と、言うわけであけましておめでとうございます。新年一発目の投稿なのに話が進まないという。これも全部ガンダムブレイカー2が面白いのが悪いんや……
今回、ちょっとショットガンの弾薬の名称が幾つか出ているので、それに関しては後書きで纏めて説明します。説明なんていらねぇっ!!っていう方は飛ばしてもらって構いません
「そんじゃ、延珠、夏世、ティナ。ちゃんと押さえておいてくれよ。」
32号モノリス数十キロ前。そこは現在、始まろうとしているガストレアとの全面対決の最前線であった。
多くの民警がこの場に集い、アジュバンドを集めたり、既に集まったアジュバンドの仲間と交流を深めたりしている。
蓮太郎もここで仲間を集めるために軽い泊まり込みでまだアジュバンドを組めていない民警に声をかけていくつもりだ。
夏世はプロモーターがいないためアジュバンドに加えられないどころかこの戦いに加わる事が出来ないのだが、夏世はどうせこの場の民警全員を把握出来るわけないからコッソリ参加したって問題はないと言って無理無理に蓮太郎についてきた。
だが、仕事柄顔を合わせたことのある民警がいたらマズイので、何時もの服の上からパーカーを羽織ってフードを被っている。
ティナも夏世と同じ理由で参加したらどうだと夏世と延珠から言われたが、何故か含みのある笑みを浮かべて断った。だが何故かここにいる。
ちなみに夏世は今回のために壊れてもいいように同じモデルのショットガンを二丁、バックショット弾200発、フレシェット弾200発、スラグ弾100発、フラグ弾30発、特製バラニウムバックショット弾を30発という、明らかに個人が所有する量ではない量の弾薬を美織から貰っている。※1
「よし、ホイホイホイっと。」
蓮太郎がテントの杭を手刀で地面に一気に打ち込む。
普通は金槌等でやる物だがそんな物蓮太郎には必要ない。
「ってな訳でテントの完成だ。」
「おぉ~、ホントに立った!」
「早速弾薬をば。」
「……弾薬がギッシリ詰まった箱なんて私でも初めて見ましたよ……」
せっせせっせと弾薬箱をテントの中に運んでいく夏世を尻目に蓮太郎と延珠は二人でアジュバンドの仲間を探しに行く。
『留守番よろしく。』
「えっ、あっ、ちょっ、手伝っ……あぁもう!ティナさん、手伝って!」
「えぇ!?」
夏世がティナに空マガジンの詰まった箱を渡す。その時点でティナはこれから何を手伝えばいいのか察してしまった。
この560発の弾薬を詰めれる分だけこの空マガジンに詰めろと夏世は言っている。
「な、何時間かかると思ってるんですか!?」
弾薬を空マガジンに装填する時の地味な作業はスナイパーライフルで暗殺をしていたティナは一番知っている。
だが、それもほんの十数発。多くて二十発程度だ。
「だって私のショットガン、マガジンでリロードするやつですしおすし。」
「わ、分かりました……で、何発あるんですか?」
「560発。」
(あっ、日が沈むまでに終わるかな?)
