東方翔霊録~守りたい未来~   作:来翔

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どうも来翔です
今回は前回の魔界編で秦羅が見つけた事を翔聖達に伝えます
では、本編


明かされる魔石の真実

あらすじ

秦羅は魔界にて迷いを断ち切り新たなる力 蒼桜剣を手に入れた

 

魔界から帰還し数日後 秦羅は翔聖 霊夢 魔理沙 ミレイ 妖夢の5人を集めていた

集めた理由は伝えたい事がある..だそうだ

秦:「皆揃ったか?」

秦羅は皆が集まったのを見て見渡す

翔:「揃ってるよ」

秦羅の問いかけに翔聖は答える 秦羅は翔聖の答えに頷くと口を開く

秦:「とりあえず調査に行って分かった事を伝える」

秦羅は続けようとするがそれは翔聖により防がれる

翔:「調査ってなに?」

秦:「そういえば翔聖に言ってなかったな」

翔:「うん初耳」

翔聖が頷くなか

霊:「私も知らないわ」

霊夢も翔聖と同じことを言う

秦:「....しょうがない説明するか」

秦羅はため息をつきつつ腰を上げる

秦:「僕は数日前に魔界に行ってきたんだ あるものを調べにな」

翔:「あるもの?」

翔聖はお決まりの首を傾げる仕草をする

秦:「魔石さ もしかしたら魔界に手掛かりがあると思ってさ」

霊:「なるほど 手掛かりね 何か分かったのかしら?」

秦羅はその言葉を待ってたと言わんばかりに

秦:「勿論 分かった」

ミ:「へぇ 何が分かったの?」

秦:「...心して聞いてほしい」

秦羅はミレイの言葉を聞くと少し目付きを鋭くして

秦:「魔石がこの世界に散らばったのは輝月が原因だ」

秦羅の放った言葉に一同は驚きを隠せない 当たり前だ 何故なら輝月は魔石の力を狙っていたからだ 散らばったのが輝月のせいならば何故そんな事をしたのか 誰もがそう思った

妖:「なんで輝月さんはそんな事を?」

秦:「恐らく輝月は魔石を散らばせようとは思ってないだろう」

魔:「じゃあ何でだ?」

魔理沙が思念顔で問いかける

秦:「これは僕の推測だが翔聖をこの世界に連れてくる時に誤って魔界の時空を開いてしまったんだろう」

秦羅はこの後に多分上手く扱えてなかったと付け加える

ミ:「なるほど~偶然が重なったって事だね....ん?」

ミレイは納得しながらある事に気づく

ミ:「その推測が正しいとなると...翔聖君も原因の1人?」

ミレイの言葉に翔聖は当たり前のようにショックを隠せない

秦:「ああ きつい言い方をすると翔聖という存在がいたからこの魔石異変は起きた」

言葉を聞くと追撃のように胸に槍のようなものが刺さる感じがするのを翔聖は感じていた

魔:(ショック受けすぎだなぁ....)

魔理沙は翔聖の肩を優しい叩いた

秦:「でも誤解はしないでほしい 僕は決して翔聖が原因とは言ってない いや言ってるかもしれないけど翔聖を責めてる訳じゃないからな」

翔:「秦羅...」

翔聖の表情が一気に明るくなる

霊:「あと分かった事はあるかしら?」

霊夢は感激してる翔聖をスルーすると聞く

秦:「すまない 他にはなにも...」(翔聖...報われないな)

秦羅は答えながら翔聖を見る

秦:「さてと...伝えたい事を伝えたし各自解散 そして魔理沙はこの事を妹紅と天子に伝えてくれ」

魔:「分かったぜ」

魔理沙は頷くと飛んでいく

秦:「...さて僕は」

秦羅が言いかけると

翔:「待ってっ!」

翔聖が声を掛けた 秦羅が振り向くと真剣な目付きの翔聖がいた

秦:「なんだ?」

翔:「もう1度僕と戦ってほしい 今度は真剣で」

翔聖は決意の籠った瞳で聖月を持つ

秦:「本当の決意が見つかったのか?」

秦羅のこの時の声は自分でも気づく位の厳しい声だった

翔:「詳しいはまだだけど...秦羅と戦う事で見つかると思うんだっ!」

秦:「....!」

普段の秦羅なら断るが今回は翔聖の気迫に押されたのか断る事が出来なかった

秦:「いいだろう...全力でこい」

 

続く




どうでしたか?
まさかの異変の原因は輝月でした(翔聖はまぁ...被害者ですから原因とは言いがたいです)
そして次回は翔聖VS秦羅です
では、次回を楽しみに

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