前回ピンチになってしまった秦羅でした
では、本編
あらすじ
魔石獣に敗れた秦羅は魔石獣によって魔界に放り投げられてしまった
秦:(死ぬのか....ここで)
「んー...どっちから殺ろうか...ん?」
魔石獣は妖夢とアリスのどちらから戦おうと悩んでると何かを見つける
「この刀は...あのガキの」
魔石獣は近くに落ちていた刀を拾う
妖:「あれは...桜花っ!」
「へぇ~大事な物なんだな...でも所有者のガキはいないからこうするか」
魔石獣が刀を持ってる手に力を込めると....
パキィーンという音が響く
ア:「桜花を砕いた...!?」
アリスは驚きを隠せなかった
「こんなものか」
魔石獣は呟くと砕いた桜花を放り投げる
妖:「よくもっ!」
魔石獣が放り投げた瞬間に妖夢が能力で瞬時に移動して斬りかかる
「ほぉ...」
魔石獣は妖夢の刃をいとも簡単に避ける
妖:「なっ!?」
「隙だらけなんだよ...ガキがっ!」
魔石獣は妖夢の脇腹に蹴りを入れる
妖:「ぐっ....!」
ア:「妖夢っ...許さないわよっ!」
アリスは上海と弾幕で攻撃する
上:「ユルサナイ」
「人形の攻撃は飽きたんだよなぁ」
魔石獣は弾幕を避けつつ上海を吹き飛ばす
上:「シャンハーイ」
ア:「...何よこの強さ」
アリスが呆気にとられてると
妖:「アリスさんっ!上っ!」
ア:「上?」
アリスが上を向くと
「隙だらけ」
魔石獣が拳を振り下ろしていた
ア:「しまっ...がっ!」
アリスは回避出来ずに拳を食らってしまう
「つまんないな...我を楽しませてくれないのかっ!」
妖:(強すぎる...)
ア:(知能があるからかしら...)
妖夢とアリスはふらふらと立ち上がると思った
~その頃~
秦羅は動けずに魔界を漂っていた
秦:(このままだと瘴気で体が持たないな...)
秦羅は冷静であったが...
秦:(僕の迷い...それは存在してる意味 ずっと探しても答えが出ない問題...多分これが解けないと...あの魔石獣ましては..ヒカルにも勝てない)
秦羅がそう思ってると何が秦羅の肩に落ちてきた
秦:「これは....桜花の柄...? 」
秦羅の肩に落ちてきたのは先程砕けた桜花の柄であった
秦:「そうか...お前も負けたのか...」
秦羅はそう呟くと目を閉じ
秦:(今戦ってるのは...姉さんと妖夢か....姉さんと妖夢っ!?)
秦羅の脳裏に妖夢とアリスが通りすぎていった
秦:「そっか...僕は見つけていたんだな...世界を見守るのは戦う意志であって僕の存在してる意味ではない...」
徐々に秦羅の周りに蒼い光が集まる
秦:「僕の存在してる意味は...全てを守るためっ!」
~そして星輦船~
妖:「餓鬼十王の報いっ!」
妖夢が斬撃から弾幕を飛ばし
ア:「乙女文楽っ!」
アリスが人形からレーザーや弾幕を撃つ
「がぁぁぁ...やるなぁ」
魔石獣は弾幕やレーザーを回避出来ずにいた
「だが...なぁっ!」
弾幕に当たりながら(レーザーは回避している)も魔石獣は接近し
妖:「きゃっ!」
妖夢の胸ぐらを掴むと
「うりゃぁぁっ!」
アリスに向けて投げる
ア:「えっ..きゃっ!」
妖:「きゃあっ!!」
アリスと妖夢はぶつかり合い後方へ吹き飛ぶ
妖:「す、すいません...」
ア:「大丈夫.....み、見てっ!」
アリスはある一点を指差す
妖:「あれは...なに!?」
妖夢達が見たのは魔石獣が両手を上げて黒い球体を作っていた
妖:(くっ...避けたいのに足を捻って動けない..)
妖夢は足を先程の衝撃で捻ってしまったのだった
ア:(妖夢...動けないのね)
妖夢はアリスに覆い被さる形であった
「ジ・エンドだ」
魔石獣は動けない2人に球体を投げつける
球体はそのままぶつかり爆発を起こす
「ゲームオーバー アハハっ!」
魔石獣は当たったのを確認すると今までにない笑い声を挙げる....すると
?:「ゲームオーバー? よく見ろよ」
爆発の煙から声が聞こえる
「あ?」
魔石獣は耳を疑う
煙が晴れると...そこには
「な、なんで...お前が」
蒼い刀身の剣を構えた秦羅が立っていた
妖:「秦羅っ!」
秦:「さぁ...ゲームの再開だ」
続く
どうでしたか?
秦羅が手にしている蒼き剣は一体....
では、次回を楽しみに