そして夏世とティナのひたすら弾薬を空マガジンに装填する超地味な仕事が始まった。
「……ってか何でわざわざこんなに空マガジンを……」
「使い捨てますから……リサイクルしてる暇なんて無さそうですし……」
「……私もバレットライフルの弾薬をマガジンに装填しないと……」
金髪幼女二人は蓮太郎が帰ってくるまでひたすら無言でカチッカチッと弾薬を装填し続けた。
もし、夏世のショットガンがマガジン式ではなかったら、こんな悲しくも物騒な光景は見えることがなかっただろう。
****
数時間前。蓮太郎は一人、耳にインカムを取り付け大きな荷物を持って下水道を一人歩いていた。
昨日、32号モノリスの崩壊がニュースで取り上げられた後、地下シェルターへ避難できる東京エリアの30%の人員がコンピューターで自動的に選出された。
そう、たった30%しか、聖天子の用意したシェルターには東京エリアの住民は収容出来なかった。その30%の住民にはその日の内に通知がいった。
だが、問題なのはそこではない。その30%の中には呪われた子供たちも含まれていたのだ。
それを知った今の東京エリアの住民はヘタをすると呪われた子供たちを殺して避難権を奪い取ろうとする可能性もある。実際、そんな組織も出来ているとか。そして、その30%の中には蓮太郎と木更の生徒もいた。
昨日の内に当選した子達に蓮太郎は会いに行った。当選したのはたった一人だったが、彼女は「皆と一緒に待ってる。だって、蓮太郎先生がガストレアなんて全部倒してくれるから。」と笑顔で言った。
だが、もし避難権が彼女にある事を一般人が知れば、確実に目の敵にもされるし殺されるかもしれない。
だから、一日だけ彼女を他の子供たちと引き離し、天童民警会社で寝泊まりさせた。
そして、まだ陽も昇っていない朝に蓮太郎は菫の元へ行き、通信用のインカムを貸してもらい、昨日打ち合わせした生徒達用のシェルターもどきを作るために一人下水道を歩いていた。
『蓮太郎くん、もう少し先だ。』
「分かった。」
嫌な臭いもするしどこかジメジメとしてシェルターなんかにはしたくない場所だが、子供たちはこのような環境の方が過ごしやすい。さらに、こんな場所に人はまず来ないため、大戦の間だけ身を隠すにはまさに打って付けだった。
『そこだ。そこなら誰にもバレないだろう。だが、慎重にやれよ?崩れたら台無しだ。』
「分かってる。」
蓮太郎は入り組んだ下水道の一つの行き止まりの横の壁に向き合う。
拳を握り、軽く壁に向けて振るう。その軽く拳を当てただけで、下水道の壁の一部が消し飛び、人が何人か過ごせそうな穴が出来上がる。
「もうちょっと、か。」
なるべく窮屈な想いをさせないように、ついでに壁を貫通しないように丁寧に土の壁を崩していく。
「ざっとこんなもんか。」
広さ的には蓮太郎の部屋の二、三倍ほど。十数人がここで三日以上過ごすのは多少窮屈かもしれないが、我慢してもらうしかない。
そして、蓮太郎は背負って……と、言うか引き摺ってきた大荷物を広げる。
それは、大量の木材だった。
「じゃあ先生。梁作るから支持頼む。」
『分かった。まずは……』
蓮太郎が持ってきたのは、天井となっている土が崩れないようにするための梁を作るための木材だった。
土に梁が機能するかどうかは微妙な所……と、言うか殆ど機能しないと思うが、気休め程度に作る。
暫くして梁が完成した。
「食料は保存のきくものを後で持ってくるか。一週間分だから……」
『あぁ、それならもう私が注文しておいた。カロリーメイトと乾パン、それと水程度だがな。』
「いや、助かるよ先生。いつ届く?」
『もう数十分程度じゃないかな?』
「それじゃあ今からそっちに取りに行くよ。あいつらも食料持ち込むついでにここに連れてくる。」
『あぁ。それじゃあ待ってるよ。』
そして蓮太郎は菫の元へ子供たちの食料を受け取りに行き、かなり重いダンボール箱を片手に子供たちを迎えに行き下水道へ案内し、シェルターもどきに避難させた。
