輝月に押されてばかりの翔聖達ですが今回で、何かが起こります
では、本編
あらすじ
輝月は魔装という力を発動し翔聖の聖月を奪った
翔:「ぐぁぁぁ!」(訳:僕の役目〜!!)
輝:「これが再生に導く力です!」
輝きが収まると輝月の手には金色の刀身に黒い柄の刀があった。
黄金の輝きは綺麗だがどこか禍々しさを感じる。
霊:「その刀は、なによ」
輝:「この刀ですか? これは月詠です。元々聖月と神月は同じものです」
どうやら月詠は聖月と神月が元の姿に戻ったものらしい。
つまり、翔聖はもう戦う術を無くしたのだ。
霊:「聖月と神月が....同じもの!?だ、だから聖月と神月は相反する力なのね」
霊夢は聖月と神月が相反する力なのは知ってはいたが同じ存在だったとは知らなかった。 いや、霊夢ではなくともまず分からないだろう。
なぜなら聖月と神月が同じ存在だということは誰も知らなかったからだ。
輝:「さて、もう彼はいいですかね」
輝月が指を鳴らすと翔聖を包んでいた球体が消え翔聖がゆっくりと落ちてくる。
霊:「翔聖!」
霊夢は落ちてきた翔聖をなんとか抱えると禍々しき力を放っている輝月を睨みつける。
対する輝月は余裕な表情を崩さない。つまり、この表情をするという事は翔聖達に負けるつもりがないという事だ。
輝:「さて、どうします?このまま戦うか.........それとも降参します?」
翔:「こ、降参.........するものか!! 決めたんだ!この世界を.........いや、世界の未来を守るって!!」
翔聖はまだ反抗の意思を示して決め台詞を言う。しかし、今の体勢ではそこまで決まっていない。せめて女の子に抱かれていない時に言うべきだろう。
輝:「なるほど.........ならばその選択を後悔するのですね」
輝月はゆっくりと翔聖達に月詠の剣先を向ける。何かをするつもりのようだ。しかも、強大なものを。
翔:「.........!」
翔聖は霊夢に降ろしてもらうと武器が無いため対抗する術がないためか、それとも、霊夢に守ってもらったのを恩返しするのか霊夢の前に立つ。
霊:「翔聖.........」
霊夢は両手を広げて守ろうとする翔聖を見ることしか出来なかった。本来ならば翔聖を「バカな事をしないで!!」.........と言って止めるが、今の霊夢にはそんな事が言えなかった。
輝:「ふふ.........2人諸共.........死になさい」
冷たく言い放つと、突きつけた剣先に光が集まっていく。ゆっくりと.........ゆっくりと集まっていく。
まるで、翔聖と霊夢の2人を死へ誘うかの様に思えてしょうがない。
輝:「終わりです 『終焉 ウロボロス・エンド』!!」
月詠の剣先から強大なレーザーが放たれる。『ウロボロス・エンド』の威力は『ルーンレイズ』とは比ではない、あの砲台から放たれる『ギガ・デス』よりも強大なレーザーであった。
こんなものを食らったら痛いでは済まない。(済んでしまったら.........別の意味でショックだが)
放たれたレーザーは無慈悲にも防御の手段がない翔聖達に向かう。ここで、1つ思うことがある。
どうして、霊夢は結界を張らないのかという事だ。
その理由としては、このレーザーだと結界が破られるからだ。
翔:(クソ.........ここまでか)
霊:(この世界の未来を.........)
翔霊:(守れないのか(のね)!!)
翔聖達が自らの無力からか、悔し涙を溜めていると.........
何かが翔聖達からレーザーを守った。
輝:「なに!?」
輝月は珍しく驚いた。それも当然である。
どうしてかと言うと、トドメの一撃を防がれたからだ。
翔:「こ、これは.........」
翔聖が改めて防いだものを見ると驚いた。
防いだものとは.........
霊:「せ、聖夢剣.........」
なんと、神社の倉に保管していたはずの聖夢剣であった。
聖夢剣のどこにあのレーザーを防ぐ能力があるのは知らないが翔聖は何かをこの剣から感じた。
翔:「.........」
翔聖はゆっくりと聖夢剣の柄に手を掛けようとする。
その行動を見て霊夢は驚く。
霊:「翔聖、忘れたの!? その剣は1人だと持ち上がらないのよ!」
そう、聖夢剣は1人では持ち上がらないのだ、現に翔聖と霊夢は見つけた時に持ち上げようとしたが、持ち上がらなかったからだ。
持ち上がった方法はただ一つ。翔聖と霊夢が同時に持つことで持ち上がるのだ。それ以外の方法では、一切持ち上がらないのだ。
翔:「分かってるよ.........でも、なんか感じるんだ」
翔聖が何かを感じたのかは不明だが勝機を感じたのだろう。
翔聖が柄に手を掛けた瞬間.........
黒かった刀身が綺麗な銀色に変化し、いとも簡単に持ち上がった。
霊:「持ち上がった......」
霊夢は驚きの声しか出せなかった。なにせ、1人では無理だったものが翔聖1人で持ち上がったからだ。
それを見ていた輝月の表情からは一切、余裕がなかった。
聖夢剣を知っているのかは不明だが、聖夢剣からただなる力を感じ取ったのだろう。
輝:「......っ!」
輝月は聖夢剣の力に対抗すべきか更なるオーラを纏う。黒輪も大きくなる。
翔:「聖夢剣..............力を貸てくれ!!」
翔聖が聖夢剣を構えると、彼を覆う光が出現した。
続く
どうでしたか?
翔聖を覆う光とは
因みに友人からの指摘で文章の書き方を変えてみました
では、次回を楽しみに