ってお昼寝しましょう、お兄さん。」

「私も早くあのアパートに戻りたいです。」

「彰磨さんも戻ってきてるかもしれませんし。」

「とっとと帰って馬車馬の如く働くのよ、里見くん。そうそう簡単には手放さないわよ。」

延珠、ティナ、夏世、翠、木更の言葉に背中を押され、蓮太郎は照れ隠しするように笑いながらも、警官の開けた道を歩き始めた。

こうして、五翔会の企んだブラックスワン・プロジェクトは人外に喧嘩を吹っかけた結果、失敗するよりも酷い結果で幕を閉じたのだった。




悠河は原作の限界を何倍も超えて戦いましたが、人外はそんな次元じゃありませんでした

そして櫃間は破裂せず。流石に破裂させると多田島が手錠掛けちゃうのでw
だけど櫃間=サンは拳銃で撃たれて死亡!ナムサン!

次回は後始末です。二話分になるか一話分になるか分かりませんが、もうすぐ六巻も終わりです

この後は七巻の話が八巻で終われば八巻発売の一ヶ月以内に更新を再開、九巻まで続けば九巻が出てから一ヶ月以内に更新再開を目処にしていきたいと思います

それでは、また次回お会いしましょう

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