その際に電池式のライトや手回し発電のライト付きラジオ等も運んでおいたため、不自由はしないだろう。
だが、もしもここまで人が来たらという可能性もあるので、基本的には電気は付けず、入り口もどこから取ってきたのか分からないコンクリの塊(めちゃくちゃ薄くて軽い)で基本的には塞いでおき、用があるときだけ壊さないように退かして出るというようにしておいた。
このシェルターもどきから出て迷ってしまわないように各自に地図も持たせた。これで、彼女達が死ぬ可能性は無くなった。
ちなみに、延珠、夏世、ティナ、木更にもこのことはちゃんと話してあるため、もしもの時はシェルターもどきに避難する手筈になっている。まぁ、そのもしもの時はステージⅤ辺りが出て蓮太郎じゃないとどうしようもない時位なのだが。
そして時は戻って最前線。
蓮太郎と延珠は不意に水晶玉を目の前に置いた正しく占い師という風貌の女性を発見した。
話しかける意味はないのだが、何故最前線で最も危険なここにいるのか声をかけたくなったのだ。
「なぁ、あんた。なんでこんなところで占いなんてやってるんだ?」
「なんで、と聞かれましてもこれが仕事ですから。」
「違う、そうじゃない。ここは最前線だ。こんな所にいるよりも避難した方が良いんじゃないか?」
もし今この瞬間、何かが原因でモノリスが崩壊でもしたらこの占い師は確実に逃げ遅れる。
「そんなの簡単です。ここにいる民警ではない者達は民警の方々が勝つのに賭けたのです。」
「……そりゃ責任重大だな。」
「はい。ですがそんなプレッシャーをかけないために私は今回限り、占いの結果がいい方向の物しか出ないようにしてあります。」
「……それ、占いとしてどうなんだ?」
「ですが、皆さんポジティブになるでしょう?」
「……そうだな。」
蓮太郎は素直に感心する。
「じゃあ、俺の運勢も占ってくれよ。」
「はい。」
占い師が水晶玉に手を翳してその水晶玉を覗き込む。
そして、顔をあげた。
「今、あなたはアジュバンドの仲間を探していますね?」
「あ、あぁ。」
当てられたことに意外性を感じて若干後ずさる。
「大丈夫です。すぐに信頼できる仲間が見つかるでしょう。」
「……そうか。なら何とかなりそうだ。少し気が楽になったよ。」
「お役に立てたようならなによりです。」
「はいはいはいはい!!」
延珠が挙手しながら占い師に詰め寄る。
「な、なんでしょう?」
軽く引きながらも占い師が反応する。
「妾も占って欲しいのだ!」
「お嬢ちゃんは何を占ってほしいの?」
「妾のおっぱいについてだ。木更よりもおっきくなりたい。できれば120くらいで。」
「ひ、ひゃくにじゅう……?」
もう何も怖くないとでも言わんばかりの数字に占い師がドン引く。
「ね、強請るな、勝ち取れ。さすれば与えられん……と、でも言っておきましょうか……」
「つまり?」
「……きっとそこまで大きくなりますよ。」
占い師が目を逸らして延珠の占い結果(?)を話した。
「そうか!蓮太郎、大きくなったら毎日揉ませてやるからな!」
「…………なんかスマン。」
「……仕事ですから。」
蓮太郎は延珠の服の襟足を引っ張って猫を持ち上げるようにして持ち上げると、占い師に一礼して歩き去っていった。
そして暫く歩くと、おそらくアジュバンドを組んでいないだろう民警がゾロゾロと歩いていた。
軽装な者、重装備をした者、道着を着た者等など。
だが、その中で蓮太郎が自分のアジュバンドに引き込もうと思う人物はいなかった。
「ここなら選り取りみどりだそわ、蓮太郎!」
「……駄目だ。」
「むっ……何でだ?」
「俺がいない間、ここにいる奴らに背中を預けられるか?」
「そ、そう言われると……」
蓮太郎はほら、行くぞ。と延珠の手を握ってはぐれないように歩き出す。
延珠はまんざらでもない……と、言うか満面の笑みで蓮太郎と歩き出した。
暫く歩くと、少し人混みが出来ているのを発見した。
そして、蓮太郎の人外並の嗅覚が血の匂いを嗅ぎとる。
