東方翔霊録~守りたい未来~   作:来翔

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どうも来翔です
久しぶりの更新になります
因みに少し文章が変になってるかもしれませんが温かい目でご覧下さい
では、本編


覚醒 月神の塔 3階 (VS灼熱の獅子王 中編)

あらすじ

月神の塔にて 妖夢とミレイがタッグを組んで獅子王 魁人に挑んだ

妖:「ミレイさん 行きますよ!」

ミ:「うん!」

 

妖:「はぁぁぁ!!」

妖夢は二刀流で魁人に突っ込む そしてミレイは

ミ:「はっ!」

矢を放つ

対する魁人はというと

魁:「ふっ その程度か! 火炎撃!」

攻撃に一切微動だにせずに火炎を剣に纏わせ妖夢とつばぜり合いをする

妖:「うっ........!」

流石の妖夢でも相手は男性 しかも翔聖や秦羅とは違いがたいがいいため押される

魁:「どうした その程度か?」

やはり余裕の表情を浮かべる魁人 しかし表情とは裏腹に力は徐々に加わっていく 妖夢はもはや抵抗する術はなかった だがそんな時に

ミ:「妖夢だけじゃないよ!!」

ミレイが矢を放つ ミレイが放った矢は真っ直ぐに魁人に向かう 流石ミレイだ 数百メートルも離れてるのに的(魁人)を狙い撃つのは至難の技だ しかしそんなミレイの矢は魁人に当たる前に突如出現した炎によって防がれた

ミ:「えっ!?」

魁:「火炎龍!!」

魁人はそのまま炎で妖夢を吹き飛ばす

妖:「熱っ!」

吹き飛ばされた衝撃でのダメージは少ないが炎によってのダメージはあった

ミ:「大丈夫!?」

ミレイは吹き飛ばされた妖夢に駆け寄る

妖:「だ、大丈夫です にしてもあの刀」

ミ:「刀?」

妖夢が指を指したのでミレイは魁人が持ってる刀を見る 魁人が持ってる刀は柄に獅子の装飾があった

ミ:「刀がどうしたの?」

ミレイが妖夢に問いかけるとそれを聞いていたのか妖夢ではなく

魁:「この刀か? この刀は 獅子帝剣 私が輝月様に忠誠を誓った証だ」

魁人が説明した 輝月に忠誠とは獅子王の名前には似合わないが魁人らしいとは言える

それを聞いたミレイは

ミ:「ねぇ どうして? どうして魁人お兄ちゃんはそんな風になったの?」

なんと魁人の事をお兄ちゃんと呼んだ 兄妹にしては全く似ていない 妖夢は何故呼んだのか全然見当がつかないため首を傾げていた

 

 

 

 

 

 

 

魁:「まだ私の事を兄と呼んでくれるか ミレイ」

ミレイは無言で頷く

魁:「質問に答えよう 私の事情を知ってるな?」

また無言で頷く

妖夢とはいうととりあえず魁人の攻撃に備えるために構えていた

魁:「あいつらは 少しでもミスを犯しただけであの仕打ち........家族全員を殺すとは!!!」

魁人の言葉には憎悪が込められていた 魁人は数年前に少しミスを犯してしまったのだ だがそんな少しのミスでもお仕置きのつもりなのか家族全員を惨殺されたのだ

そんな過去を持つのなら世界を憎むのなら分かる

妖:「そんな........酷い」

妖夢は魁人の過去を聴いて少しだけ同感してしまうがミレイは同感していなかった

ミ:「確かに憎いのは分かるよ でもだからって! 世界を滅ぼそうなんて間違ってる!!!」

いつになくミレイは怒りの声を上げるが すぐに悲鳴へと変わる

その理由としては

魁:「黙れ ミレイ」

魁人がミレイに刃を刺したからだ

ミ:「きゃぁぁぁ!!」

刺された痛みでミレイは悶える 妖夢はそんなミレイを見て近づくが魁人によって遮られた

妖:「くっ! 」

妖夢はそのまま斬りかかるが 魁人はそれを回避すると

魁:「その程度か」

切り裂いた

妖:「うわぁぁぁぁ!!」

ミ:「うっ.........くっ 妖夢.........」

斬られた妖夢を見てミレイは落胆していた どうして自分は弱いのだろう 覚悟は決めたはずなのに

ミ:「私に.........力があれば」

ミレイは呟く しかし魁人には届いてないのか いや届いてはいるが無慈悲に刀を構える 構えられた刀を見てミレイは恐怖からか もしくは落胆からか動けなかった そしめ魁人の刃はそのまま振り下ろされていく

終わった.........ミレイは覚悟を決めたのか目を細めた だがその瞬間

妖:「ミレイ!!! 動け!!」

激痛が走る体に鞭を打ちミレイの盾になる妖夢の姿が見えた

妖:「きゃぁぁ!!」

魁人の刃は妖夢の背中を切り裂いた

ミ:「よ、妖夢!?」

妖夢は痛みのなかミレイの顔を見ると

 

 

 

 

 

 

妖:「.........大丈夫? ミレイ」

自分のよりも他人であるミレイを心配した

恐らく妖夢はミレイは秦羅の大切な人なので守ると決めたのだろう

ミ:(私のせいだ.........私が.........私が)

ミレイが自分を責めるなか魁人は再び構える

ミ:「もう.........誰も傷つけさせない!!!」

叫びと同時にミレイの体が輝く

この現象には妖夢と魁人も呆然としていた

しかし魁人はここである考えに辿りついた

魁:「まさか.........神の子の能力か!?」

辿りついた考えとは ミレイが神の子の能力を覚醒させたのだという考えである

恐らく当たっているだろうが確信が無い

妖:「ミレイ.........? 」

妖夢が不安そうな表情でミレイを見上げると ミレイはほほ笑み妖夢に手をかざす

 

 

 

 

するとなんと妖夢のキズがゆっくりではあるが癒えていく

妖:(す、すごい)

感激する妖夢をよそにミレイは自分にも能力を使いキズを癒すと立ち上がる

魁:「ミレイ.........なんだその能力は」

魁人は低い声で問いかける よほど警戒してるのだろうか

ミ:「これ? 刀について教えてくれたから教えるのね これは神の子の能力「守る力」だよ 能力としては時間は掛かるけどキズを癒せる能力だよ」

能力について説明を受けると魁人は目つきを鋭くして構える 神の子としての能力を覚醒させたミレイに勝つのは至難だが 魁人には獅子王としてのプライドがある だからこそ降参ではなく戦って散ろうと思っているのだ

ミ:「行くよ 妖夢」

ミレイは弓を構える

妖:「はい!」

妖夢も構える

そして妖夢と魁人は同時に地を蹴り ミレイは弦を引いた

 

続く




どうでしたか?
遂にミレイが覚醒しました! 「守る力」 この力でミレイと妖夢は魁人に勝てるのか!
次回で決着がつきます
では、次回を楽しみに

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