更新遅れてすいません! 何故かうまく文章が構成出来なかったので。
今回は、翔聖が覚醒します!
では、本編
あらすじ
翔聖達のピンチに何処からとも無く聖夢剣が出現して、それを掴んだ翔聖に光が纏われた
翔:「この光は......」
翔聖を纏っていた光が消えると、翔聖の服装が紺色の袴に白色の衣を着ていた。
そして、翔聖の背後には輝月と相反する様な光輪が出現した。
翔:「これは......」
翔聖は自分の変化に戸惑っていた。無理もない、いきなり服装などが変化したからだ。
輝:「くっ!」
輝月は翔聖が戸惑っているところを狙って斬りかかる。少なくとも翔聖自身が気づいてないのだから、翔聖に輝月が勝てる保障はある。
翔:「うわっ!」
翔聖は驚きのあまり、右腕で防ごうとする。この行為だと、翔聖の右腕は斬られてしまう。それほど急な攻撃だったのだろう。
しかし
輝:「なん......だと......!?」
翔聖の右腕には光輪が出現していて輝月の剣を防いでいた。
あの月詠の刃を受け止めても尚、光輪にはヒビ1つ入っていない。
翔:「今だ!」
翔聖は驚いてる輝月の隙を突き、薙ぎ払いをする。
そして、何故かただ斬られただけなのに輝月は吹き飛ぶ。
翔:(え!?ただ斬っただけなのに......)
霊:(今......斬撃が飛んだような......)
翔聖は気づかなかったようだが霊夢は気づいていた。翔聖が薙ぎ払いを行った瞬間に斬撃が飛んだのを。
そして、吹き飛ばされた輝月は
輝:「っ......」(ざ、斬撃が......しかも斬られたはずなのに、斬られていない......)
やはり、斬撃が輝月を直撃していた。しかし、それよりも驚くことがある、それは......。
輝月の身体が斬れていないことだ。聖夢剣では、人は斬れないのだろうか......いや、そうではない。聖夢剣は人ではなく......邪を断ち切るのだ。
輝:「く......は......」
輝月が苦しそうな声を出すと徐々にではあるが輝月からの邪悪なオーラが弱くなっていくのだ。恐らく、聖夢剣の効力だろう。
翔:(オーラが弱くなっていく......チャンスは今だ!)
翔聖が追撃をすべく構えると
霊:「翔聖!いくら相手のオーラが弱くなったからって接近は危険よ!斬撃で攻撃しなさい!」
霊夢が叫ぶ。斬撃で攻撃しろとか相手に攻撃する手段を教えるようなものだが、輝月自身は斬撃による攻撃を知っていると霊夢は思ったのだ。だからこそ、叫んたのだ。
そして、翔聖は頷く。
翔:「いくぞ!『光斬』!」
翔聖が薙ぎ払いを行うと、そこから光の斬撃が輝月に飛んでいく。
輝:「嘗めるな!」
流石の輝月だ。飛んできた斬撃を黒く禍々しくオーラを纏った刀によって防がれた。
翔:「まだまだぁ!」
翔聖は更に飛ばす。対する輝月は防ぐ。
前まで輝月は攻めていたが、今では防戦一方である。
霊:「す、すごい!あの輝月を押している......。でも、あの力は一体......」
霊夢は見惚れるなか、あの翔聖の力について考えていた。
そんな霊夢を見たのか
?:「あれは、神依《かむい》よ」
霊夢の隣にスキマが出現し、教える。このスキマを出せるのは1人しかいない。
霊:「紫......一体どうして」
やはり、紫であった。
紫:「ここの結界を神楽に壊してもらったのよ。それで結界が弱くなったから能力でね」
霊:「なるほど......なら、神依ってなによ」
霊夢は紫の出現に納得はするが、神依については納得していない。
紫:「神依というのは、神を纏う事よ。神力との違いは......神力は神と同等の力を得るけど、神依は神そのものを纏うのよ」
なんと、神依とは神そのものを纏う力らしい。つまり、今の翔聖は神と同等の力を得ているのではなく神そのものの力を得ていることになる。
しかし、神を超越する絶神力と比べると弱体化してる様な気がしてならない。
霊:「で、でも!神すら超越する絶神力と比べると弱くなってないの!?」
霊夢も同じことを思っていた。やはり、神力ならともかく絶神力と比べてしまうと弱くなっているように感じてしまう。
紫:「そう思うでしょ? そこは、問題ないわ。どんな理由かは知らないけど神すら超越してるはずの絶神力より強いわ」
霊:「そうなの......」
謎である。どうして神すら超越してる絶神力よりも神依が強いのだろうか。
理屈では分からないが今の翔聖を見ると確かに絶神力よりも強くなっている。
紫:「彼は......神に愛された人の子よ」
紫は呟いた
その頃、肝心の神依を発動した翔聖は輝月と互角の戦いをしていた。
翔:「はぁ!」
翔聖は霊夢の言う通り距離を保ちながら斬撃を放っていた。
この斬撃は聖夢剣の能力なのか神依の能力かは不明である。
輝:「くっ......!この私を追い込みとは!」
対する輝月は余裕そうな台詞を吐くが実際は回避や跳ね返す事が出来ずに防ぐことで精一杯だった。
この輝月でさもここまで苦戦するのだ。神依がどれほど強いのか分かる。
翔:「よし!これでも食らえ!」
翔聖はある程度距離を離すと剣先を向ける。アレを放つのだろう。
翔:「『マテリアルセイバー!!!』」
しかし......レーザーは放たれなかった......。
翔聖は何が起こったのか訳が分からず困惑していた。神依では、スペルカードが使えないのだろうか、まだまだ不明な点が多い。
輝:「ふっ!どうやら使えこなせていないようですね!!反撃としますね!」
レーザーが撃てない事は予測していなかっただろうが輝月はすぐに剣先を向ける。
輝:「『ウロボロス・エンド』」
剣先から禍々しいレーザーが放たれた。この時の輝月の声はゆっくりだったがどこか哀しみがあった。
しかし、レーザー自体には哀しみは無く、そのまま困惑してる翔聖に向かう。
紫:(マズイわ! いくら神依を発動したとは言え......使えこなせて無いのに、輝月に勝つなんて至難よ!)
紫はスキマを作り出し、翔聖を守ろうとする。
その瞬間
?:「『天龍蒼波!!!!』」
階段のある方向から龍の衝撃波が飛んできた。
衝撃波はそのままレーザーとぶつかり合うと消滅した。
これほどの衝撃波を放てるのは1人しかない。
しかし、その人物は下の階で気絶しているはずだが......。
霊:「まさか......」
霊夢が衝撃波が飛んできた方向を見ると、そこには
秦:「ハァ......ハァ」
ヒカルとの激闘で気絶した秦羅が立っていた。
秦羅の上着には血痕があった。秦羅の口元を見る限り吐血したのだろう。それほど負荷が掛かってるのに秦羅は絶神力を発動し、翔聖を守った。
秦:「翔聖ェェェェ!!!僕はお前を信じてる!!!」
秦羅としては珍しく大声を放つ。この言葉1つ1つには覇気が込められており、その場にいたほとんどの人物の背筋を凍された。
1人を除いては......。
翔:「秦羅は......僕を信じてくれてるんだ!」
翔聖は秦羅の言葉を受け、聖夢剣を構える。
翔:(皆の想いを......背負って、輝月を倒す!!)
続く
どうでしたか?
翔聖の新たなる力......『神依』 まだ使えこなせていないようですが強いですね。
そして、再び翔聖の危機に秦羅が駆けつけました。本当にタイミングいいですね
では、次回を楽しみに