「……ここで待ってろ。」
「えっ?」
延珠の頭を撫でてから蓮太郎が一人で人混みを掻き分けて中の様子を見る。
「……ッ。」
人混みの中心には鋭利な刃物で頚動脈を切られたイニシエーターと何かで押しつぶされて斬られたプロモーターの死体があった。
「……何かあったのか?」
「いや、知らない。」
「そうか……」
隣のプロモーターに聞いてみたが、知らない模様。どうやら、誰も知らないらしい。
蓮太郎は手を合わせて合掌し、せめてもと思い冥福を祈った。
そしてすぐに延珠の元に戻り、再びアジュバンドを組む民警を探す。
そしてしばらく歩いたところで……
「おい、あっちで民警同士での喧嘩だってよ!!」
「蓮太郎……」
「……ちょっとだけ見に行ってみるか。」
どうするのかとくいっくいっと蓮太郎の袖を心配そうに引っ張る延珠を尻目に蓮太郎はその喧嘩の現場を見に行く。
ドーナツ状に広がった人混みの中は人が薄く広がっていたからか、中はすぐに見えた。
(あの人は……あのモヒカン、喧嘩売る相手を間違えたな。)
片方は何処かでヒャッハーやってそうなモヒカンのプロモーター。そのプロモーターのイニシエーターは申し訳なさそうな顔をしている。プロモーターは
そして、もう片方の民警は片方はサンバイザーを被りロングコートを羽織り、自然体にしており、イニシエーターは「はぅぁぅぁ……」と小さな声を漏らしながらプロモーターのロングコートを摘まみながら魔女の帽子のような帽子を目深に被っている。
「テメェ!なんで俺の酒が飲めねぇっていうんだ!」
「別にそういうわけではない。」
「なら何で飲まねぇんだ!」
「君に奢ってもらう通りはない。それだけだ。」
「何ィ!?生意気なヤツめ!!おい、やっちまえ!!」
プロモーターがイニシエーターに指示する。延珠があちゃー。と額に手を当てながらも結末を見つめる
延珠も気付いている。両者にはどうにも出来ない実力の壁があると。
「……翠、下がっていろ。」
ロングコートの男はイニシエーターに一言だけ声をかけると、イニシエーターを下がらせる。
そして、槍を構え並のプロモーターなら一瞬で串刺しになるであろう速度で突っ込んでくるイニシエーターを迎え撃つ。
高速で放たれた突きをヒラリと避け、延珠の目ですら追うことが困難な速度でかかと落としであろう一撃を槍に向けて放ち、槍を地面に埋める。
それが見えなかったのか、意識がどこかに飛んでいるイニシエーターの頭にゴツン。と拳骨。イニシエーターはそのまま目を回して倒れた。
「なっ!?」
イニシエーターに身体能力で勝てるプロモーターなんてそうそう居ない。それこそ、木更や蛭子影胤、蓮太郎のような人間辞めてる連中位だ。
故に、先程の一連の行動は周りの民警からすれば目を見開いて驚くほどの物だった。
「撃たれたら面倒だな……」
ロングコートの男はそうボソッと呟くと、その場から残像を残して消えた。
あの小比奈の動きを目で追ってそれに難なくついていった延珠の目ですら、残像が見える程だった。
そして、衝撃音。
ドゴォッ!!と鉄球をコンクリートの壁に思いっきり打ち付けたような重低音。
ロングコートの男は肘鉄をモヒカンの鳩尾にめり込ませていた。
音もなく倒れるモヒカン。
「れ、蓮太郎……」
今の、見えたか?そう聞こうとした延珠だが、すぐにそれを中断する。
蓮太郎が、消えていた。
そして、再び次の瞬間、先程の衝撃音よりもさらに強い衝撃音が響く。
文字では表せないその衝撃が振動となり鼓膜を刺激する。思わず耳を塞いで延珠がロングコートの男の方を見れば、そこには右拳を振るった後の蓮太郎と、それを両掌で防いでいるロングコートの男の姿があった。
「ぐっ……いきなりは無いんじゃないか?里見。」
「へっ、彰磨兄ぃだからだよ。」
蓮太郎の拳をまさか受け止めるなんていう事ができる男を目の当たりにして延珠が何度も目をこすりながら目が飛び出んばかりに目を見開く。
対して蓮太郎は拳を離す。
「……れ、蓮太郎。その人は……」
