東方翔霊録~守りたい未来~   作:来翔

57 / 105
どうも来翔です
今回は手助け(?)をしてくれた人物の正体が分かります
では、本編


破壊と撃破(後編)

あらすじ

竜の形態の魔石獣を天子と共に追い込んだが一瞬の隙を突かれ傷を負いそうになるが突如槍が竜の頭に槍突き刺さった そして槍を投げたと思われる人物が翔聖達に近づく

天:(マテリアルセイバーの超至近距離は痛いわね...)

 

翔:「お前は...!」

翔聖達に黒髪の少年が近づく

天:「誰よ あんた」

天子が疑問に思うと

翔:「あいつは四刃の1人..天武詩苑だ」

翔聖が説明する

天:「天武って確か神楽と」

翔:「そうだよ 多分神楽の弟とか兄かも」

翔聖がそう言うと

詩:「ご名答 俺と姉さんは双子で俺は弟だ」

詩苑が言う

翔:「まぁ..そんな事はどうでもいい 詩苑 お前の目的はなんだ」

詩:「そうだな..俺は..いや俺達は2つの指令を受けていてな」

天:「2つの指令?」

天子は少し首を傾げる

詩:「1つは魔石を集める事...2つ目は」

詩苑は聖月をチラッと見ると

詩:「聖月を回収することだ」

詩苑の言葉に2人は驚く

翔:「回収だと...何をする気だっ!」

翔聖は聖月を庇うように持つ

詩:「さぁな 俺達は理由を聞かせれてないからな」

詩苑はそう言うと床に刺さってある槍を抜く

天:「待ちなさいよっ!」

詩:「なんだ?」

天:「あんた月呼の能力を知ってるでしょ? どうやって翔聖から奪うのよ そして輝月って奴が聖月を手にしても能力が発動するわよ」

天子の言葉に詩苑は不敵な笑みを浮かべる

詩:「それに関しては心配ない」

天:「!?」

詩:「あの方は翔聖と同じ力を持つ刀...月呼 神月 を所持している」

翔:(神月....聖月と対になる力か)

詩:「そして...聖月の回収についてだが今この場で奪うことも可能だがそれだと刀の効力で俺が死ぬ可能性が高いから...」

詩苑は槍を構えながら言う

詩:「ここで翔聖...貴様を殺すっ!」

詩苑は槍を構えると突進してくる

翔:「くっ....」

天:「翔聖は逃げてっ!私が何とかするから」

翔:「でも...」

翔聖はおろおろとする

天:「今切り札であるあなたを失ったら終わりよっ! 早くっ!」

詩:「ごちゃごちゃとうるせぇな」

天子が話してる間に詩苑は天子の目の前にいた

詩:「はぁぁっ!」

詩苑は縦に薙ぎ払う

天:「はっ!」

天子は薙ぎ払いの方向に刀を振り防ぐ

詩:「へぇ...中々やるな..でもなっ!」

詩苑は一旦下がる

天:(何をするつもりかしら....)

天子は攻撃に備え構える

詩:「天龍 ドラゴニック・ドライブ」

詩苑は全身に龍のオーラを纏うと天子に突進する

天:(何よ...これ)

天子が呆然とするなか詩苑は突っ込んできて直撃する瞬間

詩:「なに....!?」

翔聖が天子の前に立ち光を纏った刀で詩苑の攻撃を受け止めていた

翔:「はぁぁぁっ!」

詩:「うぉぉぉぉぁ!」

光と龍のオーラがぶつかり合う

翔:「うわぁぁぁっ!」

受け止めていた翔聖が衝撃から天子もろとも吹き飛ぶ

翔:「マテリアルフルブレイドが押し負けた...はっ!」

詩苑は先程のスピードは無いものの翔聖達が吹き飛んだ方向に突進する

詩:「死ねぇぇぇっ!!」

翔:(くっそ...)

翔聖が諦めた瞬間に翔聖達の前に炎が出現し攻撃を受け止める

天:「炎...?」

天子は翔聖の後ろから身を乗り出して炎を見る

?:「翔聖は私達の切り札なんだ簡単には死なせない」

声が響くと炎が形をもつと見覚えのある白い髪が見えた

翔:「妹紅さんっ!」

翔聖の声に妹紅は振り向く

詩:「くっ....」(炎で防がれただと...)

詩苑は後方に下がる

妹:「まだやるかい? 下手したら増援が来るかもしれないが」

妹紅は鋭い目付きで言う

詩:「....ここは引かせてもらう」

詩苑はそう言うと姿を消す

妹:「よし 行ったか」

翔:「助けてくれてありがとう でもなんで?」

妹:「秦羅から言われてたのさ お前を見とけって」

翔:「秦羅が....でその秦羅は?」

妹:「あいつなら調査に行ってるな」

天:「調査ってまさか..」

天子が調査の言葉に反応する

妹:「そのまさかさ」

天:「無理しないといいわね」

天子の言葉に妹紅は頷く

翔:「調査?」

翔聖は訳が分からず首を傾げる

天:「本人から伝えられると思うから楽しみにしてなさい」

翔:「う、うん...ん?」

翔聖は刀を見てる妹紅の視線に気づく

翔:「妹紅さん?」

妹:「あ、すまない 少し考え事をね」

翔:「そっか ならいいけど...じゃあそろそろ出ようか」

天:「そうね」

翔聖と天子が出口に向かうなか妹紅は

妹:(刀に決意がこもってない...迷っているのか焦ってるのか...)

1人考え事をしていた

 

続く




どうでしたか?
槍を投げたのは詩苑でした
そして上から見ていたのは妹紅でした
次回は秦羅が中心です
では、次回を楽しみに

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。