東方翔霊録~守りたい未来~   作:来翔

61 / 105
どうも来翔です
今回で魔石獣との決着がつきます
では、本編


全てを守れる蒼き力(魔界編 後編)

あらすじ

妖夢達のピンチに蒼き剣を構えた秦羅が駆けつけた

秦:(駆けつけた訳じゃないけど...)

 

「な、なんで...」

魔石獣が驚いてるのは当たり前である なぜなら先程始末したはずの少年がいるからだ しかも蒼き剣を手にして

秦:「さぁ ゲームの再開だっ!」

秦羅はそう言うと接近する

「しかし迷いのある剣では我には届かんっ!」

魔石獣は手に剣の形にしてつばぜり合いをしようとするがそれは叶わなかった

秦:「悪いな」

何故なら魔石獣の剣に形を変えた腕がいとも簡単に斬られたからだ

妖:「魔石獣の腕をいとも簡単に...」

ア:「しかも再生させないなんて...」

妖夢とアリスは驚きの声しか出せなかった

「なんだ....その刀」(再生しないのは我に再生能力が無いからだがな)

秦:「これか?これは蒼桜剣(そうおうけん) 桜花の願いと僕の決意に蒼魔剣が応えてくれた力だっ!」

この言葉を言う秦羅の瞳は決意の光が籠っていた

妖:「蒼桜剣.....蒼魔剣と桜花の融合した刀」

妖夢は自然と剣の名前を呟いた

秦:「そしてこの剣は僕の精神力によって切れ味が変わる..そして人は切断出来ないが...人ではない物は容赦なく斬れる」

秦羅が発する言葉に魔石獣は自然と堂々としてると思っていたに違いない

「うぐぐぐ....」

魔石獣は悶える 痛みかそれとも怒りか それは魔石獣にしか分からない

秦:「姉さん 妖夢をお願い」

ア:「ええ 分かったわ」

この時アリスはある事に気づく それは秦羅の口調がとても優しかった事だ 以前なら同じ言葉でも少し恐いと思っていたが今はとても...優しいとアリスは思った

「こ、こ、こ、殺すっ!!!」

魔石獣は狂ったように秦羅に迫る

それに対して秦羅は剣先に光を纏わせる

「跡形もなく消してやるぅぅぅっ!」

魔石獣は拳に黒いオーラを纏わせ殴りかかる....が

秦:「黄昏 トワイライトブレイドっ!!」

拳が秦羅に当たる前に秦羅が魔石獣に光を纏わせた剣で切り裂く

秦:「黄昏の洗礼を受けろっ!」

「うぅぅ.....うるせぇっ!」

魔石獣はそう言うとどこかへ逃げ出す

妖:「凄い....あの魔石獣を撃退した..」

妖夢が感激してると秦羅が振り向く この時妖夢は秦羅の瞳を見て...

妖:(なんて...優しい瞳なんだろう 前とは全然違う)

秦:「さぁ 戻ろう 翔聖達にここで得た事を伝え...よう」

秦羅言いながら倒れてしまう

ア:「秦羅っ!」

アリスは近づき肩を揺さぶる 息はしているので気絶しているようだ

聖:「瘴気に当たりましたか....早く戻った方がいいですね」

倒れてしまった秦羅を見て安全な場所にいた聖が近づく

妖:「瘴気ですか...そうですね」

星輦船は乗っている者の想いに応えるかのように来た方向に向かう

 

~その頃~

「はぁ...はぁ」

先程の魔石獣が魔界から逃げていた

?:「...失敗ですか」

魔石獣の背後から謎の少女が近づく

「ま、待て...覚醒されたんだ..勝てる訳がないっ!」

魔石獣はあまりの覇気に言い訳を言うが...この様な覇気を出す人物には効く訳がなく

?:「黙りなさい....」

少女は魔石獣に向けて手を広げる

「な、何をするつも...」

魔石獣が言い終わる前に

?:「ルーンブレイズ」

少女は掌からレーザーを放った

?:「やれやれ...覚醒するとは...厄介な人ね」

少女はレーザーを放った後振り向くと2度と振り向く事なく歩き出す

「...神なる月...輝月...恐ろしい奴...」

魔石獣はそう言うと消滅した

 

続く




どうでしたか?
秦羅の全てを守る力「蒼桜剣」 どんな活躍をするのかお楽しみに
そして傷を負っているとはいえいとも簡単にあの魔石獣を倒せる輝月の実力とは
では、次回を楽しみに

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。