東方翔霊録~守りたい未来~   作:来翔

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どうも来翔です
今回はミレイが中心となります
では、本編


過去を断ち切るために

あらすじ

ミレイはかつて秦羅が殺してしまった少女 桜花の双子の妹であった

秦:「ミレイは必ず守る」

 

ミ:「すいませんっ!」

ミレイは1人で白玉楼に来ていた

?:「誰ですか?」

門からある人物が顔を出す

ミ:「妖夢....」

顔を出していたのは妖夢であった

妖:「あ、ミレイさん...」

妖ミ:「....」

ミレイと妖夢は少しの間無言で見つめあうと

妖:「何の用ですか?」

妖夢が口を開く

ミ:「ん...妖夢と話がしたくてね」

妖:「私とですか? 分かりました ではどうぞ」

妖夢はミレイを招き入れる

ミ:「お邪魔します」

妖夢はミレイを連れて庭まで来ると

霊:「あら、ミレイじゃない」

霊夢が声を掛ける

ミ:「霊夢...って事は翔聖君は?」

ミレイは翔聖を探すように辺りを見渡す

霊:「翔聖ならいないわよ」

ミ:「なんで?」

霊:「まーた 魔理沙のパシりよ」

霊夢はため息をつきつつ言う

ミ:「そっか...秦羅君もいないんだね」

妖:「秦羅ならアリスさんの家に行きましたよ」

ミ:「アリスの...?」

妖:「何でも手伝いだそうです」

霊:「あいつ...シスコンなの?」

妖:「知りませんよ」

霊夢と妖夢はクスクスと笑いあう

ミ:「......」

そんな中ミレイは2人をただ見ていた

霊:「...何か言いたいんでしょ」

ミ:「うん...その」

霊:「遠慮なんかいらないわよ」

霊夢の言葉にミレイは頷くと

ミ:「なら....妖夢」

ミレイは妖夢に近づく

妖:「は、はい」

ミ:「秦羅君と仲良くね」

ミレイは妖夢の手を握りつつ言う

妖「は?」

妖夢はきょとんとする

ミ:「だから秦羅君と仲良くしてねってこと」

妖:「は、はい 分かりました...その...」

ミ:「ん?」

妖:「わ、私が..憎くないんですか...」

妖夢は少し怯えた表情でミレイを見る

ミ:「....」

ミレイは少し無言になると妖夢を抱きしめる

妖:「わっ....ミレイさん?」

ミ:「確かに憎しみという感情はあったよ でもね それだと過去を断ち切る事が出来ないからね」

ミレイは妖夢を抱きしめながら言う

ミ:「だからね 決めたの 憎しみといった感情を持たないことに」

霊:「...無理だけはしないようにね」

ミ:「わかってるよ」

ミレイはそう言うと妖夢を離す

ミ:「それにさ 人を信用出来なかった秦羅君が好きになった人だもん だから憎むなんて事はしないよ」

ミレイは微笑む

妖:「分かりました」

妖夢微笑んだミレイを見て頷く

ミ:「妖夢も凄いけど やっぱり凄いのは翔聖君かな」

ミレイは霊夢の方を見る

霊:「翔聖?なんで?」

霊夢は首を傾げる

ミ:「だって長く近くにいた妖夢ならまだしも会って間もない翔聖君を信頼したんだよ? 凄い事じゃない?」

妖:「確かにそうですね」

霊:「そうね 確かにあいつには人を引き寄せる力があるのかもね 敵であった神楽でさえも翔聖側だから」

ミレイ達はその後色々な事を語った

 

続く




どうでしたか?
今回でミレイは過去を断ち切る事が出来ました
そして、翔聖の凄さも分かりました
因みに次回は凄い事になります
では、次回を楽しみに

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