東方翔霊録~守りたい未来~   作:来翔

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どうも来翔です
今回はある人物が中心となります
では、本編


反乱と真意

あらすじ

翔聖は死闘の末秦羅に打ち勝つ事が出来た

翔:「僕...活躍したのに短い」

秦:「...報われないな」

 

~ある建物~

魁:「そろそろ...決戦は近いぞ」

魁人は四刃のメンバーを集めていた だがやはりここにヒカルとカルマの姿は見えない

メ:「そうね でもあの2人がいないのに会議とかしてもいいのかしら」

メアリは少し不安そうな声を出すが

詩:「問題はないだろう あいつの事だ すぐに耳に入るだろうな」

詩苑が不安そうなメアリに声を掛ける 詩苑はヒカルは前回の決戦前の会議にも参加していなかったが決戦には参加していたため会議に参加しなくても問題ないと思ったのだろう

メ:「そうね...ならいいのだけど」

魁:「全く...奴らには困ったものだ」

魁人が不機嫌そうな表情になると

詩:「しかし実力は確かだ 獅子王と呼ばれたお前でさえも勝てない奴だ」

詩苑が言う 詩苑の言う通り魁人は全力を出していないヒカルに負けた事があったのだ

魁:「そうだな...そして、カルマ...話を聞くとあの秦羅に気づかれずに攻撃をしたそうだぞ」

そう カルマもヒカル同様に最強の名を持つ秦羅に対抗できる力を持っている

メ:「恐ろしいわね」

詩:「ああ...敵だと思うと寒気がするな」

メアリと詩苑は改めてヒカルとカルマの実力に恐怖した すると 背後からドアが開く音がした

魁:「ん...?」

魁人が振り向くとそこには

メ:「ヒカル それにカルマも」

会議の時間に珍しくヒカルとカルマが来た

ヒ:「魁人」

ヒカルは入るなり魁人の名前を呼ぶ

魁:「ん?」

ヒ:「決戦は近いんだよな」

魁:「そうだが...」

ヒカルはそうかと言うと指を鳴らし魁人の横に雷を落とす

魁:「貴様っ!どういうつもりだっ!」

ヒ:「どういう?簡単に言うならば反乱だな」

ヒカルの言葉にカルマを除く四刃のメンバーは驚きの声を挙げる

メ:「反乱ですって!? 裏切るつもりなのっ!?」

カ:「裏切る?なにを勘違いしてるのですか」

今まで無言だったカルマが口を開く

カ:「私達は元からあなた達の味方ではありませんでしたよ だから裏切りでもないんです」

詩:「じゃあ..翔聖達の味方なのか?」

カルマの発言に違和感を持った詩苑が問う

ヒ:「翔聖達の味方ではないが...翔聖と秦羅は鍛えていた」

メ:「鍛えていた?でもあの2人はあなたに敵意むき出しでしょうに しかも秦羅は憎悪の感情を向けているでしょうに」

ヒ:「それでいいんだ」

ヒカルの言葉にメンバーは首を傾げる

魁:「まぁいい どうやって鍛えたんだ」

魁人はヒカルの言葉を理解するよりもどうやって鍛えたのかを問う事にした

ヒ:「秦羅には俺に対する憎悪の感情を抱かせておけば奴の性格上俺に勝つために特訓するだろう 翔聖には魔石獣とかを送り込み戦わせれば自然と力がつくと思ったからな」

魁:「まて...翔聖は分かったが...秦羅に憎悪を抱かせるとはどういう意味だ まるでわざと抱かせたみたいだ」

魁人は秦羅の部分に疑問を持ったのか問いかける

ヒ:「あぁ...わざとだ 俺はわざとあいつに憎まれるような行動をとった...そう桜花を死に追い込むというな」

ヒカルは少し悲しそうな表情で言う

メ:「あなたと桜花の関係は...」

ヒ:「単なる幼なじみだ」

メアリはそう..と言う

ヒ:「じゃあ...適当な話をしたわけだし..カルマ いくぞっ!」

カ:「はいっ!」

カルマは2本の刀を抜くとヒカルと共に接近する

詩:「くっ!ドラゴニック・セイバーっ!」

詩苑は接近するヒカル達に向けて剣先からレーザーを放つ

ヒ:「カルマっ!」

カ:「えっ!?きゃっ!」

ヒカルは向かってくるレーザーを見るとカルマを抱き抱え自分が盾になる形になる

カ:「ヒカル様っ!」

ヒ:「くっ...大丈夫だ」

カルマの盾となったヒカルをレーザーが直撃し2人を外に吹き飛ばす

魁:「はぁぁぁっ!」

魁人は吹き飛んだ2人を見ると炎の剣を構え接近し斬りかかるが

ヒ:「やらせるかっ!ライトニング」

逆に雷撃を当てられ吹き飛んでしまう

ヒ:「絶...雷っ!」

ヒカルは魁人を含む四刃のメンバーのところに巨大な雷撃を撃ち カルマはその雷撃に続き接近し斬りかかる

カ:「はぁぁぁっ!」

魁:(くっ...これは防げないっ!)

魁人は回避することを諦めたのか立ち尽くす...すると

?:「反乱ですか...まぁいいでしょう」

突如魁人達の前に何者かが立ちバリアを張り魁人達を守った

カ:「その声....」

カルマはこの声に聞き覚えがあった

ヒ:「ああ...奴だ 輝月だっ!」

魁人達を助けたのは輝月であった

輝:「中々やりますね...私のバリアに少しヒビを入れるとは」

輝月はあの絶雷を見ても余裕の表情であった

ヒ:「いい機会だ 今ここでお前を倒すっ!!」

ヒカルは雷を纏うと輝月に接近する




どうでしたか?
なんとヒカルが輝月と四刃を相手に反乱を起こしました
そしてヒカルは翔聖と秦羅を鍛えるために憎まれ役をかったそうです
でも、まだ不明な部分が多いですが後々分かるのでお楽しみに
では、次回を楽しみに

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