「あぁ、そういえば延珠も知らなかったな。この人は薙沢彰磨。俺の兄貴分だ。」
蓮太郎に兄貴分なんていたんだと言いたかったが、蓮太郎が元々は天童の家に居たのを思い出し、まぁ兄貴分位いても不思議ではないなと思い直す。
ギャラリーはもう閑散としている。
「全く、お前の拳はどうなっているんだ。俺の超バラニウムの骨格が久々に悲鳴をあげたぞ。」
「えっ、超バラニウム?」
「そうだ。彰磨兄ぃは体の骨格を全て超バラニウムの骨格に置き換えているんだ。」
「これで里見の拳一発で悲鳴を上げるんだからまだ俺も半人前だ。」
いやいやいやいや!!と全力で手を振る延珠。あの蛭子影胤が一撃で池ぽちゃした拳をぐっ……で防ぐだけでも十分凄い……と、言うか人間やめている。
「それにしても何で彰磨兄ぃは東京エリアに戻ってきたんだ?数日前から来てるってのは先生から聞いたが。」
「たまたまだ。翠に東京エリアを見せてやろうと思ってここに来たらこんな事に巻き込まれた。お陰でこの件を解決しないと旅に出れない。」
翠、という名前に一瞬頭の中に?が浮かんだが、彰磨の後ろで隠れているとんがり帽子を被った少女を見て、この子か。と頭の中で結び付ける。
「翠、挨拶くらいしておけ。」
「あ、あの……布施翠です!」
慌てた感じで名前を言って頭を下げる彰磨のイニシエーター、翠。
「すまんな、こいつは極度のアガリ症でな。」
「いや、別にいいよ。延珠、お前も挨拶しておけ。」
「うむ、妾は藍原延珠。モデル・ラビットのイニシエーターで蓮太郎の嫁だ!」
その瞬間、彰磨の蓮太郎を見る目が変わる。
「里見……お前……」
「いや、絶対に彰磨兄ぃの思ってるような事はしてないからな!?後俺はロリコンじゃねぇからな!!?」
「そ、そうか……もし本当だったらお前との付き合い方を考える所だった。」
「絶対ねぇよ!これから先も!!」
その言葉に延珠がムッとするが、無視して蓮太郎は話を進める。
「なぁ、彰磨兄ぃ。もうアジュバンドは組んだか?」
「いや、まだだ。」
「なら俺の所のアジュバンドに来てくれないか?彰磨兄ぃなら俺がいない間も安心出来る。」
「……ほぅ、何か企んでるな?里見。」
「あぁ。それも聖天子様から直接のな。」
プロモーター二人の顔がいい感じにゲスイ感じの笑顔になった。
そしてイニシエーター二人が軽く引く。
「良いだろう、お前の悪巧みに俺も一枚噛ませてもらおうか。」
「へっ、彰磨兄ぃならそう言うと思っていたぜ。」
こうして、蓮太郎のアジュバンドのプロモーターは人外を超えた何かの蓮太郎、耐久力と悪運が人外の玉樹、骨格が超バラニウム(と、言う名のアダマ○チウム)でさらに天道式戦闘術(と、言う名の北○神拳)が使える彰磨と言う、人外しかいないアジュバンドとなった。
※1……バックショット弾は比較的普通の散弾であり、ショットガンの散弾と言えば主にこの弾薬が頭を過るであろう、それなりに知名度もある弾薬
フレシェット弾とは、その名の通りフレシェット(小型の矢)がひとつの弾丸に大量に詰まった弾薬。アニメ『ヨルムンガンド』第十話にて使われている
スラグ弾は少し前の話で夏世の使った単発式の弾薬。ショットガン=散弾の図式が頭にある人達はあまりイメージがつかないだろうが、近距離ならばそれなりに貫通力のある弾薬
フラグ弾もその名の通りフラグ(炸裂弾)を撃つ弾薬。今回夏世が持ってきたのは当たった後に体内で爆発させる徹甲榴弾。モンスターハンターシリーズにも徹甲榴弾は登場しているのでイメージをしにくい方はそれを思い浮かべると楽だと思われる
夏世が持ってきた弾薬は計560発。兵隊の持つ予備弾薬がアサルトライフルで大体180発なので、夏世がどれだけ馬鹿みたいな量を持ってきているのかはその時点でお察し
と、言うわけで北斗神拳伝承者と猫耳天使の登場回でした
……ってあれ?猫耳天使の台詞、少なすぎ……?
ま、まぁ、そんな訳で次回はやっと人外しかいないアジュバンドが完成します。こうご期待!!